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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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昨18日午後7時から名張市役所二階庁議室で、名張まちなか再生委員会の次期役員準備会とやらが開かれた。事項書にはこうあった。

1.あいさつ
2.新役員(予定)の紹介について
3.臨時総会に向けて
 (前回役員会で決定した事項)
   平成21年1月25日(日)10時開始
4.その他

当方、歴史拠点整備プロジェクトの新しいサブチーフであるから、新役員ということになる。新役員というのは、委員会の規約改正がはたされた暁に、新しい規約にもとづいて任命される役員のことである。だから当方、規約改正が終了していない現在の段階では、正式には役員ではない。いまだ役員ではないのだが、きのうの会合はいわば新役員の顔見世のようなものであったので、といったような事情は実際に顔を出してみるまでわからなかったのだが、とにかく、むこうが来いというから行ってきた。ま、ノーベル賞の授賞式のようなものであるとお思いいただきたい。

新役員に該当する委員は、配付された名簿によれば、十九人。委員長一、副委員長三、理事十四、監事二、合計二十であるが、委員長が理事を兼務しているため、実数は十九人となる。きのうの出席者は十二人。

資料として「平成20年度名張まちなか再生委員会臨時総会資料(案)」が示された。1月25日の臨時総会で配られる資料である。それによれば、総会の議事はこんなあんばい。

議案第1号 名張まちなか再生委員会規約改正(案)について
議案第2号 役員改選(案)について
その他

名張まちなか再生委員会の規約改正案については、7月30日の役員会で提示されたいわゆる叩き台のコピーを入手し、なにしろ叩き台なのであるから、文字どおり叩いておいた。下記のエントリである。

8月04日:人間豹が殺気立ってる
8月07日:規約改正案すかたん批判
8月13日:規約改正案とんちき批判
8月14日:規約改正案カチコミ批判
8月15日:規約改正案びくびく批判
8月16日:規約改正案こらこら批判
8月18日:規約改正案ぼこぼこ批判
8月19日:臨時総会緊急動議大作戦

きのうの集まりでは、新役員同様に規約改正案もいわば顔見世のあつかいで、改正案の内容を検討することは想定されていなかったようなのだが、なにしろ新参である。これまでの経緯などなにも知らない。改正案にいささかのツッコミを入れておいた。といったって、上記のエントリに記したところを、ごくあっさりと述べただけの話である。たとえば、委員会の目的をさだめた第二条について。

改正案7月30日バージョンでは、委員会の目的は第三条でさだめられていた。こんなあんばい。

   
(目的)
第3条 名張市は、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、「名張まちなか再生プラン」を策定した。
この委員会は、今後10年間、この「名張まちなか再生プラン」を指針として、市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする。

これに対し、8月13日付エントリでは、こんなふうなツッコミをかましておいた。

   
なんの反省もない。なんの学習もない。大丈夫かこら。「『名張まちなか再生プラン』を指針として」とはいったいどういうことだ。あんなインチキプラン、指針になんかなるものではない。そのことは名張まちなか再生委員会がもっともよく知るところであろう。指針にならぬからこそ、プランにあった歴史資料館がやなせ宿になってしまったのではないか。そうしてしまったのは名張まちなか再生委員会ではないか。だというのにまあこのとんちきが、いったいどのつらさげてプランを指針になどとほざけるというのだ。つら洗って出直してこいこら。

それにこら、「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働」などと気のふれたようなことをまだ口走るつもりか。終わっておるのだそんなもん。名張まちなか再生委員会発足以来の三年あまりで、名張市がぶちあげた協働なる理念の貧しい実態は残りなく明らかになっている。それを何よりも雄弁に物語るのが、ほかならぬ名張まちなか再生委員会の現状ではないか。規約の第一条に記されていた「多様な主体の協働」はいまどうなっているのか。その協働とやらで進められたはずの細川邸整備事業はどんな結末を迎えたのか。そういった現実を直視しようとはいっさいせず、ばかがこら歯の浮くようなきれいごとばっか並べて何が規約の改正だ。何が組織の見直しだ。豆腐のかどに頭ぶつけていっぺん死んでこいこら。豆腐なら名張市中町、吉野家豆腐店の豆腐がいいと思うけど。

さらにこら、「各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理」とはどういうことだ、といいたいところだが、ここまで来ると何をいってるのか意味不明である。ツッコミもできぬ。要するに、例によって例のごとく、主体性がきわめてあいまいなのである。一寸刻み五分試し、ちょいといじって進ぜよう。

「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする」

この文章にある「各事業」というのは、いったいどこが進めるものなのか。主体はだれなのか。いうまでもなく、「市民・事業者・行政など」である。ここにはそのように書いてある。そうした事業を「継続的かつ円滑に運営する」のはどこなのか。やはり「市民・事業者・行政など」なのであろう。その運営のための「総合的執行管理」はどこがやるのか。これもおそらくは「市民・事業者・行政など」のはずである。そしてその「総合的執行管理」にたいして「意見具申又は答申」をおこなうことが、名張まちなか再生委員会の目的なのであるという。第三条にはそのように定められている。

ややこしい話だよなあ。じつにややこしい。名張まちなか再生委員会が「意見具申又は答申」をおこなう対象はどこなのかっつーと、たぶん「各事業」をおこなう「市民・事業者・行政など」のはずである。でもって、その「市民・事業者・行政など多様な主体の協働」のために組織されたのがなんなのかっつーと、とりもなおさず名張まちなか再生委員会なのである。ややこしい話だよなあまったく。

まったくもってややこしい。名張まちなか再生委員会は「名張地区既成市街地の再生・創造」を実現する組織なのである。これは改正案第一条にうたわれている。そして名張まちなか再生委員会は、名張まちなか再生委員会にたいして「意見具申又は答申を行うこと」を目的としている。これは改正案第三条にうたわれている。なんなんだこのわけのわからん話は。こら名張まちなか再生委員会。なんなんだこの頭の悪い規約改正案は。もう少しまじめにやれこら。しまいにゃ叱り飛ばすぞ。ほんとに殺気立ってくるよなあ毎日毎日。

今回のバージョンでは、委員会の目的はこんなぐあいになっている。

   
(目的)
第2条 この委員会は、「名張まちなか再生プラン」を指針として取り組む、市民・事業者・行政などの多様な主体協働の各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行い・支援することをもって名張地区既成市街地の再生を図ることを目的とする。なお、「名張まちなか再生プラン」とは、名張市が、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、策定したものである。

7月30日バージョンに対してかました8月13日付エントリのツッコミは、このバージョンにもそのままあてはまる。きのうの会合では、それをごくあっさりと披露しておいたという寸法である。8月14日付エントリには、「なんつーのか、かんじんの幹の部分をほったらかしにして、枝葉末節ばかりをことこまかに条文化しても、さしたる意味はないであろうに」とのツッコミも記しておいたのだが、きのうもおなじ意味のことを述べておいた。

しかしまあ、そんなのはどうだっていいことである。最初っからいってるとおり、当方が名張まちなか再生委員会に加わったのは、あくまでも委員会をぶっ壊すためなのである。

あすにつづく。
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