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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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暑い。きょうも暑い。朝からじわーっと暑い感じである。早くも殺気立ってきている。地域社会の害虫、名張まちなか再生委員会の話題となる。

6月1日、名張まちなか再生委員会の総会に出席し、役員改選にさいして委員長に立候補しようとした。できなかった。仔細は6月5日付エントリに記した。

6月5日:再生委員会総会落胆傷心図

引用。

   
6月1日、名張市役所一階大会議室、名張まちなか再生委員会総会、議案第二号「役員改選(案)について」。

当然のことだが、役員会で事前に案がまとめられていた。総会では、それを承認するだけのシャンシャン議案として扱われる。提出された役員改選案がこれ。
 
20080605a.gif

この案がシャンシャン承認されそうになったところで、発言の許可を求め、委員長に立候補はできないのか、と質問した。議長から、規約には立候補のことが明記されていない、との回答があった。その規約の条文を朗読していただきたい、と依頼した。委員長は委員の互選によって選ばれる、といった意味の条文が朗読された。委員の互選というのだから、委員の立候補を受けて投票で委員長が決められることになっても、なんら差し支えはあるまい。規約の条文をそのように解釈することは、牽強付会でも我田引水でもないはずである。いったいどうなるのか、と質した。

委員長から、それならばいまから前に出て、立候補にあたっての弁を述べてみてはどうか、との提案があった。おかしな話である。立候補にかんする明確なシステムが存在していない場で、立候補もどきの演説ごっこをかましてみても意味はない。だから断った。すると委員長から、委員会の規約にはたしかに不備が多く、総会が終わったら規約や組織の抜本的な見直しをおこなうことになっている、との説明があった。だからきょうのところは、この改選案をお認めいただけないか、との申し出があったので、この場ではこれ以上のことは求めない、とそれを了承した。

そんなこんなで、名張まちなか再生委員会の規約や組織の抜本的な見直しが進められるはずなのであるが、総会から二か月が経過したというのに、例によってちんたらしている。あいかわらずちんたらしている。7月30日の役員会で規約の見直しが協議されたらしいのだが、じつにちんたらしているようである。

7月31日:役員会から一夜あけた朝に > 役員会報告

この報告には、役員会で規約改正案が示されたものの、「規約案はあくまでも土台となるもので、完成品になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです」とある。たぶん、無理だと思う。名張まちなか再生委員会には、首尾一貫した規約を制定する能力なんかないはずである。しかしまあ、かりに規約が改正されたとしよう。どうなるのか。

困ったことになる。まず名張市が困ったことになる。そもそも規約をつくったのは誰なのか。名張市である。名張市が三年前、名張まちなか再生委員会を発足させるにさいして、不備だらけの規約を制定したのである。不備が多いことは、6月1日の総会で委員長もお認めであった。だから抜本的な見直しが必要だとされている。つまり、規約を改正することはそのまま、名張市があほであったという事実を委員会が公式に証明してしまうことなのである。むろんそんなのは周知の事実というやつなのであるが、ここで問題となるのは、名張市はどうしてそんな不備だらけの規約をつくったのか、そんなものしかつくれなかったのか、ということである。その点が検証されなければならない。これは名張市の問題である。ここで的確な検証が進められなければ、名張市はおなじあやまちをくり返しつづけることになる。

名張まちなか再生委員会も困ったことになる。いまさらこんなことが問題になるのはいかにも手遅れなのであるけれど、問題にならないよりはまだましであろう。つまり、そんな不備だらけの規約しかもってないようないいかげんな委員会、はたして組織として大丈夫なのかよ、ということが問題となる。そんな組織が決定したことを、正当なものと認めていいのかどうか。そんな組織が決定したことにもとづいて、だいじな税金をつかってしまってよかったのかよ、ということである。その点も検証されなければならない。委員会がみずから検証しなければならない。たとえば、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫のやなせ宿。あのやなせ宿の整備は完全な失敗であった。当方にはそのように判断される。では、名張まちなか再生委員会はどう判断するのか。規約の改正にあたっては、そうした検証が要求される。検証の結果が、新たな規約に反映されていなければならない。

つまり、名張まちなか再生委員会が現在の規約の抜本的見直しをおこない、不備を十全に補った新たな規約を制定したとしたら、委員会はそれまでにやってきたことを公式に否定することになるはずなのである。不備な規約にもとづいて協議し、決定してきたことのすべてを、みずから否定してしまうことになるはずなのである。規約の改正がどこまで踏みこんでなされるのか、それはわからない。現時点では不明である。しかし、規約や組織を抜本的に見直すという以上、小手先の応急処置で済む話ではないはずである。済ませてはいけないはずである。

とはいうものの、先述のごとく、名張まちなか再生委員会には首尾一貫した規約をつくることなどできないであろう。委員会は何を目的としているのか、名張市との関係はどうなっているのか、そういった根本的な問題を考えることなど、あの委員会にはとても無理だと思われる次第であるが、どうやら規約改正の叩き台らしきものはできあがっているようだから、その叩き台からじっくり叩きつぶしてやることとしたい。ところが、その叩き台とやらはどうすれば手に入るのか、それがわからぬ。一般の委員には、叩き台は示されぬということなのか。よく考えてみたならば、名張まちなか再生委員会の委員と呼ばれる人間がどれくらい存在しているのか、正確な数字を把握している人間はひとりもいないというのだから、委員全員に叩き台を示すことなんて、あの委員会はまったく考えておらんのかもしれんなあ。殺気立つなあ。殺気立つ殺気立つ。ほんとに殺気立ってくるよなあ。

それはそれとして、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾の第三回と第四回は、先日も記したとおり、話が役員会から歴史拠点整備プロジェクトに差し戻されたということなのであるが、かんなくずの親分はいったいどうするつもりなのであろうか。プロジェクトの会議がまた召集されることになるのかもしれぬが、そろそろかんなくずの親分には荷が重くなってきているのかもわからない。そろそろ出番なのかもしれんなあ。殺気立った人間豹の出番なのかもしれんなあ。やたら暑いからあんまり出たくはないんだけどなあ。
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殺気立つばかりの規約改正案についてひとこと
 ●歴史拠点サブ様
 ご投稿ありがとうございました。
 きのうは留守にしていて、失礼いたしました。小春がちゃんと留守を守っていたようで、安堵しております。
 さて、お届けいただきました「名張まちなか再生委員会規約改正(案)」、一読いたしましたが、これではペケでしょう。アウトでしょう。いよいよ殺気立ってくるばかりで、これではおはなしになりません。まず、名張市がこの委員会をどのように位置づけているのか、それを確認しなければ話ははじまりません。それを明確にする作業が、この案をみるかぎり、まったく等閑視されているという印象です。事務局にごちゃごちゃいっても埒は明かないでしょうから、いっそ名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用して、名張市は名張まちなか再生委員会をどう位置づけているのか、この委員会に何を託そうとしているのか、何を期待しているのか、そのあたりを市長ご自身に説明していただくことも必要ではないかと思われます。ま、回答をいただけるかどうか、はっきりいってようわからんわけですが。
 それから、規約改正案に同封していただいてあった役員会の音声議事録は、時間がなくてまだ聴いていないのですが、名張まちなか再生委員会の委員長と歴史拠点整備プロジェクトのチーフが角を突き合わせていらっしゃるという件、いずれ蝸牛角上の争いにしかすぎないのでしょうが、いやなかなかに面白い。小判鮫vsかんなくずの一騎打ち、とっくり拝見したいと思います。がんばれがんばれ小判鮫、がんばれがんばれかんなくず、と両者にエールを送っておきましょう。
 今後ともよろしくお願いいたします。
人間豹 URL 2008/08/06(Wed)10:53:48 編集
なま小春さんを見た。
殺気立つ師匠に届けるものがあったので、お宅まで行ってきた。そう、さっき。呼び鈴押しても返事がない、お留守のようである。郵便受けに入れておこう。おや?裏手から犬の鳴き声、これはまさしく小春姉さんの美声?美声と言うか女子にしては以外と低音。家の横手から覗いてみた。やった、小春師匠。触りたい、小春に触りたい。とはいえあまり敷地の中に入るわけには行かず、離れたところから携帯カメラで写真だけ失礼させていただきました。
ところで、役員会の件ですが、音声議事録をお借りして、聞かせていただきました。内容をプロジェクトメンバーの皆さんにもお伝えしたいので、現在歴史拠点提案協議の部分を文字におこしているところです。どうも委員長とかんなくずの親分の間に何らかの確執があって、親分の言うことが委員長には額面通りに受け取られないと言うようなこともあるようで、プロジェクト会議の協議内容がうまく伝わってないようでした。このままでは何度プロジェクト会議と役員会を繰り返しても前に進まないと思われましたので、正副委員長に会議に出ていただいて、我々の趣旨を直接聞いてもらって判断していただくようお願いしました。今頃は委員長と副委員長で日程を調整していただいていることと思います。
なお、規約改正案にも盛り込まれていましたが、歴史拠点プロジェクトでは、委員以外の傍聴も可能かどうか検討したいと思いますのでよろしくお願いします。
歴史拠点サブ 2008/08/05(Tue)18:43:19 編集
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