三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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昨夜、東京から帰ってきた。へろへろであった。東京では、名張市民各位の税金で購入郵送していただいた山本松寿堂の二銭銅貨煎餅、10月3日に池袋のミステリー文学資料館で開かれたトーク&ディスカッション「『新青年』の作家たち」第一回の入場者のみなさんにお配りして、おおいに喜んでいただけた。市民各位にさらに重ねてお礼を申しあげる次第である。
日程は、こんなあんばい。
10月2日(金)神奈川近代文学館「大乱歩展」の内覧会へ。
10月3日(土)ミステリー文学資料館でトーク&ディスカッション、そのあと「『新青年』の作家たち」&「大乱歩展」開幕記念大宴会。
10月4日(日)甲府市にある湯村の杜竹中英太郎記念館へ。
10月5日(月)国立劇場で乱歩歌舞伎「京乱噂鉤爪」。
あらためて報告を記すつもりだが、以上、とりあえずお礼とお知らせまで。
でもって、帰宅してみると、名張まちなか再生委員会から10月2日付の案内が届いていた。
名張まちなか再生委員会説明会の開催について(ご案内)
仲秋の候、皆さまにおかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は、当委員会の活動にご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、9月4日の第6回理事会におきまして、市より当委員会からの退会表明がありました。つきましては、下記のとおり説明会を開催させていただきますので、万障繰り合わせのうえご出席賜りますようご案内申し上げます。
なお、9月30日現在の名張まちなか再生委員会委員名簿も合わせて送付させていただきますのでよろしくお願いします。
記
開催日時 平成21年10月18日(日)
開会:14時00分 閉会:15時30分
開催場所 名張市役所3階 301・302会議室
説明事項 名張まちなか再生委員会からの市の退会について
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ご丁寧に閉会時刻まで明示してあるあたり、なにがなんでもこの説明会とやらで最終的な逃げ切りを図ります、といったところか。逃げる気まんまん、ってやつである。それにしてもひどいもので、主体性の放棄や責任の回避はお役所の常套であるとはいえ、この案内では「説明」の主体すらあいまいである。名張まちなか再生委員会が説明するのか、それとも、名張市が説明するのか。いやいや、だれが説明に立ったところで、まともな説明なんかできるはずがない。名張市は特定の住民との癒着結託を市政の基盤としております、みたいなことを正直に打ち明けられるはずがないもんな。ま、好きなだけ逃げてみれば?
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ありがたきしあわせ、というほかない。きのう、28日の月曜に送信した「市長への手紙」の返信が着信した。こんなんである。
中 相作 様
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
「二銭銅貨」の件、承知いたしました。
メッセージを添付いたしました。「江戸川乱歩」についての講義の成功をご祈念申し上げますと共に、名張のPRもよろしくお願いいたします。
なお、市が制作しているノベルティグッズも同封しましたので、一緒にお配りいただければ幸いです。
今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。
平成21年 9月30日
名張市長 亀井利克
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ありがたきしあわせ、というほかない。添付メッセージは、こんなんである。
ミステリー文学資料館開館10周年記念トーク&ディスカッション「『新青年』の作家たち」第一回講座「江戸川乱歩」の開催を心からお慶び申し上げます。
江戸川乱歩は、明治27年10月21日に名張の町で誕生し、2歳までこの地で暮らしました。生家のあった名張市新町には、その生誕を記念して昭和30年に「江戸川乱歩生誕地碑」が建てられ、平成20年には「乱歩生誕地碑広場」を整備しています。乱歩が生まれた名張市には、赤目四十八滝や香落渓など自然豊かな景勝地、風情あるまちなみ、魅力的な歴史・文化・自然などの地域資源があります。そして、古き伝統と文化の薫りが、今もなお色濃く残り、あたたかい人と人とのふれあいが生きているまちですので、ぜひお越しください。
本日の講師の中相作さんは、乱歩関係の資料を収集しリファレンスブックの編集活動をされる等、当市の乱歩生誕地を生かしたまちづくりに多大なご貢献をいただいております。
本日の講座を通して、参加された皆様方が乱歩の歴史を共有することにより、乱歩の偉業を後世に伝えるための情報発信となりますことをご期待申し上げ、私のメッセージといたします。
名張市長 亀 井 利 克
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こうした場合、四の五のちゃらいこといってないで、素直に謝意を表するのが人の道というものである。さっそく、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して礼を述べておいた。
ありがとうございました
お世話になっております。
このたびは不躾なお願いを快くお聞き届けいただき、また、さっそくご手配をたまわりまして、心からお礼を申しあげます。ご厚志に背かぬよう、10月3日のトーク&ディスカッションでは微力を尽くして責をまっとうし、名張市のPRにも努めてまいりたいと考えております。
結果はあらためてご報告申しあげますが、とりあえずお礼のみ記して失礼いたします。どうもありがとうございました。
2009/10/01
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名張市長ならびに関係職員各位はもちろん、名張市民のみなさんにもお礼を申しあげる次第である。まことにかたじけない。煎餅くらいてめーで買ってけよばーか、とおっしゃる市民各位も少なからず存在するのであろうけれど、お叱りは当ブログへのコメントとしてお寄せいただくことにでもして、ここで個人的な見解を記しておくならば、これはけっして税金の無駄づかいではなく、名張市にとって有益なこと、むろん、規模の大小でいえばごくごく小さなことではあるが、無益だったり有害だったりすることはまったくなく、確実に有益なことなのである。そのようにお考えいただければ幸甚である。
ここで振り返ってみるに、これはもう、ゆすりたかりというよりは、かつあげと称されてしかるべき行為ではあったのだが、きのうのエントリにも記したとおり、二銭銅貨煎餅という試金石によって名張市の行政運営能力を問う行為でもあった。結果は、あくまでもこの問題だけにかぎった話だが、良否でいえば良、吉凶でいえば吉と出た。この問題だけにかぎっていえば、名張市には善政が敷かれている、ということになる。善政はむろんあまねく施されるべきものであって、そのためにはやはり、市民が倦まずたゆまず、それぞれの立場で、市にたいしてさまざまな働きかけをおこなってゆくことが必要であると思う。というか、それしかないんじゃね? とぞ思う。
ともあれ、市民各位には重ねてお礼を申しあげる次第である。
おっせーなー。まーだ届かねーじゃねーか。名張まちなか再生委員会事務局からの通知も届かなければ、「市長への手紙」の返信もまだである。とくに今回の「市長への手紙」、勝手ながら期限のある話なので、ちょいと急いでいただきたいものである。
それにしても、名張市役所の中の人も、大変だといえば大変だよな。今回の「市長への手紙」の担当がどなたになったのかはわからんが、とにかくもう、大変だよな。だから、ちょっとアドバイスしてさしあげる。
おれのおねだりは、煎餅を買って東京まで送ってくれんかね、というものである。で、名張市役所の中の人は、イエスかノーか、結論を出さなければならない。断をくださなければならない。つまり、煎餅を買って東京まで送ることが、税金の使途として適切かどうか、税金の無駄づかいにならないかどうか、それを考えなければならない。これは難しい。なぜかというと、名張市役所の中の人は、ものごとを判断するにあたって、これは税金の使途として適切なのかな、それとも無駄づかいなのかな、などということをまったく考えないからである。名張市役所の中の人のおつむには、残念ながら、そんな判断基準は存在していない。考えたこともないことを考える。これは難しいことである。それにそもそも、世間には口のわるいのがいっぱいいて、名張市役所の中の人のことを、歩く税金の無駄づかい、などと呼んでいる連中もあるほどだから、存在そのものが税金の無駄づかいであると揶揄されている人たちには、税金の無駄づかいというのが実際にどういうことなんだか、それすら理解できんのではないか、とも思う。
おれのおねだりにたいしては、名張市民の多くから、煎餅くらいてめーで買ってけよばーか、とのお叱りが寄せられるはずである。しかし、おれは、シティセールスという問題をもちだしている。おれが買った煎餅をトーク&ディスカッションの受講者に配っても、それはあくまでもおれという個人と受講者との関係性の問題にとどまってしまう。ところが、その煎餅が名張市民の血税で購入されたものであり、市長メッセージまで付されており、おまけとして名張市の観光パンフレットなんかも添えられている、なんてことになると、受講者と名張市のあいだに関係性の糸が生じる。はっきりいって、乱歩が名張で生まれた、という事実を知らない乱歩ファンやミステリーファンなんてごろごろしているし、乱歩が名張で生まれた、という事実を知っていて、なおかつ名張市に注目していてくれた乱歩ファンのあいだには、ここ数年のあいだに、え? 名張市ってあれだったの? という評価が急速に定着してしまった。ま、あれなんだからしかたはないが、乱歩が名張で生まれたということを知ってもらい、名張市に親しみをおぼえてもらうということは、乱歩という作家が名張市にとって得がたい地域資源であるという事実に鑑みるならば、必要なことであるとおれは思う。そういう機会のひとつが、いま訪れているのである。
たとえば、こんなふうに考えてみてはいかがか。すなわち、名張市内のアスリートが国体などに出場する場合、市長を表敬訪問するのが通例である。これにかんしては、2ちゃんねる名張市政スレでたまに話題になることもあって、「新聞などでも目にするのはスポーツ表敬訪問のものばかり。/社会生活の根幹を支える文化や教育についても少しは考えて欲しいものです」みたいな意見も寄せられておった。だからまあ、しいていえば、おれは「スポーツ」ではなく「文化や教育」で晴れの舞台に立つのだと考えられないわけでもなく、したがって、表敬訪問して金一封を頂戴するかわりに煎餅を購入していただいてもいいのではないか、みたいに考えることも不可能ではないと思う。それとも不可能かな。ではなくて可能かな。ま、たまにゃ頭をつかってみてくれんかね。
イエスかノーか、いずれの断をくだすにせよ、しっかり頭をつかってよく考えてくれよな。脊髄反射みたいなことばっかやってちゃ、だーめ。イエスと答えたらどんなことになるか、ノーと答えたらどんなことになるか、そういうこともしっかり考えて断をくだそうな。で、それをこちらに伝えてくれるにあたっては、判断の理由とか根拠とか、そういうこともしっかり教えてくれなくちゃ、だーめ。ちゃんと説明ができなきゃ、だーめ。わけのわかんないこといってちゃ、だーめ。なにしろ、たかが煎餅の問題ではあるが、この煎餅は名張市の行政運営能力を問う試金石である、といっても過言ではないのである。ちゃんと考えて、ちゃんと決める。それができるかどうかが問われているのである。
もうひとつ、お教えしておこう。判断するにあたって、どうしても念頭においていただかねばならぬことがある。それは、おれがものすごく怒っている、ということなわけね。どうして怒っているのか、そんなことはいまさら説明する必要もないであろうな名張市役所の中のみなさんや。おれはもうとにかく激怒していて、太宰治生誕百年にちなんでいうならば、
──メロスは激怒した。
というわけなのである。
──かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
というわけなのである。
──メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
というわけなのであって、メロスはテロリズムにめざめてしまったのであるが、おれは全然、そんなことはないんだぞ。だから安心して返答してくれ。ただしまあ、これ以上ぶち切れたらどうなるのか、そのあたりのことは、本人のおれにもよくわからんなあ。結局は、返答次第、ということか。とにかくまあ、心して返答してくれよ。
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こんなアスキーアートや、
「そして、このような『人』を排除出来ない歯がゆさ。
公の機関がやっているから致し方ないのかもしれない。
今後このようなシステムが復活する時がくるとすれば、
荒らしである特定人物を排除する必要があると思われます。
そんなシステム復活の日がくるといいなと個人的に思っています。
残り少ないですが、有意義な発言をしましょう。
そして気持ちよく終わるためにも『意味不明』な発言を
一切行わないでください」
などといったそれこそ意味不明の文章を、まるできちがいのように、いやいや、あれはたぶん真性のきちがいなのであろうが、2ちゃんねるの三重県関連スレにコピー&ペーストしてまわる人間がいる。たしか一部で、電波会計士、とか呼ばれている男ではなかったか。
試みに、2ちゃんねる地方自治・知事板で、スレタイに「三重」が入っているスレッドを検索してみる。
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県伊勢市長自殺
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県木曽岬町の汚職にまりれた現実
地方自治・知事@2ch掲示板:三重北勢※残してどうする!?軽便鉄道※広域合併
地方自治・知事@2ch掲示板:★三重県桑名市市政を語る★
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県名張市の市政について語りませんか?Part3
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県の市町村合併
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県スレに住む異常者 削除屋は何ゆえに?
地方自治・知事@2ch掲示板:三重県名張市の市政について語りませんか?Part4
地方自治・知事@2ch掲示板:☆★☆三重県議会議長田中覚逮捕で
地方自治・知事@2ch掲示板:【何州?】愛知・三重・岐阜【道州制】
無事なのは「【何州?】愛知・三重・岐阜【道州制】」だけであって、きちがいなりに他県への遠慮は知っている、ということか。あとは軒並み被害を受けている。
公務員板にもひとつ。
公務員@2ch掲示板:三重県庁職員集まれ!16
で、われらが名張市政スレ、きのうの朝の時点でもアスキーアートが目立っていたのだが、けさアクセスしたところ、なんとAA八連投、という惨状を呈していた。こうなると、名張市政スレもご臨終が近づいた、といわざるをえない。上に掲げたスレタイにならっていうならば「三重県スレに住む異常者」は、いったいなにが面白くて、三重県関連スレをここまで荒らしてまわるのであろうか。単なる愉快犯かとも思われるが、それにしては執拗すぎるような気がする。とにかくこの異常者が本気で荒らしはじめたら、どんなスレもひとたまりもないみたいである。われらが名張市政スレも例外ではなく、人の寄りつかぬスレッドになってしまうのは時間の問題だと思われる。ブラウザのお気に入りに登録していた名張市職員も少なくないと伝え聞くが、なかなかの良スレであった名張市政スレ、すでにしてほぼご臨終とみるべきであろう。
2ちゃんねるに名張市政スレが立てられる以前、いわばその前身として機能していたのは、名張市議会の田合豪議員のブログであった。エントリを月替わりの掲示板として利用する試みが、確認してみると三年前の9月にスタートしている。
「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:皆さんの掲示板としてお使いください。(2006年10月31日)
田合さんのブログにこんな掲示板が設けられたことを、おれはリアルタイムでは知らなかったのだが、あらためてざーっと読んでみると、意見の応酬あり、情報の交換あり、市民と市議の質疑応答あり、いうまでもなく市政批判ありで、なかなか面白い。ところが、いま振り返ってみると、この掲示板で指摘されていた市政の問題点なんてものは、結局なんにもクリアされていない。どころか、市民にたいして説明すらなされていない。むろん、パーソナルなネット掲示板に寄せられた匿名の投稿が、市政に直接的な影響を与えることなどあるはずもないが、掲示板という言論の場で発表された言論が、どこにも反映されず煙のごとく消えてゆくというのは、なにやらもったいない話ではある、と思う。もったいないという以上に、市民にとっての不利益である。市民の声を届ける場がない、というのは、名張市政のそれこそ問題点のひとつではないのか。
ともあれ、田合さんのブログに開設されていた掲示板の後継、とも呼ぶべき言論の場であった2ちゃんねる名張市政スレも、命脈はいまや風前のともしびとなっている。ここ名張市には、あいもかわらず、というか、いよいよ本格的に、というか、暴政がまかり通り、言論の死がもたらされている。ほんと、どうする?
きょうは、朝から、ゆすりたかりを軽くかました。名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用して、こんなおねだりをしたのである。
トーク&ディスカッションのご報告とお願い
いつもお世話になっております。
お知らせするのが遅くなりましたが、今般、財団法人光文シエラザード文化財団が運営するミステリー文学資料館から依頼を受け、同館開館十周年記念企画として10月と11月に開催されるトーク&ディスカッション「『新青年』の作家たち」において、第一回講座「江戸川乱歩」の講師を担当することとなりました。
会場は東京都豊島区池袋にある光文社要町ビル地下一階会議室で、定員は先着三十五人という小規模な講座ですが、江戸川乱歩生誕地の名誉にかけて渾身のトークを展開したいと考えております。また、乱歩にちなんだ郷土の物産で名張市のシティセールスにも努めるべく、受講者の方に山本松寿堂の「二銭銅貨煎餅」を一袋ずつプレゼントしようかとも考えております。ちなみに、一袋に煎餅は二枚入っております。
つきましては、厚かましいことを申しあげて恐縮ですが、「二銭銅貨煎餅」を四十袋ほど、名張市民のみなさんのご厚情におすがりし、市民の血税で購入して受講者のみなさんにお配りいただければ、どなたにも乱歩の生誕地である名張の名前を印象深く胸に刻んでいただけるのではないかと愚考する次第です。また、受講者のみなさんへの市長メッセージをお添えいただければ、名張市をより身近に感じていただけるのではないかとも考えます。
トーク&ディスカッションの第一回は10月3日午後1時30分開会となっておりますので、それまでに山本松寿堂の「二銭銅貨煎餅」四十袋、まことに恐れ入りますが、下記までお送りいただけないものでしょうか。
〒171-0014
東京都豊島区池袋三丁目1番2号 光文社ビル1F
財団法人光文シエラザード文化財団
唐突に不躾なお願いを申しあげて心苦しいかぎりですが、お聞き届けいただけるものかどうか、勝手ながら、ご返事をお待ち申しあげます。よろしくお願いいたします。
また、9月8日にお願いいたしました件も、よろしくお答えをたまわりますよう、重ねてお願いを申しあげます。
2009/09/28
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さ、どうなるのかな。
毎度おなじみ、2ちゃんねるの名張市政スレ。正式名称は「三重県名張市の市政について語りませんか?Part3」となるのだが、スレッド最下部に「このスレを見ている人はこんなスレも見ています」と2ちゃんねる内の別スレが表示されている。なかに、「桐生市役所 part3 [公務員]」というのがあることに気がついた。桐生市政と名張市政の双方に興味をもつ人間が存在している、というわけである。ま、ネット上で市民レベルの自治体間交流が進んでいる、といったところか。
桐生市政スレもなかなかの盛況で、日本全国津々浦々、どちらの土地にお邪魔しても市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものだということがあらためて知られる次第であるが、しかしまあ、名張市議会よりは桐生市議会のほうがなんぼかまし、というべきであろうな。市議会の抱えている問題、市民に知らされるべきであるのに知らされていなかった情報、あるいはもっと端的に、市議会議員一般がいかに愚かで市民のことなど眼中になく、自身の虚栄や利得のみに忠実な俗物であるのか、みたいな事実が少しずつ、ほかならぬ市議会議員がブログというパーソナルツールを利用することによって、少しずつだが明るみに出されつつあるようだからな。
その点、名張市議会はまだまだである。市議会議員はブログを開設してどんどん情報公開を進めたらどうよ、と考える市民は少なからず存在しているはずなのであるが、ただし、だからってなにも、定例会開会中の市議会議員の昼食はこんなんです〜、とかあなた市民はそういう情報を求めてるわけじゃないんだからね。なんかもう昨今、名張市の市政ならびに市議会にかんしていうならば、なによりもあきらめが先に立ってしまう、というのがおれの実感である。
ふと思いついたので、桐生市政スレと近づきになったしるしに、このあたりのレスにフォロー少々。
桐生市役所 part3:480-481
フォローったって、キャプチャ画像でも残しておけば動かぬ証拠となったはずのところ、そんな証拠などなにもないただの目撃情報である。信憑性のかけらもない、といわれてしまえばそれまでなのであるが、問題のブログの問題のエントリ、つまりこれの件である。
つぶくのブログ:政敵で、同期の競争相手で、友でもあった、近藤健司議員の死を悼む(7月13日)
このエントリに一件、コメントが寄せられていた。エントリがアップされてから、あまり時間がたっていないころの投稿だったはずである。内容はたしか、近藤健司議員の死とネット掲示板の投稿とを安易に結びつけるのはいかがなものか、といったことだったと記憶する。ちゃんと裏を取ってエントリを書いたのか、といったニュアンスも含まれていたかもしれない。うろおぼえで恐縮だが、おれもこのエントリには同様の疑問を感じたので、共感しながらそのコメントを読んだ。で、たぶんその翌日、ブログの開設者や閲覧者からどんなコメントが寄せられているのか、それが気になって再度アクセスしてみたところ、たしかにあったはずのコメントが削除されていた。というより、ブログそのもののコメント機能がオフにされていた。つまり、コメントを受け付けないブログになってしまっていたのである。
言論の府、ということばがあって、一般的には国会を指す。しかし、国会のみにとどまらず、すべての議会は言論の府なのである。市町村議会だって都道府県議会だって、言論の府であることには間違いがない。言論の府においては、いうまでもなく、言論の自由が死守されるべきなのである。ヴォルテールの名言とされる「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」というのは、いまウィキペディアで確認してみたところ、ヴォルテールの言ではないとする説もあるらしいのだが、とにかくまあ、言論に拠って立つ人間にとって、言論の自由とはそういったものなのである。
「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
かっけーよなー、とは思うけど、そこは人間、そりの合わない意見や、とくに自分にむけられた批判なんてものは、できれば耳をふさいでやり過ごしたい。しかし、それをやってしまったら、言論の府に立つ資格はなくなってしまう。言論に拠って立つ政治家として、失格じゃね? ということになってしまう。政治家が言論の場で他人の言論を無視したり、オーバーにいうなら封殺したり圧殺したりしてしまったら、その時点で政治家失格の烙印がおされてしまう、ということである。政治家が開設するブログにかんして述べるならば、最初からコメント機能をオフにしておく、というのは全然OKなのであるが、機能をオンにしておきながら、都合のわるいコメントが投稿されたら速攻でオフにしてしまう、なんてのはいただけない。人の言論を圧殺してしまったことになる。あるいは、コメント機能に検閲制を採用し、都合のいいコメントだけを選んで掲載する、なんてのも明らかにまずい。まずいぞほんと。自分は政治家失格である、とみずから証明しているわけだからな。
そんなことをつらつら考えてくってえと、名張市議会はほんとに言論の府か? という疑問がわいてくる。きのうもふれた9月15日の特別委員会、あれはまあじつにひどいもので、たとえばそこらの八百屋に入って、かぼちゃはありますか? と尋ねたところ、八百屋の大将が、きゅうりはあした仕入れてきます、と答えるような論戦がつづいただけ、という印象が強い。質疑応答がまったくかみ合っていないのである。ややおおげさにいえば、言論というやつが機能していないのである。言論の府で言論が機能しない、となると、そんなものは言論の府ではない、ということになる。あまりにもまずいよな。言論が機能しないということは、言論が死んでしまったということである。言論の死である。この言論の死ってやつもまた、古来テロリズムに根拠を与えつづけてきたところのものなのである。ほんと、気をつけような。
おかしい。ひとかたならぬ脱力からようよう立ち直って、いきなりこんなことをいうのもあれなわけであるが、なんともおかしい。じつにおかしい。9月もそろそろ終わろうとしておるのに、名張まちなか再生委員会の事務局からなんの連絡もないのである。10月4日の日曜に開会すれば、鬼のいぬ間にざぶざぶざぶざぶ洗濯ができるのだぞ、と懇切丁寧に日程を指示してやった臨時総会は、いったいどうなっておるのであろうか。委員会の規約には「総会を招集するときには、会議の日時、場所、目的及び審議事項を記載した書面(電子書面を含む)をもって、少なくとも開会日の7日前までに通知しなければならない」と定められているから、遅くともきょうあたりには通知が届かねばならぬはずである。なのに、届かぬ。おかしい。また脱力してしまいそうである。
過日、9月8日のことであったが、名張市役所四階にある委員会の事務局で確認したおりには、10月4日で決まりです、みたいな感じで日程の調整が進められておった。4日がだめなら18日になる、とのことであったが、18日には防災訓練があるからかなり難しい、とのことでもあった。たしかに10月18日の日曜日、夏見の中央公園一帯で大がかりな総合防災訓練がおこなわれるらしい。
名張市公式サイト:名張市総合防災訓練
訓練は午前9時から正午までだから、臨時総会を午後1時からということにすれば、さしたる支障は出ないであろう。だったら、10月18日でもいいかもしれんな。というか、いっそのこと、臨時総会は防災訓練の一環である、と位置づけてみるべきか。午前中の防災訓練はあくまでも仮想のものであって、こよなく晴れた青空に大型台風を、微動だにせぬ大地に大震災を妄想しなければならんのだが、名張まちなか再生委員会の臨時総会は現実である。ディザスターとは呼べぬまでも、明らかなトラブル、まぎれもないアクシデントの現場である。その現場に立って、困難をどう克服し、混乱をどう収拾するか。名張市にとって得がたい訓練の場となるはずである。名張市の行政運営能力を問う試金石、といっても過言ではあるまい。ちなみに申し添えれば、10月18日の午後、関係各位は防災服を着用したまま、ヘルメットをかぶって参集されるのがよろしかろう。あっちこっちから生卵やトマト、へたすると靴まで飛んでくるかもしれんからな。
それにしても、ほんとに災害と呼んでもいいのではないか。自然災害や人為災害、はたまた労働災害といったことばはあっても、行政災害なんてことばはありゃせんのだが、名張市の無策無能と無責任とが修復不能な事態を招き寄せ、地域住民間に浅からぬ確執まで生じさせてしまったのだから、これは行政災害と呼ばれてもふしぎではない事例であろう。しかも、混乱はその度をいよいよ深めている。なにしろ行政みずから、収束への道を探るどころか、火に油を注いでおるのであるからな。火に油、などと記すとご閲覧の諸兄姉は、そんなおおげさな、とお思いかもしれんが、おおげさでもなんでもない。9月14日付エントリで第六回理事会の議事録をお読みいただければ、混乱の火に無思慮で身勝手な油が注がれたことは一目瞭然であろう。
09月14日:早くも議事録が到着すの巻
理事会の翌日、9月5日付エントリに記したとおり、「よくもまあ、ここまで露骨に、あからさまに、なりふりかまわず、みさかいもなく、前後のことはなにも考えず、ただひたすらのその場しのぎに徹することができるものである」てなものなのである。でもって、これである。
09月20日:いうべきことなどないの巻
名張市議会の特別委員会において、「よくもまあ、ここまで露骨に、あからさまに、なりふりかまわず、みさかいもなく、前後のことはなにも考えず、ただひたすらのその場しのぎに徹することができるものである」の第二弾がくりひろげられた。ここまでやられると、むしろたいしたものじゃね? という気になってくる。感服してしまう。はっきりいって神レベルじゃね? とすら思う。日程の定かならぬ名張まちなか再生委員会の臨時総会をまたずして、9月15日の特別委員会の場で、あっけなく勝負はついてしまったのである。まちなか再生事業をめぐる、というか、名張まちなか再生委員会から名張市が脱退するという前代未聞の異常事態をめぐる市長vs市議の攻防は、だれがみても市長の圧勝であった。あの戦術には、だれも勝てない。市長は絶対に負けない。負けることなど永遠にないのではないか。
どんな戦術か。ごく単純なものである。質問の意味が理解できないふりをする。それでいいのである。だから、都合のわるい問いかけには応答しない。かわりに、自分の都合ばかりをいいたてる。なんど尋ねても同様である。質問者の梶田淑子議員も、最後には「市長と話をしても的を射た答弁はいただけない」と匙を投げるしかなかったようだが、「的を射た答弁」をしない、というのが市長の戦術なのだから、いくら矢を射ても無駄である。徒労である。質問はつねにはぐらかされる。その戦術は、もしかしたらばかのふりをしているのではないか、と思わせるほどに徹底している。梶田さんのため息が聞こえてきそうな気もするが、結果としては市長の圧勝である。そんな戦術を弄されたら、勝てる相手などどこにも存在しないはずである。
もっとも、こうした戦術は公務員の常套でもある。公務員の第一義は責任を回避することだから、かれらはまず、言質を取られまいとする。不用意な発言でしっぽをつかまれまいとする。みずからの発言から責任というやつが生じることを、かれらは極度に恐れるのである。したがって、都合のわるい質問には答えない。どうしても答えなければならない場合には、はぐらかしてしまう。つまり、的を射させない。土俵際まではいとも簡単に追いつめられるのだが、そのあとが凄い。絶対に土俵を割らないのである。だから、相手力士が根負けしてしまう。梶田さんのようにあきれ返って、土俵を降りるしかなくなってしまう。この戦術に勝てる人間はいない。無敵と呼ぶべきであろう。みごとなものである。
しかも、質問をはぐらかすのみならず、みずからのおもわくはちゃーんと主張するという高等戦術が駆使されている。「他の地域と同様に、まちづくり協議会と協働して事業を運びたい」という主張には、根拠も正当性もなにもない。ひとかけらの合理性もない。ただのおもわく、みずからに都合のいいおもわく、としか呼べないものである。「市長はまちづくり協議会と協働でやっていくというが、これはおかしなことだ」との質問には答えようとせず、ただおもわくを述べ立てるだけなのだが、これはじつに高等な戦術である。なにしろこの主張によって、名張市が名張まちなか再生委員会から脱退すること、今後は名張地区まちづくり推進協議会との協働でまちなか再生事業を進めること、この二点が高らかに宣言されてしまったからである。お役所の文脈でいえば、この二点につきましては市議会でもじゅうぶんにご審議をいただきました、ということになってしまう。あとは粛々と、名張地区まちづくり推進協議会と手を携え、癒着結託関係をより強固なものにして、まちなか再生事業を進めればいいのである。レールは完全に敷かれてしまった。
したがって、いつになるのかわからない名張まちなか再生委員会の臨時総会において、というか、郵便物が届く時間まで待ってみたのだが、きょうも案内は届かなかった。郵便受けに入っていたのは、郵送の伊和新聞と、さすが芸術の秋というところか、作品展の案内が三件。これだけである。
話の流れとはまったく関係ないことだが、ついでだから作品展の案内を記しておく。
小牧昭夫・郁子二人展
陶と油絵
10月6日(火)〜10月11日(日)
ギャラリーアスト1
津市羽所町、アスト津1階ショッピングモール内
5クラブ合同写真展
写真
10月9日(金)〜12日(月)
リバーナホール
名張市元町、ジャスコ新名張店3階
森公美個展
油絵
10月9日(金)〜13日(火)
ギャラリー〇
名張市さつき台二番町
で、きょうも案内が届かなかったから、10月4日に臨時総会が開かれるという話は流れたっぽいのだが、ま、しかたあるまい。それに、10月4日にはこの件もある。
名張市公式サイト:名張市市制施行五十五周年記念公演「池袋わが町」
わがまち名張の惨状から眼をそむけてなにが「池袋わが町」だばーか、といわれなくても済むからな。いやまあ、10月18日を選択すれば選択したで、名張まちなかの行政災害に背をむけてなにが総合防災訓練だばーか、といわれてしまうわけなのであるが、無敵の名張市にとってそんなのは屁でもあるまい。
そんなことはどうでもいいのだが、市議会で市長による宣言がおこなわれた以上、それがどれだけ不合理で理不尽なものであっても、宣言はそれなりの、というよりは圧倒的な重みをもってしまう。名張まちなか再生委員会の臨時総会においても、同様の宣言がくり返されるだけ、ということになるはずである。根拠も正当性もなにもなく、ひとかけらの合理性もないただのおもわくが、名張市によるたくあん石よりもはるかに重い決定として、市民の声にはいっさい耳を傾けない頑迷さで通達されるだけであろう。むろん市議会においても、市議会は裁判所ではないから一事不再理といったルールは存在しないにしても、梶田さんが引き出した以上の答弁を市長に求めても無駄である、ということは明白なのだから、この話題はこれにて打ち止め、ということになるはずである。
要するに、論理や合理、ものの道理にもとづいた行政運営など、名張市には望めぬのである。ならば、名張市の行政運営はなににもとづいているのか。判断基準はどのへんにあるのか。答えはごく単純である。快か不快か。それが基準なのである。不快を避け、快を求めつづける幼児性。つねに易きにつき、不快なことからは徹底的に逃げを打ちつづける幼児性。それに尽きる。名張市が名張まちなか再生委員会から手を引くのは、委員会が拠って立とうとしている論理や合理、ものの道理が恐ろしいからである。委員会が協働のパートナーである名張市に対し、正当な批判を投げかけることに耐えられないからである。だからこそ、快を無批判に保証してくれる癒着結託関係に逃げ込んでしまうのである。逃げ込んでしまったあげく、逃れることができなくなるのである。がんじがらめになってしまうのである。
こうなるともう、失政のレベルは超えてしまった、というべきであろう。まちなか再生事業は最初から失敗の連続で、全国に胸を張って誇れるほどの失政の見本であったのだが、今回の一件、つまり、名張まちなか再生委員会を冷酷無残にもあっさり捨て子にし、人目もはばからず名張地区まちづくり推進協議会と野合してしまうという選択によって、失政などというかわいいものではなくなってしまった。いまや悪政、いやいや、むしろ暴政と呼ぶべきレベルに達している。暴政だぞ暴政。暴政となるとえらいもので、なにしろ古来、テロリズムに根拠を与えつづけてきたところのものなのである。ほんと、名張市も気をつけたほうがいいと思うぞ。なにが起きるかわかんないんだから、ハリウッドのパニック映画かよ、といくら市民に笑われたって、やっぱ総合防災訓練は実施しておいたほうがいいであろうな。むろん、市民だって安穏ではない。防災訓練もだいじではあろうが、暴政に耐える訓練もぜひとも必要になってくるのではないか。どんな訓練かっつーと、総合暴政訓練、なんちゃって。
ひきつづき、この件。
伊賀タウン情報YOU:まちなか再生委 「解散も含む」名張市長が議会で発言(9月16日)
9月19日付伊和新聞にも記事が出たので、さっそく無断転載しておく。長いから二分割とする。
なんかもう、脱力してしまって、いうべきことなどなにもない、という気がする。シルバーウイーク中に立ち直りたいものであるが。
田合豪さんのブログに記されていた名張市議会の動きが、YOUのウェブニュースとして報じられた。
伊賀タウン情報YOU:まちなか再生委 「解散も含む」名張市長が議会で発言(9月16日)
やはり、どうということはないようである。いまさらなにがどうなるものでもない。しいていえば、矮小化がいよいよ顕著になった、といったところか。矮小化、という漢字を、わいしょうか、と読めなかったみなさんにもわかるように、やさしく説明して進ぜよう。
おれが住んでるのは蔵持地区である。蔵持地区には公共施設がいろいろある。たとえば、こんなのがある。
・武道交流館いきいき
・蔵持公民館
・原出公民館
公共施設としての位置づけを考えてみると、ごくおおざっぱにいって、こんな感じになる。
・武道交流館いきいき……名張市民のための施設
・蔵持公民館………………蔵持地区住民のための施設
・原出公民館………………蔵持町原出地区住民のための施設
名張まちなかには、こんな公共施設がある。
・やなせ宿
公共施設としての位置づけはどうか。
・やなせ宿……名張市民のための施設
こんな感じになるはずである。やなせ宿は血税一億円をかけて整備された名張市民の共有財産、ということになるはずである。もしも、かりに、こんな状態になったらどうか。
・やなせ宿……名張地区住民のための施設
これが矮小化である。つまり、ちっちゃくしてしまうことである。最初は大きなねらいをもっていたのに、それがいつのまにか小さいものにすり替えられている。すなわち、矮小化されている、というわけである。
名張市のまちなか再生事業もまた、あっちこっちの関係団体に声をかけ、鳴りもの入りでスタートしたものであったのだが、今後は、YOUの記事によれば、関係団体のひとつでしかない名張地区まちづくり推進協議会の事業になってしまうとのことである。それが名張市の方針であるらしい。
つまり、当初はこうであった。
・まちなか再生事業……名張市民のための事業
・やなせ宿………………名張市民のための施設
それが、こんなぐあいに矮小化されたのである。
・まちなか再生事業……名張地区住民のための事業
・やなせ宿………………名張地区住民のための施設
しかも、実態はこうなのである。
・まちなか再生事業……名張地区まちづくり推進協議会のための事業
・やなせ宿………………名張地区まちづくり推進協議会のための施設
で、問題は、名張市自身、なにも気がついておらんのではないか、ということである。矮小化、という漢字が読めず、むろん意味もわからず、まあそんなことはどうだっていいのだが、自分の手でまちなか再生事業を矮小化してしまっている、ということにとんと気がついておらず、ただただ名張地区まちづくり推進協議会のみなさんにきんたまを握られつづけていることが手前どものしゃーわせなのでございます、さのよいよい、みたいなことが名張市の実態なのであるのなら、市民としてはほんとに困るよな。
その後、これといった動きはないのだが、田合豪さんのブログによれば、きのうの名張市議会決算特別委員会で、なぜか名張まちなか再生委員会のことがとりあげられたらしい。
「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:決算承認の為の質疑(9月15日)
とはいえ、「その他、/名張市のまちなか再生委員会の件や/病院など、/決算の質疑ではなく、まるで『一般質問』の/様な質疑もあり」とあるだけで、例によって例のごとく、なにがなんだかよくわからない。しかし、いまさらなにをどう質疑したところで、なにがどうなるものでもあるまい。10月4日に臨時総会が開かれて、名張市が委員会からの脱退を表明する。それが既定路線であり、表明を受けて委員会がどうするのかはまったくわからない、といったところである。
名張まちなか再生委員会の臨時総会が開会される10月4日には、名張市の市制施行五十五周年記念事業として、演劇「池袋わが町」の公演と「わが町を語る」と題したトークショーが催されるとのことである。
名張市公式サイト:名張市市制施行五十五周年記念公演「池袋わが町」
天の配剤というべきか、運命の皮肉というべきか。神さまもいささかあきれはて、「池袋わが町」もいいけど名張わがまちはいったいどうよ、と演劇公演および臨時総会の日程に絶妙の布置をみせてくれたのかもしれんな。なんかもう、脱力しながら笑ってしまうもんな。当日、おれは名張にいないから無理だけど、名張まちなか再生委員会のメンバーは大挙して名張市青少年センターに押し寄せ、「池袋わが町」と「わが町を語る」にかぶりついてやるべきであろう。ところでこの公演、豊島区からいくらで売りつけられたのかはわからんが、いまの名張市に必要なものかどうか、疑問を抱かざるをえない。すなわちこれもまた、
「名張市役所の内部でなにかを決める場合には、その場にかならずひとり、まともな人間を立ち会わせなければならない、というルールをつくったほうがいいんじゃね?」
という事例のひとつであると思われる。ま、天の配剤であり運命の皮肉であるのだから、不可避の事態であったといえばいえるのであろうが、しかし神さまも、なかなか意地がわるい。