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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうの講座では、記された質問の行間というか、紙背というか、そのあたりへの気配りについて学んだ。文面をぼーっと眺めておらんで、どうしてそんな質問が寄せられたのか、その質問にどんな批判や進言がこめられているのか、要するに質問者の意図というやつであるが、それをよく考えなさい、ということである。もっとも、いくら意図をくむことができたところで、それに応えることができない、という場合だってあるだろう。つまり、正直になれない。正直に答えたら、それまでに積みあげてきた悪だくみが一瞬にしてパーになってしまう。立場上、そんなことはとてもできない。だから、質問をはぐらかすか、黙りこんでしまうか、そうやってその場をやり過ごすしかない。そんなこともあるのであろうけれど、そんなことやってたらますます泥沼だぞ。とはいうものの、その泥沼から脱出しようと思ったら、名張市職員を辞めることしか手はないのかもしれんな。すまじきものは宮仕え、とはよくいったものである。職員諸君、お察しするぞ。

さて本日は、きのうのひとつめにつづいて、ふたあつ不埒な悪行ざんまい、でおなじみのふたつめである。

2)「今後の計画づくり」には、いつ着手するのか。

質問者の意図は、きわめて明快である。ほんとかよ、ということに尽きる。たしかに施政方針には、「今後の計画づくりを進めてまいります」と書かれてあった。しかし、どうも信用できない。どうせまた、ただの思いつきであろう、思いつきを並べただけであろう、と思ってしまう。むろん、いくら内容空疎なものとはいえ、施政方針は施政方針である。そこに明記されている以上、計画づくりとやらにかんする最低限の絵図はすでに引かれている、と考えるべきであろう。市民としては、そうあってほしい。だから、いくらなんでも、計画づくりのスケジュールくらいは決められているはずではないか。現時点では完全に白紙である、というのであれば、そんなこといちいち施政方針で発表してんじゃねーぞ低能、ということになる。そのあたりを確認するために、着手の時期を質問した次第である。

じつにわかりやすい話であり、答えやすい質問である。批判も進言も関係ない。正直に答えればよろしい。しかし、うわっつらをとりつくろうためだけに、例によって例のごとく、あとさきのことをなにも考えずに思いつきを並べてみました、というのが正直なところなのであれば、職員諸君、あまり正直にはなれぬかもしれんな。なんにも考えてませーん、などとほんとのところを答えたりしたら、えらいことになるかもしれん。だからといって、はぐらかしたり、黙りこんだり、あるいは、はっきりとうそをついてしまったり、そういった手段で目先の糊塗を図ったら最後、まちがいなく泥沼に足をつっこんでしまうぞ。で、脱出できなくなる。うそにうそを上塗りしつづけるしかなくなる。しかも、そんなうそなんてすぐに見透かされる。だいたいが職員諸君、八万三千名張市民、お役所のうそにころっと瞞着されてしまうようなあほばかり、というわけではないんよ。というか、いったいどっちがあほやねん、といった話なのである。そのあたりのことを、くれぐれも肝に銘じておきたまえ。

以上、ちゃんと伝わったと思うのではあるが、念のために書き添えておく。かりに、計画づくりに着手する時期などまったく決まっていない、といった場合でも、ほんとのところを答えたりしたら、まーたぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあわめかれてえらいことになりそうだな、とかよけいな気をまわして、計画づくりは六月に着手いたします、などと適当なことを答えてはいけない。その時点で、即、泥沼行きである。ただし、必要な根回しや調整をすべてささっと済ませてしまったそのうえで、ほんとは泥縄で決定したスケジュールであるにもかかわらず、こんなものはもちろん以前から決まっておりました、そうでなければ、施政方針で発表できるわけないじゃないですか、はっはっは、と涼しい顔で回答するぶんには、大目にみてやらぬというわけでもない。計画づくりをスタートさせるための根回しや調整を手早くすませることなんて、とてもできないはずなのではあるが、ま、できるものならやってみなさい。あとあとどこからもぼろを出さぬよう、周到のうえにも周到であることが肝要であろう。いや職員諸君、ほんとにお察しするぞ。
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