三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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地域雑誌「伊賀百筆」の第二十号、きのうご恵投いただいた。
原稿を落としてなんとも申しわけないことをしてしまった、とは思っていたのだが、郵送されてきた二十号にざっと眼を通し、いよいよ申しわけないな、という気になった。
巻頭の特集は「さようなら華房良輔さん」で、つまりこの号、昨年11月8日に逝去された華房良輔さんの追悼号になっている。
ところが、編集後記によれば、華房さんの一周忌に間に合わせるべく編集されたものの、残念ながら果たせなかったという。
やべーな、と思う。
おれがぐずぐずしていたから発行が遅れてしまった、ということであろう。
たぶんそのはずである。
なんとも申しわけない。
「伊賀百筆」関係各位と、さらには華房良輔さんの関係各位、それから天国の華房さんにお詫びを申しあげたい。
そういえば、申しわけないことはほかにもあって、もう十年以上も前のことになるか、華房さんに拙宅へおいでいただいていっしょにお酒を飲んだとき、どうしたことであったのか、うちの犬っころが華房さんに咬みついてしまった。
翌日あらためて、名張市赤目町相楽のご自宅まで、一升瓶ぶらさげてお詫びにあがった次第であったのだが、いやはや、亡くなったあとまでご迷惑をおかけしてしまうとは、じつに申しわけのないことである。
お詫びのしるしにもならないが、「伊賀百筆」第二十号の特集「さようなら華房良輔さん」の内容をお知らせしておく。
さようなら華房良輔さん 北出楯夫
ごあいさつ 華房良輔
黄泉の華房良輔兄へ 藤本義一
マイボス・マイメモリー 綱谷隆司郎
ドンキホーテ精神 太田順一
華房さんのこと 番條克治
華房先生の奥様へ 崔文子
華房さんと戎まわしの思い出 井上恵
一周忌を前に 華房洋子
華房さんの略年譜
童話 タヌキの親子 はなぶさりょうすけ
遺稿 美人はなぜ美しいのか 華房良輔
いやー、ほんとに申しわけないことをしてしまった。
重ねてお詫びを申しあげる。
二十号のもうひとつの特集は、伊賀市庁舎の建設問題。
「ほんとに壊してしまっていいの?」と題して、約百ページのボリューム。
編集後記によれば、「伊賀市の医療崩壊が市民生活を脅かしている。今や市民の最大関心事となっているが、安心安全の街づくりを掲げる内保博仁市長までが、入院先を東京の病院にするほどの深刻な有様。そんな中で、市庁舎問題もまた、重要な行政課題となっている。今号の第二特集としたのは、そうした事情である。市民が納得のいく結論を出して欲しいものだと念じている」とのことである。
こちらも内容をお知らせしておく。
たった一日の伊賀上野行(考) 藤木隆男
建築文化の継承──市庁舎の存続をめぐって 滝井利彰
市民ととことん「熟議」を尽くしたか? 北出楯夫
「伊賀百筆」第二十号はA5判、二百九十ページ、伊賀百筆編集委員会発行。
伊賀地域の主要書店に並んでいるはずである。
気になるお値段は税込み千と五百円。
よろしければぜひご購読を。
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