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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 おおみそかである。
 
 26日の日曜日からきのう30日まで、毎日、なにかしら用事があって、名張まちなかのあちこちを自動車で通過したが、歳末らしいにぎわいはいっさいみられなかった。
 
 にぎわいどころか、人通りがない。
 
 名張まちなか、完全に詰んだな、という印象である。
 
 訪れた先で、人通りがないことに水をむけてみると、
 
 「もうずーっとこんなんですねて」
 
 という答えが返ってくる。
 
 人通りのないのが常態、ということであるらしい。
 
 名張まちなか、完全に終わったな、という印象である。
 
 そういえば、今年9月に解散した名張まちなか再生委員会、有志が「(仮称)新生・まちなか再生委員会」を発足させるという話も出ていたのだが、いま現在、なんの動きもないようである。
 
 新組織をつくる話は、どうやら自然消滅したっぽい。
 
 もっとも、完全にぽしゃったと決まったわけではないから、動きがあればまたお知らせする。
 
 いっぽう、ぽしゃることなくなんとか継続しているのが、名張市立図書館関連の話である。
 
 実際にはあれも、えらく長いあいだ、ぽしゃったと表現していい状態がつづいていた。
 
 なにしろ、なにを質問しても、なにを提案しても、
 
 「………………」
 
 沈黙しか返ってこなかったのである。
 
 その沈黙に、すべてはあいまいに溶かされ、ごまかされ、明確なものなどどこにも存在しない、ということになってしまった。
 
 名張市立図書館における乱歩関連資料の定義も、目録三冊をつくったことでくっきり明確になったのだが、あっというまに元の木阿弥、あいまいなものになってしまった。
 
 まさしく狐につままれたような話ではあったのだが、ぽしゃったと表現していいような状態が長くつづいたあと、関係各位のご高配をたまわったおかげでようやく、ちゃんと考えてちゃんと決める、というところまでたどりついた。
 
 名張市立図書館が収集する乱歩関連資料とはいったいどんなものか、ちゃんと考えてちゃんと決める、という作業がようようスタートしたのである。
 
 とはいえ、すでに、いちおうの線は出ている。
 
 いちおうの線、というのは、いうまでもなく、さきほどもふれた目録三冊のことである。
 
 あの目録は、乱歩の自己収集を継承する、という方針のもとに編まれたものである。
 
 しかし、あの目録に明記されていた乱歩関連資料の定義は、関係者の沈黙によって、いうならばチャラになってしまった。
 
 チャラにされてしまった。
 
 それはむろん、おれにとっては、いたく腹ふくるるわざではあるのだが、それが名張市教育委員会なり名張市立図書館なりの判断だというのであれば、それはそれでいい、ということにしておく。
 
 しかし、おれの示した方針をチャラにしたのであれば、それに代わる方針が明示されなければならない。
 
 したがって、名張市立図書館に望まれるのは、まずは前言訂正である。
 
 手前どもは過去に目録三冊を発行し、手前どもが進めている乱歩関連資料の収集にかんする方針を明らかにいたしましたが、このたびその方針を変更いたしました、ということを明らかにしなければならない。
 
 そのうえで、新たな方針を明文化して公表し、過去に公表した方針にどんな変更を加えたのか、どうしてそうした変更が必要だったのか、といったことを説明しなければならない。
 
 それができてようやく、名張市立図書館はみずからが収集する乱歩関連資料を定義できた、ということになる。
 
 よく念頭においておかなければならないのは、名張市立図書館は以前にいちど、そうした定義をおこない、公表したことがあるという事実である。
 
 しかもそれは、自分でいうのもなんだけど、とてもよくできたものなのであって、それが証拠に、いまでも支持されたりしている。
 
2010年12月13日:アドバイザーは不安である > ごぶさたしております(12月20日)
 
 な。
 
 「中さんがリファレンス・ブックで追及された基本姿勢を踏襲されたらよいのではないかなー、と思います」
 
 とのご意見をお寄せいただいたりもしておる。
 
 おれもまた、おれが示した基本姿勢を踏襲してもらいたい、とは思っている。
 
 なんつったって、乱歩関連資料の収集方針として、最善のものを提示したのだからな。
 
 とはいえそれは、いうまでもなく、名張市立図書館が判断すべきこと、ちゃんと考えてちゃんと決めるべきことなのである。
 
 おれはアドバイザーとして、というか、そもそもの最初から、乱歩の自己収集を基準にするべきだ、という考えをもっているのだが、名張市立図書館が主体的かつ内発的な検討を重ねた結果、いったいどういった判断をくだすことになるのか、それはわからない。
 
 それにそもそも、主体的かつ内発的に考えなさい、といくら渾身のアドバイスをしてみたところで、はたしてお役所に主体性や内発性などといった気の利いたものが存在するのかどうか、という問題になると、おれとしては正直、おおいに首をかしげざるをえない。
 
 やれやれ。
 
 しかしまあ、望みはつなぎたいものである。
 
 とくにおおみそかなんだから、来年にむかって、一縷の、いやいや、一縷の、というのもなんだかわびしい話ではあるが、とにかく望みだけはつないでおきたいものだと思う。
 
 ところで、12月26日の日曜日、あるかたから雑誌四冊をお送りいただいた。
 
 週刊朝日、昭和29・1954年12月12日号。
 
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 週刊朝日別冊、昭和30・1955年10月10日号。
 
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 映画旬刊、昭和31・1956年1月15日号。
 
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 漫画ベストセラー、昭和48・1973年7月6日号。
 
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 いずれも乱歩がらみの貴重な資料である。
 
 ほかにも、ここ数か月だけにかぎっても、こういった資料の提供をいただいた。
 
名張人外境ブログ:同感の言葉(2010年09月07日)
 
名張人外境ブログ:探偵小説の乱歩氏来津(2010年12月20日)
 
 ご提供くださったのは、目録三冊をつくる過程で、名張市立図書館がえらくお世話になったかたがたである。
 
 だから、本来であれば、こうした資料や情報の提供は、名張市立図書館がお受けするべきなのであるが、それが全然できていない。
 
 乱歩にかんする資料や情報は、名張市立図書館が保存し、管理し、発信する、ということがふつうにできているべきなのであるが、それが全然できておらんのである。
 
 どうしてであろうな。
 
 どうして名張市立図書館には、ふつうのこと、まともなこと、あたりまえのことが、いつまでたっても全然できないのであろうな。
 
 開館以来四十年にわたって乱歩関連資料の収集をつづけ、館内には乱歩コーナーまで開設している名張市立図書館は、乱歩関連資料にかんしてだれからもどこからも相手にされず、おればかりが信頼を一身に集める、ということになっているのは、いったいどうしてなのであろうな。
 
 そのあたり、よりにもよって憂国忌に委嘱を受けた名張市乱歩関連事業アドバイザーが、新年早々からびしびしばんばん鬼のごとくに責め立て、名張市立図書館にとって来年がほんとうにいい年になるよう微力を尽くしたいと決意しているわけなのではあるが、そんなことはともかくとして、ご閲覧の諸兄姉におかれてもどうぞよい年をお迎えいただきたいと、まことに月並みなことを心から祈念しておく次第である。
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