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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 沖縄米軍基地問題も気にかかるけれど
 
 さーあ、どうよ、とかいってるあいだに、5月もそろそろおしまいである。沖縄の米軍基地問題じゃないんだから、5月末決着、といった期限は設けてないわけだが、昨年の秋以来、名張市役所のみなさんには誠心誠意、乱歩のことをお考えいただいてきた。耳の穴から黒い煙がもーくもく、みたいなところまで来ていただいた。もう無理ぽ、というところまで来てしまった。しかし、そこまで考えこまねばならんことではまったくない。簡単なことであろう。というかもう、毎度毎度おんなじこといってるのがじつにばからしいんだけど、名張市役所のみなさんのためにひとこと述べておく。
 
 まず、名張市立図書館は開館以来一貫して、というか、開館準備の段階から、乱歩関連資料を収集してきた。これはおわかりであろうな。では、なんでそんなことしたの? という疑問に答えられる職員のかたはいらっしゃるであろうか。つまり、市立図書館が乱歩関連資料を集めなければならぬ理由、根拠、必要性、必然性、そんなものはなんにもないわけよ。乱歩関連資料を必要としている名張市民がひとりでもいるのか、ということになると、おれのみるところ、ただのひとりも存在していない。だったら、そんなもん市民の税金で収集してんじゃねーよ、ということになる。おわかりであろうな、名張市役所のみなさんや。
 
 だから、もう手を引きゃいいのよ。どうせ思いつきではじめたことである。乱歩の関連資料を収集してます、とかいうことにしたら、なんかかっこつくんじゃね? みたいな話ではないか。思いつきの域を一歩も出るものではない。それが証拠に、収集資料をどう活用するか、なんてことはもちろん、資料収集の方針すらなーんにもない。開館以来四十年たってるっていうのに、なーんにもない、というのが市立図書館の現状である。だから、目録三冊を出したあと、当時の教育長に、さーあ、どうよ、とお訊きした、という話は先日も記したけど、そのとき、方向性としては、市立図書館はここらで乱歩から手を引く、という選択も可能である、とも進言したわけなおれは。
 
 どういうことか。ちょうどそのころ、乱歩のご遺族から立教大学に乱歩の遺産が譲渡された。名張市立図書館としては、そういうことになりましたから乱歩から手を引きます、というチャンスではあった。むろん、じつはなんの関係もない。立教大学と名張市立図書館では、ともに乱歩のことを手がけるといったって、守備範囲はまるでちがっているんだから、乱歩の遺産が立教に譲渡されましたから市立図書館は乱歩から手を引きます、なんて話には論理的な脈絡はいっさいない。しかし、雰囲気としては、なんとなく説得力がありそうな話である。思いつきではじめたことから手を引くうえでは、まあまあの好機であったと思われるのだが、この進言は容れられなかった。
 
 逆に、データベースのネット展開、みたいな方向性も進言したのであるが、こちらもやはり容れられなかった。これは、一昨年5月21日に開かれた名張まちなか再生委員会の第二十一回役員会でも、「具体的な事業計画として、情報発信事業、名張市が長年やってきた膨大なデータベースも含めて、電子的メッセージライブラリーの創設」といった感じで言及されていたところである。おれが入会する前のことだから、委員会の内部でなにがどうなってこんな話が出てきたのか、それはまったくわからんのだが、とにかくそんな話が出ておった。もっとも、こんなものは名張まちなか再生委員会がやるべきことではまったくない。もしもやるというのなら市立図書館がやらなくてどうするよ、という話なのであるが、名張市役所のみなさんはとりあえず、市民サイドにこういう声がある、もっとありていにいえば、データベースのネット展開、みたいなことに眼を向けようとしない市立図書館への批判がある、ということであると認識すべきであろう。
 
 で、どうしたらいいんだろうね、という話である。市民から求められてもいない乱歩関連資料を収集したというのであれば、せめてちゃんと活用しような、という話である。おれとしては、せっかくだから松竹梅でいえば松コースくらいのレベルで活用するべきだと思うんだけど、どうもそれではお気に召さないとおっしゃる向きがあるようである。だったらそれでいいけれど、しかし竹でも梅でもいいから、乱歩の関連資料を活用してます、ということにしとかないとまずいぞ。それ以前に、資料を収集してますというのなら、せめて収集方針くらいきっちり決めとかなくちゃまずいぞ。しかし、できない。なにをどうしたらいいのかがさっぱりわからない。やめとけよ、といってもやめない。じゃあ、ちゃんとやれよ、といってもやらない。ぐずぐずぐずぐず、なにも考えずにただ先送りするばかりである。そんなことではいかんだろう、ということは、いくら名張市役所のみなさんにだって、すんなり理解していただけるはずである。
 
 で、どうしたらいいんだろうね、という話である。ちゃんと考えような、ちゃんと決めような、という話である。しかし、名張市役所のみなさんには、考えることも、決めることも、なにもできない。だったら、その考える場におれを立ち会わせてくれんかね、とお願いしておる。そもそもの最初から、ずーっとそんなふうにゆうとろーが。しかし、その返答が、いまだにいただけない。いったいどうなっておるのであろうな。なにしろ昨年秋からの話である。こちらで勝手に期限を設けるのは恐縮であるが、5月末決着、ということを希望しておきたいな。それが無理だったら、つぎのステップに進むわけだけど、早まるな早まるな。またテロにはならん。それにしても名張市役所のみなさん、ちゃんとしような、しっかりしような。なにからなにまで思いつきだわひとごとだわ先送りだわ、みたいなことはもう勘弁してくれよな。
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