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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 またしても二年前のことを振り返る 
 
 しつこいようだけど、昨年の秋以来、名張市役所のみなさんにお手数をおかけして、乱歩のことをどうすればいいか、名張市立図書館は乱歩のことをどうすればいいのか、それを真剣にまじめに一生懸命に考えていただいてきた。しかし、よく考えてみたら、お役所のみなさんは名張市立図書館のことをよくご存じないかもしれない。そこで本日は、お役所の人に市立図書館の現状をよくご認識いただく日としたい。といったって、このあたりのページをご閲覧いただくだけの話である。
 
名張市公式サイト:窓口一覧 > 図書館 > 図書館協議会会議録
 
 な。えらいものであろう。平成17・2005年度から昨年度まで、五年のあいだにわずか十回しか開かれておらぬ協議会であるが、乱歩のことなんてほとんど話題になってないのな。
 
名張市公式サイト:窓口一覧 > 図書館 > 図書館協議会会議録 > 平成17年度第1回図書館協議会会議録
 
 わずかに、こんなやりとりがある。
 
(委員)
乱歩の顕彰会がスタートしたとのことだが、今館にある乱歩関係の資料もゆくゆくはそちらに移行するのか。
(事務局)
顕彰する組織というのは、「乱歩蔵びらきの会」のことで、これは民間主導型でしていただいている。乱歩生誕地碑建立50年ということで、今年の11月に記念行事を計画している。資料をどうするかについては未定。新町の細川邸の活用法も含め、今後検討
 
 五年前の話である。今後検討、とあるけれど、その検討の結果は出たのかな。出ておらんようだな。というか、検討なんてただのいちどもなされておらんはずである。では、なにがなされたのか。先送りである。思考放棄である。責任回避である。いつものことである。
 
名張市公式サイト:窓口一覧 > 図書館 > 図書館協議会会議録 > 平成17年度第3回図書館協議会会議録
 
 このときも、ちょっとだけ名前が出てくる。
 
1 図書館資料の充実として、新刊図書、雑誌、視聴覚資料等の充実を図り、利用者の多様な要求に応えられるような冊数の購入に努めます。また、郷土資料、江戸川乱歩関係資料、観阿弥関係資料等の充実に努めます。
 
 これだけである。江戸川乱歩関係資料の充実に努めますったって、死蔵するだけではまずかろうよ。というか、資料の収集方針なんてなにもないんだから、充実に努められるわけがないのである。ひどい話なわけよほんとに。どうしてここまでひどいのか。だれも乱歩のことを知らんからである。知ろうとせんからである。むろん、それ以前の問題として、ものごとをちゃんと考えようとする人間がおらん、という問題もある。先送りさえかましておれば、なにも考えなくても波風なく日が過ぎ、なんの責任を問われることもない、というお役所の体質の問題も、むろんある。要するに、名張市役所のみなさんはもう無茶苦茶なのである。
 
 名張市役所のみなさんにはひきつづき、それはもう耳の穴から黒い煙がもくもく出てくるまでご検討をおつづけいただくことにして、ここからは乱歩蔵びらきの会の話題となる。五年前の図書館協議会で話題になってたってことを、もしかしたらあの会のみなさんはご存じなかったかもしれんのだが、せっかく名前が出てきたのだから、このエントリでも話題にしておこう。今年度、なぞがたりなばり関連事業が乱歩蔵びらきの会に委託された、ということは5月10日付エントリに記した。
 
 
 それでまあ、これはおちょくるとかなんとかいうことではなくて、いわゆる耳寄りな情報としてお知らせする次第なのであるが、乱歩蔵びらきの会には、いまでも名張市職員のかたが在籍していらっしゃるのであろうか。だとすれば、結構やばいかもしれんぞ。名張市から事業委託を受けた民間団体に市の職員が入っている、みたいな構図はかなりまずい、っつーことに、ずぶずぶなあなあのみなさんは気がついていらっしゃらないのかな。おんなじことは、名張まちなか再生委員会でも問題になったはずである。おれが入会する以前のことだからくわしくは知らんのだが、名張市からやなせ宿の管理運営を委託されるまちなか運営協議会に市職員が入っているのはいかがなものか、へたすりゃ官製談合だぞおい、みたいなことが話し合われたのではなかったのかな。
 
 論より証拠。平成20・2008年5月21日に開会された名張まちなか再生委員会の第二十一回役員会の議事録をごらんいただこう。冒頭の「日時」に「平成21年」とあるのは誤記である。
 
第21回名張まちなか再生委員会役員会議事概要
 
 この日の役員会では、とくに伏せ字とせねばならぬ発言はなかったようである。おれのことが話題にされた回数も、一週間後の第二十二回役員会にくらべるとはるかに少ないのだが、たとえば三十一ページの二行目にこんな発言がある。
 
 「中氏は名張のことを思っているのは間違いありません」
 
 へへへ。名張まちなか再生委員会から太鼓判を頂戴しちゃった。しかし、それはほんとにそうなんだぞ。だいたい考えてもみろよ。名張まちなか再生プランの素案が公開されたとき、おれはそれにたいしてパブリックコメントを提出したわけな。理由は、プランがあまりにもおそまつな内容だったから、である。いかにおそまつであったかということは、あのプランに書かれていた思いつきがなにひとつ実現されていないことからも明らかなんだけど、こんなプランでいいわけねーだろ、名張のまちをどうするつもりだこら、とかおれは思った。名張のことを思ってる市民のひとりとして、そう思った。だからパブリックコメントを提出した。しかし、おれ以外にそんなことをしたやつが、名張まちなか再生委員会のなかにひとりでもおったのか? おりゃせんじゃろうが。
 
 名張まちなか再生委員会が結成されたのは、プランが正式に決定されてから三か月後のことである。委員会はなにをやったのか。旧細川邸を歴史資料館にいたします、というプランをいきなり変更した。これはもちろん、それならそれでプランが発表された時点で変更案をパブリックコメントとして提示するべきだったよな、という話なのであるが、それ以上に問題なのは、なんの権限もない名張まちなか再生委員会ごときがこら、市議会の審議と市民のパブリックコメントというハードルをクリアして決定されたプランを勝手にひっくり返せると思うておるのか、ということなのである。
 
 議事録の六ページに、こんな指摘がある。
 
 「再生委員会の規約をしっかり読んだら、再生委員会の権限がどこにも書かれていません」
 
 そのとおりなのである。だからおれは最初っから、名張まちなか再生委員会にたいして、おめーらにゃなんの権限もねーんだよ、とゆうておったわけなのな。
 
 七ページ。
 
 「再生委員会又は総会で決定したと言われたら、当然ですが、再生委員会の位置づけそのものが、まちなか再生の大きなことを決められる団体ですが、どこにも権限や責任が書いてありません。再生委員会で決定したら発注していいという公的認知・オーソライズ(正当と認めること)されるのかどうか気になっています」
 
 驚いてしまうではないか。この役員会が開かれたのは平成20・2008年5月21日である。名張まちなか再生委員会が発足したのは平成17・2005年6月26日だったんだから、三年もたってんだぞ三年も。三年もかかってようやく、もしかしたらこの委員会にはなんの権限もないんじゃね? などという最初からわかりきった事実に気がついたっていうんだから、腰が砕けそうになってしまうではないか。どこまで低能だったら気が済むっつーんだよ。
 
 いやいや、心配するな心配するな。テロにはせんから心配するな。それにしても、名張まちなか再生委員会はどうなってしまったのであろうな。まだ解散はしていない。とはいうものの、なんの動きもない。解散するにしたって、それなりのけじめをつける必要はある。おれだって、退会届を出したわけではないんだから、いまだメンバーのひとりである。あの委員会はほんと、どうするんだろうな。それに、名張地区まちづくり推進協議会が大挙して委員会から退会してしまい、そのあと名張市まで引いてしまったから、そのせいでうやむやになってしまったんだけど、旧細川邸やなせ宿の問題はまだ生きている。つまり、まちなか運営協議会が名張市からやなせ宿の管理運営を委託されていることにはなんの根拠も正当性もない、という問題である。あの件はどうなるのであろうな。かてて加えて、第二十一回役員会の議事録を読んでいて思い出したんだけど、やなせ宿は開設二年度目から指定管理者制度を導入する、ということになっておったな。名張市役所のみなさんや、あれはやっぱり大うそだったのか。その場しのぎの大うそか。その場だけ市民の眼をごまかせたら行政サイドの勝ちでございます、でおなじみの大うそだったのか。ほんとにひどいよなおまえらって。その小ずるさはどうよ。こうなるともうな、おまえら木っ端役人ではとても話にならん。
 
 ──ケータイで市長を呼び出せ。
 
 とかいってた昔が懐かしいなあ。いやいや、心配はいらんぞ。テロにはせんとゆうておるではないか。しかし名張まちなか再生委員会も、第二十一回役員会の議事録を読むかぎり、たまにはかっこいいこともいってるのな。二十三ページにこうある。
 
・委員の方で原案ができておりますので、探偵小説の創始者江戸川乱歩の生まれた街名張を探偵小説のふるさとと位置付けて全国の乱歩ファンに向けた情報発信を行います。
 
 かっけーよなー。ほんと、かなりかっこよくね?
 
・具体的な事業計画として、情報発信事業、名張市が長年やってきた膨大なデータベースも含めて、電子的メッセージライブラリーの創設、桝田医院第2病棟跡地の整備に関する検討、あくまで乱歩専門の施設を整備することを断念されたということを前提に、検討委員会は施設にはこだわらずに情報館の整備事業という形で、乱歩生誕地を訪れる人に乱歩の情報提供し、それを集約した施設を整備していきます。これは基本的に桝田邸の部分というのがクエスチョンということになりましたので、現状でいうとやなせ宿および新町の周辺でこの活動を、施設を拠点活動にしていきたい。
 
 なんかもう最高じゃね? 名張市役所のみなさんも、ちっとはみならったらいいと思うぞ。ていうか、ちゃんと原案ができてるらしいから、名張まちなか再生委員会にその原案をみせてもらったらどうよ。委員会の事務局はたぶん地域経営室におかれてるはずだから、だめもとであたってみるのがいいのではないか。それにしても、なあ名張市役所のみなさんや。名張まちなか再生委員会というとんでもないインチキ団体だって、わけもわからんなりにこの程度の大風呂敷をひろげることができるのである。それに引き換え、四十年にわたって乱歩関連資料を収集してきました、と大見得を切ってる名張市立図書館はどうよ。なんだかもう、乱歩はただのお荷物でございます、みたいな感じではないのか。だったら手を引け、とおれは以前からゆうておるわけであるが、いったいどうなのであろうな。
 
・事業計画(案)の予算のところに乱歩生誕地碑広場整備費1430万と書かれていますが、今日初めて言わして頂いている訳ですが、総会で乱歩文学館整備という形で1700万円の予算で総会を通っている話です。これは全く名張市側からの話で、これにするということで一方的に解消された話です。この役員会でも何度も話をさせていただきました。ただ、これは前向きにやっていかなければなりませんので、これに対して納得できる手続きだけは踏んで頂きたい。今後、まちなか再生の核にもなると思いますので、運営協議会とも連携を取りながら、再生委員会で1番良い方法で次年度考えていきたいなと思っています。
 
 だからな、いくら総会を通っていようがなにしようが、名張まちなか再生委員会には権限もなければ決定権もないわけな。年間予算はゼロ円だったわけな。名張まちなか再生委員会が税金のつかいみちを自由に決められる、なんてことはまったくないわけよ。まちなか再生事業の実態はどうだったよ。名張市が協働とかいう名のアリバイづくりを進めただけだったんじゃねーのかよ。まちなか再生の名のもとに癒着結託構造をより強固なものにした、っつーだけの話じゃなかったのかよ。たとえばあの問題はどうよ、みたいなことは、もちろん指摘しない。テロにはせんとゆうておる。
 
・検討委員会の中で地元の辻氏と有識者である中氏を検討委員会に入って頂き、現在のメンバーと合わせて活動して頂きたいと考えています。
 
 困る。こんなこといわれても困る。有識者を都合よくつかおうとしてんじゃねーよ、というしかない。おれが名張まちなか再生委員会に入会したのは、あくまでも委員会をぶっ壊してやるためだったわけな。最初からそういっていたはずである。というか、このブログでも公言していたはずである。委員会に協力する気なんて、おれにはさらさらなかったわけな。むろん最初は、そうではなかった。そうではなかったからこそ、名張まちなか再生プランの素案にパブリックコメントを提出したりもしたのである。しかし、おれのプランは採用されるにいたらなかった。それはそれでしかたがない。名張市がそういう判断をくだしたのであれば、こちらはそれに従うしかない。しかし、それでもなお、おれは名張市にたいして協力的であった。名張まちなか再生委員会が結成された直後、おれは名張市役所四階にあった委員会の事務局に足を運んで、協力を申し出たわけよ。といったって、自分の意見を押しつける、といったことではまったくない。
 
 しつこくも記すけれど、おれはその当時、名張市立図書館の乱歩資料担当嘱託だったのな。で、名張まちなか再生プランには、旧細川邸を歴史資料館として整備し、乱歩関連資料も展示します、みたいなことが書かれてあって、そのプランを具体化するための委員会が結成された。そこで事務局に行って、委員会のメンバー表に眼を通してみたところ、乱歩のことを知ってる人間なんてただのひとりもいなかったわけ。だからおれは、この人たちに乱歩にかんする最低限の知識を身につけてもらわなくちゃ、歴史資料館なんてえらいことになるぞ、と思ったわけ。図書館嘱託としての職業倫理に立って、この連中に乱歩のことを教えてやるのはおれの使命である、と考えた。で、そのための場を設定してくれよ、と事務局に依頼した。後日、事務局から返事があって、名張まちなか再生委員会の結論が伝えられた。
 
 ──現段階では乱歩にかんして外部の人間の話を聴く考えはない。
 
 どうしようもないわな。とくにどうしようもないのは、現段階では、とかいってしまう先送り体質である。なんとも小ずるくて、市民としては泣けてくるよな。しかも、話はこれだけでは収まらない。それからしばらくして、旧細川邸は歴史資料館にはしない、と名張まちなか再生委員会が決定した、という話が伝わってきたわけ。事務局で確認すると、まぎれもない事実である。それはねーだろ、とおれは思った。なんの権限もない名張まちなか再生委員会がいったいなんのつもりだ。プランをひっくり返すのならそれなりの手順を踏みやがれこら、とかいいだけ叱り飛ばしてやっても、再生委員会にはそれこそ、おれの話を聴く考えはなかった。だから、名張まちなか再生委員会なんて完全なインチキ団体である、というのがおれの結論だったわけ。そんな委員会に協力するのは、すなわちインチキに加担することにほかならない。いくらおれが名張まちなか再生委員会に入会したからといって、委員会に都合よくつかわれるようなことにならないのは自明の理というやつである。そんなことすらわからずに、有識者を都合よくつかおうとしてんじゃねーよ。
 
 そんなことはどうでもいいとして、なんの話か。お役所のみなさん、大丈夫っすかあ? という話である。第二十一回役員会で話題になっていた官製談合の問題である。あの役員会の時点では、やなせ宿には開設二年度目から指定管理者制度を導入いたします、ということになっておった。いまから振り返れば、それが名張市の大うそであったことがまるわかりなのであるが、当時はそんな方針が明示されていて、役員会の話し合いもその方針を前提として進められていた。初年度はまちなか運営協議会が特権的にやなせ宿の管理運営を受託するが、二年度目以降は指定管理者を公募する、ということだったわけな。つまり二年度目には、まちなか運営協議会以外に指定管理者として手をあげる団体が出てくるかもしれない。その場合、まちなか運営協議会には名張市の職員が加わっている、ほかの団体は民間人だけで構成されている、みたいなことになったとしたら、それだけでじゅうぶんにアンフェアな事態だ、ということになる。
 
 わかるか? お役所のみなさん、おれのいってることがおわかりか? 要するに、名張市からなぞがたりなばり関連事業の委託を受けた乱歩蔵びらきの会にもしも市職員が加わっているのだとしたら、それってかなりまずいんじゃね? ということである。名張市が今年度の「新しい公」委託事業の実施団体を募集していたことも、そのなかになぞがたりなばり関連事業が含まれていたことも、おれは不明にもまったく知らなかったわけなんだけど、もしもおれがそれを知っていて、当該事業を受託すべく団体をつくって手をあげたとしたら、乱歩蔵びらきの会には市職員が加入していて、こちらは民間人だけ、ということになる。この構図そのものがすでにしてアンフェアなのである、ということが、名張市役所のみなさんにはおわかりにならんのかな。競合団体がない場合だって、本質的な問題には変化がない。名張市がたとえば三十万円、民間団体に税金をゆだねて事業を委託した。その民間団体にはじつは市職員が所属していて、三十万円を自由につかえる立場にある。こんなもの、裏を勘ぐろうと思えばいくらでも勘ぐれる構図なのである。
 
 もちろん、名張市役所のみなさんがプライベートでどんな民間団体に加わって活動に精を出そうと、それ自体にはなんの問題もない。ただし、その団体が公金にかかわりをもつとなると、事情は一気にちがってくるわけな。この場合、お役所のみなさんが、手前はいっさい不正なことはしておりません、といってみたところで、そんないいわけはいっさい通用しない。お役所のみなさん、おれのいってることがおわかりか? もしかしたら公務員の立場を利用して不正行為に手を染めたんじゃね? と疑われてもしかたない立場にみずから進んで身をおくような真似は慎もうな、っつーことなわけな。頼むから公務員の立場ってものをわきまえてくれんかね。名張まちなか再生委員会でおんなじようなことが問題になってたわけなんだから、ちっとは学習しろよ。ていうか、「新しい公」委託事業審査委員会の審査ってのはどうなってるんだ? 官と民の癒着結託にかかわるきわめて重要な問題はフリーバスかよ。大丈夫かよ。その審査委員会が大丈夫なのかどうか、なんならおれが審査してやろうか?
 
 それにしても、名張市役所のみなさんや。なんかちょっとおかしくないか。なぞがたりなばりの関連事業は委託団体の募集がおこなわれたわけだけど、なぞがたりなばり事業そのものは、いったいどうなっておるのであろうな。今年も昨年同様、民間団体に事業が委託されるはずなのであるが、もう募集はおこなわれておるのか。それともこれからなのか。あるいは、名張市名物アンダーザテーブルとかいうやつで、市民の眼の届かないところですべてが決められてしまっておるのかな。どうもようわからんな。こんど地域経営室へ行ったときに尋ねてみようっと。で、もしもいまからでも名乗りをあげられるのであれば、ひょっとしたら、名張まちなか再生委員会がなぞがたりなばり事業を受託すべく動くことになるかもしれんぞ。いやいや、こんなのはおれがたったいま思いついたことだから、気にする必要なんか全然ない。それにおれはいまや、以前からいってるとおり、まちなかよさようなら、っつー心境なわけな。いずれ名張まちなか再生委員会の会合が開かれたら、その場で退会届を提出するつもりである。だから心配はいらんのだが、再生委員会がなぞがたりなばりを主催するのも面白いかもしれんな、とは思う。しかし、そんなことになったら、それはおれにとってすでにテロの一環、みたいなことになってしまうからなあ。そりゃまずいぞ。なにしろおれは、テロにはせんとゆうておるのだからな。だからいまここで、あらためて、そんなことする気は毛頭ない、と名張市役所のみなさんにお知らせしておく次第である。いやいや、現段階ではそんなことする気は毛頭ない、といっておくべきなのかな。
 
 さて、名張市役所のみなさんや。すでによくおわかりであろう。名張市立図書館においては、乱歩のことが白紙なわけである。空白なわけである。こんなことではまずいぞ、とは名張市役所のみなさんもお思いであろう。あの名張まちなか再生委員会にさえ、「名張市が長年やってきた膨大なデータベースも含めて、電子的メッセージライブラリーの創設」みたいなことをご心配いただいておるのである。こうした市民の声を無視することはできんぞ。だから、昨年の秋以来、煙が出るほどお考えいただいてきたところなのであるけれど、いくらお考えいただいても、なんの考えも浮かんでこないことであろう。それはそうであろう。乱歩作品をまともに読んだことがなく、乱歩がどういう作家だったのか、現在どのように受容されているのかを知ろうともせず、図書館は無料貸本屋だと信じて疑わないようなみなさんが何十人何百人と集まってみたところで、どんな考えも浮かぶわけがない。だから、あんたらが考える場におれを立ち会わせてくれんかね、とお願いしておる、ということをしつこくしつこく記しておるわけなのであるが、いまだお答えがいただけぬっつーのは、いったいどうしたことなのであろうな。
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