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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 9月も二日目である。あさって4日金曜には、名張まちなか再生委員会の第六回理事会が開かれるはずなのだが、どうやら流れたっぽい。きのう一日待ってもまだ、案内のはがきが届かないからである。いったいどうするつもりなのであろうな。
 
 以前からくり返しているとおり、名張まちなか再生委員会は解散するべきなのである。それはおれのみならず、名張市の意向でもあるはずである。だから、名張市役所にペテンの切れる人間さえいれば、委員会を合理的な解散にみちびく道筋、なんてものを考えつくこともできるはずなのであるが、いかんせん、市役所の人材払底は徹底している。眼を覆わしめるものがある。それはもう、びっくりするような人材がごろっちゃらしておるのだからな。ものを考える、などという気の利いたことはとうていできない。にっちもさっちも行かなくなったら、理事会を招集しないことで問題を先送りしてしまう。その程度のことしかできない。まるで駄々っ子である。お子さまが行政つかさどってどうするよ。
 
 こうなると名張まちなか再生委員会、ほんと、みずからの意志で解散するしかないのではないか。以前、歴史拠点整備プロジェクトチームの会議で述べたところをくり返しておくと、あんたらほんとにまちなか再生とやらを進めたいのであれば、名張まちなか再生委員会なんてとっとと解散してしまい、新しい市民組織をつくるべきなのである。その場合、もっとも重要なことは、行政とは無縁な組織にする、ということである。まちなか再生という課題を主体的に考え、実行するための自立した組織を発足させることが、いまや必要なのである。
 
 新しい組織をつくったとする。まず問題になるのは、まちなか再生とはいったいどういうことなのか、ということである。なにをどうすれば、まちなか再生がはたされたことになるのか。これは難問である。答えは容易にはみつからない。百人の人間がいれば、百とおりの答えがあるはずである。だから、必要になるのは、あーでもないこーでもないと話し合いを重ねて、ある程度の合意に達することである。自分たちが目指しているまちなか再生とは、だいたいがこういったことなのである、という基本線を明確にすることである。そういったきわめて大切なことをまったく等閑視してしまい、意にも介さず、気にもとめず、ただもうまちなか再生でございますまちなか再生でございますわあわあわあわあとことを進め、とんでもない結果にたどりついてしまったのが名張市のまちなか再生事業なのである。おなじ愚をくり返さないためには、出発の時点で、まちなか再生ってなに? という一点にかんする合意にいたっておくことが肝要なのである。
 
 ついで、まちなか再生とやらを達成するために、具体的になにをすればいいのか、なにができるのか、それを考える。必死になって考える。おのずから、答えは出てくるはずである。答えのなかには、行政と連携しなければ実現できないこともあるはずである。どうするのか。行政と手を組めばいいのである。協働とかいうやつである。行政に話をもちこめばいいのである。もちこまれれば、行政だって無視はできない。市民組織がもちこんだ提案を実現するために、どんな補助金をひっぱってくることが可能かな、みたいなことも考えなければならぬであろう。市民組織と行政が手を携えて、まちなか再生とやらを進めてゆけばいいのである。それが協働というものなのではないか。
 
 少なくともおれは、そんなふうな考えをもっている。だから、歴史拠点整備プロジェクトの会議では、名張まちなか再生委員会なんかとっととつぶしてしまい、行政のひもつきではない新しい組織をつくったほうが絶対にいいぞ、と力説したのだが、残念ながら賛同は得られなかった。しかし、9月4日に開かれるはずだった理事会さえ、このままでは案内もなく流れてしまいそうな雲行きである。総会がいつのことになるのか、冗談ではなく見当もつかない。委員会運営がここまで膠着してしまったら、ほんと、つぎになにをするのかを熟慮決断したうえで、委員会なんかとっとと解散してしまったほうがいいのではないか。むろん、まちなか再生とやらに主体的に向き合い、そのために知恵をしぼり汗を流す、という覚悟がないのであれば、いつまでもたらたらだらだらしているしかないとは思うけどな。
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