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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 報告である。ただし、最初にいっといてやるけど、わけなんてさっぱりわかんねーんだから覚悟しとけよな。ほんと、いよいよわけがわかんなくなってきてんだからな。理解不能の事態なんだからな。驚天動地の展開なんだからな。心して読んでくれ。
 
 さて、報告である。きのうの夜、名張市役所二階の庁議室で、名張まちなか再生委員会の第六回理事会が開かれた。席上、あろうことかあるまいことか、名張まちなか再生委員会から引く、という表明があった。だれが引くのか。名張市である。名張まちなか再生委員会を発足させた名張市が、名張まちなか再生委員会から引く、つまり、委員会との関係はご破算にいたします、と宣言したのである。わっけわかんねーよなまったく。そんなことができると思ってんのかよ。
 
 きのうの理事会では、こんな議題がとりあげられると案内されていた。
 
1.各プロジェクトチーム会議の報告について
2.総会の日程について
3.その他
 
 きのう配付された「第6回名張まちなか再生委員会理事会事項書」には、こんなふうに記されていた。
 
1.あいさつ
2.各プロジェクトチーム会議の報告について
3.総会の日程について
4.その他
 
 委員長による「あいさつ」のあと、「各プロジェクトチーム会議の報告について」に入る前に、事前に打ち合わせができていたのであろう、委員長が副委員長の発言をうながした。副委員長は三人いるのだが、発言に立った副委員長は市職員である。副委員長を務める市職員が、「市の報告事項」とやらを発表したのである。どんな報告か。委員の脱会があいつぎ、まちなか再生事業を実施することが実質的に不可能になったため、名張市は再生委員会から引くことにした、という報告である。なんかもう、唖然とするよな。よくもまあ、ここまで露骨に、あからさまに、なりふりかまわず、みさかいもなく、前後のことはなにも考えず、ただひたすらのその場しのぎに徹することができるものである。
 
 それはまあ、ある程度の想像はついていた。第六回理事会を通知するはがきには、「総会の日程」が検討されるとは書かれていたが、総会の議案を協議するとは記されていなかった。だから、はっはーん、どうやら総会を開く気はないらしいな、という察しはついた。むろん、総会なんか招集せず、委員会をいますぐにでも解散にもちこみたい、というのが名張市の意向であろう。本意であろう。だから、9月2日付エントリに記したごとく、
 
 「名張市役所にペテンの切れる人間さえいれば、委員会を合理的な解散にみちびく道筋、なんてものを考えつくこともできるはずなのであるが、いかんせん、市役所の人材払底は徹底している。眼を覆わしめるものがある。それはもう、びっくりするような人材がごろっちゃらしておるのだからな。ものを考える、などという気の利いたことはとうていできない」
 
 というわけではあったのだが、それにしたって、いくらなんでももうちょっと、ましなやりようってものがあるはずじゃねーか。いやになったから手を引きまーす、なんてことが通ると思ってんだから、ほんと、駄々っ子だよな。もういちど、こういっといてやることにする。
 
 「お子さまが行政つかさどってどうするよ」
 
 それでまあ、きのうの理事会、いうまでもないことだが、おおいに紛糾した。紛糾をきわめた。収拾なんかつくわけがない。だから、市の報告とやらを承服することはとてもできないから、早急に臨時総会を開いて、名張市のちゃんとした説明、理解できる説明、納得できる説明を聞きたい、と提案したところ、正副委員長がそのための検討をおこなうことで合意した。臨時総会というかたちになるかどうかはわからないが、できるだけ多くの委員の前で、市のしかるべきポジションにあり、かつまっとうな説明能力をそなえていらっしゃるかたから、あれこれいろいろ説明をお聞きするための場が設けられるはずである。
 
 それにしても、名張市は名張まちなか再生委員会から手を引きます、なんて表明、いまからでも遅くないから、さっさと撤回したほうがいいと思うぞ。とんでもないことをいってしまった、という自覚は名張市サイドにはないのであろうから、きのう、念のために確認してやったのだが、名張市がみずから発足させた委員会から抜けてしまうということは、委員会を発足させたことが失敗であった、委員会の携わった事業もまた失敗であった、と名張市がみずから認めたことになる。どう考えてもそう判断せざるをえないのだが、それでもいいのか、と質問したところ、明確な返答は返ってこなかった。これはもうはっきりいって、行政の無謬性とかいうやつが破綻してしまってもいいのかよ、という話なのである。そういう問題なのである。どうせ失敗を認めるのであれば、委員会から引く、などという姑息な手段に走ることなく、どうか解散してもらいたい、という行政サイドの意向を正面から委員会に伝えたらどうよ、とおれは思う。
 
 それから、かりに名張市が引いてしまったとしても、名張まちなか再生委員会は、正式に解散しないかぎり、このまま存続しつづけるわけなのであるが、その場合、名張市と名張まちなか再生委員会はひきつづき協働とやらのパートナーでありつづけるのかな、そのあたりどうよ、とも尋ねたのだが、やはり明快な返答は返ってこない。名張市が引くといえば、委員会は即解散、みたいなことになるとでも思っておったのか。なさけねーよなーまったく。市民のひとりとして、非常になさけない。再度引用しといてやる。
 
 「名張市役所にペテンの切れる人間さえいれば、委員会を合理的な解散にみちびく道筋、なんてものを考えつくこともできるはずなのであるが、いかんせん、市役所の人材払底は徹底している。眼を覆わしめるものがある。それはもう、びっくりするような人材がごろっちゃらしておるのだからな。ものを考える、などという気の利いたことはとうていできない」
 
 さらにまた、名張市が手を引いた名張まちなか再生委員会は、おのずから純粋な市民組織となるわけだから、その市民組織がやなせ宿の活用策をまとめあげ、ご検討くださいと市に提案することにはなんの支障もないはずだよな、という点も確認した。現在ただいまのやなせ宿は、まちなか運営協議会が特権的に運営を委託されているわけだが、名張まちなか再生委員会がそれと同格の市民組織としてやなせ宿の運営受託に名乗りをあげても、どこにも差し支えは出ないよな、と尋ねた次第であったのだが、やはりイエスともノーとも、明瞭な返答は得られなかった。
 
 ところで、名張市が引くというのはどういうことか。きのうの説明によれば、委員会の事務局を担当している市職員や、委員会に委員として加わっている市職員が、いっせいに退会してしまうということである。つまり、名張市と名張地区まちづくり推進協議会との黄金の癒着結託コンビ、手法は一貫しているわけだよな。8月には、名張地区まちづくり推進協議会が委員会から引く、という脅しをかけたかと思うと、9月には、名張市が委員会から引く、と脅しをかけてくる。笑止千万。安物のやくざみたいなことやってんじゃねーよすっとこどっこい。
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