三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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とりあえず、4月3日付エントリのつづき、ということで進める。
4月3日:おらおらギャグ定着すの巻
要するに、名張まちなか再生委員会、もう無茶苦茶なのである。4月1日に理事会が開かれたのだが、むっつのプロジェクトチームのうち半数が、開くべき会議を開かずして理事会に臨んでおった。さすがに、話にならんな、というわけで、みっつのプロジェクトチームがちゃんと会議を開いてから、あらためて理事会を開く、ということになった。とはいえ、会議を開いたプロジェクトチームだって、会議とも呼べぬような会議を開いただけである。3月26日の歴史拠点整備プロジェクトチームの会議、それから、3月30日の乱歩関連事業プロジェクトチームの会議、ふたつの会議の報告書を掲載しておいたから、名張まちなか再生委員会がいかに無茶苦茶な状態であるのか、よくおわかりいただけたものと思う。
というところで、こちらのつづきに移行する。
3月26日:中先生のおさなご講座 拾
3月25日水曜のことである。市長ならびに前教育次長との面談を要請しておいたところ、おらおらおらおらこの低能がよー、でおなじみの名張市という名のインチキ自治体、おらおらおらおらこのヘタレがよー、との賞讃まで手中にしたいとでもいうのか、おふたかたにはお目通りがかなわず、教育委員会ならびに総合企画政策室との面談ということになった。その報告のうち、総合企画政策室篇は終わったから、本日は教育委員会篇である。
事前に、こんな要請を伝えてあった。
・市立図書館が平成20年度に収集した乱歩関連資料のリストと、収集に要した予算の総額とをお示しいただきたい。
で、お示しいただいたものがこれである。
平成20・2008年度、市立図書館が乱歩関係資料の購入に要した費用は七万五千百九十五円であった、ということになる。
ところで、日本全国津々浦々、公立図書館の質はかなりのスピードで劣化しているものと思われる。理由は、いうまでもないことながら、業務委託だの指定管理だのに名を借りた丸投げである。どうして、全国の自治体がなだれを打って公立図書館の運営を丸投げしているのかというと、これもいうまでもないことながら、コストカットのためである。図書館サービスの質を向上させるために、などというお題目をとなえているところもあるかもしれないが、そんなものはうそっぱちである。で、丸投げの背景には、いずこもおなじ尋常ならざる財政難、という事情がある。そして、これもまたいうまでもないことであるけれど、自治体の財政難はいまや地域住民にとって周知の事実、というよりは、生活していてありありと実感できる事実である。
毎度おなじみ、2ちゃんねる名張市政スレをながめてみると、こんなレスがある。
三重県名張市の市政について語りませんか?Part2:772
この投稿者、おそらく全国の図書館事情も、名張市立図書館のことも、よくご存じではないのであろう。とはいえ、「図書館に正式な職員必要だろうか?」というのは、ごく当然の疑問である。なぜ当然か、というと、公務員って給料もらいすぎじゃね? というのが、インターネットの普及もあいまって、いまや国民的了解事項となっているからである。図書館で本を貸し出したり整理したりする仕事に、そこまで人件費をかけなくてもいいんじゃね? と考えてゆくと、「学あるシルバー」を図書館で雇うことにすれば、「シルバーなら低賃金だし 定休日も必要ないし朝早くから遅くまで開けても/経費増えない思う」という結論にたどりつくことになる。
こうした考えかたは、これまた当然のものである。日本全国津々浦々、じつはとっくの昔から、さすがにシルバーではないけれど臨時職員という形態によって、公立図書館は労働力を安く買い叩いてきた。「正式な職員」もいるにはいるが、開館から閉館までばたばた走りまわってサービスに努めているのはおおむね、半年契約で労働力を買い叩かれている非正規雇用の職員である、というのが、日本全国津々浦々、どこの公立図書館でもふつうにみられる光景であったと推測される。そのいっぽうでは、これも明確な根拠を示すことなく記しておくと、財政難のせいで新刊の購入費が減りつづけている、という事情もまた、全国の公立図書館に共通しているはずなのであって、しかしながら、人件費を抑え購入費を抑えてもそれでもなお、財政難は底が知れないほど深刻さの度合を増してゆく。だからもう、えーい、とばかり丸投げに走ってしまう、というのが、全国共通の傾向なのである。名張市もむろん、その例にもれない。
名張市公式サイト:名張市立図書館業務委託事業者の決定について(4月1日)
名張市立図書館業務の委託事業者が株式会社図書館流通センターに決定した、と告知されている。図書館流通センター、略称TRCは、この業界の大手企業である。で、2ちゃんねるの図書館関係スレを閲覧してみる。
一般書籍@2ch掲示板:図書館は不要
こんなレスが見つかる。
図書館は不要:341
引用。
貸し出し制限期間のことはおくとしても、それにもちろん、TRCのくわしい内情は知るよしもないのであるけれど、まあざっと、こんなものであろうな、という気がする。業務を丸投げして、丸投げ先の企業に労働力を買い叩かせる。これが自治体によるアウトソーシングの実態なのである。
2ちゃんねるにはこのTRCのスレも立てられていて、関係者が裏情報を流している。
派遣業界@2ch掲示板:図書館流通センターってどうよ?
ここで、名張市公式サイトから「名張市立図書館業務委託事業者の決定について」を転載しておく。
あすにつづく。
4月3日:おらおらギャグ定着すの巻
要するに、名張まちなか再生委員会、もう無茶苦茶なのである。4月1日に理事会が開かれたのだが、むっつのプロジェクトチームのうち半数が、開くべき会議を開かずして理事会に臨んでおった。さすがに、話にならんな、というわけで、みっつのプロジェクトチームがちゃんと会議を開いてから、あらためて理事会を開く、ということになった。とはいえ、会議を開いたプロジェクトチームだって、会議とも呼べぬような会議を開いただけである。3月26日の歴史拠点整備プロジェクトチームの会議、それから、3月30日の乱歩関連事業プロジェクトチームの会議、ふたつの会議の報告書を掲載しておいたから、名張まちなか再生委員会がいかに無茶苦茶な状態であるのか、よくおわかりいただけたものと思う。
というところで、こちらのつづきに移行する。
3月26日:中先生のおさなご講座 拾
3月25日水曜のことである。市長ならびに前教育次長との面談を要請しておいたところ、おらおらおらおらこの低能がよー、でおなじみの名張市という名のインチキ自治体、おらおらおらおらこのヘタレがよー、との賞讃まで手中にしたいとでもいうのか、おふたかたにはお目通りがかなわず、教育委員会ならびに総合企画政策室との面談ということになった。その報告のうち、総合企画政策室篇は終わったから、本日は教育委員会篇である。
事前に、こんな要請を伝えてあった。
・市立図書館が平成20年度に収集した乱歩関連資料のリストと、収集に要した予算の総額とをお示しいただきたい。
で、お示しいただいたものがこれである。
平成20・2008年度、市立図書館が乱歩関係資料の購入に要した費用は七万五千百九十五円であった、ということになる。
ところで、日本全国津々浦々、公立図書館の質はかなりのスピードで劣化しているものと思われる。理由は、いうまでもないことながら、業務委託だの指定管理だのに名を借りた丸投げである。どうして、全国の自治体がなだれを打って公立図書館の運営を丸投げしているのかというと、これもいうまでもないことながら、コストカットのためである。図書館サービスの質を向上させるために、などというお題目をとなえているところもあるかもしれないが、そんなものはうそっぱちである。で、丸投げの背景には、いずこもおなじ尋常ならざる財政難、という事情がある。そして、これもまたいうまでもないことであるけれど、自治体の財政難はいまや地域住民にとって周知の事実、というよりは、生活していてありありと実感できる事実である。
毎度おなじみ、2ちゃんねる名張市政スレをながめてみると、こんなレスがある。
三重県名張市の市政について語りませんか?Part2:772
この投稿者、おそらく全国の図書館事情も、名張市立図書館のことも、よくご存じではないのであろう。とはいえ、「図書館に正式な職員必要だろうか?」というのは、ごく当然の疑問である。なぜ当然か、というと、公務員って給料もらいすぎじゃね? というのが、インターネットの普及もあいまって、いまや国民的了解事項となっているからである。図書館で本を貸し出したり整理したりする仕事に、そこまで人件費をかけなくてもいいんじゃね? と考えてゆくと、「学あるシルバー」を図書館で雇うことにすれば、「シルバーなら低賃金だし 定休日も必要ないし朝早くから遅くまで開けても/経費増えない思う」という結論にたどりつくことになる。
こうした考えかたは、これまた当然のものである。日本全国津々浦々、じつはとっくの昔から、さすがにシルバーではないけれど臨時職員という形態によって、公立図書館は労働力を安く買い叩いてきた。「正式な職員」もいるにはいるが、開館から閉館までばたばた走りまわってサービスに努めているのはおおむね、半年契約で労働力を買い叩かれている非正規雇用の職員である、というのが、日本全国津々浦々、どこの公立図書館でもふつうにみられる光景であったと推測される。そのいっぽうでは、これも明確な根拠を示すことなく記しておくと、財政難のせいで新刊の購入費が減りつづけている、という事情もまた、全国の公立図書館に共通しているはずなのであって、しかしながら、人件費を抑え購入費を抑えてもそれでもなお、財政難は底が知れないほど深刻さの度合を増してゆく。だからもう、えーい、とばかり丸投げに走ってしまう、というのが、全国共通の傾向なのである。名張市もむろん、その例にもれない。
名張市公式サイト:名張市立図書館業務委託事業者の決定について(4月1日)
名張市立図書館業務の委託事業者が株式会社図書館流通センターに決定した、と告知されている。図書館流通センター、略称TRCは、この業界の大手企業である。で、2ちゃんねるの図書館関係スレを閲覧してみる。
一般書籍@2ch掲示板:図書館は不要
こんなレスが見つかる。
図書館は不要:341
引用。
341 名前: 無名草子さん Mail: 投稿日: 2009/04/01(水) 10:56:46
図書館では有名なアウトソ-シング会社TRCは出版業界大手の 共同出資でつくられて、当初は目録をデ-タにして稼いでいましたが、 図書館で働く公務員の年収が700万から1千万なので外部委託を事業に して、同じ仕事を年収200万円台でやらせてピンはねしています、 貸本屋化したのは、最新刊の貸し出し制限期間を作らなかったのがまずかったのでは。 |
貸し出し制限期間のことはおくとしても、それにもちろん、TRCのくわしい内情は知るよしもないのであるけれど、まあざっと、こんなものであろうな、という気がする。業務を丸投げして、丸投げ先の企業に労働力を買い叩かせる。これが自治体によるアウトソーシングの実態なのである。
2ちゃんねるにはこのTRCのスレも立てられていて、関係者が裏情報を流している。
派遣業界@2ch掲示板:図書館流通センターってどうよ?
ここで、名張市公式サイトから「名張市立図書館業務委託事業者の決定について」を転載しておく。
あすにつづく。
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