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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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話があっちこっち千鳥足で進むようだが、名張まちなか再生委員会の乱歩関連事業プロジェクトチームにたいして、はなはだ酷なことを記しておくことにする。プロジェクトチームのためを思ってあえて書き記す次第なのであるが、要するに、もうどうにもならんぞ、と思うぞ。3月30日に開かれた会議の報告書にもとづいて述べることにして、きのうも引いたこれを再度引用。

「乱歩情報発信の基地としてやなせ宿を使えていない。これはまちなか再生の核施設であるべきやなせ宿が機能していないと言うことに他ならないのではないか」

やなせ宿を運営しているまちなか運営協議会に「乱歩情報」の発信ができるかどうか、ということになると、できない。できるわけがない。それにだいいち、きのうも記したことであるが、名張市には乱歩にかんする情報など存在しておらず、しいていえば市立図書館の収集した乱歩関連資料だけが情報と、あるいは情報の素材と呼びうるものなのであるけれど、市立図書館には、というよりも名張市には、それをデータ化し情報としてネット上で発信しようという気などさらさらない。そもそも、情報の発信というのがどういうことなのか、それがわかっておらんのだし、市立図書館が収集した乱歩関連資料の価値すら理解できんのであるし、それを情報として発信することで名張市にどんなメリットがもたらされるかということも、いやもうほんとにまるっきり判断できんのである。ひとことでいって、もうどうしようもない。

だいたいが、旧細川邸を乱歩に関連づけて整備するというのは、名張まちなか再生プランの素案が発表されたとき、なんなんだこのインチキプランは、と驚き、あきれ、憤りながら中先生が提出したパブリックコメントに記しておいたことなのであって、市立図書館がいっこうに手をつけようとしない乱歩情報の発信を旧細川邸で進める、という構想もそこには明記してあったのだが、名張市にはそれが理解できなかったのである。むろん、旧細川邸がどうこういう以前に、市立図書館が「乱歩情報発信の基地」となるのが当然なのであるが、名張市はそんなこと、考えようともしない。だから、旧細川邸をそうした基地として利用するべきだと考えて、パブリックコメントにそのアイデアを明記した次第だったのであるが、名張市にはきれいに理解できなかった。ま、あほなのであるからな。したがって、いまからまたあらためてなにかをいってやったとしても、名張市にはあいかわらずなーんにも理解できないに決まっておるのである。ま、あほなのであるからな。

それにしても、なぜ理解できないのか。要するに、ものを考えることができないのである。考えるための土壌となる知識もなければ見識もなく、ものの価値を判断することもできない。だから、決めるべきことが決められない。かりに、なにかを決めるということになっても、決めかたというやつがわからない。なんのために決めるのか、だれのために決めるのか。そんなことさえ理解できない。そうした事例は、やなせ宿整備事業のみならず、いたるところに転がっているはずである。で、決められない理由としては、ものを考えることができない、ということのほかに、責任というやつの発生を極度に恐れる、ということもある。とにかくもう、徹底的に責任を回避する。かりに責任というやつが発生してしまったら、あとはいっさい知らん顔をしているだけなのだから、まあ気楽といえば気楽なのではあるけれど、とにかく万難を排して責任の発生を防ごうとする。結局、どうなるのか。知れたことである。なにも考えられない。なにも決められない。先送りするしかないのである。先送りにつぐ先送りである。先送りの結果、どんなことになっておるのか。

「名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています」

こんなばかなことになっておる。市立図書館が開館して四十年が経過するというのに、「江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが」などと平気でほざいておるのである。まだ先送りをつづけようというのである。開館から四十年が経過した現在、はっきりいって、市立図書館が乱歩関連資料を収集しなければならないという根拠は、完全に見失われてしまっている。根拠があるとすれば、きのうも記したとおり、収集資料そのものを根拠とし、その活用に努めるしか道がない。などといってやっても、いってやってることの意味が理解できんのだから、まったくもって救いがたい。したがって、乱歩関連事業プロジェクトチームにはなはだ酷なことをここに断言しておくならば、やなせ宿が「乱歩情報発信の基地」になることなど、いっさい期待はできない。可能性はゼロである。

なにしろ中先生、こうみえても、名張市が乱歩にかんしてなにをすればいいのか、考えられるだけのことは考えたし、自分でできるかぎりのことは自分でやったし、働きかけるべきことはすべて働きかけたつもりである。その経験に立っていうならば、いまから名張まちなか再生委員会の乱歩関連事業プロジェクトチームがなにをあがいてみたところで、もうどうにもならんぞ、と思うぞ。これはいくら考えても異常と呼ぶしかないことなのだが、名張市というのはそういうところだと思って、あきらめてしまうしかないのではないか。なにしろ中先生の結論は、おらおらおらおらこの低能がよー、なのであり、おらおらおらおらこのヘタレがよー、なのである。それはもう、感心するくらい低能であり、笑えてくるくらいヘタレなのである。だからとにかく、もうどうにもならんぞ、と思うぞ。
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