忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[773] [772] [771] [770] [769] [768] [767] [766] [765] [764] [763]
きのうの件である。

   
中 相作 様

教育委員会及び総合企画政策室とお会いいただく日を下記のとおり調整しましたので、よろしくお願いします。
なお、都合が悪い場合は下記まで、ご連絡ください。
        記
日時 平成21年3月25日(水)午後2時〜
場所 市役所405会議室(4階)

昨日午後2時、名張市役所四〇五会議室。きのうのエントリにも記したけれど、職員諸君が相手なのだから、話などなにも進まない。面談は四十分ほどで終了した。

事前に二点、要請しておいた。

・市立図書館が平成20年度に収集した乱歩関連資料のリストと、収集に要した予算の総額とをお示しいただきたい。

・乱歩都市交流会議の平成21年度事業計画をお示しいただきたい。

まず、乱歩都市交流会議について。昨年11月1日付毎日新聞ウェブニュースを無断転載。

   
江戸川乱歩:偉業後世に ゆかりの名張、亀山など4市、連携して情報発信へ /三重

◇名張、亀山、鳥羽、津
探偵・推理小説の大家、江戸川乱歩(1894~1965、本名・平井太郎)の偉業を後世に伝えようと、乱歩にゆかりのある名張、亀山、鳥羽、津の4市が連携して情報発信する「乱歩都市交流会議」を設立することになり、津市の県庁で31日、設立趣意書への署名式が行われた。【田中功一】

乱歩は名張市で生まれ、生後8カ月で父の転勤に伴い亀山市に転居した。名古屋市などでの生活を経て17年から19年まで鳥羽市の造船所に勤務し、その間に結婚した。津市には、平井家の菩提(ぼだい)寺がある。

交流会議設立は、乱歩の長編小説「人間豹(ひょう)」を歌舞伎にした「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎつめ)」が、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんらによって、東京・国立劇場で上演(3~26日)されることになったのがきっかけ。そのPRのために劇場担当者が7月、名張市を訪問し、話を聞いた亀井利克市長が「県内の乱歩ゆかりの市が連携して、乱歩だけでなく地域の情報も発信しよう」と他の3市に働きかけ、トントン拍子で設立が決まった。

署名式には、4市長と立会人の野呂昭彦知事が出席した。亀井市長と野呂知事のあいさつの後、「乱歩をはぐくんだ4市の取り組みを大いに応援する」という乱歩の孫、平井憲太郎さん(東京在住)からのメッセージが披露された。

4市は国立劇場での上演期間中、各市を紹介するパネル展示や物産販売などを行うほか、今後は各市が行っている乱歩関連イベントで相互に情報提供し、観光や文化振興に役立てる。

思いつきである。名張市名物思いつきである。思いつきじゃなければ名張市じゃない、でおなじみの思いつきである。思わず感心してしまうほどみごとなまでにあとさき考えぬその場かぎりの思いつきである。最初から知れていたことではあったのだが、ただの思いつきにすぎないということをしかと確認するために、きのうの席で乱歩都市交流会議の平成21・2009年度事業計画を示してくれるよう、あらかじめ要請しておいた次第である。むろん、そんな計画など、あるわけがない。担当セクションの総合企画政策室でさえ、こんな思いつきのことは忘れてしまっていたのではないか。

で、尋ねたところ、思っていたとおり、新年度の事業計画はない。ついでにいえば、予算もない。事務局なんてものも設置されていない。会議の発足以来こんにちまで、四市の担当職員が集まったことすらない。要するに、昨年11月、乱歩歌舞伎が上演された国立劇場でパネル展示と物産販売をおこなっただけ、あとはなーんにもやってない。それが、ごたいそうに四人の市長に知事まで加わって署名式なんぞとやらをぶちかました乱歩都市交流会議の実態である。なーにやってんだすっとこどっこい。

で、今年の乱歩歌舞伎ではどうするの、と尋ねた。国立劇場の公式サイトではまだ発表されていないけれど、たぶん今年の10月、乱歩歌舞伎の第二弾が上演される。そのときにはどうするのかと尋ねたのだが、驚くべし、というべきか、案の定、というべきか、名張市の総合企画政策室はそんなことすらご存じないのであるから困ったもので、昨年11月19日付朝日新聞ウェブニュースを無断転載しておいてあげよう。

   
幸四郎、染五郎の乱歩歌舞伎第2弾が決定
         
松本幸四郎(66)市川染五郎(35)が主演し東京・国立劇場で上演中の江戸川乱歩原作の歌舞伎「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)」が好評で、来年10月に同劇場で乱歩歌舞伎第2弾が上演されることが18日、分かった。

乱歩作品の歌舞伎化は初めてだが、人間豹(ひょう)恩田役の染五郎が宙乗りをみせるラストで拍手がやまず、乱歩の孫も観劇。土日は満員札止めになるなど大入りが続き、早くも乱歩歌舞伎第2弾の上演が決まった。明智小五郎役で演出も兼ねる幸四郎は「『勧進帳』1000回を達成した翌日からけいこに入り、連日朝から深夜までやったけれど、その疲れも吹き飛んだ。乱歩さんも喜んでいると思うと胸がいっぱいで、夢のようです」。

10年前から企画を温め、恩田と色男神谷の2役の染五郎も「言い出したのは僕だけにうれしい。2度、3度と見てくださる方もいて客席の熱気を感じます」。幸四郎が新作歌舞伎上演のために立ち上げた「梨苑座」が来年で10周年を迎え、その記念公演ともなる。上演作品について、幸四郎が「小五郎と怪人二十面相の対決が見たいという方や続編をという方もいる」と言えば、染五郎は「恩田は最後に『また会おう』と言っているだけに、続編をやりたい」と熱望。乱歩歌舞伎のシリーズ化もありそうだ。

いたしかたはあるまい。乱歩のことなどなにも知らず、そもそも関心すらない職員諸君が、さあ乱歩都市交流会議だ蜂の頭ださんまのしっぽだといわれたところで、なにをどうしていいのかさっぱりわからんのも無理はない。しかし、その会議とやらをでっちあげるきっかけになった乱歩歌舞伎にかんする情報くらい、ちゃんとキャッチしておかなくてどうする。むろん、無理であろう。なにかというと情報発信だの全国発信だのと利いたふうなことを口走るくせに、この名張市という名のインチキ自治体には情報の受発信などまるでできない。乱歩をテーマに全国発信、とかいって、いったいなにをやっておるのか。江戸川乱歩賞の授賞式でノーベル製菓謹製の乱歩飴を配る程度のことなのである。

ともあれ、名張市が亀山、鳥羽、津の三市に呼びかけて、というか、実際には思いつきを押しつけただけの話なのであるが、華々しく設立された乱歩都市交流会議とやらの実態は、そんな程度のものなのである。名張市がやってるのは、そんな程度のことでしかないのである。ただの思いつきで会議とやらをでっちあげ、乱歩歌舞伎という人のふんどしをちゃっかり借りて、さあ情報発信でございますとうわっつらだけの展示と販売、それだけやっておしまいなのである。市民のひとりとして恥ずかしく、またなさけない。ほんと、なさけなくって不覚にも落涙しそうである。おさなごよ、おさなごよ。おとな泣かせてどうするよ。市民泣かせてどうするよ。

ただまあ、こんなあほな会議をつくってしまったのは事実なのであるから、ほかの三市だってこんな会議のことなど忘れてしまっているのであろうけれども、今年の秋には国立劇場で乱歩歌舞伎の第二弾が上演されるはずなのだし、ときをおなじくして10月3日から11月15日まで神奈川近代文学館で「大乱歩展」という大規模な特別展も開催されるのだから、このふたつを手がかりに乱歩都市交流会議としてなにかできることがないかどうか、ちょっと考えてみなさい、と中先生は総合企画政策室にアドバイスしておいた。職員諸君にこうした的確なアドバイスができるからこそ、中先生は人から先生と呼ばれ、あがめられておるのである。とはいえ、ものになるかどうか、それはわからない。あとは職員諸君の腕次第である。

以上、総合企画政策室篇であった。以下、教育委員会篇は、おらおらおらおら、あすにつづく。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012