忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[769] [768] [767] [766] [765] [764] [763] [762] [761] [760] [759]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最初にお知らせ。名張のまちをご紹介いただいた。

水郷楽人の塵芥録:春の「伊賀名張まち探検」です。(3月16日)

よかったなあ、名張市職員諸君。好意的にとりあげていただいておるではないか。1月16日付エントリにリンクを掲げた「TOPPYのくびったけ@名古屋」なるブログでは、「ここまでの衰退ぶりにはちょっと驚きを隠すことができませんでした」とか、「やなせ宿についてインターネットで調べてみると、ホント、ネガティブな内容のものが多く、風当たりが強いみたいですね」みたいなことが書かれてあったから、職員諸君もひそかに胸を痛めてくれておったのではないかな。それとも、そんなことはなかったのかな。なんだ君たち、なにからなにまで、みーんな他人ごとか。

1月16日:名張まちなかの負のオーラ

むろん、名張のまちが衰退しておるのも、やなせ宿にネガティブな風評がまつわりついておるのも、まぎれもない事実である。おととい掲載した名張まちなか再生委員会第一回理事会の議事録にも、やなせ宿の暗黒面がきわきわと際立っておるではないか。ちょっと引いてみる。

「プロジェクトの会議に出席するたびに、やることが全然違うのですよ。出席するたびに、『これは、いつ決まったの』ということが、事務局なのか、コンサルなのか、どこらきたのかわかりませんが、どんどんおかしなことになってくるので、これは一体どうなるのという話しだったのです」「歴史拠点と書いているのですが、歴史にするのに、交流にするとかどうのこうの。結局、そこからどんどんどんどん意見が波状して、一体から、営利目的にして良いのという話しから、今度は、公設民営が降って湧いたように出てきて、もうゴチャゴチャになってしまったもので、どうしようもなくなってしまいました。経緯でしたら、そういうことでした」

「もうひとつ申し上げましたら、そのときに、やはり行政がブレなかったら、もう少しあったと思うのですが、先ほどから言いますように、はっきり言いましたら、歴史拠点云々となったときに、民間レベルで運営して、営利目的でも良いのですかとなったときに、営利目的はどうだろうか、一度調べてみる、となったり、次に、こうなったときはどうするの、となったときに、簡単な話し、エアコンもないところで、皆さん集まってくれるのですか、となったときに、エアコンの予算がないからどうのこうのと、また後日の意見でとか。悪いですが、我々は、議論をしようと思っていても、申し上げて悪いですが、材料さえ壊れてくるような状態だったわけではないですか」

「それで、やなせ宿はどうなっているのですかとお聞きしたときに、分かりませんという委員長のお答えでした。まちなか再生委員会は、ここにどう関われるのですかと聞いたときには、関われないとお答えいただきました」
「それはそう思います。関われないですけど、意見はどんどん言ってもらったら良いと思います」
「意見ではないです。ここは、やはり、まちなか再生という柱があって、それに向かっていくのでしたら、それが必要と思って整備したやなせ宿でしたら、それを何とか使っていく方法でないとおかしいでしょう。これが出来ました・渡しました・終わりました、で良いということでしょうか。監査も何もできないですよね」

「私がなぜ怒っているのかと言いましたら、何も進んでいないのです。建物は整備されましたが、私は新町で、商売で切羽詰まっているのです。もう駄目なのです。終わっていくのですよ。終わっていくのですが、こういうことを考えて、やろうとしてくれているので、もう少し我慢しようと。いつまで経っても動かない」「やなせ宿ができました、さあ、人も動いてくれるかなと。でも、何もないと。活性化したのは誰だ、役員さんだけだなと。陰口ですよ、私が言っているのではなくて。そういうことを言われるような状態になってしまっているのです」

やなせ宿の暗黒面、よってくだんのごとし。まったくひどいものではないか。なにからなにまで無茶苦茶ではないか。なお始末のわるいことに、こんな発言も飛び出してくる。

「過去の経緯の瑕疵・手落ちは別にして、細川邸もあれだけの賑わいをもっているわけですから、将来の議論をしましょう」

こんなごまかしがすんなりまかり通るようでは、中先生が名張まちなか再生委員会に加わった意味がないのである。いってやった。

「将来の議論をするのでしたら、まちなか再生プランを指針にするのはやめるべきなのです。それを言っているのですよ。まちなか再生プランを指針にして、あれが出来たのですから、いままでの流れと言いますか。結局、指針になっていないでしょ。歴史資料館になっていないでしょ」「私の思いとかではなくて、物事を決めていく手続きが、あまりにもずさんだというだけの話です」

結局は、そういうことなのである、と思う。ものごとを決めるというのが、税金のつかいみちを決めるというのが、いったいどんなことなんだか、名張市という自治体にはよく理解できておらんのである。問題は、やなせ宿だけにはとどまらぬであろう。なんのために決めるのか、だれのために決めるのか、そういったことすら理解できないあんぽんたんが、驚くべきことにものごとを、税金のつかいみちを決めている。それが名張市という自治体なのである。ものを決める、ということの意味が理解できておらぬから、いったん決められたこと、というやつの重みもわからんのである。まったくどうしようもない。ひらたくいえば、あほなのである。えッ、どうするよほんとにこのどあほッ。

では、おとといにつづいて、第一回理事会議事録の後半十六ページをごらんいただく。

20090322a.jpg

20090322b.jpg

20090322c.jpg

20090322d.jpg

20090322e.jpg

20090322f.jpg

20090322g.jpg

20090322h.jpg

20090322i.jpg

20090322j.jpg

20090322k.jpg

20090322l.jpg

20090322n.jpg

20090322n.jpg

20090322o.jpg

20090322p.jpg

さて、名張市において「市長への手紙」の回答を考えたり書いたりしている職員諸君、これが名張まちなか再生委員会の現状なのである。2月25日現在の、ありのままの姿なのである。よく認識しておいてもらいたい。しかし職員諸君、こんな発言が飛び出してきたのには笑ったな。

「一般の市民の方が聞いていても分かります」

いみじくも、というのはこういう場合につかうことばなのであるが、いみじくも、よくぞ申した。まさしくそのとおりであろう。全三十一ページにおよぶこの議事録、一般市民が虚心にさーっと眼を通すだけで、名張まちなか再生委員会の、ひいては名張市の抱える問題が、たなごころを指すがごとく明らかに理解できることであろう。ほんと、一般の市民のかたが読んでもよくよくわかるぞ。

ところで、これは、たんなる端緒にすぎない。なんの端緒か。名張まちなか再生委員会の規約第二条をぼこぼこにする端緒である。

   
第2条 この委員会は、「名張まちなか再生プラン」を指針として取り組む、市民・事業者・行政などの多様な主体協働の各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行い、支援することをもって名張地区既成市街地の再生を図ることを目的とする。なお、「名張まちなか再生プラン」とは、名張市が、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、策定したものである。

この条項のうち、名張まちなか再生プランを指針とする、という一点だけをとりあげて、こんなものが指針になると思うておるのかばーか、とつっついてやっている次第なのであるが、プランのことはべつにしても、この第二条はツッコミどころ満載であるゆえに、中先生、そこらじゅういいようにつっついてぼこぼこにしてやる所存なのである。しかし、あんなプランは指針にならぬ、という事実は動かしようがないはずだから、ほかのツッコミどころをつっつく必要はなくなるのかもしれんな。なにしろ、あのプランを指針にする、ということは、プランに記されている「プロジェクト概要」というやつを指針にする、ということなのである。どんな概要か。以前にも記したが、再度列記しておく。

歴史拠点の整備
1.初瀬街道沿いの町並み修景整備事業
2.歴史資料館の整備事業
3.担い手の育成事業

水辺の整備
1.まちなかを流れる簗瀬水路の整備事業
・水路整備のためのデザインガイドラインづくり
・城下川沿いの歩行者空間整備と町並み修景整備
・中町と城下川をつなぐひやわいの整備
・城下川沿いのポケットパーク整備
・一の鳥居広場整備
・大手橋詰めの駐車場の開渠化
・初瀬街道沿いの環境整備
・リバーナと中町をつなぐ公園道路整備
・蛍のいる簗瀬水路と歩行者空間の整備
・暗渠の開渠化による親水空間整備
2.名張川の存在が感じられる整備と子供や市民との交流促進事業
・エコロードの拡張
・こどもが遊べる河川敷の整備
・名張川と親しむためのイベント開催
・空き家を活用したミニ水族館整備
・青空市の開催
・川の駅の整備
・まちなかを見下ろす展望台と散策路の再整備
3.簗瀬水路と名張川を結びつける散策路整備事業
・まちなか散策ルートとサイン計画

交流拠点の整備
1.新しい商業の拠点整備事業
2.個性ある老舗を改修支援事業
3.空き店舗を活用したパイロット事業
4.空き店舗の提供システム

生活拠点の整備
1.地区保健福祉センター(まちの保健室)整備事業
2.町単位の福祉交流施設(小規模複合「夢づくり広場」)整備事業
3.担い手の育成事業

歩行者空間の整備
1.まちなかを散策するネットワーク整備事業

以上である。これらを指針にする、ということは、これらの項目の実現をめざす、ということにほかならない。そんなことができるのか。できるわけがないではないか。なにを考えておる。ばかなのか実際。そんなものはもう、一般の市民のかたが聞いていてもわかります、といっておく。

さて、職員諸君。名張まちなか再生委員会の第一回理事会が開かれたのは2月25日、名張市の施政方針が発表されたのは3月4日のことであった。そこに、こう記されていた。

「まちなか再生事業については、本年度をもって、一旦事業を終えることから、名張まちなか再生委員会と共に、5ヵ年の事業内容を見据えた今後の計画づくりを進めてまいります」

いったいだれが、これを書いたのかな。秘書室か、あるいは総務室あたりか。まあだれだってかまわんのであるが、施政方針を執筆するにあたって、現場とのすり合わせというやつは、いっさいなしなのか。もしも市街地整備室との接触があったのなら、名張まちなか再生委員会が現在ただいま、名張まちなか再生プランを指針とすべきかどうかですったもんだ、てんやわんや、ちゃんわちょんわでございます、といった程度の情報は伝わっておったはずではないか。もしも伝わっておったのであれば、「今後の計画づくりを進めてまいります」などと、しれっと書けたはずがないと思うのだがなあ。ほんと、ようわからんなあ。

では、本日の添削。

   
「今後の計画づくり」は、引き続き、市街地整備室を主担当に、関係各室から構成する庁内プロジェクトを設置し、市の方針として今後とも名張まちなか再生委員会と連携し、平成21年度より着手していきたいと考えております。

こんなこといわれたって、とても信用はできない。添削以前の問題である。名張市という自治体が信用できない、という話である。施政方針の執筆にあたって、ろくに現場とコミュニケートできていない自治体なんて、信用できるわけがないではないか。またしても、ものごとを決めてゆく手続きが、あまりにもずさんである、という話なのである。施政方針の内容を決定するプロセスもまた、ずさんきわまりないということである。名張市政のどこを切ってみても、なんだかもう金太郎飴みたいに、この問題があっちからもこっちからも、変わり映えのせぬまぬけづらをのぞかせてくるのではないかいな。

それで結局、こっちもこっちだが、あっちもあっちだ、ということになってしまうわけなのであろうな。例によっての無断転載、例のごとくに寛恕を乞う。

三重県名張市の市政について語りませんか?Part2:715

   
715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 21:36:33 ID:???

桔梗が丘ごみステーション説明会実況その6
市民A「ステーションをお願いします。ということは市民に違法行為をお願いすること
になる。」
副市長「私は違法ではないとの認識です。」
市民A「あなたは違法ではないと言い、私たちは違法と言う。ならばあなたは違法でな
   いことを立証すべきではないか。」
副市長「・・・・・・・・・・・・・・」
市民A「ゴミステーションが原因で事故になったら、ごみを積んだ人の責任になる。
  事故になったら、行政はお願いしただけで責任はない。市民が勝手に道路をステ
  ーションにした。として責任を市民に押しつけるつもりか。」
副市長「・・・・・・・・・・・・・・・」
市民A「私たちは自ら進んで違法行為をすることはできません。行政が条令で定めて行
  政の責任で市民にステーションを強制してください。又は警察署長の道路使用
  許可をとって、市民に交通事故の責任が及ばないようにすべきではないか。」
副市長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

市民B「こういうことを言うと、袋たたきに会うかも知れませんが、私はステーション
  に協力すべきと思います。」
(副市長、部長等の顔がほころんだように見えた)
ただし、ステーションには道路使用許可を取るなど、違法でないことを明確にし
て欲しい。違法にならない何らかの提案が必要である。なぜ道路使用許可をとら
ないのですか。」
副市長「・・・・・・・・・・・・」部長「・・・・・・・・
・・・・・」
市民B「ステーションは協力すべきですが。違法のステーションには協力できません。」

この一年間「路線収集」の猿知恵を絞った以外に、行政は汗ひとつかいた形跡が見られ
ない。口を開けば、九官鳥よろしく一年前のままである。

ほんと、なにからなにまでずさんだよなあ。ものごとを決めるというのがどういうことなのか、まったくわかってないんだからなあ。一般の市民のかたが聞いていても、そんなことはもう丸わかりだもんなあ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
いちどは市長においでいただかねばならぬ件について
 ●歴史拠点書記様
 ご投稿ありがとうございます。
 インチキ委員会ひとつぶっ壊すのにもえらい手間がかかって大変ですが、2月25日の理事会において、名張まちなか再生委員会にとって名張市とはなにか、ということがかなり明らかになりましたので、おあとは、名張市にとって名張まちなか再生委員会とはなにか、ということが明らかにされる番でしょう。とはいえ、こればっかりは名張まちなか再生委員会だけでは明らかにしようがありませんし、事務局の職員にだってよくわかっていないようですから、やはり、いちど市長においでいただいて、ご説明いただくしか手がありません。もっとも、名張市はまちなか再生の新しい計画づくりを進めるとのことですから、市長にはそっちのほうの説明をしていただくのが先、ということになるかもしれません。まあいずれにせよ、名張まちなか再生委員会はぶっ壊すしかない組織ですから、なにやったって結局は無駄、ということにならざるをえないと思いますけど。
 理事会の議事録が名張市公式サイトに掲載されているとはつゆ知らず、いちいちスキャンして当ブログに掲載したのはそれこそ無駄であったとほぞを噛んだ次第ですが、4月1日に開かれる理事会の議事録も名張市のサイトで読めるようになるはずですから、今度は楽ができます。
 ──ケータイで市長を呼び出せ。
 という定番ギャグはまたネグレクトされてしまうはずですが、ともあれ、例によって思いきりぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあわめいて責を果たしたいと考えております。名張川の鮎の問題が蒸し返されたらどうしよう、という心配もありますけど。
 今後ともよろしくお願いいたします。
人間豹 URL 2009/03/23(Mon)07:59:07 編集
お知らせ
中先生こんにちは、いつもお世話をおかけいたします。
歴史拠点プロジェクトではサブから書記に格下げとなりましたが
乱歩関連プロジェクトの方でサブに拾っていただき、理事会に出席
出来ることとなりました。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、早速ですがこの場をお借りしまして、まちなか再生委員会から一般の市民の方にお知らせを2点ほど

1月25日の臨時総会の資料・議事録、及び2月25日の第1回理事会議事録が
名張市のホームページでも公開されました。
http://www.city.nabari.lg.jp/hp/page000006100/hpg000006007.htm
http://www.city.nabari.lg.jp/hp/menu000006400/hpg000006314.htm
なにを言っているのかわかりにくいところも多々ありますが、是非ご一読ください。

今後の会議日程
○まちなか再生委員会歴史拠点プロジェクト会議
日時:3月26日(木)午後7時30分~
場所:市役所303会議室
○まちなか再生委員会第2回理事会
日時:4月1日(水)午後7時~
場所:名張市役所・庁議室
規約の改正に伴い一般の市民の方でも傍聴できるようになりましたので、興味のある方は是非お越し下さい。
歴史拠点書記 2009/03/22(Sun)20:43:16 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012