三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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2月25日に開かれた名張まちなか再生委員会理事会の報告はきのうで終わったつもりだったのだが、ちょっとだけ補足しておく。ぶっ壊すぶっ壊すとぎゃあぎゃあわめいた甲斐あって、委員会の解散が理事会の話題にのぼったことはきのうも記したが、存続か、解散か、今後の方向性というやつについても話し合われた。もう少し具体的に書いておく。
存続の道はふたつ。
・規約第二条をそのままにして、存続する。
・規約第二条を改正したうえで、存続する。
規約第二条とは、名張まちなか再生プランを指針としてとかなんとか、とにかくわけがわかんない例の条項である。しかし、こんなものは関係ない。中先生のねらいは、あくまでも委員会をぶっ壊すことである。
解散にも、ふたつの道がある。
・解散する。
・解散したうえで、新たな組織を発足させる。
つまり、単なるスクラップか、スクラップアンドビルドか、ということである。委員会の今後がここまで踏みこんで話し合われたのだから、やはりぎゃあぎゃあいってやった甲斐はあったのである。とはいえ、スクラップアンドビルドなんてのは、しょせんは無理な話であろう。新しい組織を発足させて、いったいどうするというのか。なにをするのか。なにができるのか。おんなじことをくり返すだけであろう。名張市に意見具申する、などといってみたところで、おさなご講座において述べてきたとおり、名張市には意見を受け容れたうえで、理解し、判断し、実行する能力がないのである。なんつーか、とにかくうわっつらの点数稼ぎだけやってりゃ機嫌がいいのである。
ただまあ、ビルドするならビルドするでもいいけれど、だったらいよいよ、名張まちなか再生プランとは手を切るべきである。理事会では、どうせなら、十年がかりで進められているらしい名張まちなか再生事業が折り返し点を過ぎたいまの時点で、新たなプランを策定してはどうか、それが筋であろう、と述べておいた。こんなこといっても、名張市にはそんな気はさらさらねーんだろーけどよ、ともいっておいた。行政サイドからの返答はなかった。しかし、現実に、名張まちなか再生プランの目玉だった旧細川邸の整備は終了しているのであるから、その意味において、いまやプランは用なしである。プランに描かれたほかの構想も、実現性は皆無である。というか、プランはほんとに、なんの指針にもなってこなかったのである。
たとえば、プランのうち「歴史拠点の整備」に掲げられたプロジェクト概要を列記してみる。
1.初瀬街道沿いの町並み修景整備事業
2.歴史資料館の整備事業
3.担い手の育成事業
結局、プランにうたわれていたことは、なにひとつ実現しておらんではないか。歴史資料館は整備されなかった。まちなみの修景とやらはどうなっておるのか。担い手なんてどこにいるのか。
「水辺の整備」のプロジェクト概要。
1.まちなかを流れる簗瀬水路の整備事業
・水路整備のためのデザインガイドラインづくり
・城下川沿いの歩行者空間整備と町並み修景整備
・中町と城下川をつなぐひやわいの整備
・城下川沿いのポケットパーク整備
・一の鳥居広場整備
・大手橋詰めの駐車場の開渠化
・初瀬街道沿いの環境整備
・リバーナと中町をつなぐ公園道路整備
・蛍のいる簗瀬水路と歩行者空間の整備
・暗渠の開渠化による親水空間整備
2.名張川の存在が感じられる整備と子供や市民との交流促進事業
・エコロードの拡張
・こどもが遊べる河川敷の整備
・名張川と親しむためのイベント開催
・空き家を活用したミニ水族館整備
・青空市の開催
・川の駅の整備
・まちなかを見下ろす展望台と散策路の再整備
3.簗瀬水路と名張川を結びつける散策路整備事業
・まちなか散策ルートとサイン計画
みごとなまでに、なにひとつ実現されておらんではないか。書き写しているだけで、あほらしくなってくる。
つづいて「交流拠点の整備」のプロジェクト概要。
1.新しい商業の拠点整備事業
2.個性ある老舗を改修支援事業
3.空き店舗を活用したパイロット事業
4.空き店舗の提供システム
これもゼロである。なにも達成されておらん。
おつぎは「生活拠点の整備」のプロジェクト概要。
1.地区保健福祉センター(まちの保健室)整備事業
2.町単位の福祉交流施設(小規模複合「夢づくり広場」)整備事業
3.担い手の育成事業
うかつなことに、まちの保健室や夢づくり広場が名張まちなか再生プランに組みこまれていたとは知らなかった。というか、知ってはいたはずだが、忘れてしまっていた。まちの保健室や夢づくり広場は、たしかに実現されている。とはいえ、運営の内容については、まったく知るところがない。そこで、インターネットをざーっと検索してみると、兵庫県は洲本市で市議会議員をお務めのかたの視察報告があった。うわべだけなぞってアリバイ工作やってまーす、みたいな記事ではあるが、リンクを掲げておく。
広田恵三の視察報告ブログ:三重県名張市(2009年1月23日)
まちの保健室は「地域にはなくてはならない存在になっている」とのことである。結構なことではないか。ちゃんと点数稼ぎができておるではないか。しかしこれ、まちの保健室も夢づくり広場も、「地域福祉計画により整備」と紹介されている。要するに、名張まちなか再生プランがなくたってできていた施設である、ということである。
洲本市で市議会議員をお務めのかたのなかには、YouTubeを利用して視察報告を進めていらっしゃる先生もある。なかなか手のこんだアリバイ工作である。
岩橋久義の活動:2009.1.20 会派視察1日目(三重県名張市)
YouTubeの映像がこれ。尺は九分四十六秒。
では最後、「歩行者空間の整備」のプロジェクト概要。
1.まちなかを散策するネットワーク整備事業
以上である。くだくだしく述べる必要はなにもあるまい。こんなプラン、なんの指針にもならんのである。なんの指針にもなってこなかったのである。ただ決めてみただけ、思いつきを並べてみただけ、というしろものでしかない。したがって、名張まちなか再生委員会を解散し、そのあと新たな組織を発足させるというのであれば、いやいや、かりに委員会をそのまま存続させるとしても、こんな役立たずなプランを指針にするなどと、そんな気のふれたようなことをいっておってはいかん。ずんべらぼんのあほかいな、といわれるぞ。ま、あほなのであるが。
存続の道はふたつ。
・規約第二条をそのままにして、存続する。
・規約第二条を改正したうえで、存続する。
規約第二条とは、名張まちなか再生プランを指針としてとかなんとか、とにかくわけがわかんない例の条項である。しかし、こんなものは関係ない。中先生のねらいは、あくまでも委員会をぶっ壊すことである。
解散にも、ふたつの道がある。
・解散する。
・解散したうえで、新たな組織を発足させる。
つまり、単なるスクラップか、スクラップアンドビルドか、ということである。委員会の今後がここまで踏みこんで話し合われたのだから、やはりぎゃあぎゃあいってやった甲斐はあったのである。とはいえ、スクラップアンドビルドなんてのは、しょせんは無理な話であろう。新しい組織を発足させて、いったいどうするというのか。なにをするのか。なにができるのか。おんなじことをくり返すだけであろう。名張市に意見具申する、などといってみたところで、おさなご講座において述べてきたとおり、名張市には意見を受け容れたうえで、理解し、判断し、実行する能力がないのである。なんつーか、とにかくうわっつらの点数稼ぎだけやってりゃ機嫌がいいのである。
ただまあ、ビルドするならビルドするでもいいけれど、だったらいよいよ、名張まちなか再生プランとは手を切るべきである。理事会では、どうせなら、十年がかりで進められているらしい名張まちなか再生事業が折り返し点を過ぎたいまの時点で、新たなプランを策定してはどうか、それが筋であろう、と述べておいた。こんなこといっても、名張市にはそんな気はさらさらねーんだろーけどよ、ともいっておいた。行政サイドからの返答はなかった。しかし、現実に、名張まちなか再生プランの目玉だった旧細川邸の整備は終了しているのであるから、その意味において、いまやプランは用なしである。プランに描かれたほかの構想も、実現性は皆無である。というか、プランはほんとに、なんの指針にもなってこなかったのである。
たとえば、プランのうち「歴史拠点の整備」に掲げられたプロジェクト概要を列記してみる。
1.初瀬街道沿いの町並み修景整備事業
2.歴史資料館の整備事業
3.担い手の育成事業
結局、プランにうたわれていたことは、なにひとつ実現しておらんではないか。歴史資料館は整備されなかった。まちなみの修景とやらはどうなっておるのか。担い手なんてどこにいるのか。
「水辺の整備」のプロジェクト概要。
1.まちなかを流れる簗瀬水路の整備事業
・水路整備のためのデザインガイドラインづくり
・城下川沿いの歩行者空間整備と町並み修景整備
・中町と城下川をつなぐひやわいの整備
・城下川沿いのポケットパーク整備
・一の鳥居広場整備
・大手橋詰めの駐車場の開渠化
・初瀬街道沿いの環境整備
・リバーナと中町をつなぐ公園道路整備
・蛍のいる簗瀬水路と歩行者空間の整備
・暗渠の開渠化による親水空間整備
2.名張川の存在が感じられる整備と子供や市民との交流促進事業
・エコロードの拡張
・こどもが遊べる河川敷の整備
・名張川と親しむためのイベント開催
・空き家を活用したミニ水族館整備
・青空市の開催
・川の駅の整備
・まちなかを見下ろす展望台と散策路の再整備
3.簗瀬水路と名張川を結びつける散策路整備事業
・まちなか散策ルートとサイン計画
みごとなまでに、なにひとつ実現されておらんではないか。書き写しているだけで、あほらしくなってくる。
つづいて「交流拠点の整備」のプロジェクト概要。
1.新しい商業の拠点整備事業
2.個性ある老舗を改修支援事業
3.空き店舗を活用したパイロット事業
4.空き店舗の提供システム
これもゼロである。なにも達成されておらん。
おつぎは「生活拠点の整備」のプロジェクト概要。
1.地区保健福祉センター(まちの保健室)整備事業
2.町単位の福祉交流施設(小規模複合「夢づくり広場」)整備事業
3.担い手の育成事業
うかつなことに、まちの保健室や夢づくり広場が名張まちなか再生プランに組みこまれていたとは知らなかった。というか、知ってはいたはずだが、忘れてしまっていた。まちの保健室や夢づくり広場は、たしかに実現されている。とはいえ、運営の内容については、まったく知るところがない。そこで、インターネットをざーっと検索してみると、兵庫県は洲本市で市議会議員をお務めのかたの視察報告があった。うわべだけなぞってアリバイ工作やってまーす、みたいな記事ではあるが、リンクを掲げておく。
広田恵三の視察報告ブログ:三重県名張市(2009年1月23日)
まちの保健室は「地域にはなくてはならない存在になっている」とのことである。結構なことではないか。ちゃんと点数稼ぎができておるではないか。しかしこれ、まちの保健室も夢づくり広場も、「地域福祉計画により整備」と紹介されている。要するに、名張まちなか再生プランがなくたってできていた施設である、ということである。
洲本市で市議会議員をお務めのかたのなかには、YouTubeを利用して視察報告を進めていらっしゃる先生もある。なかなか手のこんだアリバイ工作である。
岩橋久義の活動:2009.1.20 会派視察1日目(三重県名張市)
YouTubeの映像がこれ。尺は九分四十六秒。
では最後、「歩行者空間の整備」のプロジェクト概要。
1.まちなかを散策するネットワーク整備事業
以上である。くだくだしく述べる必要はなにもあるまい。こんなプラン、なんの指針にもならんのである。なんの指針にもなってこなかったのである。ただ決めてみただけ、思いつきを並べてみただけ、というしろものでしかない。したがって、名張まちなか再生委員会を解散し、そのあと新たな組織を発足させるというのであれば、いやいや、かりに委員会をそのまま存続させるとしても、こんな役立たずなプランを指針にするなどと、そんな気のふれたようなことをいっておってはいかん。ずんべらぼんのあほかいな、といわれるぞ。ま、あほなのであるが。
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コメント欄に投稿できずエントリに記した件について
●広田恵三様
ご投稿ありがとうございます。
お答えは下記のエントリに記しました。
まちの保健室はどうよの巻(3月27日)
http://nabarimachinaka.blog.shinobi.jp/Entry/771/
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
お答えは下記のエントリに記しました。
まちの保健室はどうよの巻(3月27日)
http://nabarimachinaka.blog.shinobi.jp/Entry/771/
今後ともよろしくお願いいたします。
無題
偶然会派視察の事が目にとまったのでコメントさせていただきます。我々は厚生労働省認定の福祉先進地ということで視察に伺いました。名張市の取り組みはあなたが思っているほど悪いとは思いません。夢づくり広場の財源はは8割以上が国の交付金でまかなわれており、利用は地域住民の熱意と創意工夫次第ではないかと思います。まちの保健室についても有資格者の非正規職員の人件費27人5000万程度(正規なら4倍か?)で運営されており、費用対効果の面で優れていますし、各地域を網羅する福祉拠点はこれからの高齢化社会に必須のものです。あなたは議員に対する偏見をお持ちのようですが、決してアリバイ工作ではなく、市民に対しの情報発信、政策提言の意味を込めて行っているものです。本当に観光旅行気分であるなら、視察へ行ったことを内緒にすればいいのですから。実際、地方議員で堂々と視察報告をしている議員は少ないと思います。偏見を捨て前向きな議論をすることが議員を育て市役所を変えることができるのではないでしょうか?確かに「市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものと相場が決まっているようです」残念ながらそういう議会、議員が多いのも事実ですが、市民の意識、投票行動が変われば議員の質も向上するはずです。どうか先入観を持たずに地元議員をじっくり観察してみれば、きっと期待の持てる方がいるのでは?また、議員の意識を変えることもできると思いますよ。ちなみに名張市の視察は3月議会でまちの保健室の取り組みを紹介させていただき、実現に向け提案したところです。洲本市には福祉相談できるところは5か所しかありません。地域のつながりが希薄になり、1人暮らしの高齢者がますます増加していく中で、民生委員に対する負担が増大しています。そんな中で、この事業の可能性は無限であり、やり方次第で日本一の福祉都市実現も夢ではないという感想を持ちましたが。
まちの保健室の来所者が一日ひとりらしい件について
●乱歩ファン様
ご投稿ありがとうございます。
日本全国津々浦々、どちらの土地にお邪魔いたしましても、市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものと相場が決まっているようです。洲本市の先生撮影のYouTube映像でも、最初のほうに、市民からほんとに視察に行ってきたのかといわれるから記録を残しておかなければならない、みたいな声が入っていて、問うに落ちず語るに落ちるとはこのことか、市民の批判をかわすためのアリバイ工作として視察先を撮影しているということがまるわかりです。自発的な行為ではまるでなく、撮影した映像をYouTubeに投稿すればそれで一件落着、ノルマ達成、議員生活安泰、てなものでしょうか。視察先で得た知見を地元に帰ってどう生かすか、みたいなことはいっさい報告がなく、それどころか先生の念頭にすらないのではないでしょうか。いやいや、わが名張市議会の現状を概観するならば、とてもよその土地の市議会議員先生のことを笑ってなんかいられないわけなのですが。
ところで、洲本の先生がたが視察されたのは蔵持地区のまちの保健室、つまり私の地元の施設だったのですが、あれがどこにあるのか、私はまったく知りませんでした。映像を見ていて、ああ、あそこか、と初めてその存在を知った次第です。ですから行ったことなどまったくなく、近隣の人からまちの保健室の話を聞いたこともなく、さらにはYouTube映像でも利用者の姿は見当たりませんでしたから、いったい利用率というのはどれくらいなものなのか、ということが気になって、洲本市議会の先生のブログ版の視察報告にもとづいて計算を試みました。ブログに掲載されているまちの保健室のデータによれば、「20年度4月~12月の実績」の「来所相談(14か所合計)」が「延べ 3,908件」とのことですから──
昨年4月から12月、つまり九か月間に市内十四のまちの保健室を訪れた市民の数がのべ三千九百八人、九か月ですから九で割ると四百三十四人、十四か所ですから十四で割ると三十一。つまり、あくまでもおおざっぱな平均値の話ですが、市内十四のまちの保健室にそれぞれ月間三十一人が足を運んだということになります。要するに、一日ひとり、ということです。げっ、一日にたったひとりかよ、そーりゃ閑古鳥も鳴くはずだぜ、とは思いますけど、洲本の先生の報告によれば、まちの保健室では来所相談以外にも、家庭訪問、電話相談、認定調査、介護予防教室の開催、サロン等への協力が進められているそうですから、来所者が一日にひとりしかいないという事実だけを指さして大笑いするのは早計に過ぎると思います。しかしまあ、大笑いもしたくなりますけど。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
日本全国津々浦々、どちらの土地にお邪魔いたしましても、市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものと相場が決まっているようです。洲本市の先生撮影のYouTube映像でも、最初のほうに、市民からほんとに視察に行ってきたのかといわれるから記録を残しておかなければならない、みたいな声が入っていて、問うに落ちず語るに落ちるとはこのことか、市民の批判をかわすためのアリバイ工作として視察先を撮影しているということがまるわかりです。自発的な行為ではまるでなく、撮影した映像をYouTubeに投稿すればそれで一件落着、ノルマ達成、議員生活安泰、てなものでしょうか。視察先で得た知見を地元に帰ってどう生かすか、みたいなことはいっさい報告がなく、それどころか先生の念頭にすらないのではないでしょうか。いやいや、わが名張市議会の現状を概観するならば、とてもよその土地の市議会議員先生のことを笑ってなんかいられないわけなのですが。
ところで、洲本の先生がたが視察されたのは蔵持地区のまちの保健室、つまり私の地元の施設だったのですが、あれがどこにあるのか、私はまったく知りませんでした。映像を見ていて、ああ、あそこか、と初めてその存在を知った次第です。ですから行ったことなどまったくなく、近隣の人からまちの保健室の話を聞いたこともなく、さらにはYouTube映像でも利用者の姿は見当たりませんでしたから、いったい利用率というのはどれくらいなものなのか、ということが気になって、洲本市議会の先生のブログ版の視察報告にもとづいて計算を試みました。ブログに掲載されているまちの保健室のデータによれば、「20年度4月~12月の実績」の「来所相談(14か所合計)」が「延べ 3,908件」とのことですから──
昨年4月から12月、つまり九か月間に市内十四のまちの保健室を訪れた市民の数がのべ三千九百八人、九か月ですから九で割ると四百三十四人、十四か所ですから十四で割ると三十一。つまり、あくまでもおおざっぱな平均値の話ですが、市内十四のまちの保健室にそれぞれ月間三十一人が足を運んだということになります。要するに、一日ひとり、ということです。げっ、一日にたったひとりかよ、そーりゃ閑古鳥も鳴くはずだぜ、とは思いますけど、洲本の先生の報告によれば、まちの保健室では来所相談以外にも、家庭訪問、電話相談、認定調査、介護予防教室の開催、サロン等への協力が進められているそうですから、来所者が一日にひとりしかいないという事実だけを指さして大笑いするのは早計に過ぎると思います。しかしまあ、大笑いもしたくなりますけど。
今後ともよろしくお願いいたします。