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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 そもそも、名張まちなか再生委員会がどうして理事会を開いたのかというと、1月25日の臨時総会で収まりがつかなかったからである。理事会の検討テーマは「乱歩関連事業プロジェクトチームの位置付け(補足説明)について」と「名張まちなか再生委員会規約第2条(目的)について」となっていたが、問題は同根である。どういうことか。臨時総会で規約改正について協議したとき、あの無茶苦茶な第二条をちょいとつついてやった。

   
第2条 この委員会は、「名張まちなか再生プラン」を指針として取り組む、市民・事業者・行政などの多様な主体協働の各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行い、支援することをもって名張地区既成市街地の再生を図ることを目的とする。なお、「名張まちなか再生プラン」とは、名張市が、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、策定したものである。

ツッコミどころは数々あれど、とりあえず、名張まちなか再生プランが指針になるわけねーじゃーねーか、といってやった。そこから派生して、名張まちなか再生プランには乱歩のことが記されていないのだから、あのプランを指針にするというのであれば、乱歩関連事業プロジェクトチームは存在の根拠を失ってしまう、という話にもなった。だが、臨時総会では結論が出なかった。とりあえず規約改正を済ませてしまって、そのあとで再協議すればいい、ということになった。だから、おとといの理事会において、規約第二条と乱歩関連事業プロジェクトチームとがテーマになったのである。

しかし、いくら話し合ってみたところで、どうなるものでもない。げんに、おとといの理事会でもなんの進展もみられず、プロジェクトチーム単位で協議してみる、などという意味不明な落としどころにもちこむしか手がなかったことは、きのうも記したとおりである。名張まちなか再生プランには、旧細川邸は歴史資料館として整備する、と明記されていた。しかし、そうはならなかった。やなせ宿は歴史資料館なんかではまったくない。そんなもん、いったいどこの世界に日替わりランチののぼり立てた歴史資料館があるっちゅうねん、という話なのであり、この一事だけをもってしても、名張まちなか再生プランが指針になどならぬことは明白である、という話なのである。いくら協議検討を重ねてみたところで、この事実を合理的にオーソライズできる道理などどこにもない。

やなせ宿の名前が出てきたから、話題をスライドさせる。旧細川邸の整備は、名張まちなか再生プランの核となる事業であった。しかし、完成したやなせ宿は、名張まちなか再生委員会とは無縁の施設ということになってしまっている。これは明白にそうである。1月25日の臨時総会でそれが確認された。理事会では、これはおかしいではないか、という意見が出た。まちなか再生のために組織された名張まちなか再生委員会が、やはりまちなか再生のために整備されたやなせ宿と無関係であり、やなせ宿の運営に直接タッチできないなんてのは、おかしすぎる話ではないか、という指摘がなされたのである。それはたしかにそうなのであるが、もうどうしようもないのではないか。ここ名張市という低能自治体においては、びっくりするくらいなんでもありなのである、うすらばかが好きなことできるのである、まともな感覚をもった人間は茫然としているしかないのである、というしかないように思う。

やなせ宿にかんしては、あんなものができたからといって、まちなか再生にはまったく寄与していないではないか、という批判も出された。名張のまちは衰退一直線、いまや待ったなしの状態であるから、まちなか再生に期待をかけ、やなせ宿が再生の拠点として機能しはじめる日を待望していたのだが、いっこうにそうならない。やなせ宿ができて、名張のまちがよくなったのか。なにかいいことがあったのか。なにもないではないか。いいことがあったのは、やなせ宿の運営を手がけているまちなか運営協議会の役員だけではないか、といった意味の指摘まで飛び出して、それはもうえらい面白かったのであるけれど、やなせ宿にはもはや、なんの期待もできぬのではないかいな。とはいえ、せっかく整備されたやなせ宿、有効に活用したいという市民が存在しているのもまた事実であって、理事会のあと、市役所を出てコメダ珈琲店名張店で開かれた二次会に臨んだところ、やなせ宿をどうするか、という話題が出た。

中先生は、やなせ宿のことなんかもう知らん、と思っているのであるが、二次会の雑談では、中先生をやなせ宿の名誉館長にして人集めの広告塔とし、やなせ宿は地元物産の販売やPRを主体にして運営してゆくのが望ましい、みたいな意見も示された。いやそんな人集めの広告塔などと、中先生をまるでマルハンとかいうパチンコ屋におけるアントニオ猪木さんみたいなものにしてどうする、とか思っているうち話題はさらに移り、中先生が名張市長選挙に出馬したら当選するかどうか、みたいな話になったので、いやいや、現市長をばかにしてはいかんぞ、なんらかの方法で市民アンケートを実施したならば、現市長の支持率はそこそこ高いはずである、といっておいた。それに当選もなにもだな、選挙に当選するために自分の顔と名前をでかでかと印刷したポスターをそこらじゅうに貼りまくるなどという破廉恥な真似は中先生、とてもとてもいやなのである。なんで市長になどならねばならぬのか、と強く思いはするけれど、ならなくちゃならんのかもしれないなという気がしないでもない。微妙である。

かりに中先生が名張市長ということになったなら、これは以前にもこのブログに書いたことだが、やなせ宿には市長室を設ける。まちの市長室、という寸法である。不退転の決意でまちなか再生に取り組むため、最前線に市長室を置くのである。名張まちなかは、高齢者特区、とでもいったものにして、おじいちゃんおばあちゃんが不安なく生きられるまちを目指す。毎週土曜の夜にはやなせ宿を寄席にして、おじいちゃんおばあちゃんがにこにこできる場を提供する。アイデアならばほかにもあって、これぞ福祉の理想郷ではないか、とは思うのであるが、とにかく市長になるのなんていやである。いやなのではあるが、微妙である。

閑話休題。いくら話し合ったところでどうしようもない、という話に戻る。もうばかなんだからどうしようもない、といってやった。よく思い出してみろ。名張まちなか再生プランは、じつにとんでもないプランであった。一読すれば、そんなことはすぐわかるではないか。展示すべき歴史資料などどこにもないのに、旧細川邸を歴史資料館にすると書いてある。だからこら低能自治体、そんなばかな話はあるまいと、ちゃんとパブリックコメントまで出して教えてやったではないか。乱歩のことも同様である。せっかく桝田医院第二病棟の寄贈を受けたというのに、あのプランではその活用策について片言隻句もふれられていなかった。じゃによって、パブリックコメントでちゃーんと説いてやったではないか。こら低能、低能自治体、それをいっさい無視したあげくがこのざまではないか。低能自治体が発足させた低能委員会は、低能プランを指針といたしますなどと低能そのもののことをいまだに口走りつづけて、にっちもさっちも行かなくなっているではないか。ばかかこら低能。

みたいなことをぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあわめいていたら、聞いておるほうはもうたまんなくなってくるのであろうな。もっと前向きな話をするべきだ、みたいなことで逃げようとするやつが出てくる。前向きな話、というのはどういうことか。過ぎたことは水に流そう、ということである。くさいものにはふたをしてしまいたい、ということである。過去のプロセスを検証し、こんなとんでもない事態に立ちいたった原因を確認し、それを反省して将来に生かす、というのが本来の前向きな話であるはずなのだが、ここ名張市という名の低能自治体においては、そんな常識などとても通用せんのである。過去をないがしろにする人間に、未来を語ることなどできんのである、というあったりまえの道理が理解されんのである。ずぶずぶなあなあのムラ社会で生きている田舎者には、ものの道理もことの本質も関係ないのである。

それにしても、聞いておるほうはほんとにたまんなくなってくるのであろうな。批判するのはよくないことだ、みたいな意見まで出てくる。さすがムラ社会、さすが田舎者、みごとなまでのずぶずぶなあなあである。正当な批判の応酬によってものごとを前に進める、というあったりまえのことが理解できんのである。そんな連中が偉っそうにしておるのである。偉っそうにしておるといえば、じつに偉っそうにまったくわけのわからんことを話しはじめるやつもいて、あれには心から驚いた。予想もつかぬことであった。脈絡もなくなぜか突然、名張川の鮎がどうのこうの、という話が出てきたのである。なんか、いわゆる地域おこしイベントの話みたいであった。ようやく話が終わったので、議論の流れに関係のない発言は控えていただきたい、と要望した。しばらくすると、また名張川の鮎である。ようやく話が終わったので、名張川の鮎の話はなかなかいいと思いますので、このさいですから鱒の養殖も考えてみてはいかがでしょうか、と提案した。しかし、このおちょくりが通用せんのである。ほんと、腰が抜けたぞ。あんなのはもう、鮎の稚魚といっしょに名張川に放流してやったらいいのではないかいな。
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