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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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おとといきのうと、思わず中先生のおさなご講座を休講してしまったが、なにしろひどかった。あれはいったいなんであったのか。みんなで寄ってたかって酔っ払いをいじめて、そんなことのどこが面白いというのか。現地時間2月14日午後、ローマ市内のホテルで催された先進七か国財務相・中央銀行総裁会議閉幕後の記者会見で、中川昭一前財務相兼金融担当相がへべれけであったというニュースのことである。当節とんと信用のないマスメディアから読み書きすらあやしいそこらのブロガーまで、まるで親のかたきをみつけたみたいな集中砲火をかましたのはなんとしたことか。おまえらそこまで酔っ払いが憎いかこの人非人。人間らしい心はどこへやった。

とはいえ、中川先生もたしかにいけない。中途半端である。まっとうな酔っ払いなら、あの場合、記者会見のテーブルのうえに、旭金時でも高砂でも参宮でもなんでもいいから、日本名物一升瓶をどーんと置いておくべきであった。置いておくだけではなく、ときどきラッパ飲みしながら、酔眼で周囲をにらみつけ、大任を無事に務め終えてことのほか酒がうめーやちきしょー、ぐび、とやればよかったのである。まわりからは好意的な視線が注がれたはずである。もしもごちゃごちゃいうやつがいたら、日本人なめてんじゃねーぞこの腐れ毛唐が、と吠えてやればいいのである。しまいにゃそこらじゅう吐きまくるぞ、と啖呵を切ってやればよかったのである。そこのパツキン一発やらせろ、と日本男児の気概を示しておくのも一興であっただろう。ジャパニーズサムライ、ミキヒラテ、ユーノー? と日本文化の紹介に努めてもよかった。ネクタイを鉢巻がわりにするという日本の伝統的な酔っ払いスタイルを披露してもよかったし、七生報国と墨で書いた白鉢巻を準備しておけばさらによかった。とにかく、そこまでやれば洋の東西を問わず絶讃の嵐になっていたものを、あの先生、せっかくいいキャラクターをもっていながら、酔っ払いとしての自覚にいささか足りぬ点があった。惜しまれることである。

しかし、それはそれとして、ちょっと失敗した人間を発見するやいなや、得たりやおうとばかり寄ってたかって叩いてしまう昨今の風潮はいかがなものか。おかげで中先生、マスメディアやインターネットで中川先生が叩かれているシーンに遭遇するたび、まるで自分が叱られているような気がしてきてしかたなかった。意気消沈してしまったではないか。ほんと、おまえらそこまで酔っ払いが憎いのか。人間らしい心はないのか。東洋的な他者への愛はどうした。慈悲の心はどうしたというのだ。最低だな。そこらじゅう反吐の海にしてやろうかこら。うっぷ。

そんなこんなで、乱歩生誕地碑広場完成記念セレモニーの日程が決定したようである。名張市から案内状が届いた。

   
乱歩生誕地碑広場工事完成記念式の開催について(ご案内)

時下、ますますご健勝のことと、お慶び申し上げます。
さて、みだしの広場工事につきましては、昨年10月より着工し、お陰をもちまして、この度、無事、工事を完成することができました。
つきましては、広場の完成を記念して下記のとおり完成記念式を開催させていただきたいと存じます。
何かとお忙しい中、御足労をおかけすることとなりますが、ご出席頂きますようご案内申し上げます。
 

日時:平成21年2月28日(土)午前11時〜
場所:名張市本町210番地(乱歩生誕地碑広場内)

つづいて、名張まちなか再生委員会から文書が二通。これはきのう届いた。

   
第1回名張まちなか再生委員会理事会の開催について

下記のとおり開催させていただきますので、ご出席賜りますようお願い申し上げます。
 

開催日時:平成21年2月25日(水) 19時00分より
開催場所:名張市役所2階 庁議室

   
第1回名張まちなか再生委員会理事会事項書

〇        日時:平成21年2月25日(水)19時〜
〇        場所:名張市役所2階 庁議室

1.あいさつ
2.次回の総会に向けた整理事項について
0.〇乱歩関連事業プロジェクトチームの位置付け(補足説明)について
0.〇名張まちなか再生委員会規約第2条(目的)について
3.まちなか再生における今後の取組みについて
4.その他
0.〇(報告事項)乱歩生誕地碑広場工事完成記念式の開催について
0.  平成21年2月28日(土)午前11:00〜(於:乱歩生誕地碑広場地内)

よーし。では、おさなごよ、またあしただ。
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淫祠邪教の聖地の完成を記念した講演会の件について
 ●名張市民様
 ご投稿ありがとうございます。
 やなせ宿の公式サイトを閲覧してみました。「施設予約状況」のページでは、2月21日から28日まで、ということは、きょうから乱歩生誕地碑広場の完成記念セレモニーが催される日まで、ということなのですが、中蔵で「乱歩資料の展示」が行われることになっています。にもかかわらず、ブログ「イベント通信」ではなにもふれられておりません。ご指摘のとおりです。ただまあ、あのサイトはなんだかずいぶん無茶苦茶で、たとえば現在、「イベントカレンダー」の「2月度主催イベント情報」で「キッズスクエア」なる催しが告知されていて、これは「まちづくり推進協議会主催」と明記されていますから、やなせ宿の公式サイトで「主催イベント」として扱うことには無理があります。というか、これは明らかにおかしいことです。
 やなせ宿の主催イベントというのは、やなせ宿を運営するまちなか運営協議会が主催するイベントであるはずですから、まちづくり推進協議会の主催事業がやなせ宿の主催イベントであるはずがありません。関係者には、両者の見分けがついておらんわけです。といったようなことは、これがはじめてというわけではなく、これまでにもしょっちゅうみられたことで、いちど、やなせ宿にメールを送ってぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ叱り飛ばしてやったこともあるのですが、あいもかわらずこのざまです。要するに、例によって例のごとく、組織というものの主体性や独立性といったことが、まったく理解できておらんわけです。理解しようとせんわけです。なにからなにまでなあなあのずぶずぶ、責任の所在をあいまいにしつづけることが、関係者における処世の要諦というやつなわけです。
 やなせ宿の関係者のみならず、責任回避の牙城ともいうべき名張市役所においても、事情はまったくおなじです。とにかくひどいものです。責任を回避し、主体性を放棄し、どうか市民から怒られることがありませんように、と天に祈りながら明け暮れするのがお役所のみなさんの日常です。早い話、1月29日に開かれた名張まちなか再生委員会乱歩関連事業プロジェクトチームの会議においても、行政サイドからは、とにかく市民から怒られたくない、という本音が吐露され、思わず耳を疑ったものでしたが、これは当然といえば当然のことであって、お役所の人たちは市民の苦情やクレームをなによりもいやがります。ですから運の悪い人は、だれからも叱られることのないよう庁舎一丸となって責任回避に全力を注いでいるのに、どうして自分のところに苦情やクレームが寄せられるのか、自分だけどうして割りを喰わねばならんのか、とわけのわからん嘆きを嘆くことになります。
 そういう意味でいえば、お役所のみなさんは市民恐怖症なわけです。お役所とともになあなあずぶずぶのムラ社会にどっぷり首までつかることのできる市民なら諸手をあげて歓迎されますが、そうでない市民は蛇蝎のごとく嫌悪され、忌避され、恐怖の対象とされます。そうでない市民といったって、特別な人間ではありません。ごくまっとうな市民です。あたりまえのことをいう市民です。あたりまえのことをいう人間を庁舎一丸となって排除しようとする。それが名張市役所です。とはいえ、このところ、ここ名張市におきましては、お役所のみなさんから忌み嫌われるまっとうな市民が増えつつあるような気がしないでもありませんから、というよりは、名張市という低能自治体がまっとうな市民を怒らせるケースが増えている、といったほうがいいのかもしれませんが、そのせいでお役所のみなさんはいよいよ戦々兢々萎縮恐縮の毎日みたいで、いくら乱歩生誕地碑広場が完成したからといって、ごくまっとうでピュアで正直で誠実な人間である中先生に名張市役所から記念講演の依頼がある、などということはありえません。
 それから、これもまたご指摘のとおり、桝田敏明先生のご遺族から桝田医院第二病棟を土地建物ぐるみ名張市に寄贈したいとのお話を最初に承ったのは中先生ですから、せっかくのお話であったものをうすらばかども寄ってたかってなんなんだこのざまは、と中先生、たいそう激怒しております。ほかにも乱歩にかんして激怒していることが多々あって、ですからとにかく市長と前教育次長、あのふたりだけはただで済ませるわけにはいかんよなあ、とこのブログでねちねちじわじわ毎日のようにいたぶってやっている最中なのですが、そんなこんなの状態ではあり、名張市などという低能自治体にたいしては、もう協力なんか全然してやんないんだもんね、ばーか、へそ噛んで死んでこい低能、と宣言してもありますので、名張市からの講演依頼なんてあるわけがありません。かりに講演をしたならば、そこそこ面白い講演になるのではないかと思うのですが。
 やなせ宿できょうスタートする資料展示は、1月29日の名張まちなか再生委員会乱歩関連事業プロジェクトチームの会議以降、泥縄的に実施にこぎつけた催しですから、そこらのありあわせの展示品を並べてお茶を濁すだけのものになると思いますが、しょせんは消化試合でしょう。もしかしたら中先生、このさいだから自主的に講演のひとつもかますべきであったかな、という気がしないでもありませんが、かりに二時間講演するとなれば、そのうち一時間五十分は行政批判に費やされるはずで、それはもうさぞかし受けまくるであろうなあ。まあその気になれば、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館を会場に名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトがやなせ宿連続講座やなせ塾スペシャルバージョンとして淫祠邪教の聖地完成記念講演会を主催することは不可能でもないでしょう。かんなくずの親分、どんなものであろうか。
 今後ともよろしくお願いいたします。
人間豹 URL 2009/02/21(Sat)10:09:10 編集
無題
やなせ塾のHPに乱歩資料の展示が予約状況に載っていますが、イベント通信には載っていません。乱歩といえば中先生と思いますがどういった事でしょう。
資金がないとの事で当初の計画を無視したような乱歩公園を建ててしまったのですから、せめて乱歩の記念講演でも中先生にしていただく事が市税をつぎ込んだ施設の完成記念に相応しいと思います。もともとの持ち主、地主から中先生にご相談があった案件であると報道より伺っています。資料の展示では、あまりに無味乾燥ではありませんか。
名張市民 2009/02/20(Fri)15:41:58 編集
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