忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[236] [235] [234] [233] [232] [231] [230] [229] [228] [227] [226]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

きのうのつづき。

12月4日:《乱歩と名張》設立趣意

「展望」の二段落目。

   
また、名張のまちの再生を考える場合、江戸川乱歩という作家やミステリーという文芸ジャンルが、有効に活用されるべき素材であることは疑いを入れない。げんに、名張市には細川邸に「ミステリー文庫」を開設し、市立図書館に展示されている乱歩の遺品や著書を移管して公開する構想があると伝えられるが、それらの管理運営が専門知識を有さない組織に委ねられた場合、「ミステリー文庫」の整備が取り返しのつかない禍根を残すことにもなりかねない。《NPO乱歩と名張》は、細川邸に「なばり乱歩ライブラリー」を開設することを提案し、その管理運営を手がけることも目的のひとつとしている。

名張まちなか再生プランの具体化はみるも無惨な失敗に終わったが、それは最初から予見されていたことであった。細川邸の活用にかんして、「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」などというただの思いつきしか記されていないプランが、なんの疑いもなく正式決定されたのが、まずおかしい。というか、ありえない。異常である。気はたしかか。

いやいや、気はたしかではないのである。あほなのである。だいたいが名張まちなか再生プランをつくるに際して、名張のことなど何も知らぬ駅弁大学の御用学者だの、あるいはご町内の目先のことしかわからぬ区長会だの名張地区まちづくり推進協議会だの、いやいや、やめておこうやめておこう。いまさら何いったって取り返しはつかぬのである。だが、ひとつだけ気がついたことを記しておこうか。例の役立たずな学者先生の件である。三重大学の公式サイトにある浦山研究室のページをごらんいただこう。

三重大学公式サイト:浦山研究室

トップページに、「まちづくりの現場に「名張まちなか再生プラン」市民ワークショップを追加しました」という案内があるから、それをクリックする。と、驚くべし、リンクされているのはこのページなのである。

名張市公式サイト:ワークショップ等の経過(その1)

名張市の公式サイトにリンクを設定してあるだけの話である。おちょくっとるのかこら。名張まちなか再生プランの市民ワークショップにかんするご報告は名張市公式サイトのこのページをもってかえさせていただきます、みたいなインチキが通用すると思うておるのか。

ついでだから、おひまなかたはこのページもごらんになられよ。

浦山研究室:新町自治会の主体的まちづくり

新町というのは名張市の新町のことである。新町自治会と浦山研究室とが手を携えて、新町を舞台とした主体的まちづくりとやらを考えてみたということらしい。コンテンツのひとつに「プロジェクト2 歴史資料館(細川邸)」というのがある。「ここれらページの作品は1998年度M1ゼミ生の三好綾子、延与早紀子、楊静寧が作成しました」との註記がある。プロジェクト2の画像を無断転載しておこう。無断転載に文句があるのならいつでもいってこいこら三重大学。

20080105a.gif

しかし、するってえとあれかよ。細川邸を歴史資料館として整備する構想ってのは、もとをたどれば十年ほど前、駅弁大学の学生さんがお勉強で絵図を引いたものだったのかよ。細川邸は三重大学にお通いの坊ちゃん嬢ちゃんたちの教材だったのかよ。それがまったく無批判に名張まちなか再生プランに継承され、いったんは正式に決定されながら、歴史資料館なんてつくれるかばーか、とあっさり見捨てられてしまったってことなのかよ。何やってんだばーか。名張市はあの浦山益郎さんとかおっしゃる学者先生にいいだけふりまわされ、いいようにぼったくられてたってことなのかよ。ばーか。

いやいや、やめておこうやめておこう。いまさら何いったって取り返しはつかぬのである。それにこちらにだって限界というものがある。なんの限界か。尻ぬぐいの限界である。名張市というのはなにしろものごとを考えないから、市立図書館つくって江戸川乱歩の資料を集めまーす、みたいなことまでは考えつくのだが、その先に進めない。資料をどうやって活用すればいいのかがわからない。だから尻ぬぐいしてやったのである。とりあえず目録つくりゃいーんだよ、とつくってやったのである。資料活用の方向性を定めてさしあげたのである。そのあとはインターネットである。せっかく目録つくったんだからネット上で公開するのがふつうだろーが、といってやっても理解できない。だから尻ぬぐいしてやったのである。個人サイトを開設して目録を公開してやったのである。資料活用の新たな方向性を示してさしあげたのである。

おなじことである。細川邸を歴史資料館にしまーす、といきなり話が出たのである。深い考えなど何もなく、まったくの思いつきで名張まちなか再生プランが策定されたのである。そんなインチキ構想が実現すると思ってんのかばーか、とか思って、あのおそまつなプランの尻ぬぐいをしてやったのである。パブリックコメントを提出してさしあげたのである。しかしいっさい無視しやがる。無視するのは勝手だけど、歴史資料館なんてできるわけねーだろばーか、とか思っていたらこのざまである。まーた尻ぬぐいかよ、とか思ってNPOつくることを思いついたのである。

尻ぬぐいにつぐ尻ぬぐい。人生は尻ぬぐいとみつけたり、ってそんなもんみつけてんじゃねーぞばーか。尻ぬぐいにも限界ってものがあるっつってんだろーがばーか。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012