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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうのつづき。

12月4日:《乱歩と名張》設立趣意

「展望」の最初の段落を引用。

   
《NPO乱歩と名張》の目的のひとつは、名張市立図書館の収集資料やリファレンスブックにもとづきながら、乱歩作品と関連文献の資料調査をさらに重ね、乱歩に関する総合的データベース「名張市乱歩文学館」をインターネット上に構築することである。それは、長い期間にわたって乱歩関連資料を収集してきた名張市の責務であると同時に、乱歩の生誕地碑建立や記念館建設運動に尽力した先人の志を受け継ぎ、新たな形で再生させることでもある。が、名張市には遺憾ながらそうした認識は存在せず、収集資料の活用についても白紙の状態である。

本来なら名張市が手がけるべきことであるけれど、そんなところまで考えがまわらないみたいだから、NPOつくってお役所をフォローしてやるか、という話なのであったが、しかしまあ、どうやら無理みたいだな、というのが年頭における実感である。

それならそれで、すでにあるデータベースはどうするか。ウェブサイト名張人外境には、名張市立図書館が発行した江戸川乱歩リファレンスブック三冊、つまり『乱歩文献データブック』『江戸川乱歩執筆年譜』『江戸川乱歩著書目録』のデータを掲載しているのだが、リファレンスブックの著作権は市立図書館が有している。それを勝手に個人サイトに掲載するのは、あきらかに著作権法違反である。いままではまあいいとしても、きのうも記したとおり、今年の3月いっぱいで名張市立図書館と縁が切れてしまう予定である。完全に無縁となった人間が、いつまでも市立図書館の著作権を侵害しつづけていていいのかよ、とは思う。

名張人外境から「乱歩文献データブック」「江戸川乱歩執筆年譜」「江戸川乱歩著書目録」のデータを削除してしまえば、何も問題はない。だが、自分でいうのもあれなのだけれど、あれはそこそこ有用なデータベースではあるので、きれいに削除してしまうとなると、とてもおおげさなことをいってしまうのだけれど、公共の利益に反することになるのではないか、とも思われる。どうすっかなあ。
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