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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 ありがたきしあわせ、というほかない。きのう、28日の月曜に送信した「市長への手紙」の返信が着信した。こんなんである。
 
   
中 相作 様
 
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
 
「二銭銅貨」の件、承知いたしました。
メッセージを添付いたしました。「江戸川乱歩」についての講義の成功をご祈念申し上げますと共に、名張のPRもよろしくお願いいたします。
 なお、市が制作しているノベルティグッズも同封しましたので、一緒にお配りいただければ幸いです。
 
今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。
 
平成21年 9月30日
 名張市長 亀井利克
 
 ありがたきしあわせ、というほかない。添付メッセージは、こんなんである。
 
   
 ミステリー文学資料館開館10周年記念トーク&ディスカッション「『新青年』の作家たち」第一回講座「江戸川乱歩」の開催を心からお慶び申し上げます。
 江戸川乱歩は、明治27年10月21日に名張の町で誕生し、2歳までこの地で暮らしました。生家のあった名張市新町には、その生誕を記念して昭和30年に「江戸川乱歩生誕地碑」が建てられ、平成20年には「乱歩生誕地碑広場」を整備しています。乱歩が生まれた名張市には、赤目四十八滝や香落渓など自然豊かな景勝地、風情あるまちなみ、魅力的な歴史・文化・自然などの地域資源があります。そして、古き伝統と文化の薫りが、今もなお色濃く残り、あたたかい人と人とのふれあいが生きているまちですので、ぜひお越しください。
 本日の講師の中相作さんは、乱歩関係の資料を収集しリファレンスブックの編集活動をされる等、当市の乱歩生誕地を生かしたまちづくりに多大なご貢献をいただいております。
 本日の講座を通して、参加された皆様方が乱歩の歴史を共有することにより、乱歩の偉業を後世に伝えるための情報発信となりますことをご期待申し上げ、私のメッセージといたします。
 
名張市長  亀 井 利 克
 
 こうした場合、四の五のちゃらいこといってないで、素直に謝意を表するのが人の道というものである。さっそく、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して礼を述べておいた。
 
   
ありがとうございました
 
 お世話になっております。
 
 このたびは不躾なお願いを快くお聞き届けいただき、また、さっそくご手配をたまわりまして、心からお礼を申しあげます。ご厚志に背かぬよう、10月3日のトーク&ディスカッションでは微力を尽くして責をまっとうし、名張市のPRにも努めてまいりたいと考えております。
 
 結果はあらためてご報告申しあげますが、とりあえずお礼のみ記して失礼いたします。どうもありがとうございました。
 
2009/10/01
 
 名張市長ならびに関係職員各位はもちろん、名張市民のみなさんにもお礼を申しあげる次第である。まことにかたじけない。煎餅くらいてめーで買ってけよばーか、とおっしゃる市民各位も少なからず存在するのであろうけれど、お叱りは当ブログへのコメントとしてお寄せいただくことにでもして、ここで個人的な見解を記しておくならば、これはけっして税金の無駄づかいではなく、名張市にとって有益なこと、むろん、規模の大小でいえばごくごく小さなことではあるが、無益だったり有害だったりすることはまったくなく、確実に有益なことなのである。そのようにお考えいただければ幸甚である。
 
 ここで振り返ってみるに、これはもう、ゆすりたかりというよりは、かつあげと称されてしかるべき行為ではあったのだが、きのうのエントリにも記したとおり、二銭銅貨煎餅という試金石によって名張市の行政運営能力を問う行為でもあった。結果は、あくまでもこの問題だけにかぎった話だが、良否でいえば良、吉凶でいえば吉と出た。この問題だけにかぎっていえば、名張市には善政が敷かれている、ということになる。善政はむろんあまねく施されるべきものであって、そのためにはやはり、市民が倦まずたゆまず、それぞれの立場で、市にたいしてさまざまな働きかけをおこなってゆくことが必要であると思う。というか、それしかないんじゃね? とぞ思う。
 
 ともあれ、市民各位には重ねてお礼を申しあげる次第である。
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おかげさまでつつがなく役目を果たしてまいりました
 ●小西昌幸様
 ご投稿ありがとうございます。
 おかげさまでトーク&ディスカッション、なんとか無事に終えることができました。ご無沙汰つづきだったみなさんにもお会いできたのですが、末永昭二さんは知人のかたの、といいますか、1日に死去された若山三郎さんのお別れの会が3日に営まれた関係で、講演も大宴会も急遽ご欠席となってしまい、残念な思いをいたしました。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 ●水郷楽人様
 ご投稿ありがとうございます。
 2日、神奈川近代文学館の「大乱歩展」内覧会で小酒井美智子さんにお会いいたしました。五年ぶりのことでした。あいかわらずお元気そうで、ご挨拶を申しあげましたところ、名張のこともよくおぼえてくださっていて、短い時間でしたが、蟹江の話などもいたしました。美智子さんはケータイの操作がとても軽快で、失礼な話ながら、ちょっと驚いてしまいました。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 ●市民様
 ご投稿ありがとうございます。
 二銭銅貨煎餅を血税で購入していただきました。お礼を申しあげます。
 江戸川乱歩を自己顕示や自治体PRに利用するのはまあいいとしても、ろくに乱歩作品を読みもせずにいったいなにができるというのか、みたいなことを私はずいぶん以前からいってきたのですが、名張市役所の人たちは、といいますか、官民あげてそうなのですが、乱歩のことをよく知ろうともせず、うわっつらだけ乱歩乱歩とかっこつけてりゃ機嫌がいい、みたいな手合いばっかりでうんざりしてしまいます。
 座談会とおっしゃるのは、4日に催された「池袋わが町」のトークショーのことでしょうか。わがまち名張はもうぼろぼろ、みたいな正直な話が出れば面白かったかもしれません。もともとぼろぼろだった名張のまちを決定的にぼろぼろにしてしまった観すらあるまちなか再生事業ですが、名張市が名張まちなか再生委員会から脱退するのは、むろん市長の判断でしょう。どんな場で判断がくだされたのかは知る由もありませんが、市長のあずかり知らぬところで脱退が決定された、などというのはありえないことです。ありえないといえば、委員会から市が抜けてしまうことじたい、いわゆる常識で考えればありえないことなのですが、さすが名張市、やはりなんでもありである、といったところでしょうか。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2009/10/07(Wed)10:52:07 編集
無題
よかったですね 市が経費を捻出するが意義あることと思います。
乱歩を街づくりのひとつのアイテムとして市長のうすっぺらないいかっこに利用していますね。乱歩関連本も読ん事もないでしょう。ノーベルのタダアメを配る事ぐらいでしょう。
座談会が名張であり、市長も出られるようですが、軽薄さをさらけ出さないか心配です。市長の恥は市民の恥です。市はまちなか再生から脱会するようですが、市長の判断でしょう。
自らが乱歩を街づくりに利用しているのに、中先生が入ってからの委員会を抜けるのが理解できません
市民 2009/10/04(Sun)07:22:04 編集
ミステリー講演会
おめでとうございました。ミステリー文学館からご案内もいただいておりますが、当日は仕事があってお邪魔できないのが残念です。八事霊園にある乱歩さん揮毫の「不木の碑」を蟹江町資料館へ移設することになりました。11月には資料館玄関前に設置される予定です。
水郷楽人 URL 2009/10/02(Fri)20:06:58 編集
よかったです
■良い結果になってよかったですね。素直に喜ぶと共に、この件に関して関係各位に心から敬意を表したいと思います。東京でのご講演のご盛会を祈っております。
小西昌幸(先鋭疾風社) URL 2009/10/01(Thu)21:18:04 編集
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