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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 名張まちなか再生委員会がこれからどうなるのか、これはだれにもわからない。存続か、解散か、それさえ見当がつかない。名張市は、例によってなにも考えず、脊髄反射みたいな反応を示して、委員会から引く、と表明してしまった。ま、最悪の判断、というべきであろうな。そんなこといってしまっていいのかよ、不用意にそんなこといってしまったら、あとあと大変なことになるんじゃね? とおとといの理事会で手を替え品を替え注意してやったのだが、もとより名張市は聞く耳なんてもってないのであろうな。
 
 しかし、いずれにしろ、というのは、委員会が存続するにしても解散するにしても、ということであるが、いずれにしろ、おれがいったとおりになるしかないのではないか。おれがなにをいってきたのかというと、名張まちなか再生委員会なんかとっとと解散して、行政とは無縁な市民組織をつくればいいではないか、ということである。これまで、おれの主張が受け容れられることはいっさいなかったのだが、名張市が委員会から抜けてしまうという驚くべき展開が現実のものとなってしまったのだから、委員会がこのまま存続したとしても、行政とは無縁な市民組織ということにならざるをえないのだし、解散になればなったで、行政とは無縁な市民組織を新たに発足させる運びとなるはずである。
 
 となると、今後の展開がどうなってしまうにせよ、おれはそろそろお役ご免であろうな。おれの目的は一にも二にも、名張まちなか再生委員会をぶっ壊すことだったのである。そのために委員会に入ったのである。委員会が存続するにしても、解散するにしても、今後に残るのは行政とは無縁な自立した組織ということになる。つまり、名張まちなか再生委員会が一身に体現していた名張市政の愚昧と腐敗は、きれいに雲散霧消してしまうことになる。委員会をぶっ壊すというおれの目的は、それで達成できたことになるのである。だからこんどは、名張地区まちづくり推進協議会に加わって、あの協議会が一身に体現している名張市政の愚昧と腐敗を思いっきりぼこぼこにしてやるぜ、などと剣呑なことを考えているわけではないのだから、名張市と名張地区まちづくり推進協議会の黄金の癒着結託コンビは、安心しておっていいのだぞ。むろんこれは、現時点においては、という話に過ぎんわけだがな。
 
 もちろん、委員会が存続するにせよ解散するにせよ、それをはっきりさせるためには、名張市にやってもらわなければならないことがある。説明の場を設けてもらわなきゃな、ということである。「できるだけ多くの委員の前で、市のしかるべきポジションにあり、かつまっとうな説明能力をそなえていらっしゃるかたから、あれこれいろいろ説明をお聞きするための場」というやつである。臨時総会というかたちになるかどうかは不明だが、おれは臨時総会がいいと思う。緊急動議を提出して、いつでも解散にもちこめる態勢を準備しておくことが必要であろう。つまり、行政とは無縁な名張まちなか再生委員会として存続するよりは、くり返し述べてきたとおり、いったんきれいに解散して、まったく新しい組織をつくったほうがすっきりしていいと思うぞ。そっちのほうが、名張市の無能力や無責任がより鮮明になるわけでもあるからな。
 
 では、その場はいつ設けられるのか。おとといの理事会では、正副委員長がそのための検討を進めることになった。理事のあいだからは、開催がいつになるのか、一週間以内に決定してもらいたい、という要望も出されていたと記憶する。しかし、あの委員会はいつもちんたらしておるし、なにしろいやいや準備を進めるわけだから、開催にこぎつけるまでには一か月ほどかかるのではないか。あるいは、このままうやむやにされてしまう、という可能性だってないではない。駄々っ子なんだからなーにしでかすか知れたものではないのだが、しかし、最低限のけじめだけはつけておかなければならんぞ。そうしてもらわないと、名張まちなか再生委員会がつぎの一歩を踏み出せんのだからな。
 
 だから、おれが最良の日を教えてやろう。10月4日の日曜である。この日、名張まちなか再生委員会の臨時総会を開会し、まず市の説明、つづいて質疑応答、みたいな感じで議事を進め、最後は緊急動議を提出して委員会の解散について賛否を問う、ということにするのがいちばんいいと思う。なぜ10月4日がいいのかというと、この日、おれは名張市にいないのである。東京にいるのである。こんな事情である。
 
 
 池袋にあるミステリー文学資料館が、開館十周年を記念して全九回の連続講座を開くことになった。10月3日、そのトップバッターとしてお座敷がかかっているのである。当日は池袋で沈没する予定だから、翌4日に名張市で臨時総会が開かれても、出席することは不可能である。なんかもう、絶好の一日、と呼ぶべきであろう。おれがいないんだぞ。おれからぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあいわれなくていいんだぞ。こんないい日はないではないか。ためらう必要などどこにもあるまい。10月4日に臨時総会を開くのがベストであろう。武士のなさけで提案しておく次第である。
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