三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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群馬県桐生市の市議会議員、庭山由紀さんのブログが面白い。市議会という不可解きわまりない世界にごくふつうの市民感覚で特攻かましたらどうなるのか、どんなふうなてんやわんやちゃんわちょんわが惹起されるのか、ということがよくわかる。3月24日に開設されたばかりのブログなのに、早くも女性ならではのブログ芸を身につけていらっしゃるのがたいしたものである。いやおもしれーなー由紀ちゃんは。われらが名張市議会にもこんな議員先生がおったなら、それはもう市民から絶大な支持を集めるのはまちがいのないところなのであるけれど、しょせんは無理な相談なのであろうな。ばーか。それにしても、この、ばーか、というのは、いったいだれにたいする悪態なのであろうか。
由紀日記 にわやま由紀の議会ノート:トップ
寄ると触ると、といってしまうのはさすがにかなりオーバーだけれど、当節、たとえば数人でお茶を飲んでいるときなどに、つぎはどーなるのよまったく、という話題がよく出てくる。先日、名張市役所のそばにあるコメダ珈琲店名張店に入ったところ、従業員にかわいいおねえさんがいたものだから、中先生は必死になってちょっかいを出した。この店にはいつから勤めてるの? とか、胸のネームプレートをみて、「田」という字は「た」と読むの? それとも「だ」と読むの? とか、そんなことを尋ねつつ親身になってちょっかいを出しておったのだが、いっしょに入ったやつがいちいち水を差してきたせいで、せっかくのちょっかいもさっぱり実を結ばなんだ。コメダ珈琲店の本拠地である名古屋には、名古屋の恋はコメダではじまってコメダで終わる、ということばがあるらしいのだが、名張のコメダではなにもはじまらんらしいな、と思い知ったその日にも、やはり、つぎはどーなるのよまったく、という話になった。つぎの市長はどーなるのよ、という話である。
個人的には、どうだってかまない。紅旗征戎わがことにあらず、といっておく。とはいえ、たとえばやなせ宿の問題ひとつとってみても、これまでにくり返し指摘してきたとおり、現在ただいまは明らかに異常な運営がつづいているというしかないのであるが、さりとて、いまからではもうどうしようもないのである。そういう事態に立ちいたってしまっているのである。どうにかしようというのであれば、先日も記したとおり、市長の強権発動によってすべてを初期化したうえで、やなせ宿の運営をオープンな場で最初から考え直す、とでもいうことにするしかないはずなのであるが、そんな強権発動はとても期待できない。期待するのであれば、市長をチェンジするしかない。しかし、なんつったって市長である。そこらのデリヘル嬢のおねえさんみたいに、右から左へ簡単にチェンジすることはできない。チェンジのためにはとりあえず、来年の市長選挙に新人候補が立候補することが必要になる。しかし、しかしなあ、ろくなタマがいねーんだよなあこれが、という話になる。いつもそうなる。
じつは中先生、自分でいうのもあれではあるが、市長用のタマとしては結構いい素材である。しかし、致命的な問題がある。市長になりたい、という気持ちがまるでないことである。これでは話にならない。気持ちがないどころか、市長になるのなんて絶対にいやである。市長になる以前、あの選挙戦というやつからして、もう死ぬほどいやなのである。だから、もしかしたら市長にならなきゃしかたないのかな、と心の片隅でかすかに漠然と思っていないわけでもないのだが、とにかく市長なんていやである、ということで通している。で、そうなると、実際、ろくな人材がいないのである。そこらの市議会議員とか県議会議員とか、そのあたりの先生がたではどうしようもない。先日、おねえさんの苗字の「田」という字は「だ」と読むのだということを聞き出しただけでちょっかいが終了したコメダ珈琲店名張店においても、やはりそういう話になってしまった。
だから、いっそのこと阿久根市長でも呼んでくれば? とアドバイスしておいた。ブログ市長として名を馳せた鹿児島県阿久根市の市長、竹原信一さんのことである。ちょうど、阿久根市議会の不信任決議を受けて竹原市長が市議会を解散し、それにともなう出直し市議会議員選挙が注目を集めていたころのことである。そこで、あの阿久根市長はたぶん失職するはずだから、名張市の市長選挙に出馬してもらったらどうよ、と提案した次第であった。いま確認してみたところ、3月22日に投開票がおこなわれた出直し市議選では、反市長派が定数十六のうち十一議席を確保。これにより、今月17日に開会される見通しの臨時議会で不信任決議が再可決され、市長は自動的に失職する公算が大きくなったと伝えられる。
もっとも、かりに失職した場合でも、竹原さんは5月におこなわれるらしい出直し市長選挙に出馬する意向であると報じられており、今月8日には反市長派市民らが擁立する元国土交通省川内川河川事務所副所長も立候補を表明、といったあんばいで、どんなとこだかまったく知らんのであるけれど、阿久根市はなんとも面白い様相を呈している。しかし中先生、こんな展開になるとは思ってもおらず、市長を失職したらそれっきり、と思い込んでいたものだから、それならあのブログ市長を名張市長にどうよ、と考えた次第ではあったのだが、出直し市長選挙では竹原さん、やっぱり当選してしまうのではないか。というのも、3月30日、阿久根市民七百人が参加した「議員と市民と語る会」でアンケートが実施され、市長不信任に賛成が33%、反対が62%、という結果が出たらしいからである。
山田勝のいきいき日記:市民と議員と語る会のアンケート調査の結果(3月30日)
このアンケート結果がそのまま出直し市長選に反映されれば、竹原さんは阿久根市長に返り咲くことになる。その場合、名張市長選挙に出馬してもらう話など出る幕はなくなってしまうのだが、名張市はとにかく無茶苦茶なのであるから、名張市内にはなんのしがらみもなく、依存や癒着や互酬といった関係性をいっさい身に帯びておらぬ竹原さんに名張市長になってもらい、阿久根市長時代とおんなじ手法で市役所と市議会をぼこぼこにしてもらいたい、どうせもう無茶苦茶なんだから、竹原さんの流儀で無茶苦茶にしてもらったほうがはるかにすっきりする、と考える名張市民も少なくないのではないか。それに、竹原さんは防衛大学のご出身なのであるから、市長選挙の応援には元航空幕僚長の田母神俊雄さんをお招きしてもいいのではないか。そうだそうだ。それがいいそれがいい。そうなりゃメディアがこぞって飛びついてくる。名張市は全国の注目を一身に集めることになる。紙媒体といわずネットといわず、名張市ついに発狂か? みたいな論調のニュースが全国を駆けめぐり、名張市民を狂喜乱舞させることうけあいである。いやー、慶賀慶賀、とか思って竹原信一さんのブログを閲読してみた。
住民至上主義:トップ
で、掲げられていたリンクをたどって、桐生市議会議員でいらっしゃる庭山由紀さんのブログを知った次第であったのだが、それにしても、われらが名張市議会にも庭山さんみたいなブログを開設する先生がひとりくらいおらんものか、と思ってみまわしてみたところ、市議会唯一のブログ派議員が「定額給付金の申請用紙がきた〜!」とかいってんだもんなあ。はは、はははは、はははははははは、と力なく笑うしかないような気がする。日本全国津々浦々、どちらの土地にお邪魔いたしても市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものと重々承知はしているものの、しかしそれにしても、だれかあのばかなんとかしてやれよ、とは思う。市議会議長の永岡禎さんはいかがお考えなのであろうか。うりゃっ!
人をいきなりびっくりさせたところで、ようよう本題に入る。やなせ宿ももうアウトだし、乱歩もおなじくアウトである。この場合の乱歩というのは、名張市にとっての、いわゆる地域資源としての乱歩のことであるが、もう完全にアウトである。3月30日に開かれた名張まちなか再生委員会乱歩関連事業プロジェクトチームの会議、その報告書にはこんな「まとめ」が記されている。
「名張の顔となる地域資源を考えたとき、江戸川乱歩の知名度は群を抜いていることは議論の余地の無いところである。しかし委員会として乱歩に関し、有効な手だてを見つけられずに今日に至ったことは大いに反省すべきであろう。今後については利害関係や好き嫌いに左右されることなく、本来のまちづくりを真剣に考え、学び、そして人づくりが出来る組織にあらためるべきである」
名張まちなか再生委員会がいくら切歯扼腕してみたところで、名張市が現在のようなていたらくではどうしようもない。委員会に「有効な手だて」がないのは当然の話で、そもそも乱歩と名張はほぼ無縁なのである。いわゆる地域資源として乱歩を活用するなどといってみたところで、手がかりなどまるでないのである。しいていえば、市立図書館が収集してきた乱歩関連資料が唯一の手がかりなのであるが、といったことはこのところ連日のごとく記してきたところなのであるが、それでもなおしつこく書きつけておくと、名張市はこのていたらくなのである。
ならば、「江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたい」とかいってるご託の実態はどうよ。先日も掲載したが、名張市立図書館の「江戸川乱歩関連資料一覧(平成20年度受入)」がこれである。
昨年度、市立図書館が乱歩関連資料の購入に要した費用は七万五千百九十五円であった。3月25日午後、名張市役所四〇五会議室でこのプリントを示されたとき、中先生は心のなかで頭を抱えた。購入金額があまりにも少ないから、というわけではまったくない。市立図書館が乱歩関連資料を購入するにあたっては、なんの方針も目的もなく、ただ眼についたものを買っているだけである、ということがよくわかったからである。もちろんそれは、無理もないことである。いまの市立図書館には、乱歩のことを多少なりとも理解しているスタッフが、ただのひとりも存在しない。だから、しかたのないことなのである。もうひとつ、だから、という接続詞を連ねることにして、だから名張市は、もう乱歩関連資料の収集なんておしまいにしてしまうべきなのである。
といったところで、あすにつづく。あるいは、13日の月曜につづく。
由紀日記 にわやま由紀の議会ノート:トップ
寄ると触ると、といってしまうのはさすがにかなりオーバーだけれど、当節、たとえば数人でお茶を飲んでいるときなどに、つぎはどーなるのよまったく、という話題がよく出てくる。先日、名張市役所のそばにあるコメダ珈琲店名張店に入ったところ、従業員にかわいいおねえさんがいたものだから、中先生は必死になってちょっかいを出した。この店にはいつから勤めてるの? とか、胸のネームプレートをみて、「田」という字は「た」と読むの? それとも「だ」と読むの? とか、そんなことを尋ねつつ親身になってちょっかいを出しておったのだが、いっしょに入ったやつがいちいち水を差してきたせいで、せっかくのちょっかいもさっぱり実を結ばなんだ。コメダ珈琲店の本拠地である名古屋には、名古屋の恋はコメダではじまってコメダで終わる、ということばがあるらしいのだが、名張のコメダではなにもはじまらんらしいな、と思い知ったその日にも、やはり、つぎはどーなるのよまったく、という話になった。つぎの市長はどーなるのよ、という話である。
個人的には、どうだってかまない。紅旗征戎わがことにあらず、といっておく。とはいえ、たとえばやなせ宿の問題ひとつとってみても、これまでにくり返し指摘してきたとおり、現在ただいまは明らかに異常な運営がつづいているというしかないのであるが、さりとて、いまからではもうどうしようもないのである。そういう事態に立ちいたってしまっているのである。どうにかしようというのであれば、先日も記したとおり、市長の強権発動によってすべてを初期化したうえで、やなせ宿の運営をオープンな場で最初から考え直す、とでもいうことにするしかないはずなのであるが、そんな強権発動はとても期待できない。期待するのであれば、市長をチェンジするしかない。しかし、なんつったって市長である。そこらのデリヘル嬢のおねえさんみたいに、右から左へ簡単にチェンジすることはできない。チェンジのためにはとりあえず、来年の市長選挙に新人候補が立候補することが必要になる。しかし、しかしなあ、ろくなタマがいねーんだよなあこれが、という話になる。いつもそうなる。
じつは中先生、自分でいうのもあれではあるが、市長用のタマとしては結構いい素材である。しかし、致命的な問題がある。市長になりたい、という気持ちがまるでないことである。これでは話にならない。気持ちがないどころか、市長になるのなんて絶対にいやである。市長になる以前、あの選挙戦というやつからして、もう死ぬほどいやなのである。だから、もしかしたら市長にならなきゃしかたないのかな、と心の片隅でかすかに漠然と思っていないわけでもないのだが、とにかく市長なんていやである、ということで通している。で、そうなると、実際、ろくな人材がいないのである。そこらの市議会議員とか県議会議員とか、そのあたりの先生がたではどうしようもない。先日、おねえさんの苗字の「田」という字は「だ」と読むのだということを聞き出しただけでちょっかいが終了したコメダ珈琲店名張店においても、やはりそういう話になってしまった。
だから、いっそのこと阿久根市長でも呼んでくれば? とアドバイスしておいた。ブログ市長として名を馳せた鹿児島県阿久根市の市長、竹原信一さんのことである。ちょうど、阿久根市議会の不信任決議を受けて竹原市長が市議会を解散し、それにともなう出直し市議会議員選挙が注目を集めていたころのことである。そこで、あの阿久根市長はたぶん失職するはずだから、名張市の市長選挙に出馬してもらったらどうよ、と提案した次第であった。いま確認してみたところ、3月22日に投開票がおこなわれた出直し市議選では、反市長派が定数十六のうち十一議席を確保。これにより、今月17日に開会される見通しの臨時議会で不信任決議が再可決され、市長は自動的に失職する公算が大きくなったと伝えられる。
もっとも、かりに失職した場合でも、竹原さんは5月におこなわれるらしい出直し市長選挙に出馬する意向であると報じられており、今月8日には反市長派市民らが擁立する元国土交通省川内川河川事務所副所長も立候補を表明、といったあんばいで、どんなとこだかまったく知らんのであるけれど、阿久根市はなんとも面白い様相を呈している。しかし中先生、こんな展開になるとは思ってもおらず、市長を失職したらそれっきり、と思い込んでいたものだから、それならあのブログ市長を名張市長にどうよ、と考えた次第ではあったのだが、出直し市長選挙では竹原さん、やっぱり当選してしまうのではないか。というのも、3月30日、阿久根市民七百人が参加した「議員と市民と語る会」でアンケートが実施され、市長不信任に賛成が33%、反対が62%、という結果が出たらしいからである。
山田勝のいきいき日記:市民と議員と語る会のアンケート調査の結果(3月30日)
このアンケート結果がそのまま出直し市長選に反映されれば、竹原さんは阿久根市長に返り咲くことになる。その場合、名張市長選挙に出馬してもらう話など出る幕はなくなってしまうのだが、名張市はとにかく無茶苦茶なのであるから、名張市内にはなんのしがらみもなく、依存や癒着や互酬といった関係性をいっさい身に帯びておらぬ竹原さんに名張市長になってもらい、阿久根市長時代とおんなじ手法で市役所と市議会をぼこぼこにしてもらいたい、どうせもう無茶苦茶なんだから、竹原さんの流儀で無茶苦茶にしてもらったほうがはるかにすっきりする、と考える名張市民も少なくないのではないか。それに、竹原さんは防衛大学のご出身なのであるから、市長選挙の応援には元航空幕僚長の田母神俊雄さんをお招きしてもいいのではないか。そうだそうだ。それがいいそれがいい。そうなりゃメディアがこぞって飛びついてくる。名張市は全国の注目を一身に集めることになる。紙媒体といわずネットといわず、名張市ついに発狂か? みたいな論調のニュースが全国を駆けめぐり、名張市民を狂喜乱舞させることうけあいである。いやー、慶賀慶賀、とか思って竹原信一さんのブログを閲読してみた。
住民至上主義:トップ
で、掲げられていたリンクをたどって、桐生市議会議員でいらっしゃる庭山由紀さんのブログを知った次第であったのだが、それにしても、われらが名張市議会にも庭山さんみたいなブログを開設する先生がひとりくらいおらんものか、と思ってみまわしてみたところ、市議会唯一のブログ派議員が「定額給付金の申請用紙がきた〜!」とかいってんだもんなあ。はは、はははは、はははははははは、と力なく笑うしかないような気がする。日本全国津々浦々、どちらの土地にお邪魔いたしても市議会議員の先生などというのはしょせん程度のおよろしくないものと重々承知はしているものの、しかしそれにしても、だれかあのばかなんとかしてやれよ、とは思う。市議会議長の永岡禎さんはいかがお考えなのであろうか。うりゃっ!
人をいきなりびっくりさせたところで、ようよう本題に入る。やなせ宿ももうアウトだし、乱歩もおなじくアウトである。この場合の乱歩というのは、名張市にとっての、いわゆる地域資源としての乱歩のことであるが、もう完全にアウトである。3月30日に開かれた名張まちなか再生委員会乱歩関連事業プロジェクトチームの会議、その報告書にはこんな「まとめ」が記されている。
「名張の顔となる地域資源を考えたとき、江戸川乱歩の知名度は群を抜いていることは議論の余地の無いところである。しかし委員会として乱歩に関し、有効な手だてを見つけられずに今日に至ったことは大いに反省すべきであろう。今後については利害関係や好き嫌いに左右されることなく、本来のまちづくりを真剣に考え、学び、そして人づくりが出来る組織にあらためるべきである」
名張まちなか再生委員会がいくら切歯扼腕してみたところで、名張市が現在のようなていたらくではどうしようもない。委員会に「有効な手だて」がないのは当然の話で、そもそも乱歩と名張はほぼ無縁なのである。いわゆる地域資源として乱歩を活用するなどといってみたところで、手がかりなどまるでないのである。しいていえば、市立図書館が収集してきた乱歩関連資料が唯一の手がかりなのであるが、といったことはこのところ連日のごとく記してきたところなのであるが、それでもなおしつこく書きつけておくと、名張市はこのていたらくなのである。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年10月 9日 〇名張市長 亀井利克 |
ならば、「江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたい」とかいってるご託の実態はどうよ。先日も掲載したが、名張市立図書館の「江戸川乱歩関連資料一覧(平成20年度受入)」がこれである。
昨年度、市立図書館が乱歩関連資料の購入に要した費用は七万五千百九十五円であった。3月25日午後、名張市役所四〇五会議室でこのプリントを示されたとき、中先生は心のなかで頭を抱えた。購入金額があまりにも少ないから、というわけではまったくない。市立図書館が乱歩関連資料を購入するにあたっては、なんの方針も目的もなく、ただ眼についたものを買っているだけである、ということがよくわかったからである。もちろんそれは、無理もないことである。いまの市立図書館には、乱歩のことを多少なりとも理解しているスタッフが、ただのひとりも存在しない。だから、しかたのないことなのである。もうひとつ、だから、という接続詞を連ねることにして、だから名張市は、もう乱歩関連資料の収集なんておしまいにしてしまうべきなのである。
といったところで、あすにつづく。あるいは、13日の月曜につづく。
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