三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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それにしても、やはり台風のようなものであったな、とあらためて思い返される。Jガール台風と呼ぶべきか。ノンバーバル映画「鬼 The Oni」という台風の中心、台風の目になったのは、まぎれもなく永遠のJガールこと吉本興業の新矢由紀さんだったのだから、Jガール台風とでも呼ぶしかあるまい。この台風はまあえらいもので、ぶっちゃけていえば無茶苦茶であった。名張で映画を撮る、という堅忍不抜の決意がまず存在していて、それはすべてに優先した。ノンバーバル映画という形式そのものさえ、この無茶苦茶な台風によって強引にねじ伏せられてしまった。
Jガールのあねさんから、赤岩尾神社を舞台にノンバーバル映画を撮りたい、と打ち明けられたときには、さすがにびっくりした。もしかしたらこの人には、ノンバーバル映画の特性というやつがまるで理解できていないのではないか、と疑われた。そんなことをしたら、これまでにも記したとおり、ノンバーバル映画にとってきわめて不利な条件を、のっけから抱えこむことになるからである。積載量をはるかにオーバーした荷物を積んで、小舟が大海に漕ぎだすようなものである。無謀なことこのうえない。
しかし、Jガールのあねさんがなぜか名張のことを気に入ってくださり、名張にここまで目をかけてくださっているのだから、それに報いるのが人の道だろうな、とは思われた。それに、名張市にとっては、棚からぼた餅みたいにしてチャンスが転がりこんできた、ということでもあるのだし、と考え直して、あねさんからつぎつぎにくりだされる野放図なまでの無理難題、涼しい顔してことごとく受けいれることにした。なにしろ当方、ひろく大きな心のもちぬしであり、伊賀地域における知のリーダーでもある。有能で人間的魅力にあふれているだけでなく、非のうちどころがないほどの変わり者でもある。あねさんの意志を最大限に尊重し、ノンバーバル映画を強引にねじ伏せる手伝いに努めた。
できあがる作品は、おそらく、規格外の異色作にして超大作、ということになるだろうと思う。ノンバーバル映画にとって不利な要素をかき集めた作品だから、およそ規格外であることはまちがいない。吉本興業の所属タレント百人が参加する今回の企画において、実際にどんな作品がつくられているのかはわからないが、テレビのバラエティ番組の延長みたいな内容の映画が多いのではないかとは想像されるから、それに比較すればかなりの異色作ということになるだろう。しかも、わずか五分のノンバーバル映画に、正気の沙汰とは思えぬほどの手間ひまをかけ、じつに多くの人をまきこんでしまったのだから、まごうかたなき超大作である。
結果として、Jガールのあねさんの思いつきからスタートしたノンバーバル映画「鬼 The Oni」は、あねさん自身の堅忍不抜の意志によって完成を迎えることになった、というしかないであろう。赤岩尾の鬼神もまた、あねさんの不撓不屈をこそめでたもうたのだと思われる。めでたもうたというか、あきれたもうたというか、唖然としたもうたというか、もう好きにしろと思いたもうたというか、とにかくまあ、無茶苦茶な企画を大車輪で実現してしまったあねさんの豪腕には、男は弱く、女は強い、という永遠の真理を思い出しながら、おそれいるしかないと思う。男は愛嬌、女は度胸、という不変の哲学を、あらためて噛みしめるしかないと思う。いっそもう、永遠のJガールから豪腕のJガールへ、これを機に改名なさってはいかがなものかとも思う。
Jガールのあねさんから、赤岩尾神社を舞台にノンバーバル映画を撮りたい、と打ち明けられたときには、さすがにびっくりした。もしかしたらこの人には、ノンバーバル映画の特性というやつがまるで理解できていないのではないか、と疑われた。そんなことをしたら、これまでにも記したとおり、ノンバーバル映画にとってきわめて不利な条件を、のっけから抱えこむことになるからである。積載量をはるかにオーバーした荷物を積んで、小舟が大海に漕ぎだすようなものである。無謀なことこのうえない。
しかし、Jガールのあねさんがなぜか名張のことを気に入ってくださり、名張にここまで目をかけてくださっているのだから、それに報いるのが人の道だろうな、とは思われた。それに、名張市にとっては、棚からぼた餅みたいにしてチャンスが転がりこんできた、ということでもあるのだし、と考え直して、あねさんからつぎつぎにくりだされる野放図なまでの無理難題、涼しい顔してことごとく受けいれることにした。なにしろ当方、ひろく大きな心のもちぬしであり、伊賀地域における知のリーダーでもある。有能で人間的魅力にあふれているだけでなく、非のうちどころがないほどの変わり者でもある。あねさんの意志を最大限に尊重し、ノンバーバル映画を強引にねじ伏せる手伝いに努めた。
できあがる作品は、おそらく、規格外の異色作にして超大作、ということになるだろうと思う。ノンバーバル映画にとって不利な要素をかき集めた作品だから、およそ規格外であることはまちがいない。吉本興業の所属タレント百人が参加する今回の企画において、実際にどんな作品がつくられているのかはわからないが、テレビのバラエティ番組の延長みたいな内容の映画が多いのではないかとは想像されるから、それに比較すればかなりの異色作ということになるだろう。しかも、わずか五分のノンバーバル映画に、正気の沙汰とは思えぬほどの手間ひまをかけ、じつに多くの人をまきこんでしまったのだから、まごうかたなき超大作である。
結果として、Jガールのあねさんの思いつきからスタートしたノンバーバル映画「鬼 The Oni」は、あねさん自身の堅忍不抜の意志によって完成を迎えることになった、というしかないであろう。赤岩尾の鬼神もまた、あねさんの不撓不屈をこそめでたもうたのだと思われる。めでたもうたというか、あきれたもうたというか、唖然としたもうたというか、もう好きにしろと思いたもうたというか、とにかくまあ、無茶苦茶な企画を大車輪で実現してしまったあねさんの豪腕には、男は弱く、女は強い、という永遠の真理を思い出しながら、おそれいるしかないと思う。男は愛嬌、女は度胸、という不変の哲学を、あらためて噛みしめるしかないと思う。いっそもう、永遠のJガールから豪腕のJガールへ、これを機に改名なさってはいかがなものかとも思う。
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