三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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いやー、なんか知らんが2ちゃんねる名張市政スレではこのところ、「行政の手駒」というフレーズがことしの流行語大賞を獲得しそうな勢いではないか。さもあろうさもあろう。人の心によほど訴えるものがあったのであろう。人が漠然と抱いていた印象に、明確な表現を与えることができたということであろう。行政の手駒、いいえて妙、と感じる人間が少なからず存在しているということであろう。そして、この名張市には行政の手駒と呼ぶべき人間が腐るほどごろっちゃらしている、ということでもあるだろう。手駒なんてのはどうせ程度の悪いものなんだから、名張市もそろそろ、名張市手駒管理委員会、なんてのをつくらねばならぬ時期かもしれんな。
それにしても、たしかに、
──市民は行政の手駒ではない」
というのは至言である。こんな至言はめったにない。しいて探せば、
──おれは藤波の噛ませ犬じゃない」
といったあたりが思い浮かぶが、近年のものから選ぶとなると、
──おまえに食わせるタンメンはねえ」
といったあたりか。
──ベンチがあほやから野球がでけへん」
なんていうのは、実感としてものすごくよく理解できる至言ではあるのだが、いまの場合はあまり関係がない。関係はないのだが、なんだかここに書きつけておきたいような気がしたので、書きつけておいた。ベンチがあほやから、というのは、ほんとになあ。
さて、きのうのつづきである。名張市は人のふんどしで相撲をとることしか考えない、という話である。名張市役所には、人をみたら手駒と思え、という合言葉がある、というのはうそであるが、とにかく、そんなことでどうする、という話である。行政の手駒に堕してしまったひとりの有能な市民が、人間としての誇りをかけて、行政のふところ深くから赤裸々な内部告発をぶちかます次第である。
11月22日のまちなかミニツアー、参加者には名張ロータリークラブ謹製「少年少女乱歩手帳」が配付されることになっている。
10月9日、なぞがたりなばりの担当セクションである名張市生活環境部まちづくり推進室で聞きおよんだところでは、名張ロータリークラブに依頼して、必要数をもらってきてあるとのことであった。当方も、ツアー参加者に「少年少女乱歩手帳」を手にしていただくべく、まちづくり推進室にその手配を要請するつもりであった。それはそれでよろしい。
よろしいのではあるけれど、これにもまあ、ちょっと驚いた。「少年少女乱歩手帳」を入手してあるのなら、案内人など必要はない。「少年少女乱歩手帳」を頼りにすれば、名張市の職員だけで、あるいは共催団体になっている乱歩蔵びらきの会のメンバーだけで、まちなかミニツアーを先導する程度のことはいくらだって可能である。事前に乱歩の「ふるさと発見記」や「生誕碑除幕式」あたりに眼を通しておけば、それで充分である。
どうして、その程度の労を惜しむのか。自分でやろうとしないのか。人をあてにするのか。他人に丸投げしたがるのか。名張市役所というところには、職員は頭をつかったり手足を動かしたり汗を流したりしてはいけません、などという内規でもあるのか。
セクションは変わっても、体質には変わりがない。話はやや横にそれるが、名張まちなか再生事業を例にあげるならば、6月17日付エントリに記したことが思い出される。
6月17日:やなせ塾は自腹となった
関連箇所を引いておく。
詐欺みたいな話である。というか、これは詐欺である。名張市の今年度予算に、「まちづくり活動推進事業」というもっともらしい事業名で、四百五十万円が計上されている。しかし、こんな事業名は、明らかな詐称である。市民を瞞着するための偽装である。事業名の四百五十万円はそのまんま、コンサルタントのふところに入ってしまうのである。
よくも懲りないものである。似たようなことは以前にもあった。名張まちなか再生事業に関連して、「名張まちづくり塾」という名目の予算が計上されていた。ちょっと調べてみたところ、まちづくり塾なんてのはまったくのうそっぱち。百五十万円の予算はそのまんま、三重大学のふところに入っていたのである。
しかも、なんの役にも立たぬ研究とやらを三重大学のインチキ研究室に依頼したのは、そこらのインチキ民間組織だったのである。その研究の対価としての百五十万円、ご親切に名張市が市民の税金で支払っていたのである。だから、住民監査請求をかまして、こんなことではいかんぞと、名張市長は名張市に百五十万円を返還しなさいと、懇切丁寧に忠告してさしあげた次第である。その忠告も、しょせん蛙のつらに小便であったということか。
いやいや、そんなことはどうでもよろしい。話がそれすぎた。今年度予算に計上された四百五十万円の話である。四百五十万円はそのまんま、上の引用にあるとおり、コンサルタントに流れてしまうのである。しかし、いくら考えたって、報告書とやらは市職員の手でまとめられるべきものである。そのための職員ではないのか。どうしてその程度の労を惜しむのか。自分でやろうとしないのか。他人に丸投げしたがるのか。
セクションは変わっても、体質には変わりがない。名張市役所というところには、職員は頭をつかったり手足を動かしたり汗を流したりしてはいけません、などという内規でもあるのか。あるとしか思えぬ。たかがまちなかミニツアー、どうして職員が案内に立とうとしないのか。あるいは、名張市といわゆる協働関係にある名張まちなか再生委員会や、はたまた乱歩蔵びらきの会、そうでなければ、まちなかの観光交流拠点に陣取って観光情報の発信とやらを手がけてくれているらしいまちなか運営協議会、そのあたりと連携しようとしないのか。なんの関係もない当方が手駒に指名されるのか。わけがわからぬ。
わけのわからぬことはまだある。わけがわからぬというより、絶句してしまうようなことがある。名張市ってのはつくづくひどいところであると、あらためて実感させられたことがある。どんなことかというと、それはまあ、黙っておくことにする。きのうの時点では、きょうの話題にするつもりであったのだが、気が変わった。ネタとして温存しておくことにする。名張市がいつまでも人のふんどしで相撲をとろうとしつづけるようであれば、その極端な一例として、いずれ披露する機会もあろう。土曜日なのにわざわざ自宅パソコンでご閲覧いただいた名張市職員のみなさんは、いささか拍子抜けといったところか。いや、すまんなどうも。
さて、きのう予測したとおり、やっぱり今週中には回答を頂戴できなかった。
上のような要請を頂戴したので、下のような要請を送信した。
この回答が、まだ頂戴できない。むろん、市長、教育長、前教育次長、このお三方に日程を調整していただくのは容易なことではないであろうし、とりたてて急ぐ必要もないのであるが、しかし、もしもこのまま、ずーっとずーっと音沙汰なし、ということになったら、さてどうなるのか。
その場合は、名張市長が当方の協力を拒んでいらっしゃる、というふうに判断するしかないであろう。どこかで聞いたせりふだが、
──現段階では乱歩にかんして外部の人間の話を聞く考えはない」
といったことででもあろうか。ならばしかたがない。協力は不要である、とおっしゃるのであれば是非もない。
したがって、せっかく白羽の矢を立てていただいたのだから、行政の手駒としてめいっぱい名張市に協力するつもりではいるのだが、名張市長からNOをつきつけられた人間が、名張市主催のまちなかミニツアーで案内役を務めるわけにはまいらぬであろう。そんなことは、世間さまだって許してくれぬことであろう。当方などいなくたって、「少年少女乱歩手帳」さえあれば、案内役などだれにだって務まるのだから、その点の心配はいらないのだが、しかし、しかしやっぱり、手駒として協力したいなあほんとに。
それにしても、たしかに、
──市民は行政の手駒ではない」
というのは至言である。こんな至言はめったにない。しいて探せば、
──おれは藤波の噛ませ犬じゃない」
といったあたりが思い浮かぶが、近年のものから選ぶとなると、
──おまえに食わせるタンメンはねえ」
といったあたりか。
──ベンチがあほやから野球がでけへん」
なんていうのは、実感としてものすごくよく理解できる至言ではあるのだが、いまの場合はあまり関係がない。関係はないのだが、なんだかここに書きつけておきたいような気がしたので、書きつけておいた。ベンチがあほやから、というのは、ほんとになあ。
さて、きのうのつづきである。名張市は人のふんどしで相撲をとることしか考えない、という話である。名張市役所には、人をみたら手駒と思え、という合言葉がある、というのはうそであるが、とにかく、そんなことでどうする、という話である。行政の手駒に堕してしまったひとりの有能な市民が、人間としての誇りをかけて、行政のふところ深くから赤裸々な内部告発をぶちかます次第である。
11月22日のまちなかミニツアー、参加者には名張ロータリークラブ謹製「少年少女乱歩手帳」が配付されることになっている。
10月9日、なぞがたりなばりの担当セクションである名張市生活環境部まちづくり推進室で聞きおよんだところでは、名張ロータリークラブに依頼して、必要数をもらってきてあるとのことであった。当方も、ツアー参加者に「少年少女乱歩手帳」を手にしていただくべく、まちづくり推進室にその手配を要請するつもりであった。それはそれでよろしい。
よろしいのではあるけれど、これにもまあ、ちょっと驚いた。「少年少女乱歩手帳」を入手してあるのなら、案内人など必要はない。「少年少女乱歩手帳」を頼りにすれば、名張市の職員だけで、あるいは共催団体になっている乱歩蔵びらきの会のメンバーだけで、まちなかミニツアーを先導する程度のことはいくらだって可能である。事前に乱歩の「ふるさと発見記」や「生誕碑除幕式」あたりに眼を通しておけば、それで充分である。
どうして、その程度の労を惜しむのか。自分でやろうとしないのか。人をあてにするのか。他人に丸投げしたがるのか。名張市役所というところには、職員は頭をつかったり手足を動かしたり汗を流したりしてはいけません、などという内規でもあるのか。
セクションは変わっても、体質には変わりがない。話はやや横にそれるが、名張まちなか再生事業を例にあげるならば、6月17日付エントリに記したことが思い出される。
6月17日:やなせ塾は自腹となった
関連箇所を引いておく。
ついでに記しておくと、まちづくり活動推進事業という名目の予算がある。四百五十万円がまちづくり活動とやらを推進するためにつかわれるのである。これはなんだ、という話になった。名称から判断すれば、年度はじめにプールしておき、まちづくりとやらのための事業に必要に応じて配分される予算、といった印象があるが、そうではないのか、と質問した。事務局すなわち名張市からは、そうではない、との説明があった。何に使用するのかは、すでに決定されているという。
となると当然、じゃあ何よ? 何につかうのよ? ということになる。事務局の説明を総合して判断すると、つまりはこういうことらしい。名張市は国土交通省にたいして、頂戴いたしましたまちづくり交付金、てまえどもの市におきましてはこのようにつかいました、ありがたくつかわさせていただきました、とても有意義につかわさせていただきましたでございます、といった報告書のようなものを提出しなければならぬらしい。で、その報告書のようなものの作成は、いわゆるコンサルタントにアウトソーシングするのだそうである。コンサルタントに報告書のようなものをつくってもらうための予算、それが四百五十万円、それがまちづくり活動推進事業、ということになっているらしい。なんかもう、あきれてものもいえんような話ではないか。 |
詐欺みたいな話である。というか、これは詐欺である。名張市の今年度予算に、「まちづくり活動推進事業」というもっともらしい事業名で、四百五十万円が計上されている。しかし、こんな事業名は、明らかな詐称である。市民を瞞着するための偽装である。事業名の四百五十万円はそのまんま、コンサルタントのふところに入ってしまうのである。
よくも懲りないものである。似たようなことは以前にもあった。名張まちなか再生事業に関連して、「名張まちづくり塾」という名目の予算が計上されていた。ちょっと調べてみたところ、まちづくり塾なんてのはまったくのうそっぱち。百五十万円の予算はそのまんま、三重大学のふところに入っていたのである。
しかも、なんの役にも立たぬ研究とやらを三重大学のインチキ研究室に依頼したのは、そこらのインチキ民間組織だったのである。その研究の対価としての百五十万円、ご親切に名張市が市民の税金で支払っていたのである。だから、住民監査請求をかまして、こんなことではいかんぞと、名張市長は名張市に百五十万円を返還しなさいと、懇切丁寧に忠告してさしあげた次第である。その忠告も、しょせん蛙のつらに小便であったということか。
いやいや、そんなことはどうでもよろしい。話がそれすぎた。今年度予算に計上された四百五十万円の話である。四百五十万円はそのまんま、上の引用にあるとおり、コンサルタントに流れてしまうのである。しかし、いくら考えたって、報告書とやらは市職員の手でまとめられるべきものである。そのための職員ではないのか。どうしてその程度の労を惜しむのか。自分でやろうとしないのか。他人に丸投げしたがるのか。
セクションは変わっても、体質には変わりがない。名張市役所というところには、職員は頭をつかったり手足を動かしたり汗を流したりしてはいけません、などという内規でもあるのか。あるとしか思えぬ。たかがまちなかミニツアー、どうして職員が案内に立とうとしないのか。あるいは、名張市といわゆる協働関係にある名張まちなか再生委員会や、はたまた乱歩蔵びらきの会、そうでなければ、まちなかの観光交流拠点に陣取って観光情報の発信とやらを手がけてくれているらしいまちなか運営協議会、そのあたりと連携しようとしないのか。なんの関係もない当方が手駒に指名されるのか。わけがわからぬ。
わけのわからぬことはまだある。わけがわからぬというより、絶句してしまうようなことがある。名張市ってのはつくづくひどいところであると、あらためて実感させられたことがある。どんなことかというと、それはまあ、黙っておくことにする。きのうの時点では、きょうの話題にするつもりであったのだが、気が変わった。ネタとして温存しておくことにする。名張市がいつまでも人のふんどしで相撲をとろうとしつづけるようであれば、その極端な一例として、いずれ披露する機会もあろう。土曜日なのにわざわざ自宅パソコンでご閲覧いただいた名張市職員のみなさんは、いささか拍子抜けといったところか。いや、すまんなどうも。
さて、きのう予測したとおり、やっぱり今週中には回答を頂戴できなかった。
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年10月 9日 □名張市長 亀井利克 |
上のような要請を頂戴したので、下のような要請を送信した。
ご回答ありがとうございました。せっかくの仰せですから、おことばに甘えて、「貴重なご意見・ご提案」を具申したいと思います。つきましては、そのための面談の場を設けていただきたく、ご手配をお願いいたします。面談の場には、貴職のほか、教育長と前教育次長にもご臨席たまわりますよう、勝手ながら願いあげます。面談の日時と場所のご連絡をお待ちしております。ご多用中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
2008/10/10 |
この回答が、まだ頂戴できない。むろん、市長、教育長、前教育次長、このお三方に日程を調整していただくのは容易なことではないであろうし、とりたてて急ぐ必要もないのであるが、しかし、もしもこのまま、ずーっとずーっと音沙汰なし、ということになったら、さてどうなるのか。
その場合は、名張市長が当方の協力を拒んでいらっしゃる、というふうに判断するしかないであろう。どこかで聞いたせりふだが、
──現段階では乱歩にかんして外部の人間の話を聞く考えはない」
といったことででもあろうか。ならばしかたがない。協力は不要である、とおっしゃるのであれば是非もない。
したがって、せっかく白羽の矢を立てていただいたのだから、行政の手駒としてめいっぱい名張市に協力するつもりではいるのだが、名張市長からNOをつきつけられた人間が、名張市主催のまちなかミニツアーで案内役を務めるわけにはまいらぬであろう。そんなことは、世間さまだって許してくれぬことであろう。当方などいなくたって、「少年少女乱歩手帳」さえあれば、案内役などだれにだって務まるのだから、その点の心配はいらないのだが、しかし、しかしやっぱり、手駒として協力したいなあほんとに。
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