三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうも記したとおり、名張市企画財政部地域経営室からメールを頂戴した。
すなわち、10月13日、地域経営室にメールを送信し、乱歩蔵びらきの会と地域経営室への質問を伝えた。
2010年10月13日:なぞがたりなばりの怪事件
その回答をおととい、メールでお送りいただいたという寸法である。
乱歩蔵びらきの会と地域経営室には、あらためてお礼を申しあげる次第である。
で、乱歩蔵びらきの会から頂戴した回答には、反問というか、逆質問というか、要するにおれへの質問もお書きいただいてあるので、それには当然、お答えしなければならない。
さて、どうするか。
とりあえず、ご閲覧の諸兄姉に回答をごらんいただき、そのあとあれこれ述べてみることで、なぞがたりなばりの怪事件の謎に挑戦する、ということにするか。
では、地域経営室の回答から。
お送りいただいたのはワード文書であったが、それをJPG画像にしてごらんいただく。
質問と回答を、前者はこの色、後者はこの色で転載。
(a)名張市が事業を民間団体に委託する場合、その団体に名張市の職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
市職員がその団体の代表者でなければ、ただちに問題にはならないと考えます。
名張市がなんらかの事業を委託するための民間団体を公募し、かりにA、B、C、D、Eという五つの団体がそれに応じたとします。そのうちの団体Aには市職員が入会していますが、残り四団体には市職員は加わっていないと仮定してみてください。こんな図式になるわけです。
団体A……市民 市民 市民 市民 市民 市職員
団体B……市民 市民 市民 市民 市民 市民
団体C……市民 市民 市民 市民 市民 市民
団体D……市民 市民 市民 市民 市民 市民
団体E……市民 市民 市民 市民 市民 市民
募集する側の人間が、応募する側に加わっている。これは、公正や公平、あるいは平等といった観点から考えた場合、はたして適切なことなのでしょうか。ここにはなんの問題もないのでしょうか。李下の冠、瓜田の履、といった故事をもちだすつもりはありませんが、名張市にはこうした場合の指針やガイドラインといったものは存在していないのでしょうか。
ご指摘の「李下に冠を正さず」と言う観点での指針は、現在ありません。
指針や事前の情報の開示については検討する必要があると考えています。
この件については、10月21日と22日に記した。
2010年10月21日:公正公平平等を踏みにじる
2010年10月22日:名張市の正当で適切な判断
要するに、公募という競争の場に平等が担保されているのか、という問題なわけである。
この問題については10月21日、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、こう質問した。
いつもお世話さまです。
市事業の民間委託についてお訊きしたいのですが、委託団体を公募する場合、その対象団体に市職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
2010/10/21
どうしてわざわざ「市長への手紙」で質問したのかというと、これがきわめて重要な問題だからである。
重要であるがゆえに、いちいち市民から尋ねられる以前に、名張市がちゃんと考えてちゃんと決めておくべき問題でもあった。
市事業の民間委託がどうのこうのというのであれば、どうのこうのいうときにちゃんと考え、ちゃんと決めておくべき問題であった。
じゃが、名張市はそれをせんかったわけよね。
いつもいってるとおり、そもそも名張市には、ちゃんと考えてちゃんと決める、というあたりまえのことができないわけ。
しかも、これも以前からいってるとおり、とくにまちなか再生事業にかんしていってきたとおり、名張市にはジャスティスやフェアネスということばが存在しとらんわけな。
公正とか、公平とか、平等とか、そういう概念が存在してないわけよね。
そのうえ、ちっとはてめーらのおつむで考えてみろこら、と市民が切なるお願いをしたならば、なんと耳の穴から黒い煙をもくもく吐き出しながらぶっ倒れてしまうお茶目さん、それが名張市なのである。
だからまあ、「市長への手紙」担当職員のかたにおかれては、10月21日付のおれの質問へのお答えは、念のために名張市の顧問弁護士にもご相談いただいたうえでお書きいただいたほうがいいと思うぞ。
以前にも記したとおり、頂戴する回答はこうした場合の指針やガイドラインとなるはずのものなんだから、思いつきだの脊髄反射だのみたいなお答えでは、今後に禍根を残すことにもなりかねないっちゃよ。
ということで、この問題にかんしては、「市長への手紙」の回答が届いたあとで、またあらためて考えてみたい。
(b)貴セクションにお訊きするのは筋違いかもしれませんが、名張市公式サイト「なぞがたりなばり」のページ(http://www.city.nabari.lg.jp/hp/menu000009200/hpg000009144.htm)にどうして第18回がみあたらないのでしょうか。
第18回芦辺拓先生の講演の原稿起こしが完了していないからです。現在はテープ起こしをした粗原稿をチェックしています。ちなみに過去の講演の録音テープも順次原稿起こしをしています。
了解。
ということにしておくか。
もしもツッコミを入れるとすれば、どんなことになるのか。
当該ページがこれである。
名張市公式サイト:なぞがたりなばり
ごらんのとおり、このページに当然あるはずの「第18回なぞがたりなばり」という項目がない。
理由は、「芦辺拓先生の講演の原稿起こしが完了していないから」であるという。
かりに、あくまでも、かりに、の話だが、ツッコミを入れるとすれば、ならば第十五回はどうよ、といったことになる。
名張市公式サイト:なぞがたりなばり > 第15回なぞがたりなばり
ごらんのとおり、「有栖川有栖氏の講演録は現在作成中です」とある。
つまり、第十五回も第十八回も、講演録がまだできあがっていない、ということである。
じゃというのに、「第15回なぞがたりなばり」という項目はあっても、なぜか「第18回なぞがたりなばり」という項目はないのじゃからのうばあさんや。
ふしぎなことじゃのうじいさんや。
ふつうなら、「なぞがたりなばり」のページに「第18回なぞがたりなばり」という項目も立ててじゃな、そのリンク先のページに「芦辺拓氏の講演録は現在作成中です」と書いておく、ということになるのではないかのう。
てゆーかそれ以前に、第十八回は二年前の秋、第十五回は五年前の秋の開催なんだから、そのへんどうよ、というツッコミも可能なんだけど、ま、すべて不問に付してしまう。
了解、ということにしてしまう。
このあたりをスルーしても、漫才のネタならほかにごろごろ転がっておるからな。
回答をお寄せくださった地域経営室のみなさんにお礼を申しあげ、おつぎは乱歩蔵びらきの会からの回答である。
こちらもまず、現物のJPG画像をごらんいただく。
で、順にみてゆく。
平成22・2010年3月21日に催された第19回ミステリー講演会なぞがたりなばりについてお訊きします。
(1)講演会の有料入場者数は何人だったのでしょうか。
45名です。
うーん。
いきなりおかしいのうばあさんや。
会場で数えてみたところ、四十人を切っておったのはたしかなのじゃが。
この写真の入場者数を数えてみたところ、三十四人である。
撮影者であるおれも有料入場者だから、ひとり増えて三十五人。
ただし、この写真の入場者には、乱歩のご遺族、日本推理作家協会のスタッフ、たぶん徳間書店だと思うんだけど出版社の編集者、そういったみなさんも含まれていて、入場料は頂戴していないはずである。
かりに頂戴しておったとしても、この写真の時点における有料入場者は三十五人なのである。
撮影したあとから入場してきた人がいた、ということはなかったと思うし、だいたいおれはこの日、今野さんのおはなしを最後まで聴講して、いやー、四十人に届かなかったなあ、とあらためて思った記憶があるから、四十五人という数字は信じがたい。
あるいはこれは、当日販売分も含め、売れたチケットが四十五枚であった、ということなのであろうか。
なんかようわからんけど、うーん、いきなりおかしいなあ、これこそほんとに謎だよなあ、とか思いつつ、つづきはあしたということにしようかのうじいさんや。
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