三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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松竹梅でいえば松のコースがいいと思う
福井健二さんの『絵図からみた上野城』、入手方法はこちらでご確認あれ。
伊賀上野城(伊賀文化産業協会):上野城発行図書のお知らせ
朝日新聞のウェブニュースがこちら。
asahi.com:上野城の変遷 絵図で集大成(5月8日)
「上野城や伊賀市内の書店で販売するほか、県立図書館や伊賀、名張の市立図書館で閲覧できる」とのことであるが、名張市立図書館はあれだぞ、乱歩のご先祖さまの家はどこにあったんですか? とか尋ねられたら、『絵図からみた上野城』をさっと開いてすぐ答えられるように勉強しておいたほうがいいと思うぞ。それから、ろくに乱歩作品を読んだこともなく、そもそもミステリに興味なんかまるでないっつーのに、乱歩の名前を利用してかっこつけたいからってんでちゃらちゃらミステリ講演会の主催なんかしてたインチキ団体も、『絵図からみた上野城』を読んで勉強しとくように、といいたいところだけど、上野のまちのよりもまず名張のまちである。せめて名張のまちを乱歩がらみで案内できるようにはなっとこうな、とか思ってたら、なんか大笑いしてしまうけど、あのインチキ団体、まだ懲りてないらしいな。
名張市公式サイト:平成22年度「新しい公」委託事業選考結果
そもそも、選考にあたった「新しい公」委託事業審査委員会とかいう組織の選考能力がおおいに疑問なんだけど、その点にはとりあえずふれないことにして、審査委員会がたぶん厳正な審査を進めてくれたその結果、なぞがたりなばり関連事業が乱歩蔵びらきの会に委託されたという。しかし、これだけではなにがなにやらようわからん。さっぱりわからん。わからせようとしておらんのか。名張市役所のみなさんは市民の眼をごまかすことしか考えておらんのか、とすら思えてくる。いやいや、乱歩蔵びらきの会の関係各位は、おれがこんなこと書いたからって、いきなり涙目になる必要はないんだぞ。テロにはせん、とゆうておるではないか。心配するな心配するな。なにしろ現在ただいま、名張市役所のみなさんに、乱歩のことを煙が出るほど考えていただいておる最中である。とはいえ、なにしろお役所のみなさんである。なんともちんたらしていらっしゃるのよな。待つ身がつらいか、待たせる身がつらいか、とかばかなこといっててもしかたないから、どうだ、乱歩蔵びらきの会の関係各位、名張市役所のみなさんが結論を出してくれるまでの暇つぶしに、おまえらネット上で軽くおちょくってやろうか。地域経営室気付で公開質問状でも出してやろうか。そんなことになってみろ。ちゃらちゃらとかっこつけるつもりが、全国に赤っ恥をさらしてしまうことになりかねんぞ。それがいやだというのであれば、名張市役所の総合企画政策室あたりにかけこんでだな、もしもテロなんてことになった乱歩蔵びらきの会はひとたまりもありません、なんとかテロだけは阻止してくださいましお役人さま、と涙目で泣きついてみるか。おまえらお役人とは仲がいいんだろ? 地域経営室で確認したところによれば、今年3月のミステリ講演会だって、日本推理作家協会との連絡はすべて名張市役所のお役人さまにお願いしておったというではないか。そういうのをおんぶにだっこっていうんだけど、名張市の事業委託ってそんなものなの? ちょっとちがうんじゃね? しかしまあ、ずぶずぶなあなあが当然のことだと思ってる連中には、こんなこといってやったって理解不能か。ま、達者で暮らせ。
さて、名張市立図書館が収集した乱歩関連資料の活用にかんして、松竹梅のうちやっぱ松コースで行くべきだろうな、とおれは考えたわけ。松コースってのは、最上のコースということである。べつのいいかたをするならば、名張市役所のレベルは無視しよう、というわけである。名張市役所のみなさんのレベルというのは、いまさら指摘するまでもないことだけど、それほど高く見積もることはできない。では、いったいどれくらいなのか。人間の背の高さくらい? いやいや、まったく。それなら、腰のあたりの高さ? とんでもない。じゃ、まさかとは思うけど、地面すれすれ? それでもまだ見積もりが甘いわけね。たとえていうならば、とにかくまず、ジュンテンドー名張店へ行っていただいて、もちろんスーパービバホーム名張店とかでもいいんだけど、とにかくその手の店で手ごろなスコップをご購入いただく。そのスコップで、ご自宅の庭でもどこでも、そこらの地べたを三尺か四尺がとこほど掘っていただく。ご苦労であった。つまり、地べたからかなり深く掘りさげたあたりが、わが名張市役所のレベルなのである。
だからまあ、名張市役所のレベルなんて無視しないことには話がはじまんないわけな。なにしろあれだぞ、名張市立図書館なんて、乱歩関連資料を収集しております、とかいってながら、収集してどうすんだよ? と尋ねてやったら、え? なんかせなあきませんの? とかいってびっくりしてたくらいだからな。名張市役所のレベルで考えるならば、手前どもの辞書には収集資料の活用などということばはございません、ということになる。つまり、これな。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。
今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。
平成20年10月 9日
名張市長 亀井利克
な。じつにレベルが低い。泣きたくなるほど低い。こんなことでいいわけがない、ということにさえ気がつかないほど低い。もしかしたら、地べたを三尺か四尺がとこほど掘ったくらいでは追いつかないかもしれないほど低い。しかし、ほんと、こんなことでいいわけがないのである。だから、名張市役所のレベルは無視するべきだ、と考えた。もしも名張市役所のレベルでやったとすれば、つまり、え? なんかせなあきませんの? と尋ねられて、せめて目録くらいつくんなきゃな、とアドバイスしてやったとする。で、名張市役所のレベルで目録がつくられる。みてみると、ばーか、といってやるしかないおそまつさである。松、竹、梅、というみっつのコースでいえば、まちがいなく梅である。梅のなかでも下である。下のなかでも、甲乙丙でいえば丙である。梅の下の丙、最低である。おまえら絶対、市民の眼をごまかせたらそれでいいと思ってんだろ、といってやるしかないレベルである。だから、松のコース、つまり、全国のどこに出しても恥ずかしくないものにするべきだろうな、と考えたわけな。つまりは、天国の乱歩にも喜んでもらえるものにしなくちゃな、という寸法である。
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