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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 癒着結託と丸投げをどうするよ
 
 さーあ、どうよ。名張市役所のみなさん、あーたがたはいったいどうよ。検証もできない。反省もできない。これは、検証能力がないとか、反省能力がないとか、そういったレベルの問題ではないんだぞ。ただもう、なーんにもわからんのである。おつむのなかに、ぼーっとぼーっと、もやみたいなものがかかっておる。なにも考えられない、という以前に、なにも理解できない。自分がなにを考えればいいのか、まずそれが理解できない。むろん、ものごとを考える能力もない。ただひたすら、ぼーっとぼーっとしている。そういう問題なのである。
 
 まいるよなあまったく。これだけでもずいぶんまいる。しかし、なんのなんの、名張市だもの。事態はさらに悪化する。ずーぶずぶッ、ずーぶずぶッ、なばりしめーぶつずーぶずぶッ、と歌の文句にも歌われているかどうかは知らんけど、とにかく名張市名物の癒着結託構造が拍車をかけてくれるのである。まーるなげッ、まーるなげッ、なばりしめーぶつまーるなげッ、と歌の文句にも歌われているかどうかは知らんけど、名張市名物の丸投げがすべてを無茶苦茶にしてくれるのである。なんとかならんかほんとに。
 
 ではここで、乱歩関連事業を例にとって、おつむのなかがぼーっとぼーっとしているお役所の中の人たちが、癒着結託構造という伝家の宝刀に依拠するとどうなるのか、どうなったのか、どんな無茶苦茶なことになったのか、それを確認しておこう。いうまでもなく、桝田医院第二病棟の件である。
 
 桝田医院第二病棟の土地と建物が、所有者から名張市に寄贈された。名張市は、その活用策を考えなければならない。しかし、お役所の中の人たちは、ぼーっとぼーっとしている。考えることなんて、とてもできない。だから、癒着結託構造に依拠して、名張まちなか再生委員会に丸投げする。ところがどっこい、名張まちなか再生委員会というのが、またひどいものだったよな実際。とんでもない烏合の衆であった。おつむのなかがぼーっとぼーっとしている、という一点においては、お役所の中の人たちと甲乙つけがたい大接戦であった。ただし、金銭欲だの名誉欲だの権勢欲だの支配欲だの、そういった私利私欲に小鼻をひくつかせているような連中だったから、その点ではお役所の中の人たちよりもたちがわるかった。名張市役所のみなさんや、喜べ。勝ったぞ。名張まちなか再生委員会に勝ったぞ。
 
 勝っても負けてもどうだっていいけど、名張まちなか再生委員会もまた、なーんにも考えられず、なーんにも決められない。信じられぬような話ではあるが、もともとおつむがおよろしくなく、しかも乱歩のことなんてなんにも知らない連中が、さあ桝田医院第二病棟を乱歩のために活用しましょう、とかいってやがんだから、話は一歩も進まない。そんなのはわかりきったことである。いやいや、わかりきったことである、とふつうの人間なら思うけど、癒着結託の当事者にはそんなことすら理解できんのよ。お役所のほうは、さっさと思考放棄を決めこんでしまい、行政の手駒に丸投げしとけばなんとかなるだろう、と思ってる。あとは知らん顔である。しかし、手駒ってのがまた、どうしようもないほど程度が低い。いくら丸投げされても、どんな結論も出せない。昔の名張の人間は、こういった場合、八角のくそを垂れても、という品のない常套表現を使用したものであるが、まさしく八角のくそを垂れても結論が出せない。くそ垂れてる暇があったら結論を出せよこら、とアドバイスしてやっても、うーん、うーん、とうなるばかりで、結論なんてとても出てこない。それはそうであろう。ばかなのであるからな。要するに、ばかとばかがつるんでるだけの話なのであるからな。
 
 で、結局どうなったか。名張まちなか再生委員会は桝田医院第二病棟の活用策を、いつまでたっても決められない。名張市役所の中の人たちは、さすがに困った。しかし、悲しいかな、ぼーっとぼーっとしている。あげくのはて、桝田医院第二病棟の跡地は広場にしたらどうですどな、と決めてしまった。もやに包まれながら、そんなことを決めてしまった。考えた、とはとてもいえぬであろうな。なにも考えられないから、そんなことになってしまった、というのが正しいであろうな。とにかく、ものを考える能力もなければ、考えるための知識もない、ひたすらぼーっとぼーっとしているだけのみなさんが、市民の意見を求めることもなく、というか、お役所の中の人たちにしてみれば、名張まちなか再生委員会イコール名張市民ということになるのだから、市民の意見を求めることもなく、などといわれるのは心外であろうけれど、しかし実際には市民に意見を求めることなどまったくなく、それからまた、市議会に諮るわけでもなく、というか、桝田医院第二病棟跡を江戸川乱歩生誕地碑広場として整備するための予算が可決されたら、それだけでちゃんと市議会に諮って承認されたということになるのであるが、市議会なんてのもまたぼーっとぼーっとしてるだけじゃーねーかばーか。ばかが偉っそうにかっこつけてんじゃねーぞこの便所下駄。
 
 便所下駄のことは、まあどうだってかまわない。いちいちかまってられるか。とにかく、お役所の中のぼーっとぼーっとしたみなさんが、桝田医院第二病棟の跡地は江戸川乱歩生誕地碑広場として整備いたします、と決めてくれたのである。だからおれはもうな、なんであんなことしましてん、とか、残念なことになりましたね、とか、いったいなに考えとんねん、とか、名張市ってどうなってるんですか、とか、名張市内においても、名張市外に出ていっても、いろんな人からいろんなこといわれてもう大変なのである。おれなんてもう、完全に被害者なんだからな。ぼーっとぼーっとしている名張市役所のみなさんが癒着結託構造に全面的に依拠してしまい、ばかはばかとしかつるまないという癒着結託の大原則を死守してくれてるおかげで、おれなんてもうものすごい被害をこうむってんだからな。どうしてくれんだよばーか。
 
 とか思ってたら、名張市は癒着結託構造に依拠してミステリ講演会まで丸投げしてしてしもうたのである。なんかもう、懲りるということを知らんのである。だから、いっそのこと、丸投げを受けた乱歩蔵びらきの会をぼこぼこにしてやることで、名張市の猛省をうながしてやろうかとも考えるのだが、それでもたぶん、懲りぬのであろうな。手前どもはへっちゃらでございます、みたいな感じなのであろうな。いやー、まいったまいった。名張市役所のみなさん、あーたがたはほんっとにどうよ。
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