三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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田合豪さんのブログに記されていた名張市議会の動きが、YOUのウェブニュースとして報じられた。
伊賀タウン情報YOU:まちなか再生委 「解散も含む」名張市長が議会で発言(9月16日)
やはり、どうということはないようである。いまさらなにがどうなるものでもない。しいていえば、矮小化がいよいよ顕著になった、といったところか。矮小化、という漢字を、わいしょうか、と読めなかったみなさんにもわかるように、やさしく説明して進ぜよう。
おれが住んでるのは蔵持地区である。蔵持地区には公共施設がいろいろある。たとえば、こんなのがある。
・武道交流館いきいき
・蔵持公民館
・原出公民館
公共施設としての位置づけを考えてみると、ごくおおざっぱにいって、こんな感じになる。
・武道交流館いきいき……名張市民のための施設
・蔵持公民館………………蔵持地区住民のための施設
・原出公民館………………蔵持町原出地区住民のための施設
名張まちなかには、こんな公共施設がある。
・やなせ宿
公共施設としての位置づけはどうか。
・やなせ宿……名張市民のための施設
こんな感じになるはずである。やなせ宿は血税一億円をかけて整備された名張市民の共有財産、ということになるはずである。もしも、かりに、こんな状態になったらどうか。
・やなせ宿……名張地区住民のための施設
これが矮小化である。つまり、ちっちゃくしてしまうことである。最初は大きなねらいをもっていたのに、それがいつのまにか小さいものにすり替えられている。すなわち、矮小化されている、というわけである。
名張市のまちなか再生事業もまた、あっちこっちの関係団体に声をかけ、鳴りもの入りでスタートしたものであったのだが、今後は、YOUの記事によれば、関係団体のひとつでしかない名張地区まちづくり推進協議会の事業になってしまうとのことである。それが名張市の方針であるらしい。
つまり、当初はこうであった。
・まちなか再生事業……名張市民のための事業
・やなせ宿………………名張市民のための施設
それが、こんなぐあいに矮小化されたのである。
・まちなか再生事業……名張地区住民のための事業
・やなせ宿………………名張地区住民のための施設
しかも、実態はこうなのである。
・まちなか再生事業……名張地区まちづくり推進協議会のための事業
・やなせ宿………………名張地区まちづくり推進協議会のための施設
で、問題は、名張市自身、なにも気がついておらんのではないか、ということである。矮小化、という漢字が読めず、むろん意味もわからず、まあそんなことはどうだっていいのだが、自分の手でまちなか再生事業を矮小化してしまっている、ということにとんと気がついておらず、ただただ名張地区まちづくり推進協議会のみなさんにきんたまを握られつづけていることが手前どものしゃーわせなのでございます、さのよいよい、みたいなことが名張市の実態なのであるのなら、市民としてはほんとに困るよな。
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