忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[858] [857] [856] [855] [854] [853] [852] [851] [850] [849] [848]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 のりピーは山梨の宗教施設に潜伏中ってか。へたなハリウッド映画よりよほどドラマチックな展開だが、こうなったらもう、うまく逃げおおせてくれることを赤岩尾の鬼神に祈るばかりである。なんとか名張まで逃げ延びてくれれば、名張まちなか再生委員会が総力を結集してかくまってやることも可能だと思う。もっとも、そこまで詰めた話はまだできていないのであるが、とにかくきのう7日の夜、名張市役所二階庁議室で第五回理事会が開かれた。で、これがまた、なんの意味もないものであった。
 
 なんつったって、議題が「再生委員会の今後の方向とアンケートの検討について」だというのである。意味不明である。なんでこんなことを協議しなければならんのか。不思議でしかたがない。だからおれは、たぶん三回ほど、こんな議題は成立しない、成立させるだけの根拠がない、議題として取り扱うべきではない、と主張してやったのだが、にもかかわらず、きのうの理事会はこの議題に終始してしまった。どんなことが決まったのか。8月中に開くとされていた総会は、再度延期となった。これからプロジェクトチーム単位の会議を開いたあと、9月4日の金曜日に第六回理事会を開会することになった。なにやってんだか。
 
 議題にあった「再生委員会の今後の方向」とは、いったいなにか。正副委員長の説明によれば、多くの委員が退会の意志を表明したのだという。事務局に確認したところ、8月3日と4日の二日間で、合計十二人の委員が退会届を提出したとのことであった。十二人はいずれも、名張地区まちづくり推進協議会のメンバーであるらしい。そういう「情勢の変化」があったから、「今後の方向」を検討したほうがいいのではないか、というのが正副委員長の説明であった。しかし、それがどうした。辞めたい人間がいれば辞めればいいのだし、入りたい人間がいれば入ればいいのである。ただそれだけの話である。おれはそういってやった。そんなことをいちいち「情勢の変化」と表現しなければならんのか。そんな必要などまったくないはずだし、その程度の事実について理事会でことごとしく協議する必要もさらさらない。
 
 十二人の退会者があったというのは、ただそれだけの事実として認識すべきことなのである。十二人はいずれも、個人の意志でいったんは名張まちなか再生委員会に入会し、いま、個々それぞれの判断にもとづいて委員会を去ってゆくのである。それだけの話なのである。それを、名張まちなか再生委員会から名張地区まちづくり推進協議会のメンバーが大挙して退会した、ととらえる必要はまったくない。再生委員会から推進協議会が手を引いてしまった、ととらえて、うろたえたり浮き足だったり、いきり立ったり憤ったり、そんな反応を示す必要はまったくない。もしもそんな反応を示してしまったら、まさにその時点で、名張まちなか再生委員会は名張地区まちづくり推進協議会の術中にはまってしまった、ということになるのである。冷静になろうな。ちなみに、再生委員会を退会しなかった推進協議会メンバーも、わずかふたりではあるが存在する。いうまでもなく、それぞれの意志にもとづいた判断の結果であろう。
 
 つづいて「アンケートの検討」の件であるが、このアンケートの主眼はなにか、委員全員に委員会を辞めるかどうかを確認するためのものか、と質問したところ、たしかにそうだとのことであった。だから、そんなアンケートは必要ない、と述べておいたのだが、結局、アンケートは実施しないことになった。アンケートについて検討するため、名張市役所の庁内プロジェクトチームとやらが会合を開いた、という事実も聞きおよんだのだが、それはまあ、どうせあれである。ちょっとものを考えはじめたらすぐにおつむがオーバーヒートして、耳の穴から黒い煙がもーくもく、みたいなみなさんの集まりである。目くそが鼻くそを笑う程度のことしかできないみなさんの集まりなのである。会合の内容なんて気にしなくたっていいのであるが、問題は、名張まちなか再生委員会がどうしてアンケートのことでいちいち市役所におうかがいを立てねばならんのか、ということである。このあたりの問題、つまり、名張市における協働とやらのインチキについては、いずれおれの手で名張まちなか再生委員会をぶっ壊してやるとき、本格的にとりあげることとしたい。
 
 そんなこんなで、なんの意味もない理事会が終わった。このあと、プロジェクトチームがそれぞれに会議を開き、退会者があいついだことなど、委員会の最近の動向をプロジェクトチーム全員に伝えたうえで、今後の身の振りかたってやつも考えてもらえばいいんじゃね? みたいなことになった。ほんと、なにやってんだか。とはいえ、なんの実りもない理事会ではあったが、ひとつだけ判明したのは、名張まちなか再生委委員会の解散がいよいよ遠ざかった、という事実である。総会で解散を決議するには、委員の四分の三以上の賛成が必要である。このたび退会の道を選んだ十二人の委員は、かりに退会せず委員会にとどまり、総会の場で委員会の解散について賛否を問われたとしたら、おそらくは賛意を表しているはずである。つまり、解散賛成派だと推測される。その賛成派が、大挙して抜けてしまったのである。解散はいよいよ遠ざかった、とみるしかないではないか。おなじく解散賛成派のおれとしては、なんとも心細い話である。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
とんでもないことに首つっこんで五度目の夏を迎えた
 ●天網恢恢様
 ご投稿ありがとうございます。
 以前から申しておりますとおり、私の最大の目的は名張まちなか再生委員会をぶっ壊してやることなのですが、いまはその時期ではないと考えております。現在ただいまは、本日のエントリにも記しましたとおり、まちなか再生事業の後始末をするべきときであり、とはいえ、やなせ宿の問題は再生委員会ではどうすることもできませんから、名張市長に最終的な裁定をくだしていただくべく、委員会から市長に働きかけることが必要だと判断しております。
 それにしても、なんかとんでもないことに首をつっこんでしまったな、というのが正直なところで、平成17・2005年の1月に名張まちなか再生プランの素案が発表されて以来、官民双方のうすらばかを相手に甲斐ない努力をむなしく重ねてきたものだと、おおげさではなく茫然としてしまいます。無駄に費やした時間と労力は、いかばかりであったか。ほかのことにつかっていたらなあ、と悔やまれてなりませんが、過ぎてしまったものはしかたありません。これからしばらくは、このブログでここ四年あまりを簡単に検証し、官民双方のうすらばかがいかにうすらばかであったか、あらためて確認しておきたいと思っております。つらつら思い返しますに、たとえば四年前の8月には、こんなうすらばかも湧いて出ました。

エジプトの怪人たち
http://www.e-net.or.jp/user/stako/tayori-Egypt.html

 怪人19面相だとかなんとか気のふれたようなこといってたあのうすらばか、いまごろはどこにどうしているのやら。「そもそも江戸川乱歩みたいなものどうでもええねん。20面相のキャラで又スフインクスのナンチャッテ写真で公益活動を実践しているのだから貴様につべこべ言われる筋合いとちがうねん!」みたいなこといって馬脚を顕し、相当なヘタレででもあったのでしょうか、それっきり雲隠れしてしまった怪人19面相は、いまいずこ。しかしまあ、名張なんてこんな小さなまちなんですから、意外と身近なところにいるのかもしれません。あの夏から数えれば今年が五度の夏となり、時の過ぎゆきの速さにはあらためて驚かざるをえませんが、だからっつって水に流したわけじゃねーんだからなこら。いやまあ、こんなことは、天網恢恢さんにはなんの関係もない話なのですが。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2009/08/09(Sun)07:44:17 編集
無題
こんにちわ。楽しく拝見させていただいています。再生委員会が再製する事
解散をもくろんでいた中さんにとって
吉とでたのか凶とでたのでしょうか
結果膿を出した事は凶じゃないようですね。でもお二人が残留誇示して残留孤児したようですが、真のまちなか再生を考えた残留か、それとも私利私欲
や恣意的思惑や「おまえは残っとけ」的上から目線の傀儡の残留かですね
前者であればいいですね 合掌
天網恢恢 2009/08/08(Sat)12:23:54 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012