三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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吉例である。名張市において「市長への手紙」の回答を考えたり書いたりしている職員諸君に、みたいなことばっかいってるのはわれながらばかみたいであるけれど、ま、ばかがまたこんなこといってると思ってお読みいただくことにして、きのう名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して送信した質問に回答していただくうえで、いったいどんなところがポイントになるのかな? という点を指南しておく。
1)3月23日付回答に記されていた「市街地整備室を主担当として、総合企画政策室・健康福祉政策室・商工観光室・都市計画室・道路河川室・営繕住宅室・教育委員会事務局生涯学習室等によるプロジェクト」は、いつ設置されるのか。
この質問には、素直に答えていただけばよろしい。プロジェクトとやらを設置する時期は未定である、というのであれば、正直にそう答えてくれたまえ。
2)3月23日付回答には「今後の計画づくり」の「具体的な日程」を「名張まちなか再生委員会と共に決定」するとあるが、名張まちなか再生委員会との決定は、いつ、どのような場でなされるのか。
これも最初の質問と同様、素直に正直に答えることを心がけていただけばいいのであるが、よく考えてもらう必要はあるだろう。というのも、名張まちなか再生委員会にいま、「今後の計画づくり」の話をもちかけても、委員会側がそれを拒否してしまう公算がきわめて大きいからである。むろん、中先生個人は、名張まちなか再生事業を今後も継続するというのであれば、名張まちなか再生プランなんかとっとと無効化してしまい、新しいプランをつくるべきであろうと考えている。2月25日に開かれた理事会でも、その旨を述べておいた。だが、理事会全体の空気としては、これから先も名張まちなか再生プランを指針として活動する、という意向が支配的であった。理事会の議事録を一読すれば、そうした空気を理解していただけるはずである。
名張まちなか再生プランは、十年というスパンが明記されたプランである。委員会はそれを前提として活動している。にもかかわらず、五年の折り返し点を過ぎようという時点で、名張市が唐突に「今後の計画づくり」をぶちあげたのは、きわめて不可解な話である。委員会側は、名張まちなか再生プランに不備が多くあることは百も承知のうえで、それでもなお、なぜか、あのプランを金科玉条として拳々服膺したいらしいのである。だというのに、名張市は、事前になんの相談もなく、通告もなく、施政方針で新しい計画づくりのことを発表してしまった。名張市は、委員会側が態度を硬化させている、との想定に立たねばならぬであろう。
名張まちなか再生委員会は、ひとつの自立した組織であり、自立した組織としての主体性を有している。名張市に右を向けといわれたら、なにも考えずに右を向いて怪しまない、といった組織ではまったくない。かりに名張市から「今後の計画づくり」を呼びかけられたとしても、そんな計画は必要ないと判断して、名張市の申し出を拒否することだってあるであろう。げんに、2月25日の理事会の席において、新しいプランをつくるという提案にはかなりの難色が示されたのである。名張市が「今後の計画づくり」を呼びかけたとたん、はーい、と新しい計画に飛びついてしまうような無節操なことは、委員会としてできるはずがないのである。名張市はほんと、もうちょっとものを考えたほうがいいぞ。
3)「今後の計画づくり」について名張まちなか再生委員会に知らせることなく、いきなり施政方針で発表したのは、委員会の自立性や主体性を無視した行為であり、明らかに不適切なことである。これを不適切ではないと主張するのであれば、名張市はみずから発足させた各種委員会の自立性や主体性をいっさい認めようとしない、と判断せざるをえない。このように判断して差し支えないか。
あとさきのことをなにも考えず、ただの思いつきを施政方針として発表してしまったのは、似たような失敗は常住坐臥、思いつきじゃなければ名張市じゃない、というのが正直なところであるとはいえ、ほんとにまずかったよなあ職員諸君。ここはもう、強情なんか張らずに、てへっ、こんちこれまたちょいと軽率でごぜーやしたね、てへっ、てへっ、てへっ、みたいな感じで、素直に非を認めておくのが賢明である。行政の無謬性なんて神話はもう崩壊しておるのだし、それにだいたい職員諸君、行政に誤謬が多いことは君たち自身がよくよくご承知のはずではないか。ともあれ、ここで非を認めないとなると、こんどは中先生、こんな質問を飛ばすかもしれんぞ。
「平成19年6月2日、名張市役所で開かれた名張まちなか再生委員会の定期総会において、委員会側が乱歩文学館の建設構想を検討中であったにもかかわらず、名張市側が一方的に建設の断念を発表したのは、不適切なことであったと認めるか」
委員会側は、この発表を適切なことであったとは認識していないはずである。平成19・2007年6月3日付の毎日新聞ウェブニュース「名張まちなか再生委:総会で乱歩施設巡り紛糾 事業計画案、承認先送り /三重」には、「昨年度の計画案では乱歩文学館の整備が明記され、総会で承認もされた。変更に関し、なぜ何の情報もないのか」、「市長が『乱歩』をどうしたいのかが見えてこない」といった委員の声が掲載されていることからも、それがうかがえる。だからもうね、ほんと、おなじ愚をいくたびくり返せば気が済むの? という話なのである。
4)「今後の計画づくり」によって新たな計画が策定されるのにともない、名張まちなか再生プランは無効化されるのか。
これは、やや難問かもしれない。おそらく、「今後の計画づくり」によって策定される新たな計画について、名張市にはいまだなんの腹案もない状態なのではないか。深いことなーんにも考えないでただの思いつきをぱっぱかぱっぱかばかみたいに口走ってみただけ、というのが「今後の計画づくり」の内実なのではないか。ほんと、そういうことはもう、ほんとにもういいかげんにしておかないといけない。だいたいが、そんな思いつきに振り回されてしんどい思いをするのは、名張市職員の諸君ではないか。むろん、名張まちなか再生委員会も、例によっていいだけ振り回されることになるはずである。いやー、おたがいつらい立場だよなあ、名張市職員の諸君。
1)3月23日付回答に記されていた「市街地整備室を主担当として、総合企画政策室・健康福祉政策室・商工観光室・都市計画室・道路河川室・営繕住宅室・教育委員会事務局生涯学習室等によるプロジェクト」は、いつ設置されるのか。
この質問には、素直に答えていただけばよろしい。プロジェクトとやらを設置する時期は未定である、というのであれば、正直にそう答えてくれたまえ。
2)3月23日付回答には「今後の計画づくり」の「具体的な日程」を「名張まちなか再生委員会と共に決定」するとあるが、名張まちなか再生委員会との決定は、いつ、どのような場でなされるのか。
これも最初の質問と同様、素直に正直に答えることを心がけていただけばいいのであるが、よく考えてもらう必要はあるだろう。というのも、名張まちなか再生委員会にいま、「今後の計画づくり」の話をもちかけても、委員会側がそれを拒否してしまう公算がきわめて大きいからである。むろん、中先生個人は、名張まちなか再生事業を今後も継続するというのであれば、名張まちなか再生プランなんかとっとと無効化してしまい、新しいプランをつくるべきであろうと考えている。2月25日に開かれた理事会でも、その旨を述べておいた。だが、理事会全体の空気としては、これから先も名張まちなか再生プランを指針として活動する、という意向が支配的であった。理事会の議事録を一読すれば、そうした空気を理解していただけるはずである。
名張まちなか再生プランは、十年というスパンが明記されたプランである。委員会はそれを前提として活動している。にもかかわらず、五年の折り返し点を過ぎようという時点で、名張市が唐突に「今後の計画づくり」をぶちあげたのは、きわめて不可解な話である。委員会側は、名張まちなか再生プランに不備が多くあることは百も承知のうえで、それでもなお、なぜか、あのプランを金科玉条として拳々服膺したいらしいのである。だというのに、名張市は、事前になんの相談もなく、通告もなく、施政方針で新しい計画づくりのことを発表してしまった。名張市は、委員会側が態度を硬化させている、との想定に立たねばならぬであろう。
名張まちなか再生委員会は、ひとつの自立した組織であり、自立した組織としての主体性を有している。名張市に右を向けといわれたら、なにも考えずに右を向いて怪しまない、といった組織ではまったくない。かりに名張市から「今後の計画づくり」を呼びかけられたとしても、そんな計画は必要ないと判断して、名張市の申し出を拒否することだってあるであろう。げんに、2月25日の理事会の席において、新しいプランをつくるという提案にはかなりの難色が示されたのである。名張市が「今後の計画づくり」を呼びかけたとたん、はーい、と新しい計画に飛びついてしまうような無節操なことは、委員会としてできるはずがないのである。名張市はほんと、もうちょっとものを考えたほうがいいぞ。
3)「今後の計画づくり」について名張まちなか再生委員会に知らせることなく、いきなり施政方針で発表したのは、委員会の自立性や主体性を無視した行為であり、明らかに不適切なことである。これを不適切ではないと主張するのであれば、名張市はみずから発足させた各種委員会の自立性や主体性をいっさい認めようとしない、と判断せざるをえない。このように判断して差し支えないか。
あとさきのことをなにも考えず、ただの思いつきを施政方針として発表してしまったのは、似たような失敗は常住坐臥、思いつきじゃなければ名張市じゃない、というのが正直なところであるとはいえ、ほんとにまずかったよなあ職員諸君。ここはもう、強情なんか張らずに、てへっ、こんちこれまたちょいと軽率でごぜーやしたね、てへっ、てへっ、てへっ、みたいな感じで、素直に非を認めておくのが賢明である。行政の無謬性なんて神話はもう崩壊しておるのだし、それにだいたい職員諸君、行政に誤謬が多いことは君たち自身がよくよくご承知のはずではないか。ともあれ、ここで非を認めないとなると、こんどは中先生、こんな質問を飛ばすかもしれんぞ。
「平成19年6月2日、名張市役所で開かれた名張まちなか再生委員会の定期総会において、委員会側が乱歩文学館の建設構想を検討中であったにもかかわらず、名張市側が一方的に建設の断念を発表したのは、不適切なことであったと認めるか」
委員会側は、この発表を適切なことであったとは認識していないはずである。平成19・2007年6月3日付の毎日新聞ウェブニュース「名張まちなか再生委:総会で乱歩施設巡り紛糾 事業計画案、承認先送り /三重」には、「昨年度の計画案では乱歩文学館の整備が明記され、総会で承認もされた。変更に関し、なぜ何の情報もないのか」、「市長が『乱歩』をどうしたいのかが見えてこない」といった委員の声が掲載されていることからも、それがうかがえる。だからもうね、ほんと、おなじ愚をいくたびくり返せば気が済むの? という話なのである。
4)「今後の計画づくり」によって新たな計画が策定されるのにともない、名張まちなか再生プランは無効化されるのか。
これは、やや難問かもしれない。おそらく、「今後の計画づくり」によって策定される新たな計画について、名張市にはいまだなんの腹案もない状態なのではないか。深いことなーんにも考えないでただの思いつきをぱっぱかぱっぱかばかみたいに口走ってみただけ、というのが「今後の計画づくり」の内実なのではないか。ほんと、そういうことはもう、ほんとにもういいかげんにしておかないといけない。だいたいが、そんな思いつきに振り回されてしんどい思いをするのは、名張市職員の諸君ではないか。むろん、名張まちなか再生委員会も、例によっていいだけ振り回されることになるはずである。いやー、おたがいつらい立場だよなあ、名張市職員の諸君。
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