三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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他紙よりやや遅れたが、朝日新聞にも川地写真館のニュースが掲載された。なにしろ明るい話題である。名張まちなかには珍しいめでたいニュースである。煩をいとわずひろっておく。
朝日新聞:川地写真館 国の登録有形文化財に(6月24日)
おなじ日、毎日新聞でも報じられたのだが、内容は21日付の毎日に掲載されていたのとおんなじである。意味不明。ご祝儀みたいなものであろうか。煩をいとわずひろっておく。
毎日新聞:文化審答申:名張の川地写真館、有形文化財に /三重(6月24日)
たいへん明るい話題であるが、やなせ宿関係者にはあまりうれしくないニュースであろう。虫籠窓がどうの袖卯建がこうのと文化財的な価値もそれとなく誇示しつつ、とはいえやっぱり無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館と揶揄されながら、それでも鳴りもの入りでやなせ宿をオープンしたそのおなじ月に、新町というおなじ町内、目と鼻の先にある川地写真館が国の登録有形文化財に指定されたのである。やなせ宿? そんなものは知らんが、川地写真館には価値がある、とおかみからお墨つきが与えられたのである。皮肉な話だよなあ。天罰がくだったのかもしれんぞ。関係者にとっては泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目といったところであろうが、関係者のなかにはそういった事情を理解できるほどセンシティブな人間はおらんのかもしれん。
とか思っていたらきのうの毎日新聞に、センシティブではないやなせ宿関係者でも大喜びできる明るいニュースが掲載された。
毎日新聞:ワンデーシェフ:申し込み相次ぐ 来月中旬まで予約ずみ--名張・やなせ宿 /三重
めでたい。やなせ宿食堂化路線、まずは順風満帆なようでめでたい。むろん、何がめでたい、とお考えの向きもあろう。当然である。やなせ宿は名張市における失政のシンボルである。あんなものには一顧だに与える必要がない、という考えかたもあって当然である。しかし、いくたびも述べてきたとおり、やなせ宿というのは誰からも望まれることなく生まれてきた赤子なのである。誕生にいたるまでのプロセスはもう無茶苦茶、ジャスティスもフェアネスもどこにもなく、よくもまあここまでひどいことができたものだなうすらばかども、とうっかり感心してしまうほどの経緯をたどって生まれてきた赤子である。しかし、この子には罪はない。それだけはいっておく。ワンデイシェフが盛況であるというのなら、そのことじたいは喜ばしいことである。それが当方の見解である。
だから結局のところ、罪があるとかないとかいう比喩でいうならば、罪があるのは赤子ではなくて親なのである、という話になるのだけれど、せっかく明るい話題をつづっているのである。赤子の無心な笑顔をながめているような気分になっているのである。親を責めるのは、また次の機会ということにしておこう。
で、この記事にはやなせ宿連続講座やなせ塾のことも記されている。
うーん。きのうの産経には「第3週は『おもてなしの研究』、第4週は『まちなか再生とは何か』がテーマ」とあったのだが、毎日は「第3、4回の日時、講師は未定」か。講座が四回連続だということは周知されたようなれど、第三週と第四週、ほんとに開催されるのかしら。どうもあやしいなあ。
さ、ドタキャン用のラムネでも仕入れてこようっと。
朝日新聞:川地写真館 国の登録有形文化財に(6月24日)
おなじ日、毎日新聞でも報じられたのだが、内容は21日付の毎日に掲載されていたのとおんなじである。意味不明。ご祝儀みたいなものであろうか。煩をいとわずひろっておく。
毎日新聞:文化審答申:名張の川地写真館、有形文化財に /三重(6月24日)
たいへん明るい話題であるが、やなせ宿関係者にはあまりうれしくないニュースであろう。虫籠窓がどうの袖卯建がこうのと文化財的な価値もそれとなく誇示しつつ、とはいえやっぱり無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館と揶揄されながら、それでも鳴りもの入りでやなせ宿をオープンしたそのおなじ月に、新町というおなじ町内、目と鼻の先にある川地写真館が国の登録有形文化財に指定されたのである。やなせ宿? そんなものは知らんが、川地写真館には価値がある、とおかみからお墨つきが与えられたのである。皮肉な話だよなあ。天罰がくだったのかもしれんぞ。関係者にとっては泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目といったところであろうが、関係者のなかにはそういった事情を理解できるほどセンシティブな人間はおらんのかもしれん。
とか思っていたらきのうの毎日新聞に、センシティブではないやなせ宿関係者でも大喜びできる明るいニュースが掲載された。
毎日新聞:ワンデーシェフ:申し込み相次ぐ 来月中旬まで予約ずみ--名張・やなせ宿 /三重
めでたい。やなせ宿食堂化路線、まずは順風満帆なようでめでたい。むろん、何がめでたい、とお考えの向きもあろう。当然である。やなせ宿は名張市における失政のシンボルである。あんなものには一顧だに与える必要がない、という考えかたもあって当然である。しかし、いくたびも述べてきたとおり、やなせ宿というのは誰からも望まれることなく生まれてきた赤子なのである。誕生にいたるまでのプロセスはもう無茶苦茶、ジャスティスもフェアネスもどこにもなく、よくもまあここまでひどいことができたものだなうすらばかども、とうっかり感心してしまうほどの経緯をたどって生まれてきた赤子である。しかし、この子には罪はない。それだけはいっておく。ワンデイシェフが盛況であるというのなら、そのことじたいは喜ばしいことである。それが当方の見解である。
だから結局のところ、罪があるとかないとかいう比喩でいうならば、罪があるのは赤子ではなくて親なのである、という話になるのだけれど、せっかく明るい話題をつづっているのである。赤子の無心な笑顔をながめているような気分になっているのである。親を責めるのは、また次の機会ということにしておこう。
で、この記事にはやなせ宿連続講座やなせ塾のことも記されている。
□◇開館を記念、「塾」開講--28日から4回連続
□やなせ宿の開館を記念し、官民で組織する「名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクト」は4回連続の「やなせ塾」を開講する。名張の歴史や文化について、識者が講演する。 □第1回「名張の歴史を知る(藤堂家と初瀬街道)」は28日午後6時半から。編集業の中相作さんが近世のまちの変遷を語る。 □第2回は7月5日午後6時半から、中さんが自身の研究テーマである推理作家、江戸川乱歩と出生地・名張との関係を語る。 □会場はともに同宿で、定員約40人。第3、4回の日時、講師は未定。 □申し込み、聴講料は不要。問い合わせは市市街地整備室(0595・63・7746)。 |
うーん。きのうの産経には「第3週は『おもてなしの研究』、第4週は『まちなか再生とは何か』がテーマ」とあったのだが、毎日は「第3、4回の日時、講師は未定」か。講座が四回連続だということは周知されたようなれど、第三週と第四週、ほんとに開催されるのかしら。どうもあやしいなあ。
さ、ドタキャン用のラムネでも仕入れてこようっと。
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やなせ宿連続講座やなせ塾についてひとことパート2
●三重県よろずや様
ご投稿ありがとうございます。
仰せのとおり、伊賀版と三重版でした。ちゃんと記事の末尾に記されておりました。ご教示ありがとうございます。と申しますか、いやどうもお恥ずかしい。
やなせ宿連続講座やなせ塾は、あしたほんとに開催されるのかどうか、いまだ決していないのですが、おいでになれないからといって残念がっていただくほどのものでもないかもしれません。お目にかかれないのは残念なのですが。それに、わざわざお越しいただくのであれば、やはり第四週が一番面白いであろうと判断されます。開催されればの話ですけど。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
仰せのとおり、伊賀版と三重版でした。ちゃんと記事の末尾に記されておりました。ご教示ありがとうございます。と申しますか、いやどうもお恥ずかしい。
やなせ宿連続講座やなせ塾は、あしたほんとに開催されるのかどうか、いまだ決していないのですが、おいでになれないからといって残念がっていただくほどのものでもないかもしれません。お目にかかれないのは残念なのですが。それに、わざわざお越しいただくのであれば、やはり第四週が一番面白いであろうと判断されます。開催されればの話ですけど。
今後ともよろしくお願いいたします。