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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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一日お休みして、またこれである。

名張市公式サイト:平成19年度外部評価結果
名張市公式サイト:考査委員会事務事業評価報告書(pdf)
名張市公式サイト:市民意見一覧(pdf)

本日のお題は、なぞがたりなばり講演会。

考査委員会による評価。

   
シートNO.
1007

事務事業名
なぞがたりなばり講演会事業

総合評価
継続(拡大)

主な意見
・全面的に市で実施することが望ましい。現在の経費の範囲内で、全国PR等も必要。
・乱歩を起爆剤として観光集客の基盤を作るべき。

市民による評価。

   
シートNO.
1007

事務事業名
なぞがたりなばり講演会事業

仕分け区分
継続(現行)

仕分け理由又は意見記入
「市民公益活動実践事業」として、民間実施を継続するべき

どちらの評価も「継続」という点では一致しているが、考査委員会は「拡大」、市民は「現行」。さらに、前者は従来どおり名張市が実施することを求めているのに対し、後者が民間団体による市民公益活動実践事業として実施することを提言している点にも、ちがいがみられる。

考査委員会の評価には「全国PR等も必要」とあるが、PRをしていないわけではないだろう。今年度のなぞがたりなばり講演会は11月24日、北森鴻さんを講師に開催されたが、終了後、会場から名張駅までのシャトルバスに乗って、聞くともなしに聞いていると、うしろの座席にすわっていた二人組の男性は、かなり熱烈な北森さんのファンらしく、わざわざ東京から足を運んでくれたようであった。名張市がどういったPRをおこなっているのかはよく知らないが、PRのささやかな成果であるといっていいだろう。

乱歩を起爆剤として観光集客の基盤をつくれという指摘は、あきらかにおかどちがいである。お役所の縦割り構造のなかでは、なぞがたりなばりの担当セクションに観光関係の話をもっていっても、なんの意味もない。ただしこの評価からは、生活環境部まちづくり推進室であれ、産業部商工観光室であれ、それらを水平に横切る部局横断的な体制をととのえて、江戸川乱歩という作家を名張市のために活用しろという含意を読みとるべきかもしれない。委員会による「拡大」や、「全面的に市で実施することが望ましい」ということばに、講演会のみにとどまらず、もっとトータルな乱歩関連事業を展開するべきであるというサジェスチョンをみることも可能だろう。

話が横道にそれるが、乱歩と観光集客ということでは、名張市観光協会の依頼をうけて、名張市議会議員が大阪でPR活動を展開したことがあった。おととしの夏のことである。

ウェブサイト名張人外境に引用した平成17・2005年7月16日付読売新聞の記事を、さらに引用。

   
大阪ミナミに集団二十面相、乱歩故郷・名張から出現

大阪・ミナミの道頓堀に15日、「怪人二十面相」20人が現れ、生みの親のミステリー作家、江戸川乱歩の故郷、三重県名張市への来訪を呼びかけた。

その実体は、女性5人を含む同市の市議全員。赤目四十八滝や武家屋敷で知られる市だが、近年は観光客数の落ち込みが目立つことから、客の呼び込み策として、変装作戦を考案した。

このPR活動は、残念ながら起爆剤にはならなかった。どれだけの効果があったのかも不明だが、そもそも一度で終わってしまったのでは、効果と呼べるほどのものはとても見込めまい。もっと積極的なチャレンジが望まれるのではないか。なにしろ名張市には、もとより市民の税金であつらえたのであろうけれど、怪人二十面相の衣装が最低でも二十着は存在しているのである。おおいに活用すればよろしい。市議会議員の先生方には、たとえば政務調査の視察先で二十面相に扮して名張市をPRするくらいのチャレンジ精神が望まれるのではないか。

そういえば、考査委員会も市民も、政務調査費にはかなり厳しい眼をむけているようである。

まず考査委員会。

   
シートNO.
3001

事務事業名
政務調査費補助金

総合評価
継続(事務改善)

主な意見
・支出が不明確等として市民の疑惑や誤解を生み、全国的にも訴訟が多数起こされている案件であることから、領収書、支出基準、目的外支出等防止のためのガイドラインを作成する必要がある。

市民はもっと厳しい。

   
シートNO.
3001

事務事業名
政策調査費補助金

仕分け区分
継続(事務改善)

仕分け理由又は意見記入
いわゆる議員の「政務調査費」は、全国地方自治体でも、不正な使途、何故か遠くへ視察研修旅行をする。旅費が大半を占めているが、その明細は公表されない(私的な飲食がされているかどうかも不明)、また、その報告書の内容レベルも極めて低く、高校生レベルと言ってもいいほどで、政策に反映されている内容はほとんどない。公私の区別のつかない「携帯電話料金」「ガソリン代」まで支払いがされている。
H16年度支出実績額:8,867,370円 内調査旅費:5,304,335円(59.8%)
H17年度支出実績額:8,814,316円 内調査旅費:4,073,341円(46.2%)
H18年度支出実績額:8,877,448円 内調査旅費:3,286,246円(37.0%)
議員は、やっと、視察研修旅行の無駄遣いに気配りし始めたようです。それでも、全ての支出項目の領収書の公表がされた事はないので、使途不明もあると憶測されます。議会事務局は、チェック機能を強化するべきであると思います。

マントだのシルクハットだの、怪人二十面相の衣装を携行するのがたいへんだというのであれば、視察先のホテルに事前に送っておけばいいのである。政務調査費の明細をきちんと報告しさえすれば、衣装を送った宅配便の費用など、市民は笑って認めてくれるだろう。

横道にそれすぎた。とにかく乱歩関連事業では、名張市にはあまり期待できない。というか、まったく期待できない、それはたしかなことである。だったらどうすればいいのか。NPOをつくるしかないか、と思って、NPOを発足させる準備のために市民組織《乱歩と名張》を結成したのが、ちょうど一か月前の11月3日であった。

この《乱歩と名張》については、またあすにでも、あらためてつづることにしたい。
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