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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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撮影は、11月11日午後、小雨があがったあと。路面が濡れている。

20071119a.jpg

場所はここ。北のほうにむかって撮影。



『名張市史』(昭和49・1974年)の「第十三編 地誌」から引用。

   
榊町 『三国地誌』宇流富志禰神社の項に「いま簗瀬に榊町あり、土俗相伝う。神護景雲年中、常陸国より遷幸(鹿島神)の時、先駆〔みさきはらい〕の榊の枝を御鎮座の後この地に衝植えしが、遂に根を生じて繁茂し、近古までその木あり。よって町の名になれりという。昔はこのあたりまで社地にして、俗にいわゆる馬場先なり。故に榊町の入口に大鳥居あり」とある。この伝説は信じがたい。町の形成せられた江戸時代の初期にはこのあたりが名張町のはずれで、江戸中期に書かれた『伊水温故』でもなお榊町は「上野口」となっている。旧鎮守は八阪社。

この町には昔、名張郵便局があった。『角川日本地名大辞典24 三重県』(昭和58・1983年)によれば、開設は明治7・1874年。同18・1885年、本町に移転し、大正8・1919年、ふたたび榊町へ。昭和39・1964年、栄町に移転するまで存続した。

榊町の人口の推移。カッコ内は典拠。
  • 明治05・1872年 194人(名張市史)
  • 昭和55・1980年 171人(角川日本地名大辞典24 三重県)
  • 平成19・2007年 092人(名張市公式サイト、11月1日現在)
榊町に名張郵便局があったころ、その郵便局の前で、東田という写真屋が営業していた。その家の男の子と、名張小学校から名張中学校まで同期だったのだが、その後の消息はいっさい不明である。
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