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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうの午前、時間があったので、名張市役所に行ってきた。四階、名張まちなか再生委員会事務局。てめーいやがらせかよ、と思われるかもしれないが、細川邸乗っ取りプロジェクトを展開するうえで、確認しておきたいことがあった。

どうして名張まちなか再生委員会が、いまだに細川邸のことやってんの? という点の確認である。平成16・2004年度に名張まちなか再生プランが策定され、平成17・2005年6月に名張まちなか再生委員会が結成された。名張まちなか再生プランを具体化するための組織である。それはわかる。

名張市公式サイトには、名張まちなか再生プランの設置目的が掲載されている。

名張市公式サイト:設置目的

引用。

   
名張市総合計画に位置づけた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、市民・事業者・行政の共通共有の計画である、「名張まちなか再生プラン」を平成17年3月に策定いたしました。
今後10年間は、この「名張まちなか再生プラン」を指針として、市民・事業者・行政など多様な主体の協働により各事業に取り組んでいくこととなっています。
名張地区全体の総合的な再生につながるよう各プロジェクトの執行管理を行なうと共に、「名張まちなか再生プラン」の実現に向け企画・実践・調整を行う機能を 備えた組織の構築を目指し、名張地区まちづくり推進協議会をはじめとする各種団体などを母体とした「名張まちなか再生委員会」を平成17年6月26日に設立いたしました。

だが、プランの目玉であったはずの細川邸の活用は、改修工事こそ進んでいるものの、運営面はまったく白紙の状態である。へたをすれば、来春のオープンと同時に、閉鎖に追い込まれる可能性だってないではない。名張市長をはじめ、名張まちなか再生委員会の委員長、名張地区の区長、名張地区まちづくり推進協議会の会長、といったあたりの関係者がテープカットをおこなったあと、いきなり扉をとざして、閉店ガラガラッ! てめーらますだおかだかよ。

細川邸の活用という側面に限っていえば、名張まちなか再生委員会の無能力は、いまや明白なのである。衆目の一致するところである、といっていいであろう。にもかかわらず、この期におよんでなお、委員会は細川邸の活用を自分たちの職掌だと心得ている。職掌というよりは、既得権益か。いずれにしても、市民をばかにした話である。

だから、どうして名張まちなか再生委員会が、いまだに細川邸のことやってんの? という話になる。かれらの職掌は、あるいは既得権益は、いったい何によって担保されているのか。決定的に無能力であるかれらは何を根拠として、細川邸のことは一手引き受けでございます、とふんぞり返っていられるのか。

事務局で確認したところ、明文化された根拠は何もない、とのことであった。たんなる流れでしかない。名張まちなか再生プランが策定され、プランの素材として細川邸がとりあげられた。そして、プランを具体化させるための委員会が組織された、という流れがあるだけである。

名張まちなか再生委員会の規約を確認しておく。

名張市公式サイト:名張まちなか再生委員会規約

   
(目的及び設置)
第1条 名張まちなか再生プランの基本目標である名張の原風景と人情が息づく魅力あるまちをテーマに、名張地区既成市街地の再生を多様な主体の協働により推進していくことを目的として名張まちなか再生委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条 委員会は、名張まちなか再生プランの実現を目指し、名張地区のまちづくり活動を継続かつ円滑に運営するために、調査、企画及び計画の立案並びにプロジェクト及び事業の具体化、推進、調整を図るものとする。
(組織及び構成員)
第3条 委員会は、名張地区まちづくり推進協議会委員、名張商工会議所会員、まちづくり関係団体の構成員及び名張市の職員の中から推薦された者、学識経験者、その他委員会の活動目的を理解し、役員会で認められた者で構成し組織する。

「多様な主体の協働」といったってこら、そんなものは癒着構造を正当化するためのことばでしかないではないか。しかも実際には、多様な主体とやらが思いきり反目し、いがみあっているのがあの委員会の現状ではないか。

もうひとつ、名張市考査委員会から提出された事務事業評価報告書では、名張まちなか再生委員会の位置づけが不明確であり、責任主体の明確化が必要である、と指摘されていたが、この点はどう改善されるのか、ということも訊いてきた。委員会を解散させることはありえない、とのことであった。さりとて、具体的な改善策も検討されていないようである。

だろーな、と思い、一階総合案内の女の子に手を振りながら市役所をあとにして、皇學館大学名張キャンパスに足を運んだ。「名張まちなかナビ2.0」の隠街道市での配布分にいくらか残部が出たため、皇學館の学内でも配ってもらえればと考えて、その依頼に行ったのである。隠街道市の二日目、皇學館大学の先生にお会いしたとき、ふと思いついた考えである。

事務局のようなところで用件を告げたところ、学生向けのパンフレット立てに入れてやろう、と快諾を得た。ついでに、というか、むしろこっちのほうが本命だったのだが、皇學館大学名張キャンパスに、ミステリー小説が好きな学生のクラブか同好会は存在するか、と質問した。存在しない、とのことであった。

何かのおりには皇學館の学生さんにもNPO活動を手伝ってもらいたいものだと虫のいいことを考え、そのとっかかりとなるのはミス研あたりかと踏んで質問した次第であるが、ないというのであればいたしかたない。ま、ほかにも道はあるだろう。

夜になって、名張まちなか再生委員会の主要スタッフおひとりと、名張駅東口からほど近い居酒屋で密談。内容については、またあすにでも。
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