三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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名張市
産経新聞:名張ライオンズが不法投棄啓発 看板50枚寄贈
毎日新聞:稚アユ:名張川漁協、900キロ放流 来月8日の解禁まで4回 /三重
毎日新聞:全国一斉清掃:毎日新聞専売会三重ブロック会の販売所長ら、名張駅周辺で /三重
伊賀市
産経新聞:芭蕉ゆかりの「蓑虫庵」で足湯 三重・伊賀
産経新聞:伊賀上野城で「高虎文書展」始まる
毎日新聞:伊賀市戦没者追悼式:遺族ら900人、3468柱の冥福祈る /三重
中日新聞:声援受け熱戦開幕 少年サッカー上野交歓リーグ
産経新聞:名張ライオンズが不法投棄啓発 看板50枚寄贈
毎日新聞:稚アユ:名張川漁協、900キロ放流 来月8日の解禁まで4回 /三重
毎日新聞:全国一斉清掃:毎日新聞専売会三重ブロック会の販売所長ら、名張駅周辺で /三重
伊賀市
産経新聞:芭蕉ゆかりの「蓑虫庵」で足湯 三重・伊賀
産経新聞:伊賀上野城で「高虎文書展」始まる
毎日新聞:伊賀市戦没者追悼式:遺族ら900人、3468柱の冥福祈る /三重
中日新聞:声援受け熱戦開幕 少年サッカー上野交歓リーグ
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ふるさと納税の話題である。
毎日新聞:ふるさと納税:受け皿に応援基金 6テーマから選び寄付--名張市が実施要項 /三重
この記事によれば、設けられるテーマはつぎのとおり。
▽市民主権のまちづくり
▽水と緑のまちづくり
▽子どもが輝くまちづくり
▽歴史・文化と地域資源を活(い)かしたまちづくり
▽生涯現役のまちづくり
▽ふるさと名張の未来に寄与する事業
まるで選挙の公約である。こんなものではだめであろう。なんともうさんくさくて、信用する気にとてもなれない。こんな抽象的なお題目をいくら掲げてみたところで、さあ寄付しようと思う人間は出てきてくれないのではないか。だいたいどうして、こんなテーマを設定しなければならないのか。テーマなど不要であろう。
三重県のほうがまだましである。
三重県公式サイト:美し国三重ふるさと応援サイト
テーマは設けられていない。ただ「三重県の取組」なるものが、つぎのとおり紹介されているだけである。
▽2009年から6年間にわたる「美(うま)し国おこし・三重」に取り組みます
▽新しい県立博物館の整備に取り組みます
▽「2009年第29回世界新体操選手権」が開催されます
▽ぜひ住みたい、訪れてみたいと感じていただける、観光の魅力づくりを進めています
▽「高度部材イノベーションセンター」が3月にオープンしました
これでいいはずである。テーマを設けて寄付を募るなどというもの欲しげなことをしなくたって、名張市はこんなことをしています、こんなことを目指しています、だから応援してください、と訴えるだけでいいはずである。選挙公約ではないのである。ご町内だけを相手に適当なこと吹きまくっとけばいい、という話ではまったくない。
情報発信だの全国発信だの、何かといえばそんな能書きを並べたてるくせに、実際にはご町内感覚から一歩も抜け出せないのだから困ってしまう。案内板デザイン講座につづいて情報発信講座でも開くべきところなのかもしれないが、とりあえず三重県の公式サイトふうに名張市を紹介するとなればどうなるか。見本をひとつ示しておく。
▽江戸川乱歩が生まれた名張のまちの再生を進めています。
これでいいはずである。乱歩の名前をうまく利用しろ、というのは、たとえばこういうことなのである。市民主権がどうの水と緑がこうのと、そんなうすぼんやりしたことをいってたってしかたあるまい。誰もふりむいてはくれぬであろう。その点、乱歩というビッグネームを使用するだけで、お題目がくっきりとした輪郭を帯び、たちまちキャッチーになることがわかるだろう。多少なりとも、名張市の個性や独自性を訴えることができるだろう。なかにゃついふらふら、寄付のひとつもしてやろうかという人が出てくるかもしれない。
むろん、もう少しくわしい紹介も必要だろう。こんな感じか。
・名張のまちに一億円をかけて観光交流施設やなせ宿をつくりました。
・無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館として大評判です。
・食堂化路線も本格化しました。
・イベントの切り貼りもやってます。
・早く名張市民に認知してもらいたいな。
いかんいかん。こんなことではいかん。むろん事実ではあるのだが、こんなことを正直に公表したら寄付なんて誰もしてくれんぞ。だから名張まちなか再生プランの素案が発表された時点から、もうちょっとちゃんとせんかといいつづけてきたのであるが、いまとなっては手遅れか。
毎日の記事に戻る。名張市の皮算用では、六テーマでふるさと納税、つまりは寄付を募って、「具体的には、小中学校校舎の耐震化や能楽振興などへの活用を想定している」らしいのだが、こんなことを公表する必要はないであろう。これはまさしく取らぬ狸の皮算用というやつであって、狸の姿も見えぬうちから、早手回しにあんなことをしたいこんなことをしたいと、そんなおもわくを発表する必要はないはずである。さもしく、あさましく、いじましい感じがするし、世の中には早とちりな人が結構いるものだから、寄付が集まらなければ小中学校の校舎を耐震化できないのか、と思ってしまう市民も出てくるかもしれない。
それにしても、これはどうよ。小中学校校舎の耐震化、能楽振興。名張市の皮算用に、どうしてこのふたつがあげられているのか。前者はまだわかる。きわめて具体的な話である。いっぽう後者は、とてもあいまいな印象である。能楽振興というお題目のもとにいったいどんな事業が進められるのか、いくら考えてもみえてこない。
といったところでようやく、「観阿弥vs乱歩」なるテーマに逢着することとなる。
観阿弥と乱歩は、名張市の二枚看板のようなものである。ある、というか、あった、というか。こうした二枚看板路線が明確に打ち出されたのは前市長の時代の話で、観阿弥関連では名張薪能、乱歩関連ではミステリ講演会が、具体的な事業として回を重ねてきている。お役所のそれこそ二枚看板であるハコモノ崇拝主義とイベント尊重思想の域を出るものではないけれど、郷土ゆかりのビッグネームを利用して名張市のグレードをアップさせるという戦略が、そこにはたしかにあったのである。
ところが、ここへ来て、乱歩の名前が消えはじめている。あたかも御神酒徳利のごとく、いや、おみきどっくりという比喩はもはや通用しなくなっているのかもしれないが、とにかくいつもいっしょだった二枚看板、梅に鶯、松に鶴、朝吉ゆうたら清次でんがなとばかりに黄金のタッグを組んでいた観阿弥と乱歩、ワンセットで語られることの多かった能楽振興と乱歩顕彰、このツートップがいつのまにか、エンタツアチャコのごとく、いやいや、エンタツアチャコなどといってももはや通用しないであろうけれども、とにかく不可解なコンビ別れにいたっているらしいのである。ここにはいったい、どんな戦略があるのか。たぶん、戦略なんて何もないのであるが。
あすにつづく。破のあとは急である。
毎日新聞:ふるさと納税:受け皿に応援基金 6テーマから選び寄付--名張市が実施要項 /三重
この記事によれば、設けられるテーマはつぎのとおり。
▽市民主権のまちづくり
▽水と緑のまちづくり
▽子どもが輝くまちづくり
▽歴史・文化と地域資源を活(い)かしたまちづくり
▽生涯現役のまちづくり
▽ふるさと名張の未来に寄与する事業
まるで選挙の公約である。こんなものではだめであろう。なんともうさんくさくて、信用する気にとてもなれない。こんな抽象的なお題目をいくら掲げてみたところで、さあ寄付しようと思う人間は出てきてくれないのではないか。だいたいどうして、こんなテーマを設定しなければならないのか。テーマなど不要であろう。
三重県のほうがまだましである。
三重県公式サイト:美し国三重ふるさと応援サイト
テーマは設けられていない。ただ「三重県の取組」なるものが、つぎのとおり紹介されているだけである。
▽2009年から6年間にわたる「美(うま)し国おこし・三重」に取り組みます
▽新しい県立博物館の整備に取り組みます
▽「2009年第29回世界新体操選手権」が開催されます
▽ぜひ住みたい、訪れてみたいと感じていただける、観光の魅力づくりを進めています
▽「高度部材イノベーションセンター」が3月にオープンしました
これでいいはずである。テーマを設けて寄付を募るなどというもの欲しげなことをしなくたって、名張市はこんなことをしています、こんなことを目指しています、だから応援してください、と訴えるだけでいいはずである。選挙公約ではないのである。ご町内だけを相手に適当なこと吹きまくっとけばいい、という話ではまったくない。
情報発信だの全国発信だの、何かといえばそんな能書きを並べたてるくせに、実際にはご町内感覚から一歩も抜け出せないのだから困ってしまう。案内板デザイン講座につづいて情報発信講座でも開くべきところなのかもしれないが、とりあえず三重県の公式サイトふうに名張市を紹介するとなればどうなるか。見本をひとつ示しておく。
▽江戸川乱歩が生まれた名張のまちの再生を進めています。
これでいいはずである。乱歩の名前をうまく利用しろ、というのは、たとえばこういうことなのである。市民主権がどうの水と緑がこうのと、そんなうすぼんやりしたことをいってたってしかたあるまい。誰もふりむいてはくれぬであろう。その点、乱歩というビッグネームを使用するだけで、お題目がくっきりとした輪郭を帯び、たちまちキャッチーになることがわかるだろう。多少なりとも、名張市の個性や独自性を訴えることができるだろう。なかにゃついふらふら、寄付のひとつもしてやろうかという人が出てくるかもしれない。
むろん、もう少しくわしい紹介も必要だろう。こんな感じか。
・名張のまちに一億円をかけて観光交流施設やなせ宿をつくりました。
・無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館として大評判です。
・食堂化路線も本格化しました。
・イベントの切り貼りもやってます。
・早く名張市民に認知してもらいたいな。
いかんいかん。こんなことではいかん。むろん事実ではあるのだが、こんなことを正直に公表したら寄付なんて誰もしてくれんぞ。だから名張まちなか再生プランの素案が発表された時点から、もうちょっとちゃんとせんかといいつづけてきたのであるが、いまとなっては手遅れか。
毎日の記事に戻る。名張市の皮算用では、六テーマでふるさと納税、つまりは寄付を募って、「具体的には、小中学校校舎の耐震化や能楽振興などへの活用を想定している」らしいのだが、こんなことを公表する必要はないであろう。これはまさしく取らぬ狸の皮算用というやつであって、狸の姿も見えぬうちから、早手回しにあんなことをしたいこんなことをしたいと、そんなおもわくを発表する必要はないはずである。さもしく、あさましく、いじましい感じがするし、世の中には早とちりな人が結構いるものだから、寄付が集まらなければ小中学校の校舎を耐震化できないのか、と思ってしまう市民も出てくるかもしれない。
それにしても、これはどうよ。小中学校校舎の耐震化、能楽振興。名張市の皮算用に、どうしてこのふたつがあげられているのか。前者はまだわかる。きわめて具体的な話である。いっぽう後者は、とてもあいまいな印象である。能楽振興というお題目のもとにいったいどんな事業が進められるのか、いくら考えてもみえてこない。
といったところでようやく、「観阿弥vs乱歩」なるテーマに逢着することとなる。
観阿弥と乱歩は、名張市の二枚看板のようなものである。ある、というか、あった、というか。こうした二枚看板路線が明確に打ち出されたのは前市長の時代の話で、観阿弥関連では名張薪能、乱歩関連ではミステリ講演会が、具体的な事業として回を重ねてきている。お役所のそれこそ二枚看板であるハコモノ崇拝主義とイベント尊重思想の域を出るものではないけれど、郷土ゆかりのビッグネームを利用して名張市のグレードをアップさせるという戦略が、そこにはたしかにあったのである。
ところが、ここへ来て、乱歩の名前が消えはじめている。あたかも御神酒徳利のごとく、いや、おみきどっくりという比喩はもはや通用しなくなっているのかもしれないが、とにかくいつもいっしょだった二枚看板、梅に鶯、松に鶴、朝吉ゆうたら清次でんがなとばかりに黄金のタッグを組んでいた観阿弥と乱歩、ワンセットで語られることの多かった能楽振興と乱歩顕彰、このツートップがいつのまにか、エンタツアチャコのごとく、いやいや、エンタツアチャコなどといってももはや通用しないであろうけれども、とにかく不可解なコンビ別れにいたっているらしいのである。ここにはいったい、どんな戦略があるのか。たぶん、戦略なんて何もないのであるが。
あすにつづく。破のあとは急である。
名張市
産経新聞:愛好家22人の力作50点 名張で「あすなろ展」開催
産経新聞:道路事業、一部を除き再開 関連法案の衆院再可決で 尾(ママ)張市
毎日新聞:寄贈:ごみ不法投棄許さない 名張ライオンズクラブ、市に啓発看板 /三重
毎日新聞:第九:歌ってみませんか 今夜、無料で初練習--12月21日コンサート /三重
毎日新聞:レジ袋有料化:7月スタートに難色も 名張でマイバッグ持参運動推進市民会議 /三重
毎日新聞:名張市:道路整備、一部除き事業再開 暫定税率期限切れ、減収は2140万円 /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:助成1、2級に限定 9月1日実施へ /三重
北海道新聞:農薬を低振動で高速散布 道工試、産学官で農機開発 2011年度商品化目指す
伊賀市
朝日新聞:県議会議長に荻野氏
産経新聞:読み取れる細やかな性格「藤堂高虎文書集」が刊行
毎日新聞:足湯:新緑の蓑虫庵でどうぞ /三重
毎日新聞:旅の日ウオーク:奥の細道の江戸出発日、“芭蕉さん”ら伊勢へ /三重
毎日新聞:県議会:議長に萩野氏、副議長には岩田氏 /三重
中日新聞:芭蕉翁顕彰会が蓑虫庵に足湯 伊賀で18日まで
伊勢新聞:県議会 議長に萩野氏、副は岩田氏 就任会見
伊賀地域
毎日新聞:裁判所公示:津地裁伊賀支部不動産期間入札公示 /三重
伊勢新聞:正副常任委員長など決定
産経新聞:愛好家22人の力作50点 名張で「あすなろ展」開催
産経新聞:道路事業、一部を除き再開 関連法案の衆院再可決で 尾(ママ)張市
毎日新聞:寄贈:ごみ不法投棄許さない 名張ライオンズクラブ、市に啓発看板 /三重
毎日新聞:第九:歌ってみませんか 今夜、無料で初練習--12月21日コンサート /三重
毎日新聞:レジ袋有料化:7月スタートに難色も 名張でマイバッグ持参運動推進市民会議 /三重
毎日新聞:名張市:道路整備、一部除き事業再開 暫定税率期限切れ、減収は2140万円 /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:助成1、2級に限定 9月1日実施へ /三重
北海道新聞:農薬を低振動で高速散布 道工試、産学官で農機開発 2011年度商品化目指す
伊賀市
朝日新聞:県議会議長に荻野氏
産経新聞:読み取れる細やかな性格「藤堂高虎文書集」が刊行
毎日新聞:足湯:新緑の蓑虫庵でどうぞ /三重
毎日新聞:旅の日ウオーク:奥の細道の江戸出発日、“芭蕉さん”ら伊勢へ /三重
毎日新聞:県議会:議長に萩野氏、副議長には岩田氏 /三重
中日新聞:芭蕉翁顕彰会が蓑虫庵に足湯 伊賀で18日まで
伊勢新聞:県議会 議長に萩野氏、副は岩田氏 就任会見
伊賀地域
毎日新聞:裁判所公示:津地裁伊賀支部不動産期間入札公示 /三重
伊勢新聞:正副常任委員長など決定
2ちゃんねるニュー速+板にきのう、ひさびさに、というか、2月に発覚した名張警察署おまわりさん盗撮用ビデオカメラ設置事件以来のことだと思われるが、名張市関連のスレが立った。
ニュース速報+@2ch掲示板(魔物):【三重】中2生徒を遊びに誘ったが断られ立腹、教室に乗り込むも教諭らに制止され憤激 教諭を殴る 中3男子生徒を逮捕
しかしいかんせん、珍しいニュースではまったくないため、スレの伸びが非常に悪い。
ニュース速報+@2ch掲示板(魔物):【三重】中2生徒を遊びに誘ったが断られ立腹、教室に乗り込むも教諭らに制止され憤激 教諭を殴る 中3男子生徒を逮捕
しかしいかんせん、珍しいニュースではまったくないため、スレの伸びが非常に悪い。
まだである。きのうも届かなかった。名張市からの回答がまだ届かない。いったいどうしたのかな。週明けにまた催促してみようっと。
だからきょうは、やなせ宿の話題からは離れて、それでもやっぱり、大丈夫か名張市、という話題となる。ネタならいくらだって転がっている。たとえば、きのうの毎日新聞の記事。
毎日新聞:ふるさと納税:受け皿に応援基金 6テーマから選び寄付--名張市が実施要項 /三重
引用。
ふるさと納税制度については、2月24日付エントリにいささかを記した。
2月24日:やなせ宿川蔵暗中模索模様
結論は「恩義もわきまえぬ自治体に、誰が寄付などしてくれようか」ということであった。名張市には金がなく、知恵もなく、そのうえ始末の悪いことに、ものの道理や人の道といったものもわきまえていない。人からこうむった恩義に報いることを知らぬ自治体に、誰がふるさと納税なんかしてくれるかばーか、ということである。なんの知恵もないくせにうわっつらだけのまちなか再生に手を出して、金もないのに無駄なハコモノつくってるような自治体に誰が寄付なんかしてくれるかばーか、ということなのであるが、きょうはやなせ宿のことにはふれない。
それにしても、名張市に金がないのはたしかであろう。おとといの毎日新聞の記事。
毎日新聞:図書購入費:小中学校措置率、名張市は県内ワースト3 他に転用、購入39% /三重
引用。
子供に本くらい買ってやれよばーか、とは思う。一般家庭のたとえでいうならば、子供に本を買ってやるために用意してあったお金をついつい生活費にまわしてしまいました、申しわけない気持ちでいっぱいです、といったところであろうか。名張市の所帯はそれほど苦しいのか、ともあらためて思われる次第なのであるが、しかしそれにしたって、子供に本くらい買ってやれよばーか。
読書が特権的な行為であるといい募るつもりはないし、それどころか、そもそもきわめて月並みなことをいうわけなのであるが、本を読むというのはやはり大切なことである。何かしらの情報を身につけるといったいわば功利的な読書ももちろんだけれど、おつむが柔軟な子供のうちに本を読むことで、ものを考えることとか想像することとか、そういったおつむの訓練ができるのである。それが大切なことなのである。そういった訓練ができていないと、大人になってもものごとを深く考えることができず、はたまた想像力がないものだから、他人からこうむった恩義にもあきれるくらい鈍感になってしまう。要するにまあ、官民双方のやなせ宿関係者は、子供のころからいまにいたるまでろくに本なんか読んでこなかったということなのであろうが、きょうはやなせ宿のことにはふれない。
ただし、いわゆる教養主義的な読書を押しつけてしまっては、子供にはかえって拒否反応が出てしまうかもしれない。まず本を読むことそのものの面白さに気がつく、ということが子供の読書において重要なことであろう。そういった場合、いたって重宝なのがミステリというジャンルである。この場合においても、乱歩はやはり最強のカードなのである。乱歩の少年ものに限定しなくたって、読書という行為への水先案内人、本を読むことの面白さを端的に教えてくれるナビゲーターは、やはりミステリ小説なのであろうなと、自身の経験からいっても断言できるように思う。
こんなことは以前にも書いたぞ、と思われたので、ウェブサイト名張人外境の過去ログを検索してみた。やっぱりおなじことばかりいってるぞ、ということが確認された。下記リンク先のページをすべて、一から十までお読みいただきたい。
名張人外境:人外境主人伝言 2007年1月上旬
ほんとにおなじことばかりいっておる。われながら恥ずかしくなってくるけれど、いいようにいえば、考えにブレがないということであろう。考えがブレまくりつづけている名張市よりも、一介の市民のいってることのほうがよほどまともでまっとうである、ということであろう。
とまれかくまれ、子供と読書の関係について、山口雅也さんの『ステーションの奥の奥』からの引用を再掲しておく。
まったくなあ、「本を読んで知識を増し、思考力を鍛える」なんてことを全然してこなかった人間が、この名張市のあちこちを仕切っているのだからなあ。困ったものだよなあ。お役所なんてそんなものさという声もあろうけれども、そんなこともないみたいだぞということが、4月22日付毎日新聞の記事を読めばわかる。
毎日新聞:読書活動推進計画:子どもの活字離れ防止へ、5項目に数値目標--伊賀市教委 /三重
伊賀市の肩をもつ気はないけれど、この事業だけをみてものをいうならば、伊賀市というのはまともでまっとうな大人である。ならば名張市はどうよというならば、やっば幼児だというしかないよなあ。
あすにつづく。序のあとは破である。
だからきょうは、やなせ宿の話題からは離れて、それでもやっぱり、大丈夫か名張市、という話題となる。ネタならいくらだって転がっている。たとえば、きのうの毎日新聞の記事。
毎日新聞:ふるさと納税:受け皿に応援基金 6テーマから選び寄付--名張市が実施要項 /三重
引用。
□◇来月下旬から実施
□名張市は15日、今年度から始まる「ふるさと納税」の実施要項を明らかにした。「市ふるさと応援基金」を新設し、「市民主権のまちづくり」など6テーマから使途を選び、寄付してもらう。関係条例案を6月定例市議会に提出し、同下旬から実施する。市議会総務企画委員会で、黒岩良信・企画財政部長が明らかにした。【金森崇之】 □ふるさと納税は個人住民税の1割(1口5000円)を限度に、住民票がある自治体以外にも寄付金として納付することが認められる制度。 □寄付を募集するのは、市民主権のまちづくりのほか、水と緑のまちづくり▽子どもが輝くまちづくり▽歴史・文化と地域資源を活(い)かしたまちづくり▽生涯現役のまちづくり▽ふるさと名張の未来に寄与する事業。具体的には、小中学校校舎の耐震化や能楽振興などへの活用を想定している。 |
ふるさと納税制度については、2月24日付エントリにいささかを記した。
2月24日:やなせ宿川蔵暗中模索模様
結論は「恩義もわきまえぬ自治体に、誰が寄付などしてくれようか」ということであった。名張市には金がなく、知恵もなく、そのうえ始末の悪いことに、ものの道理や人の道といったものもわきまえていない。人からこうむった恩義に報いることを知らぬ自治体に、誰がふるさと納税なんかしてくれるかばーか、ということである。なんの知恵もないくせにうわっつらだけのまちなか再生に手を出して、金もないのに無駄なハコモノつくってるような自治体に誰が寄付なんかしてくれるかばーか、ということなのであるが、きょうはやなせ宿のことにはふれない。
それにしても、名張市に金がないのはたしかであろう。おとといの毎日新聞の記事。
毎日新聞:図書購入費:小中学校措置率、名張市は県内ワースト3 他に転用、購入39% /三重
引用。
□◇伊賀市は下から8番目--文科省調査
□国が昨年度、小中学校の図書購入費として名張市に支出した地方交付税約1372万円のうち、実際に図書が購入されたのは約540万円(39・4%)にとどまっていたことが、文部科学省の調査で分かった。財政難で他の目的に使われたのが原因で、県内29市町で御浜町(36%)、朝日町(37・8%)に次ぐ3番目に低い水準。伊賀市は836万円(48・6%)で下から8番目だった。【金森崇之】 □国は、小中学校の目標蔵書数を定めた「学校図書館図書標準」の達成を促すため、昨年度から図書購入費を大幅に増額。しかし、購入費は地方交付税で、使途を各自治体が決められるため、全国でも予算措置率は78%、県は65・9%にとどまっている。 □名張市では、小学校に交付された約737万円のうち約310万円(42%)、中学校で約635万円のうち約230万円(36・3%)のみが実際の購入に使われた。 |
子供に本くらい買ってやれよばーか、とは思う。一般家庭のたとえでいうならば、子供に本を買ってやるために用意してあったお金をついつい生活費にまわしてしまいました、申しわけない気持ちでいっぱいです、といったところであろうか。名張市の所帯はそれほど苦しいのか、ともあらためて思われる次第なのであるが、しかしそれにしたって、子供に本くらい買ってやれよばーか。
読書が特権的な行為であるといい募るつもりはないし、それどころか、そもそもきわめて月並みなことをいうわけなのであるが、本を読むというのはやはり大切なことである。何かしらの情報を身につけるといったいわば功利的な読書ももちろんだけれど、おつむが柔軟な子供のうちに本を読むことで、ものを考えることとか想像することとか、そういったおつむの訓練ができるのである。それが大切なことなのである。そういった訓練ができていないと、大人になってもものごとを深く考えることができず、はたまた想像力がないものだから、他人からこうむった恩義にもあきれるくらい鈍感になってしまう。要するにまあ、官民双方のやなせ宿関係者は、子供のころからいまにいたるまでろくに本なんか読んでこなかったということなのであろうが、きょうはやなせ宿のことにはふれない。
ただし、いわゆる教養主義的な読書を押しつけてしまっては、子供にはかえって拒否反応が出てしまうかもしれない。まず本を読むことそのものの面白さに気がつく、ということが子供の読書において重要なことであろう。そういった場合、いたって重宝なのがミステリというジャンルである。この場合においても、乱歩はやはり最強のカードなのである。乱歩の少年ものに限定しなくたって、読書という行為への水先案内人、本を読むことの面白さを端的に教えてくれるナビゲーターは、やはりミステリ小説なのであろうなと、自身の経験からいっても断言できるように思う。
こんなことは以前にも書いたぞ、と思われたので、ウェブサイト名張人外境の過去ログを検索してみた。やっぱりおなじことばかりいってるぞ、ということが確認された。下記リンク先のページをすべて、一から十までお読みいただきたい。
名張人外境:人外境主人伝言 2007年1月上旬
ほんとにおなじことばかりいっておる。われながら恥ずかしくなってくるけれど、いいようにいえば、考えにブレがないということであろう。考えがブレまくりつづけている名張市よりも、一介の市民のいってることのほうがよほどまともでまっとうである、ということであろう。
とまれかくまれ、子供と読書の関係について、山口雅也さんの『ステーションの奥の奥』からの引用を再掲しておく。
□「じゃ、時間がないから叔父さんはもう行くが──。」
□「ちょっと待って。」陽太はすがるように言った。「もう、叔父さんとは逢えないの?」 □「ああ、たぶんな。」そこで夜之介は陽太の目を真剣な眼差しで見据えて、「屋根裏部屋の本やなにかは一切お前にやるよ。」と、言った。 □「え? そんなの貰っても困るよ。いらないよ。無駄だよ。叔父さんがいなくなったら、誰が面白い本を教えてくれるっていうの?」 □夜之介叔父は優しく微笑みながら、 □「俺がいなくても、お前はもう自分で面白い本を見つけられる力を充分持っている。それに留美花ちゃんという、いい読書友だちも出来たじゃないか。」 □「でも……。」陽太は今、どんなものにも代えがたいものを一つ失ってしまうような気がしていた。 □「──叔父さんが一つだけ言い残しておきたいことは、ともかく、嫌というほどたくさん本を読めということだ。本を読んで知識を増し、思考力を鍛えるんだ。お前は身体が小さいから、腕力や体力で勝負するよりも、知力で勝負しろ。他人に言われるままじゃなくて、自分自身の頭で考えられるようになれ。お前にはそれができる。知性は人間にとって、吸血鬼の超能力にも劣らない最高の武器だということを忘れるな。だから、本を読んでおけよな。」 □それだけ性急に言うと、夜之介叔父は踵を返した。その広い背中に向かって陽太が最後の声を掛ける。 □「叔父さん、ほんとに、ほんとに、もう逢えないの?」 |
まったくなあ、「本を読んで知識を増し、思考力を鍛える」なんてことを全然してこなかった人間が、この名張市のあちこちを仕切っているのだからなあ。困ったものだよなあ。お役所なんてそんなものさという声もあろうけれども、そんなこともないみたいだぞということが、4月22日付毎日新聞の記事を読めばわかる。
毎日新聞:読書活動推進計画:子どもの活字離れ防止へ、5項目に数値目標--伊賀市教委 /三重
伊賀市の肩をもつ気はないけれど、この事業だけをみてものをいうならば、伊賀市というのはまともでまっとうな大人である。ならば名張市はどうよというならば、やっば幼児だというしかないよなあ。
あすにつづく。序のあとは破である。
名張市
産経新聞:教師殴った中3生逮捕 名張市の中学校で
産経新聞:地震の備え訓練で学ぶ 名張小、四川大地震など学習
毎日新聞:傷害:中3男子、先生殴る 全治1週間のけが 名張署、容疑で逮捕 /三重
毎日新聞:資産公開:亀井・名張市長、所得1315万円--きょうから公開 /三重
毎日新聞:ふるさと納税:受け皿に応援基金 6テーマから選び寄付--名張市が実施要項 /三重
中日新聞:コンニャク使い低カロリー弁当 名張の和菓子店が開発
伊勢新聞:中学教諭殴りけが 容疑の3年男子逮捕 名張署
伊賀市
毎日新聞:伊賀市国際交流協会:遊び感覚で英語を学ぼう 親子サークルの参加者募集 /三重
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀で農機具倉庫焼ける /三重
毎日新聞:伊賀市:中国・四川大地震とミャンマーの被災者支援、募金箱を設置 /三重
毎日新聞:JC青年の船:「交流深める」川嵜さんと木津さん、市長を訪問し抱負--伊賀 /三重
毎日新聞:ユニバーサルデザイン:伊賀のNPO、48公共施設を調査 市に報告書 /三重
毎日新聞:資産公開:今岡・伊賀市長、1345万円に--きょうから公開 /三重
毎日新聞:藤堂高虎文書集:津・上野城入府400年記念 伊賀文化産業協会が刊行 /三重
毎日新聞:県議会:議長に萩野氏、副議長に岩田氏 ともに議会改革表明--16日決定へ /三重
読売新聞:近鉄、京阪、南海が最高益、阪急阪神「彩都」で減益(関西発)
伊勢新聞:県議会 正副議長候補が所信表明
伊勢新聞:学生らが広場整備 伊賀の飲食店「夢の道」
産経新聞:教師殴った中3生逮捕 名張市の中学校で
産経新聞:地震の備え訓練で学ぶ 名張小、四川大地震など学習
毎日新聞:傷害:中3男子、先生殴る 全治1週間のけが 名張署、容疑で逮捕 /三重
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伊賀市
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まだである。回答はまだである。
おととい、名張市役所の市街地整備室に質問のメールを送った。
・「いやがらせのための施設利用」の問題はクリアできたと判断し、私が7月5日にやなせ宿を利用することは可能であると考える次第ですが、その点のご判断はいかがなものでしょうか。
・やなせ宿利用申請の詳細はどのようなものでしょうか。
以上の二点である。市街地整備室からはうんともすんともいってきてくれないのであるが、きのう、14日付のエントリに、やなせ宿の利用申請にかんするコメントが寄せられた。
5月14日:やなせ宿は私物である宣言
市街地整備室から13日付メールで知らされたところによれば、利用の申し込みは6月3日午前9時に受付が開始される。しかし、10日と11日の見学会=内覧会で配られた手引きによれば、5月12日から電話で仮予約申請をおこなうことが可能なのだという。
きのう夕刻、この「名張市旧細川邸『やなせ宿』使用の手引き(内覧会用)」というA4サイズの書類のコピーを入手した。市役所からではなく、ある市民から手渡された。読んでみると、「内覧会見学者」という名義のかたのコメントに記されているとおりである。
引用。
市街地整備室から届いたメールでは、5月12日から6月2日までの仮申請のことは、いっさい伏せられていた。市街地整備室は、うそをついたわけではない。うそはついていないのだが、提示すべき情報の一部を隠蔽していたのである。ま、幼稚というか、姑息というか、陋劣というか。名張市役所の中の人がたいへんだということは理解できるつもりでいるのだが、それにしたって公務員ではないか。パブリックサーバントではないか。全体の奉仕者ではないか。もう少し誰に顔をむければいいのか、市民はどこにいるのか、それをしっかり考えてみなさい。
で、おととい送った質問のうち、ふたつめはもういい。特定の市民にしか顔をむけようとしない公務員が質問を無視しているあいだに、ふたりの市民から教示をいただいた。だから、残りの質問にとっとと答えてくれよな。再掲しておく。
・「いやがらせのための施設利用」の問題はクリアできたと判断し、私が7月5日にやなせ宿を利用することは可能であると考える次第ですが、その点のご判断はいかがなものでしょうか。
質問はまだある。きのう、名張市公式サイトの「市長への手紙」に質問を送った。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。
回答はまだである。答えられないとか、答えるつもりはないとか、そういった回答もない。まったくのだんまりである。
昨今の名張市においては、決定という行為が、文字どおり決定的に変質してしまっている。やなせ宿だけの問題ではない。おおげさにいえば、名張市内のいたるところにみられる問題である。そしてやなせ宿にはまたしても、決定をめぐる新たな問題が浮上しているらしい。15日付のエントリに、それを指摘するコメントが寄せられた。
5月15日:市長への手紙ことはじめ
この「関係者A」という名義のかたのコメントによれば、やなせ宿の川蔵をアドバンスコープが使用することが決定したという。ほんとうだとすれば、なんとも意味不明な決定である。いったい誰が決定したのか。どんな権限のもとに決定されたのか。川蔵をアドバンスコープに使用させる、ということがそもそも可能なのか。使用させるのは誰なのか。そして、名張市における決定という行為のこうした意味不明さは、細川邸改めやなせ宿の場合でいえば、たとえば上記の質問でとりあげている件に早くも露呈していたのである。再掲しておく。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。
さて、どんな回答が寄せられるのかな。
おととい、名張市役所の市街地整備室に質問のメールを送った。
・「いやがらせのための施設利用」の問題はクリアできたと判断し、私が7月5日にやなせ宿を利用することは可能であると考える次第ですが、その点のご判断はいかがなものでしょうか。
・やなせ宿利用申請の詳細はどのようなものでしょうか。
以上の二点である。市街地整備室からはうんともすんともいってきてくれないのであるが、きのう、14日付のエントリに、やなせ宿の利用申請にかんするコメントが寄せられた。
5月14日:やなせ宿は私物である宣言
市街地整備室から13日付メールで知らされたところによれば、利用の申し込みは6月3日午前9時に受付が開始される。しかし、10日と11日の見学会=内覧会で配られた手引きによれば、5月12日から電話で仮予約申請をおこなうことが可能なのだという。
きのう夕刻、この「名張市旧細川邸『やなせ宿』使用の手引き(内覧会用)」というA4サイズの書類のコピーを入手した。市役所からではなく、ある市民から手渡された。読んでみると、「内覧会見学者」という名義のかたのコメントに記されているとおりである。
引用。
■使用の手続き
1. 施設を使用されるときは、使用の2ヶ月前より申し込むことができます。 ※1 施設は、平成20年5月12日(火)より電話等での仮申請を受付いたします。 (申請先:名張市都市環境部市街地整備室 0595-63-7746) 【参考】平成20年5月12日(火)時点→平成20年7月11日(金)まで申込可能。 ※2 平成20年6月2日(月)までは電話等での仮申込となりますので、書面による正式な使用申請は、平成20年6月3日(火)より使用日前日までに「やなせ宿」で手続きをお願いします。 ※3 施設は、平成20年6月10日(火)よりご使用頂くことができます。 |
市街地整備室から届いたメールでは、5月12日から6月2日までの仮申請のことは、いっさい伏せられていた。市街地整備室は、うそをついたわけではない。うそはついていないのだが、提示すべき情報の一部を隠蔽していたのである。ま、幼稚というか、姑息というか、陋劣というか。名張市役所の中の人がたいへんだということは理解できるつもりでいるのだが、それにしたって公務員ではないか。パブリックサーバントではないか。全体の奉仕者ではないか。もう少し誰に顔をむければいいのか、市民はどこにいるのか、それをしっかり考えてみなさい。
で、おととい送った質問のうち、ふたつめはもういい。特定の市民にしか顔をむけようとしない公務員が質問を無視しているあいだに、ふたりの市民から教示をいただいた。だから、残りの質問にとっとと答えてくれよな。再掲しておく。
・「いやがらせのための施設利用」の問題はクリアできたと判断し、私が7月5日にやなせ宿を利用することは可能であると考える次第ですが、その点のご判断はいかがなものでしょうか。
質問はまだある。きのう、名張市公式サイトの「市長への手紙」に質問を送った。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。
回答はまだである。答えられないとか、答えるつもりはないとか、そういった回答もない。まったくのだんまりである。
昨今の名張市においては、決定という行為が、文字どおり決定的に変質してしまっている。やなせ宿だけの問題ではない。おおげさにいえば、名張市内のいたるところにみられる問題である。そしてやなせ宿にはまたしても、決定をめぐる新たな問題が浮上しているらしい。15日付のエントリに、それを指摘するコメントが寄せられた。
5月15日:市長への手紙ことはじめ
この「関係者A」という名義のかたのコメントによれば、やなせ宿の川蔵をアドバンスコープが使用することが決定したという。ほんとうだとすれば、なんとも意味不明な決定である。いったい誰が決定したのか。どんな権限のもとに決定されたのか。川蔵をアドバンスコープに使用させる、ということがそもそも可能なのか。使用させるのは誰なのか。そして、名張市における決定という行為のこうした意味不明さは、細川邸改めやなせ宿の場合でいえば、たとえば上記の質問でとりあげている件に早くも露呈していたのである。再掲しておく。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。
さて、どんな回答が寄せられるのかな。
きのうのぶん。
名張市
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名張市
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伊賀市
朝日新聞:高虎の直筆文書も収録
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中日新聞:高虎の直筆書簡収録の文書集を発刊 入府400年を記念し伊賀文化産業協
中日新聞:伊賀市史第1弾が完成 古代・中世の資料編
伊勢新聞:県議会役選 議長に萩野氏立候補 副議長には岩田氏
伊勢新聞:高虎の文書集を出版 伊賀文化産業協会
いよいよもって、漫画である。あまりにも漫画そのものの展開なので、かえって笑えなくなってきたような気もするのだが、その後の動きはまだない。やなせ宿の利用にかんする問い合わせに、「いやがらせ」という見え透いた釣り針を仕掛けておいたところ、驚いたことにこのことばにあっさりひっかかって、「いやがらせのための施設利用は許可いたしかねますので御了知ねがいます」という返答が届いた。いくらなんでももう少しクレバーな切り返しがあるだろうと予想していたのだが、こういう返答だったのだからしかたがない。いやがらせはしません、だから施設を利用できますよね、とごく単純に切り返したところで、展開はストップしている。
こんどはどんな理由をでっちあげてくれるのか、心待ちにしている次第なのであるが、現在ただいま、名張市役所の中の人は、いやいや、実際には中の人というよりも、裏の人というか、陰の人というか、そういう人が施設利用を断る理由を思案してくれているところなのであろうか。考えてみれば、名張市役所の中の人も気の毒なものである。主体性を放棄し、決定権まで丸投げしてあやしむことのない市長のもと、もとより誰から信任されたわけでもなく、あろうことか公と私との区別すらまるでつけられない一部の特定の市民にあごでつかわれているらしいのは、まったくもって気の毒なことである。
しかしこうなると、名張市役所の市街地整備室に送信した質問のうち、ふたつめのものには答えが返ってこないのではないかと思われてきた。裏の人というか、陰の人というか、とにかく背後で絵図を引いている人には、きっちり回答する能力などまるでないであろうし、そもそも答える気なんかないであろう。そんなところへ催促をかましたりしたら、中の人はますます窮してしまうことであろう。どうすればいいのか。
名張市公式サイト:名張市 市長への手紙
じゃーん。この「市長への手紙」という伝家の宝刀は、もう少しあとで抜くつもりであった。あとで、というのもおかしいか。要するに、名張市立図書館と3月末でおさらばし、そのあとただちにこの「市長への手紙」を利用して、名張市は乱歩をどうする気? みたいなことをテーマにしたバトルをインターネット上にくりひろげるつもりで、いやいや、バトルといっては剣呑であるが、とにかくひとりの市民の立場から、名張市は乱歩をどうする気? ということを確認し、提案できることがあれば提案したいなと考えていた。しかし、やなせ宿をめぐるごたごたがつづいているせいで、結局はそのやなせ宿のことで宝刀を抜かざるをえない仕儀とはなった。むろんやなせ宿は、乱歩にかんすることなんかよりはるかに重大な問題をはらんでいる。宝刀の抜きどころというべきか。
で、質問を送信した。件名は、「やなせ宿について」。送信IDは20080515080555343とのことであった。
文面はこうである。
さあ、そろそろ漫画ではなくなるのかな。いつまでも漫画じゃ困るからな。
こんどはどんな理由をでっちあげてくれるのか、心待ちにしている次第なのであるが、現在ただいま、名張市役所の中の人は、いやいや、実際には中の人というよりも、裏の人というか、陰の人というか、そういう人が施設利用を断る理由を思案してくれているところなのであろうか。考えてみれば、名張市役所の中の人も気の毒なものである。主体性を放棄し、決定権まで丸投げしてあやしむことのない市長のもと、もとより誰から信任されたわけでもなく、あろうことか公と私との区別すらまるでつけられない一部の特定の市民にあごでつかわれているらしいのは、まったくもって気の毒なことである。
しかしこうなると、名張市役所の市街地整備室に送信した質問のうち、ふたつめのものには答えが返ってこないのではないかと思われてきた。裏の人というか、陰の人というか、とにかく背後で絵図を引いている人には、きっちり回答する能力などまるでないであろうし、そもそも答える気なんかないであろう。そんなところへ催促をかましたりしたら、中の人はますます窮してしまうことであろう。どうすればいいのか。
名張市公式サイト:名張市 市長への手紙
じゃーん。この「市長への手紙」という伝家の宝刀は、もう少しあとで抜くつもりであった。あとで、というのもおかしいか。要するに、名張市立図書館と3月末でおさらばし、そのあとただちにこの「市長への手紙」を利用して、名張市は乱歩をどうする気? みたいなことをテーマにしたバトルをインターネット上にくりひろげるつもりで、いやいや、バトルといっては剣呑であるが、とにかくひとりの市民の立場から、名張市は乱歩をどうする気? ということを確認し、提案できることがあれば提案したいなと考えていた。しかし、やなせ宿をめぐるごたごたがつづいているせいで、結局はそのやなせ宿のことで宝刀を抜かざるをえない仕儀とはなった。むろんやなせ宿は、乱歩にかんすることなんかよりはるかに重大な問題をはらんでいる。宝刀の抜きどころというべきか。
で、質問を送信した。件名は、「やなせ宿について」。送信IDは20080515080555343とのことであった。
文面はこうである。
先日、市街地整備室にメールで質問を送信したのですが、埒が明きそうもありませんのでこちらでお訊きします。質問はつぎのとおりです。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。 ご多用中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。 |
さあ、そろそろ漫画ではなくなるのかな。いつまでも漫画じゃ困るからな。
個展のお知らせ。きのうダイレクトメールが届いた。
ものはついで。おなじくきのう届いたダイレクトメールから。
といったところで、通常モードに戻るとする。
長岡国人展
KUNITO NAGAOKA/STEINHÄUTUNG 石の脱皮シリーズ BERLINーKYOTO/1989-2008 堤側庵ギャラリー 三重県名張市新田8 5月18日(日)ー24日(土) 11:00amー6:00pm 今回、2回目となる堤側庵での個展は1980年代中頃から西ベルリンで制作を開始した〈石の脱皮シリーズ〉の旧作品から最近の大型作品などをまとめて展示します。この試みは新たな制作に向けての自己再確認のためでもあります。 伊賀まちかど博物館:名張エリア(【10】中内組紐工房 堤側庵) Gallery kazahana 京都東急ホテル 6月3日(火)ー19日(木) 11:00amー7:00pm(休館日無・無料) 京都東急ホテル:アートギャラリー |
ものはついで。おなじくきのう届いたダイレクトメールから。
W.W.W.展
渡辺啓助、渡辺温、渡辺済・「新青年」とモダニストの影 長すぎた男・短すぎた男・知りすぎた男 Gallery Oculus 東京都港区高輪3-10-7 5月17日(土)ー31日(土) 午前11時ー午後6時30分(会期中無休) オープニング・パーティー 初日午後6時ー8時 |
といったところで、通常モードに戻るとする。