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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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さらにひっぱる。7月5日に催されたやなせ塾第二回の話題である。テーマが「江戸川乱歩を知る」というものだったので、名張ロータリークラブから「少年少女乱歩手帳」をご寄贈いただき、ご来場各位への配りものとした。同クラブが発行し、名張市と旧青山町の中学生全員にプレゼントする手帳である。

手帳といっても、A3サイズ一枚の印刷物である。

こちらA面。

20080715a.jpg

こちらB面。

20080715b.jpg

これがなぜ手帳になるのかというと、中央に一本、切り込みを入れてあるからである。

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┃    :乱歩手帳:    :    ┃
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図の赤い実線が、切り込みである。点線部分に折り目を入れて、うまく折りたためば、手帳みたいな感じになる。

最初から折りたたんだものを提供すればいいではないか、との意見もあろうが、それでは面白くない。完成品を手渡すよりは、中学生諸君にも完成までのプロセスに加わってもらい、それぞれの手で完成品をしあげてもらいたい。折りたたみかたには人によって微妙なずれが生じるはずだから、これすなわちオンリーワンである。むろん、ちょっとした頭の体操になるし、おおげさにいえばミステリーへのチャレンジにもなる。

それに、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが連載されていた「少年」や、「ぼくら」「冒険王」「少年画報」などといった往年の月刊少年雑誌には、かならず別冊付録というのがついていて、男の子は夢中になってそれを組み立てたものであったが、これはその興趣を、現代の中学生諸君におぼろげながら追体験してもらう試みでもある。だから、A3の紙一枚に切り込みを入れただけで提供するのがよろしい。

などといったねらいを名張ロータリークラブ側にお伝えしたのだが、それ以外に、製作費をできるだけ切りつめなければならないという、非常に切実な問題もあった。クラブ側からは、中学生諸君に乱歩のことを紹介する冊子をつくりたい、との申し出をいただいたのだが、ちゃんとした冊子つくるにゃ予算額がひとけた少ねーだろーが、てめーらなーに考えてんだ、みたいな状況であったので、A3サイズ一枚の印刷物とし、さらには折りの手間賃をゼロとするため、あえて折りたたまなかったのだと勘ぐっていただいても結構である。

それでこの「少年少女乱歩手帳」、実際にできあがったのかどうか、いまだに不明である。7月5日、やなせ塾第二回の時点では、印刷は終了していたもののまだ切り込みが入っておらず、名張ロータリークラブメンバー渾身の手作業によって一枚一枚、切り込みを入れていただいたものを配りものとした。以来一週間以上たつのだから、もうできあがっているころだとは思うのだが、いったいどうなっておるのか。なにしろ6月30日の年度末を目前にした予算消化事業だから、クラブメンバーから当方に相談の入った時期がいかにも遅く、したがって完成も遅くなっている。

そういえば、やなせ塾第二回のもうひとつの配りもの、二銭銅貨煎餅を購入するため中町の山本松寿堂に足を運んだときにも、やなせ宿に置いてあると新聞で報道されていたので、「少年少女乱歩手帳」を入手するべくやなせ宿を訪れたのだが、そんなものはどこにもなかった、とご主人からお叱りをいただいた次第であった。夏休みを迎えるまでに、中学生諸君は手帳を手にすることができるのであろうか。ミステリーだよなあまったく。

ともあれ、ロータリークラブだの、あるいはライオンズクラブだの、ああいったものは、実態についてはほとんど何も知るところはないのだが、ちょっと見の印象だけでいうならば、無教養きわまりないスノッブ団体ではないかと思う。しかし、たとえそんな団体であっても、また、年度末のかけこみ消化事業であっても、当方のごとき有能なコンサルタントに依頼しさえすれば、そこそこのことができるのである。なかなかのものである、と人からうっかり賞讃されるようなこともできるのである。ロータリーやライオンズにはかぎらない。市民から無策無能無責任とすっかりばかにされている名張市や名張市教育委員会も、頭をつかわねばならぬ事態が出来したらいつでも相談してきなさい。ていうか、たまにゃ頭もつかえよな。どうぞごひいきに。
あっちーなーまったく、と思って、きのうの昼、発作的に小春を風呂に入れた。生まれてはじめての風呂である。風呂といっても、庭にたらいを置き、ぬるま湯で行水させただけの話である。それでも、ずいぶんきれいになった。白い体毛がグレーっぽくなったりして、全身が薄汚れていたのだが、行水のおかげで自慢の目鼻立ちが、これはむろん、犬ではなくて飼い主が自慢しているのであるが、その目鼻立ちがふたたびくっきりした。

そこで、写真を一枚。なんと思慮深げか。

20080714a.jpg

実際、そこらのあほな人間より、よほど思慮深げではないか。犬っころごときに負けてんじゃねーぞそこらのうすらとんかち。

さるにても、生後六か月が過ぎて、小春ちゃん、いよいよ一人前のお嬢に近づきつつある。可愛い、あまりにも可愛い、ということで、ごく内々ではあるが、映画出演のオファーも来ている。映画の企画というのは流れるのがあたりまえみたいなものだから、おいそれとスクリーンデビューは果たせぬであろうが、もしも犬の世界にキャバクラがあれば、どこの店に放りこんでもたちどころに若手ナンバーワンのキャバ嬢として君臨することはまちがいあるまい。
名張市
毎日新聞:青年海外協力隊員:グアテマラで病気予防指導の川口さん、名張市長に帰国報告 /三重
毎日新聞:事件・事故24時:名張で走行中の特急のドア開く /三重
毎日新聞:伊賀南部環境衛生組合:08年度補正予算案など2議案を可決--臨時会 /三重
毎日新聞:名張市:市民の30通、故障で市長にメール届かず /三重
中日新聞:市民のメール30通“放置” 名張市HP、サーバー故障
中日新聞:伊勢市と皇大が協定 文化や教育分野で提携

伊賀市
産経新聞:「全力で大好きな野球を」高校野球三重大会が開幕
産経新聞:元参院議長・斎藤十朗氏が福祉語る 伊賀市社協が講演会
産経新聞:「ラクガキクラブ」絵画展 三重・伊賀で開幕
毎日新聞:頑張れ伊賀FCくノ一!!:サッカーなでしこリーグ 次戦につながる内容 /三重
毎日新聞:第90回全国高校野球:三重大会 頂点目指し、66校熱戦(その1) /三重
毎日新聞:第90回全国高校野球:三重大会 頂点目指し、66校熱戦(その2止) /三重
毎日新聞:中学生水の作文コンクール:優秀賞、府中中3年・山本さん--県審査
読売新聞:開幕 津商が圧勝  夏・高校野球
中日新聞:球児の夏、火ぶた 66校が頂点目指す
伊勢新聞:大好きな野球、全力プレー誓う 夢の甲子園へ熱戦開幕

伊賀地域
毎日新聞:夏の交通安全県民運動:スタート 名張、伊賀で出動式 /三重

きのう、名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトから、はがきが届いた。「第16回歴史拠点整備プロジェクト会議の開催について」とある。内容はこんなん。

   
みだしの会議について、下記のとおり開催させていただきますのでご出席賜りますようお願い申し上げます。

日時:平成20年7月22日(火)19:00〜
場所:名張市役所3階 304会議室
議題:
1.やなせ塾の反省について
2.今後の活動について
3.その他

ご苦労であったな、かんなくずの親分。

そういえば、少し以前、名張まちなか再生委員会の乱歩関連事業検討委員会からも、はがきが届いた。「乱歩関連事業検討委員会の開催について」とある。内容はこんなん。

   
みだしの会議につきまして、下記のとおり開催させていただきますのでご出席賜りますようお願い申し上げます。

日時:平成20年7月15日(火)19:00〜
場所:名張市役所3階 304会議室
議題:
1.乱歩広場整備について
2.その他

何が協議されるのか、とんと不明である。桝田医院第二病棟跡地に整備される江戸川乱歩生誕地碑広場については、すでに設計業務委託の入札が終了している。

名張市公式サイト:条件付き一般競争入札発注情報(測量・建設コンサルタント業務)(pdf)
名張市公式サイト:入札結果情報 平成20年1月23日 条件付き一般競争入札結果調書

赤井測量設計名張営業所が契約金額168万8400円で落札したのは、今年1月23日のことである。契約履行期限は3月15日とされているから、広場の設計なんてとっくに終わっているはずである。いまごろになって、いったい何を協議するというのか。あいもかわらず、わけのわからぬことである。ま、ことと次第によっては、おおいに暴れてきてやる所存である。

しかしそれにしても、名張まちなか再生委員会のニューヒーロー、と人から賞讃されるのも当然ではあろうな。地域社会の害虫と呼ばれ、長きにわたって仮死状態におちいっていた名張まちなか再生委員会が、わずかひとりの人間、ただしそれは、きわめて優秀有能で誰からも愛される人間的魅力のもちぬしでなければならぬのだが、そうした人間がわずかにひとり加わっただけで、みるみる生命力を取り戻し、いきいきと活動を再開したのである。まさしく再生である。

名張まちなか再生委員会が完全に再生したら、そのあとは正面からぶっ壊してやることになるのだが、それはいったいいつのことか。6月1日の総会では、委員会の規約の見直しを早急に進め、臨時総会を開いて委員にはかる、と説明されていたのだが、いまだいっこうに音沙汰がないではないか。またうそかよ。またその場しのぎかよ。またうやむやかよ。いいかげんにしろよなまったく。
5月の話である。

5月29日:おてがみまだかな 上

遅れに遅れて、というか、こんなエントリがあったことなどほとんど忘れていたのだが、本日はそのつづき、「下」となる。

きのう、名張市企画財政部広報対話室からメールが届いた。件名は「『市長への手紙』返事の遅延について」。

   
中 相作 様

「市長への手紙」をお寄せいただきありがとうございます。
お寄せいただいたメールが、メールサーバの障害により、「市長への手紙」のメールアドレスに到着していないことが、7月9日判明いたしました。大変ご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。
現在、プロバイダから記録を取り寄せ、市長に回送中でございます。
返事につきましては、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
今後は、このようなことが、起こらないように細心の注意を払ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

そういう事情であったとは知らなんだ。なんだシカトかよ、放置プレーかよ、といつか邪推し、決めつけていた。伊賀者だものとはいうものの、人を疑い勘ぐることしかできぬ自分が恥ずかしい。むろん、プロバイダはいったいどんなメンテナンスしてんだよ、などといったツッコミはいくらでも可能であるが、とりあえず返信を送っておいた。最近、名張市役所の特定のセクションやまちなか運営協議会あたりでは、当方のメールが「不幸のメール」と呼ばれて蛇蝎のごとく忌み嫌われているらしいのだが、通知にたいする礼は述べておくべきだろう。

文面は次のとおり。件名は「お世話さまです」としたのだが、これはむしろ「幸福のメール」としておくべきであったか。

   
メール拝受いたしました。「市長への手紙」のご返事の遅延の件、了解いたしました。わざわざお知らせをいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2008/07/11

この一件、きょうの中日新聞で報じられている。

中日新聞:市民のメール30通“放置” 名張市HP、サーバー故障

よく考えてみると、状況はなんだかややこしい。名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して送信したのは、こんな質問であった。

・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。

細川邸を歴史資料館として整備する、という名張まちなか再生プランの構想をひっくり返したのは、どこでもない、名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトである。そして当方、いまやそのプロジェクトの花形メンバーなのである。なんともややこしい話ではないか。5月29日付エントリ「おてがみまだかな 上」を書いた時点ではまだ知らされていなかったのだが、その前日、28日の夜に開かれた名張まちなか再生委員会の役員会で、当方の委員会加入が認められていたのである。それはとても信じられぬことであったので、翌日のエントリはこんなぐあいになった。

5月30日:超へんてこな命運である

あとの展開は、もう無茶苦茶である。6月1日の名張まちなか再生委員会総会から、7月5日のやなせ塾懇親会まで、まるで予想もしていなかったことがつぎつぎに起きて、気がついてみれば、いまや当方、名張まちなか再生委員会のニューヒーローと呼ばれる身となっている。世の中ってのはほんと、わっかんねーもんだよなあ。ともあれ、名張市企画財政部広報対話室の要請にしたがい、「返事につきましては、今しばらくお待ち」することとする。これから何がどうなるのか、はっきりいって見当もつかんのだが。
土曜日である。先々週と先週の土曜日には、やなせ宿連続講座やなせ塾が開かれた。きょうは開かれない。やなせ塾のない土曜日である。だからもうひとつ、はりあいというものがない朝である。もうひとつこう、なんつーのか、めらめらっと内側から燃えあがってくるものがねーんだよな。先々週も先週もあったのに、今週はどうしてやなせ塾がないのか。どうしてしゃべらせないのか。しゃべらせろしゃべらせろ。やなせ塾を開いて好きなだけしゃべらせろ。名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトはいったい何を考えておるのか。しまいにゃ怒るぞ。好きなだけぺらぺらぺらぺらしゃべらせろというのだ。こちとらしゃべりたくってうずうずしてんだ。とにかくぺらぺらぺらぺらとだな、一度でいいからぺらぺらぺらぺら思う存分しゃべらせろというのだ。あ。いかん。いかんいかん。だんだんだんだん、かんなくず化してきたではないか。いかんぞこれは。

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