三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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名張市
毎日新聞:国際交流:里山に響く二胡の音 4カ国留学生ら、名張・赤目で散策や演奏 /三重
中日新聞:野外演奏や生物調査 名張で里山と触れ合う催し
伊賀市
産経新聞:「第6回三重映画フェスティバル」23日開催 県総合文化センターで
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 「ふたば」初優勝 準優勝は大山田 /三重
伊賀地域
毎日新聞;高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 7日 /三重
毎日新聞:国際交流:里山に響く二胡の音 4カ国留学生ら、名張・赤目で散策や演奏 /三重
中日新聞:野外演奏や生物調査 名張で里山と触れ合う催し
伊賀市
産経新聞:「第6回三重映画フェスティバル」23日開催 県総合文化センターで
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 「ふたば」初優勝 準優勝は大山田 /三重
伊賀地域
毎日新聞;高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 7日 /三重
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名張市公式サイト「市長への手紙」に質問を送信した。件名は「むたびやなせ宿について」。送信IDは20080908082049627とのことであった。内容はつぎのとおり。
名張まちなか再生プランをまとめた名張地区既成市街地再生計画策定委員会がいくらうすらばかの集まりであったといっても、旧細川邸を歴史資料館にして江戸川乱歩の関連資料を常設展示する、とプランにはっきり書きこんだ時点で、名張市立図書館が所蔵している、また乱歩のご遺族から貸与を受けている乱歩関連資料を念頭に置いていたと考えるのがふつうであろう。しかるに、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して名張市長から頂戴した回答は、市立図書館の資料にいっさい言及することなく、ただ「一部関係者の合意」が得られないせいで資料を展示できない、と記すだけのものであった
一部関係者のことを質問したのではない。名張市はどうするのか、それを尋ねたのである。人をあてにするまえに、自分になにができるのかを考えなさい、と有能な教師なら指導しているはずである。いくらなんでもここまで他人だのみの回答が寄せられるとは思ってもいなかったので、8月27日に「市長への手紙」に送った質問をやや補足して、再質問することにした。それが「むたびやなせ宿について」に記した一点目の質問である。前回、「乱歩関連資料」としてあったところを、「名張市が所有している、または貸与を受けている乱歩関連資料」とした。
二点目の質問は、9月5日、やなせ宿公式サイトにメールで送信した館長宛質問と対をなすものである。館長への質問のひとつは、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備した、という名張市長の説明はうそなんじゃね? というものであった。いっぽう、「むたびやなせ宿について」に記した質問の二点目は、やなせ宿は歴史資料館を主用途とした施設として運営されていないから、やなせ宿を運営しているまちなか運営協議会ってだめなんじゃね? というものである。
おそらく、やなせ宿の館長からは回答が寄せられないものと思われる。その場合は、「市長への手紙」を利用して、善良な市民から寄せられた施設の根幹にかかわる質問に答えようとしないんだから、やなせ宿を運営してるまちなか運営協議会はほんとにだめなんじゃね? やなせ宿の運営組織としてあまりにも不適格だから、とっととやめさせたほうがいいんじゃね? との質問を送信することになるかもしれない。
いっぽう、「市長への手紙」に送った「むたびやなせ宿について」への回答は、いったいどこまでみっともない内容になってしまうのか、ちょっと予測がつかない。
ご回答ありがとうございました。当方の質問がやや具体性を欠いておりましたので、不備を補ったうえであらためてお尋ねいたします。関連して、別の質問も提出いたします。次の二点となります。よろしくお願いいたします。
・名張まちなか再生プランには、旧細川邸を歴史資料館として整備し、「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」と明記されている。歴史資料館を主たる用途として整備されたというやなせ宿では、現在、名張城下絵図の複写版は展示されているとの由であるが、江戸川乱歩の関連資料は展示されていない。名張市が所有している、または貸与を受けている乱歩関連資料を展示しない理由は何か。 ・現在、やなせ宿の運営はまちなか運営協議会に委託されているが、その運営内容は、当方の直接の知見においても、新聞報道においても、やなせ宿公式サイトから知られるところにおいても、歴史資料館を主用途とした施設にはおよそふさわしくないものといわざるをえない。適切な運営のためには行政による指導が必要であると判断されるが、指導する考えはあるか。また、やなせ宿の運営をまちなか運営協議会に委託している根拠は何か。 ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/09/08 |
名張まちなか再生プランをまとめた名張地区既成市街地再生計画策定委員会がいくらうすらばかの集まりであったといっても、旧細川邸を歴史資料館にして江戸川乱歩の関連資料を常設展示する、とプランにはっきり書きこんだ時点で、名張市立図書館が所蔵している、また乱歩のご遺族から貸与を受けている乱歩関連資料を念頭に置いていたと考えるのがふつうであろう。しかるに、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して名張市長から頂戴した回答は、市立図書館の資料にいっさい言及することなく、ただ「一部関係者の合意」が得られないせいで資料を展示できない、と記すだけのものであった
一部関係者のことを質問したのではない。名張市はどうするのか、それを尋ねたのである。人をあてにするまえに、自分になにができるのかを考えなさい、と有能な教師なら指導しているはずである。いくらなんでもここまで他人だのみの回答が寄せられるとは思ってもいなかったので、8月27日に「市長への手紙」に送った質問をやや補足して、再質問することにした。それが「むたびやなせ宿について」に記した一点目の質問である。前回、「乱歩関連資料」としてあったところを、「名張市が所有している、または貸与を受けている乱歩関連資料」とした。
二点目の質問は、9月5日、やなせ宿公式サイトにメールで送信した館長宛質問と対をなすものである。館長への質問のひとつは、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備した、という名張市長の説明はうそなんじゃね? というものであった。いっぽう、「むたびやなせ宿について」に記した質問の二点目は、やなせ宿は歴史資料館を主用途とした施設として運営されていないから、やなせ宿を運営しているまちなか運営協議会ってだめなんじゃね? というものである。
おそらく、やなせ宿の館長からは回答が寄せられないものと思われる。その場合は、「市長への手紙」を利用して、善良な市民から寄せられた施設の根幹にかかわる質問に答えようとしないんだから、やなせ宿を運営してるまちなか運営協議会はほんとにだめなんじゃね? やなせ宿の運営組織としてあまりにも不適格だから、とっととやめさせたほうがいいんじゃね? との質問を送信することになるかもしれない。
いっぽう、「市長への手紙」に送った「むたびやなせ宿について」への回答は、いったいどこまでみっともない内容になってしまうのか、ちょっと予測がつかない。
名張市
毎日新聞:遊びりテーション:お年寄りと子ども、一緒に遊ぼ 名張・つつじが丘小で交流 /三重
伊賀市
産経新聞:浜辺貴余晴さんの遺作公開 「きよはるさんの切り絵展」 三重
産経新聞:蛙は飛び込まなかった? 伊賀で芭蕉講座、23日開催
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 8チームが熱戦 /三重
毎日新聞:楼車:保存・活用「地元職人に修理技術を」 修復建築家・村田さん講演 /三重
中日新聞:親善交流キックオフ 伊賀で少年サッカー大会
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 6日 /三重
毎日新聞:遊びりテーション:お年寄りと子ども、一緒に遊ぼ 名張・つつじが丘小で交流 /三重
伊賀市
産経新聞:浜辺貴余晴さんの遺作公開 「きよはるさんの切り絵展」 三重
産経新聞:蛙は飛び込まなかった? 伊賀で芭蕉講座、23日開催
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 8チームが熱戦 /三重
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中日新聞:親善交流キックオフ 伊賀で少年サッカー大会
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 6日 /三重
名張市
産経新聞:名張市の桔梗が丘地区 ごみステーション化進む
毎日新聞:名張市議会:9月定例会開会 医療費助成条例改正などを提案 /三重
毎日新聞:名張市:利用中の市有地売却も 歳入増望めず、栄町駐車場など検討 /三重
伊賀市
産経新聞:バスにAED設置へ 伊賀の旅客運送会社 乗客の緊急時に備える
毎日新聞:頑張れ伊賀FCくノ一!!:サッカーなでしこリーグ あす、リーグ戦再開 /三重
毎日新聞:展覧会:絵画、陶芸、昆虫観察日記…自由研究の成果200点--西柘植小 /三重
毎日新聞:キタモリ:観光バスにAED 県内で初、「高齢化に対処」 /三重
中日新聞:県北中部にまた豪雨 津でのり面崩落、市道ふさぐ
中日新聞:県内初、観光バスにAED搭載 伊賀の「キタモリ」
伊勢新聞:県内初 観光バスにAED 伊賀のキタモリが搭載
産経新聞:名張市の桔梗が丘地区 ごみステーション化進む
毎日新聞:名張市議会:9月定例会開会 医療費助成条例改正などを提案 /三重
毎日新聞:名張市:利用中の市有地売却も 歳入増望めず、栄町駐車場など検討 /三重
伊賀市
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中日新聞:県北中部にまた豪雨 津でのり面崩落、市道ふさぐ
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伊勢新聞:県内初 観光バスにAED 伊賀のキタモリが搭載
名張市
産経新聞:振り込め詐欺を阻止 百五銀行行員に感謝状 三重・名張署
毎日新聞:感謝状:振り込め詐欺見破り、被害防ぐ 百五銀行支店の松田さん、吉岡さんに /三重
毎日新聞:名張市:考査制度 「内部評価」に意見を 354事業分を公表--10日まで /三重
毎日新聞:防災協力事業所登録制度:災害時、協力して 名張市、民間事業所を募集 /三重
伊賀市
朝日新聞:ぼくの名前は いが☆グリオ
産経新聞:「いが☆グリオ」TVデビュー 伊賀市役所訪問、活躍アピール
産経新聞:藤堂高虎入府400年記念、13日にイベント開催 三重
産経新聞:谷本整形を医師法違反でも捜査 三重県警(事件)
毎日新聞:ソフトテニス:「マスターズ」出場の森中さん、健闘誓う--伊賀市長に表敬 /三重
毎日新聞:ゆるキャラ:不敵な笑みの「いが☆グリオ」全国進出 テレビや県外イベントに /三重
読売新聞:高虎入府400年を記念 まちづくりテーマに伊賀市でシンポ
中日新聞:「市民救命の駅」実績重ね好調 GSなど43カ所認定
中日新聞:院長診察せず点滴か 三重・伊賀の谷本整形(社会)
日本経済新聞:三重の谷本整形、診察せずに点滴か 医師法違反容疑でも捜査(社会)
日刊スポーツ;谷本整形で診察せず点滴、医師法違反か
伊賀地域
毎日新聞:企業倒産:先月7件 負債総額31億円 物価高で状況厳しく /三重
中日新聞:県内の高齢者虐待270件 前年比44%増
産経新聞:振り込め詐欺を阻止 百五銀行行員に感謝状 三重・名張署
毎日新聞:感謝状:振り込め詐欺見破り、被害防ぐ 百五銀行支店の松田さん、吉岡さんに /三重
毎日新聞:名張市:考査制度 「内部評価」に意見を 354事業分を公表--10日まで /三重
毎日新聞:防災協力事業所登録制度:災害時、協力して 名張市、民間事業所を募集 /三重
伊賀市
朝日新聞:ぼくの名前は いが☆グリオ
産経新聞:「いが☆グリオ」TVデビュー 伊賀市役所訪問、活躍アピール
産経新聞:藤堂高虎入府400年記念、13日にイベント開催 三重
産経新聞:谷本整形を医師法違反でも捜査 三重県警(事件)
毎日新聞:ソフトテニス:「マスターズ」出場の森中さん、健闘誓う--伊賀市長に表敬 /三重
毎日新聞:ゆるキャラ:不敵な笑みの「いが☆グリオ」全国進出 テレビや県外イベントに /三重
読売新聞:高虎入府400年を記念 まちづくりテーマに伊賀市でシンポ
中日新聞:「市民救命の駅」実績重ね好調 GSなど43カ所認定
中日新聞:院長診察せず点滴か 三重・伊賀の谷本整形(社会)
日本経済新聞:三重の谷本整形、診察せずに点滴か 医師法違反容疑でも捜査(社会)
日刊スポーツ;谷本整形で診察せず点滴、医師法違反か
伊賀地域
毎日新聞:企業倒産:先月7件 負債総額31億円 物価高で状況厳しく /三重
中日新聞:県内の高齢者虐待270件 前年比44%増
もっとこじれさせてやろうかな、と思って、やなせ宿公式サイトにメールを送信した。
名張市旧細川邸やなせ宿:トップページ
館長宛のメールである。内容はつぎのとおり。
さーあ、こじれろこじれろ。
名張市旧細川邸やなせ宿:トップページ
館長宛のメールである。内容はつぎのとおり。
辻本武久様
どうもお世話さまです。やなせ宿の運営に日々ご尽力をいただき、名張まちなか再生委員会の一員として、さらに名張市民のひとりとして、お礼を申しあげます。また、6月と7月に二度にわたって催されたやなせ宿連続講座やなせ塾では、夜遅くまで何かとお世話にあずかり、あらためて謝意を表する次第です。 さて、やなせ宿の運営について、いささか疑問に思われることがありますので、勝手なお願いを申しあげて恐縮ではありますが、お考えをお教えいただければ幸甚です。以下の二点です。 (1)やなせ宿公式サイト「9月度・主催イベント情報」に、9月15日の「よってだ~こ各号店手作り合同作品展」の案内が掲載され、主催団体として名張地区まちづくり推進協議会などの名があげられている。まちなか運営協議会の主催事業ではないイベントが、やなせ宿公式サイトで「主催イベント」として告知されるのは、明らかに不当なことと判断されるが、これを正当なものと認めるかどうか。 (2)やなせ宿公式サイト「やなせ宿とは」に、やなせ宿は「観光交流センターとして位置づけされた」と明記されているが、名張市公式サイト「市長への手紙」で確認したところによれば、やなせ宿は歴史資料館を主たる用途として整備された、というのが名張市長の主張である。やなせ宿整備の経緯に照らして判断すれば、この市長の言は虚偽であるというしかないが、これを虚偽と認めるかどうか。 以上です。ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いを申しあげます。 なお、お答えは当方のブログで公開させていただきたく、あらかじめご承諾を願いあげる次第ですが、公開に支障がある場合、その旨をお伝えいただければ非公開といたします。よろしくお願いいたします。 2008/09/05 |
さーあ、こじれろこじれろ。
名張市
産経新聞:日本スポーツマスターズ・テニス競技出場 名張市消防職員の古川さんが抱負
産経新聞:公立高教諭3人 県教委が処分 個人情報の流出など 三重
産経新聞:「描いた撮った伊賀の郷」 水彩画、写真合同展
毎日新聞:ライフサポートクラブ:有償ボランティア、好評--名張・すずらん台地区 /三重
毎日新聞:県教委:教諭ら3人懲戒処分--酒気帯び運転ほう助など /三重
伊賀市
朝日新聞:「一気に水来た」
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 8チームが熱戦--上野運動公園野球場 /三重
毎日新聞:大和街道:東町-農人町378メートル、茶色に舗装 江戸期の風情演出 /三重
毎日新聞:ブドウ:3保育所児、マイブドウを収穫--伊賀・県農業研 /三重
毎日新聞:事件・事故:亀山・車上狙い容疑の男を逮捕 /三重
中日新聞:県最古の校舎、雨漏り補修へ 伊賀・旧小田小の太鼓楼
産経新聞:日本スポーツマスターズ・テニス競技出場 名張市消防職員の古川さんが抱負
産経新聞:公立高教諭3人 県教委が処分 個人情報の流出など 三重
産経新聞:「描いた撮った伊賀の郷」 水彩画、写真合同展
毎日新聞:ライフサポートクラブ:有償ボランティア、好評--名張・すずらん台地区 /三重
毎日新聞:県教委:教諭ら3人懲戒処分--酒気帯び運転ほう助など /三重
伊賀市
朝日新聞:「一気に水来た」
毎日新聞:軟式野球:伊賀市学童選抜大会 8チームが熱戦--上野運動公園野球場 /三重
毎日新聞:大和街道:東町-農人町378メートル、茶色に舗装 江戸期の風情演出 /三重
毎日新聞:ブドウ:3保育所児、マイブドウを収穫--伊賀・県農業研 /三重
毎日新聞:事件・事故:亀山・車上狙い容疑の男を逮捕 /三重
中日新聞:県最古の校舎、雨漏り補修へ 伊賀・旧小田小の太鼓楼
蟻地獄である、とは最初っからいってる。のがれようはない。じたばたすればじたばたするほど、よけい深みにはまってゆく。素直に非を認めていれば、ここまでの深みにはまることはなかった。名張まちなか再生プランがひどいしろものであったこと、市民と市議会を無視してプランに変更を加えたこと、プランでは歴史資料館とすることになっていた旧細川邸を観光交流施設として整備したこと、そうした事実を素直に認めていれば、ここまでの深みにはまることはなかった。
しかし、非などどこにもないらしい。やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備された施設であり、こういった歴史資料を常設展示しているのだという。
・「名張城下絵図」の複写版
・新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)
・新町の歴史と文化と伝統の複写版
・生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料
・昭和初期の古地図や古写真
こんなもののどこが歴史資料か。「新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)」などというのは、A3サイズ一枚の印刷物ではないか。やなせ宿に置いてある無料の配りものではないか。こんなことでよく、歴史資料館を主用途として整備した、などといえたものである。
名張まちなか再生プランには、旧細川邸を歴史資料館として整備し、「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」とある。しかし、江戸川乱歩に関連する資料は展示されていない。「市長への手紙」で確認したところ、やなせ宿オープン時には展示したのだが、「展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」との回答があった、ということをきのうのエントリに記したところ、その「一部関係者」からコメントをお寄せいただいた。
9月3日:いよいよいけない秋の陣 > はなしつけに行ってきます。
コメントによれば、やなせ宿オープン時に展示された乱歩関連資料は、「乱歩先生の手紙のコピー1点のみ」であったという。しかも、
「乱歩と名張の関係をほとんど示されることもなく手紙だけがぽつんとおかれていたのです。これではダメだと思いましたので、家族と相談の上、乱歩の扱いについて行政としてちゃんとした方針が出来るまで私どもが所有する品の展示を控えていただくようお願いした次第です。状況が改善されればいつでもOKする用意はありましたし、そのための協力ならいくらでもするつもりでした。ところがその後、何の相談もなく、あろう事か『細川邸は乱歩に関わらない』という方針を打ち出したようです」
とのことである。名張市長の回答は、どうやらおおうそだったようである。回答には、こう書かれていた。
「しかしながら本施設の活用にとって乱歩関連資料は欠くことができないものと考えられ、今後、展示ができるよう関係者の皆様のご協力ご支援を頂き、本施設がまちなか再生に寄与できるよう努めてまいりたいと考えます」
理解できないのは、「展示ができるよう関係者の皆様のご協力ご支援を頂き」という点である。きのうも記したとおり、乱歩の関連資料は名張市立図書館に所蔵されている。ご遺族から拝借した乱歩の遺品だって、図書館の乱歩コーナーに展示されている。やなせ宿に乱歩関連資料を展示するというのなら、まず市立図書館にある資料をどうするのか、行政の内部でその結論を出すのが先決である。どうしてそんなあたりまえのことに手をつけず、関係者の協力や支援がどうのこうのと、例によって例のごとく他人に丸投げばかりかましておるのか。まったく理解に苦しんでしまう。しかし、そんなこと以前に、そもそもがおおうそなのである。
やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備された、などとというのが真っ赤なうそなのである。あんなものは、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫と呼ぶしかない施設であり、ゆえに歴史資料が展示されていないのは当然のことである。同様に、「一部関係者」に相談もなく「乱歩に関わらない」と決定されてしまったのも、当然すぎるほど当然のことである。それはもう、事実として確定されてしまったことである。にもかかわらず、この期におよんでなお、みずからの非を認めようとせず、なりふりかまわず保身をはかろうとするから、うそにうそを重ね、市民を悪者あつかいするような真似までしなければならなくなるのである。話はこじれるばかりであろう。もっとこじれさせてやろうかな、とも思うけど。
ここで、きのうのウェブニュース。
朝日新聞:「ふるさと名張に」乱歩の子息寄付
ひとあし早く毎日新聞と中日新聞でもウェブニュースとして報じられたものだが、この朝日の記事には「同市によると、ふるさと納税について市から平井さんに働きかけ、平井さんが応えたという」と他紙にはみられなかった記述がある。記述がなくても容易に察しのついたことだが、これはもう、はっきりいって、ゆすりたかりのたぐいである。朝日新聞の記事によって、それが満天下に示されたのである。よくもまあこんな、といったようなことは8月28日付エントリに記した。
8月28日:少年少女乱歩手帳のあとに
引いておくか。
ほんと、降参するしか手はないと思う。降参しないための方法はただひとつ、こっちより先に相手を降参させることなのであるが、いったいどうなるのであろうかな。
しかし、非などどこにもないらしい。やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備された施設であり、こういった歴史資料を常設展示しているのだという。
・「名張城下絵図」の複写版
・新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)
・新町の歴史と文化と伝統の複写版
・生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料
・昭和初期の古地図や古写真
こんなもののどこが歴史資料か。「新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)」などというのは、A3サイズ一枚の印刷物ではないか。やなせ宿に置いてある無料の配りものではないか。こんなことでよく、歴史資料館を主用途として整備した、などといえたものである。
名張まちなか再生プランには、旧細川邸を歴史資料館として整備し、「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」とある。しかし、江戸川乱歩に関連する資料は展示されていない。「市長への手紙」で確認したところ、やなせ宿オープン時には展示したのだが、「展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」との回答があった、ということをきのうのエントリに記したところ、その「一部関係者」からコメントをお寄せいただいた。
9月3日:いよいよいけない秋の陣 > はなしつけに行ってきます。
コメントによれば、やなせ宿オープン時に展示された乱歩関連資料は、「乱歩先生の手紙のコピー1点のみ」であったという。しかも、
「乱歩と名張の関係をほとんど示されることもなく手紙だけがぽつんとおかれていたのです。これではダメだと思いましたので、家族と相談の上、乱歩の扱いについて行政としてちゃんとした方針が出来るまで私どもが所有する品の展示を控えていただくようお願いした次第です。状況が改善されればいつでもOKする用意はありましたし、そのための協力ならいくらでもするつもりでした。ところがその後、何の相談もなく、あろう事か『細川邸は乱歩に関わらない』という方針を打ち出したようです」
とのことである。名張市長の回答は、どうやらおおうそだったようである。回答には、こう書かれていた。
「しかしながら本施設の活用にとって乱歩関連資料は欠くことができないものと考えられ、今後、展示ができるよう関係者の皆様のご協力ご支援を頂き、本施設がまちなか再生に寄与できるよう努めてまいりたいと考えます」
理解できないのは、「展示ができるよう関係者の皆様のご協力ご支援を頂き」という点である。きのうも記したとおり、乱歩の関連資料は名張市立図書館に所蔵されている。ご遺族から拝借した乱歩の遺品だって、図書館の乱歩コーナーに展示されている。やなせ宿に乱歩関連資料を展示するというのなら、まず市立図書館にある資料をどうするのか、行政の内部でその結論を出すのが先決である。どうしてそんなあたりまえのことに手をつけず、関係者の協力や支援がどうのこうのと、例によって例のごとく他人に丸投げばかりかましておるのか。まったく理解に苦しんでしまう。しかし、そんなこと以前に、そもそもがおおうそなのである。
やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備された、などとというのが真っ赤なうそなのである。あんなものは、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫と呼ぶしかない施設であり、ゆえに歴史資料が展示されていないのは当然のことである。同様に、「一部関係者」に相談もなく「乱歩に関わらない」と決定されてしまったのも、当然すぎるほど当然のことである。それはもう、事実として確定されてしまったことである。にもかかわらず、この期におよんでなお、みずからの非を認めようとせず、なりふりかまわず保身をはかろうとするから、うそにうそを重ね、市民を悪者あつかいするような真似までしなければならなくなるのである。話はこじれるばかりであろう。もっとこじれさせてやろうかな、とも思うけど。
ここで、きのうのウェブニュース。
朝日新聞:「ふるさと名張に」乱歩の子息寄付
ひとあし早く毎日新聞と中日新聞でもウェブニュースとして報じられたものだが、この朝日の記事には「同市によると、ふるさと納税について市から平井さんに働きかけ、平井さんが応えたという」と他紙にはみられなかった記述がある。記述がなくても容易に察しのついたことだが、これはもう、はっきりいって、ゆすりたかりのたぐいである。朝日新聞の記事によって、それが満天下に示されたのである。よくもまあこんな、といったようなことは8月28日付エントリに記した。
8月28日:少年少女乱歩手帳のあとに
引いておくか。
このニュースにかんしては、あまり多くを語りたくない。悄然とするばかりである。厚顔無恥といおうか、鉄面皮といおうか、名張市には正直もう降参である。このところの名張市が、乱歩にかんしていったい何をしてきたのか。桝田敏明先生のご遺族から桝田医院第二病棟の寄贈を受けたものの、脊髄反射的に乱歩記念館をつくりますとぶちあげただけで、なにしろ関係者には知識や見識がまったくないゆえ、まともにものを考えることができない。だから何もできなかった。広場として整備するというじつに中途半端な結論にいたって、ならばそれだけでいいものを、広場にモニュメントをつくりますなどとまたばかなことをいいだす始末である。考える能力がないのなら何も考えるな。
モニュメントの話は名張まちなか再生委員会の内部で叩きつぶすことができたからいいようなものの、とにかく乱歩のことなど何も知らぬ人間が、乱歩にかんして必要なことは何もせず、よけいなことばかり重ねてきた。それが名張市である。そんな自治体がよくもまあ、いったいどのつらをさげて、ふるさと納税制度を利用して名張市への寄附をお願いいたします、などと乱歩のご遺族に申し出ることができたというのか。ここまでの厚顔無恥、ここまでの鉄面皮には、もはや降参するしか手がないと思う。 |
ほんと、降参するしか手はないと思う。降参しないための方法はただひとつ、こっちより先に相手を降参させることなのであるが、いったいどうなるのであろうかな。
名張市
朝日新聞:「ふるさと名張に」乱歩の子息寄付
産経新聞:談合情報通りの業者落札 名張市は有効と判断
毎日新聞:奈良・桜井の社長殺害:元従業員を起訴--奈良地検 /三重
毎日新聞:防災訓練:震度5弱の地震発生を想定 700人参加--名張・すずらん台地区 /三重
毎日新聞:自立生活サポート事業:生活困窮者に助言 名張市が来月から /三重
伊賀市
朝日新聞:災害安否メール 職員の返信低調
産経新聞:犯罪から身を守ろう 伊賀・上野東小で防犯教室
毎日新聞:料理教室:ビビンバやパンケーキに挑戦 かまど料理に親子50人--伊賀 /三重
毎日新聞:新天地商店街:活性化目指し、フリマを開催へ 出店者を募集--伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀市議会:補正予算案など46議案を提案--開会 /三重
伊勢新聞:北勢地域中心に局地的な大雨 道路など被害
伊賀地域
毎日新聞:選挙人名簿登録者数:150万8042人 6月時点より502人増--県選管 /三重
朝日新聞:「ふるさと名張に」乱歩の子息寄付
産経新聞:談合情報通りの業者落札 名張市は有効と判断
毎日新聞:奈良・桜井の社長殺害:元従業員を起訴--奈良地検 /三重
毎日新聞:防災訓練:震度5弱の地震発生を想定 700人参加--名張・すずらん台地区 /三重
毎日新聞:自立生活サポート事業:生活困窮者に助言 名張市が来月から /三重
伊賀市
朝日新聞:災害安否メール 職員の返信低調
産経新聞:犯罪から身を守ろう 伊賀・上野東小で防犯教室
毎日新聞:料理教室:ビビンバやパンケーキに挑戦 かまど料理に親子50人--伊賀 /三重
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名張市公式サイト「市長への手紙」へ寄せた質問に、名張市長から回答を頂戴した。
質問はこれであった。
きのうメールで送られてきた回答は、こうであった。
いよいよいけないようである。これはもうだめかもわからん。むろん、もともといけなかった。だめであった。「市長への手紙」を利用したこれまでのやりとりを一覧すれば、そんなことは一目瞭然であろう。
8月21日:人間豹蟻地獄合戦 中
言を左右にし、うそにうそを重ね、保身のためのいいわけ、いいのがれ、いいつくろいを並べたてる。そんなことばかりである。これではいけない。だめである。
しかし、今回の回答は、いよいよいけない。もうだめであろうな。なぜか。うそだけではごまかせなくなって、市民を悪者あつかいしはじめたからである。やなせ宿に江戸川乱歩の関連資料が展示されていないのはなぜか、との質問にたいして、やなせ宿のオープンにあたってちゃんと展示はしたのだが、
「展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」
とのことなのである。一部関係者が合意しないから、乱歩関連資料が展示できない、ということなのである。悪いのは行政に協力しようとしない一部関係者である、ということなのである。自分はどこも悪くない、すべては人のせいである、ということなのである。みずからの保身のためなら、市民を悪者あつかいすることなんて屁でもない、ということなのである。こんな手前勝手なことばっか口走ってた日にゃ、心ある人は残らずすーっと去ってしまうことであろう。引き潮のようにさーっと引いてしまって、二度と戻ってくることなどないであろう。
それにだいたい、一部関係者が合意しないだけで、やなせ宿に乱歩関連資料がただの一点も展示されない、なんてのは笑い話でしかあるまい。乱歩関連資料なら、名張市立図書館の乱歩コーナーにだってあるのである。一部関係者の協力などなくたって、乱歩関連資料をやなせ宿に展示することはいくらだって可能なはずなのである。昨年6月定例会のすったもんだはなんだったというのか。
昨年の第325回(6月)定例会一般質問における質疑応答は、3月16日付エントリにおいて、名張市公式サイトで公開されている議事録から引用しておいた。
3月16日:市議会の乱歩 2007
念のために、市長発言を引いておく。
「モニュメント的な整備」などというあほなプランは、さいわいなことに、名張まちなか再生委員会の内部でひねりつぶしてやることができた。それはいいとして、「推理小説等数千冊、あるいは乱歩の関連資料などの活用」の話はどうなったのかな。
「ミステリー本」を世に出したり、「乱歩のゆかりのもの」を展示したり、そのあたりの話はどうなったのかな。
だから「きちっと展示をさせていただかなければならない」という話はどうなったのか。
ここまでのすったもんだがあったにもかかわらず、結局のところ、
「江戸川乱歩の関連資料も展示いたしましたが、展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」
ということなのか。一部関係者の協力を得られないというだけの理由で、名張まちなか再生プランに「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」と明記されていた構想が、あるいは、昨年6月定例会において「ミステリー文庫であったり、あるいはまた乱歩ゆかりの品も一緒に、その近くといいましょうか、街道沿いといいましょうか、そういう部分に展示する場所が必要である」と明言されていた構想が、あっさり雲散霧消してしまったというのか。
笑わせてはいけない。やなせ宿に乱歩関連資料がなにひとつ展示されていないという問題、やなせ宿が歴史資料館を主用途として整備されたというのが事実であれば施設の根幹にかかわるはずの問題を、一部関係者の非協力などという些末な問題にすり替えてしまってはいけない。いけないいけない。もういけない。ほんとにいよいよいけないみたいね。
質問はこれであった。
ご回答ありがとうございました。重ねてお尋ねいたします。次の点にお答えいただければと存じます。
・名張まちなか再生プランには、旧細川邸を歴史資料館として整備し、「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」と明記されている。歴史資料館を主たる用途として整備されたというやなせ宿では、現在、名張城下絵図の複写版は展示されているとの由であるが、江戸川乱歩の関連資料は展示されていない。乱歩関連資料を展示しない理由は何か。 ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/08/27 |
きのうメールで送られてきた回答は、こうであった。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 □施設改修後のオープンに当たっては、往時の代表的な町家のイメージを残す歴史的な建物の観覧だけでなく、来館者にできるだけ興味や、魅力を感じてもらえるよう歴史的な資料を展示しており、江戸川乱歩の関連資料も展示いたしましたが、展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております。 しかしながら本施設の活用にとって乱歩関連資料は欠くことができないものと考えられ、今後、展示ができるよう関係者の皆様のご協力ご支援を頂き、本施設がまちなか再生に寄与できるよう努めてまいりたいと考えます。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年 9月 2日 □名張市長 亀井利克 |
いよいよいけないようである。これはもうだめかもわからん。むろん、もともといけなかった。だめであった。「市長への手紙」を利用したこれまでのやりとりを一覧すれば、そんなことは一目瞭然であろう。
8月21日:人間豹蟻地獄合戦 中
言を左右にし、うそにうそを重ね、保身のためのいいわけ、いいのがれ、いいつくろいを並べたてる。そんなことばかりである。これではいけない。だめである。
しかし、今回の回答は、いよいよいけない。もうだめであろうな。なぜか。うそだけではごまかせなくなって、市民を悪者あつかいしはじめたからである。やなせ宿に江戸川乱歩の関連資料が展示されていないのはなぜか、との質問にたいして、やなせ宿のオープンにあたってちゃんと展示はしたのだが、
「展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」
とのことなのである。一部関係者が合意しないから、乱歩関連資料が展示できない、ということなのである。悪いのは行政に協力しようとしない一部関係者である、ということなのである。自分はどこも悪くない、すべては人のせいである、ということなのである。みずからの保身のためなら、市民を悪者あつかいすることなんて屁でもない、ということなのである。こんな手前勝手なことばっか口走ってた日にゃ、心ある人は残らずすーっと去ってしまうことであろう。引き潮のようにさーっと引いてしまって、二度と戻ってくることなどないであろう。
それにだいたい、一部関係者が合意しないだけで、やなせ宿に乱歩関連資料がただの一点も展示されない、なんてのは笑い話でしかあるまい。乱歩関連資料なら、名張市立図書館の乱歩コーナーにだってあるのである。一部関係者の協力などなくたって、乱歩関連資料をやなせ宿に展示することはいくらだって可能なはずなのである。昨年6月定例会のすったもんだはなんだったというのか。
昨年の第325回(6月)定例会一般質問における質疑応答は、3月16日付エントリにおいて、名張市公式サイトで公開されている議事録から引用しておいた。
3月16日:市議会の乱歩 2007
念のために、市長発言を引いておく。
P.25 ◎ 市長(亀井利克)
□次に、乱歩生誕地碑でございますが、枡田医院第2病棟の跡地整備につきましては、平成18年度名張まちなか再生委員会総会におきまして、生家の復元をイメージした乱歩関連施設の整備に向け、施設計画及び維持管理運営方針などを検討していくことといたしました。その後、住環境面への配慮や維持管理運営のあり方など、市として施設整備計画を見直し、広場として乱歩生誕地碑と生誕のあかしがわかるモニュメント的な整備にとどめ、乱歩顕彰の場として整備する方向で、本年度まちなか再生委員会の役員会や検討委員会と引き続き協議を進めていきたいと考えております。 □なお、寄附を受けております推理小説等数千冊、あるいは乱歩の関連資料などの活用につきましても、あわせて検討を進めてまいりたいと思っております。 |
「モニュメント的な整備」などというあほなプランは、さいわいなことに、名張まちなか再生委員会の内部でひねりつぶしてやることができた。それはいいとして、「推理小説等数千冊、あるいは乱歩の関連資料などの活用」の話はどうなったのかな。
P.46 ◎ 市長(亀井利克)
□それから、2点目のまちなか再生でございますけれども、これは先刻柳生議員にお答え申し上げたとおりでございまして、乱歩につきましては、ミステリー文庫も含めまして、この整備をしていかなければならないということにいたしております。それを5年で切ってるわけでございますけれども、さてそれをどの時点でということにつきましてはまだ定かではございませんけれども、いただいてあるミステリー本をやっぱり世に出していかないと、こちらも申しわけないという思いであるわけでございますので、これは世に出していきたい。また、乱歩のゆかりのものにつきましても、同時にそういう展示する場所が必要であるというふうにも思わせていただいてるところでございます。 |
「ミステリー本」を世に出したり、「乱歩のゆかりのもの」を展示したり、そのあたりの話はどうなったのかな。
P.54 ◎ 市長(亀井利克)
□それから、乱歩館の問題につきましては、担当部長の方から詳しくお話を申し上げますけれども、あの場所に建物というか、そのものを建てていくのは余りふさわしいことではないかなというふうに判断をいたしているわけでございます。ただ、整備はしていかなければならないということも、柳生議員のご質問の中でも申し上げたところでございまして、この乱歩のゆかりの品であったり、あるいはまた、たくさんいただいてる本であったり、そんなものをきちっと展示をさせていただかなければならないと、こんなふうに思っております。 |
だから「きちっと展示をさせていただかなければならない」という話はどうなったのか。
P.133 ◎ 市長(亀井利克)
□それから、まちなかの中で乱歩の関係のお尋ねがあったわけでございます。当方のこれについての考え方は今議会で申し上げたとおりでございまして、桝田病院第2病棟の部分というのは、地域の方々にとりましては生活の場でもあるわけでございます。そんな中で、さまざまなご意見もいただいてまいりました。よって、この場所は生誕の地であることを表現できる公園の整備をいたしていくのがいいのではないかというふうに思っております。 □ただでございますけれども、ミステリー文庫であったり、あるいはまた乱歩ゆかりの品も一緒に、その近くといいましょうか、街道沿いといいましょうか、そういう部分に展示する場所が必要であるということは、これもさきに申し上げたとおりでございますので、このことにつきましてこれから関係者とお出会いをさせていただくと、その日程も決めていただいてるところでございます。 |
ここまでのすったもんだがあったにもかかわらず、結局のところ、
「江戸川乱歩の関連資料も展示いたしましたが、展示方法に関して一部関係者の合意が得られず、現時点では展示を差し控えております」
ということなのか。一部関係者の協力を得られないというだけの理由で、名張まちなか再生プランに「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」と明記されていた構想が、あるいは、昨年6月定例会において「ミステリー文庫であったり、あるいはまた乱歩ゆかりの品も一緒に、その近くといいましょうか、街道沿いといいましょうか、そういう部分に展示する場所が必要である」と明言されていた構想が、あっさり雲散霧消してしまったというのか。
笑わせてはいけない。やなせ宿に乱歩関連資料がなにひとつ展示されていないという問題、やなせ宿が歴史資料館を主用途として整備されたというのが事実であれば施設の根幹にかかわるはずの問題を、一部関係者の非協力などという些末な問題にすり替えてしまってはいけない。いけないいけない。もういけない。ほんとにいよいよいけないみたいね。