三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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名張まちなか再生委員会は、いたましいことにご臨終である。10月18日の説明会、といったって、あんなものは説明でもなんでもない。名張市がてめーらの勝手な都合を一方的に並べたてただけの話である。ただの茶番であった。それでもあの説明会で、名張市としてはノルマ達成、ということになる。あとは天下晴れて、名張地区まちづくり推進協議会との協働とやらに勇往邁進できる運びとなった。いっぽう、もう協働のバートナーではない、と名張市長からじきじきに三行半をつきつけていただいた名張まちなか再生委員会は、はたしてどうなるのか。説明会を最後に自然消滅してしまう可能性もないではないのだが、ここはやはり臨時総会を招集し、きれいにきっちり解散しておくことが必要であろう。
こうなると、残る問題はこれである。
やなせ宿である。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館である。市民のあいだには、公民館としてはほぼつかいものにならない、という評価が定着しつつあるようであるが、そもそもこれは、公民館ではない。ではいったい、なんであるのか。いまだにわからない、というのが正確なところである。なんのための公共施設なんだか、そんなことはだれにもわからない。どうしてこんなものをつくったのか、それもだれにもわからないのだが、つくってしまったんだからしかたがない。市民の血税で維持管理企画運営が進められているのだが、なんかもう、ほんとにどうしようもないぞあんなもの。まったくもって意味不明の施設である。ま、しいていうならば、失政のシンボルとしての意味はおおいにあるのだが。
というか、おれも名張まちなか再生委員会の一員ではあるのだから、その意味においては、やなせ宿の整備が完全に失敗し、さっぱりわけがわかんないもののもうどうしようもないということだけはよくわかる、みたいな事態に立ちいたってしまったことにかんして、責任というやつがある。すなわち、名張市民各位にお詫びをしなければならない立場にある。だから、お詫びを申しあげる。血税一億円をつぎこんで、眼もあてられぬていたらくとなった。ほんとに申しわけないと思う。
本来であれば、細川邸整備事業の、というか、まちなか再生事業の最高責任者である名張市長が、やなせ宿にかんするあれこれの失敗を市民に詫び、最善の対処を約束すべきところではあるが、遺憾ながら、お役所には失敗ということばがない。失政の結果どのような事態がもたらされても、それを追認しつづけるのがお役所というところである。それから、いうまでもなく、責任ということばもない。かりにあるとすれば、他人の責任、というやつである。自分の責任、ということばはない。失敗もしておらず、そもそも責任はない、かりにあるとすれば名張まちなか再生委員会の責任である、だから再生委員会とは縁を切った、これは正しい判断である、したがって、どうしていちいち市民に詫びを入れなきゃなんないの? ということになる。
「さ、そろそろテロにすっか」
きょうは一日、いいお天気のようである。
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いくらなんでもそろそろテロかなと思っているわけで
●新矢由紀様
ご投稿ありがとうございます。
お気づかいを頂戴して恐縮ですが、官民双方、うわっつらのきれいごとだけでものごとを収めるのはいいかげんにしておかないとそろそろテロかますぞこら、と私は思っているところです。おらおらおらおら、と申しあげているわけです。ほんと、このエントリのタイトルにも記しておりますとおり、そろそろテロにすっか、というのがいつわりのない心境なわけでして、そういえば憂国忌も近いなあ、とか思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
お気づかいを頂戴して恐縮ですが、官民双方、うわっつらのきれいごとだけでものごとを収めるのはいいかげんにしておかないとそろそろテロかますぞこら、と私は思っているところです。おらおらおらおら、と申しあげているわけです。ほんと、このエントリのタイトルにも記しておりますとおり、そろそろテロにすっか、というのがいつわりのない心境なわけでして、そういえば憂国忌も近いなあ、とか思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
田中徳三映画祭の件
コメントが遅くなり申し訳ありません。
田中徳三映画祭2009開催の件ですが、実行委員会の方から早い時期に当方にも丁重にご連絡をいただいております。たいへんありがたく思います。
ご心配おかけしてすみませんでした。
映画祭のご成功を心からお祈りしております。
田中徳三映画祭2009開催の件ですが、実行委員会の方から早い時期に当方にも丁重にご連絡をいただいております。たいへんありがたく思います。
ご心配おかけしてすみませんでした。
映画祭のご成功を心からお祈りしております。
一過性のご町内イベントではどうしようもありません
●名張市民様
ご投稿ありがとうございます。
べつに忙しいというわけでもないのですが、このエントリ「そろそろテロにすっかの巻」のあとは、
「いよいよテロでござるの巻」
となるのか、
「テロはやめるでござるの巻」
となるのか、いずれかのタイトルでブログの更新を再開する予定で、それまでは更新をお休みしております。おかげでウェブサイトの更新に時間を回すことができ、それはまあこのブログで名張市とかいうインチキ自治体を来る日も来る日も叱り飛ばしているよりも、ウェブサイトで乱歩情報を発信して全国の乱歩ファンのみなさんに喜んでいただくほうが私もうれしいものですから、毎日機嫌よく過ごしております。
さて、お尋ねの件、12月13日に名張市青少年センターで催される「田中徳三映画祭2009」の件ですが、私はいっさいノータッチです。田中徳三さんの遺作となった「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」は、仰せのとおり永遠のJガールこと新矢由紀さんが脚本を担当された作品なのですが、新矢さんが吉本興業を退社された関係もあるのかどうか、新矢さんもノータッチみたいです。と申しますか、映画祭の実行委員会は新矢さんになんの連絡もしていないのではないかという気もいたします。
だとすれば、じつに非礼で非常識な話ではあるのですが、名張というのはそんなことがふつうにまかり通る土地柄で、これはもうどうしようもありません。自分たちだけが満足すればそれでいい、外部のことなんかどうでもいい、というのはこのあたりではむしろあたりまえのことで、乱歩にかんしてもご同様、つい先日もこのブログに記しましたとおり、
「なにしろまあ、ろくに乱歩作品を読もうともせず、乱歩のことを知ろうともせず、ただ乱歩というビッグネームを自己顕示の素材として利用し、ご町内でうわっつらだけ乱歩乱歩とかっこつけてりゃ機嫌がいい、みたいな連中ばっかりなのである」
「官民双方、そんな手合いばっかりが、名張市というごくごく狭い小さな世界で、みずからの快だけを求めて乱歩乱歩と幅を利かせておるのである」
といったことなのであって、ほんとにまあ官民双方、ビッグネームを自己顕示の素材にして「みずからの快」だけを求めるなどという破廉恥きわまりない真似が、よくもあそこまで堂々とくりひろげられるものだといっそ感心してしまうのですが、そういう土地柄なのだとあきらめるしかないのかもしれません。
それから、映画祭の会場のことですが、田中さんは生前、映画はちゃんとした映画館で観るものだとおっしゃっていたみたいですから、そうした意向にかなう会場となりますと、名張市内には青少年センター以外の選択肢はないように思われます。ただし、たしかに名張のまちは田中さんの遺作にふさわしい風情をもっていて、げんに河内家菊水丸さんも、予算の関係で実現はしませんでしたが、あの映画のロケを名張のまちでやりたいという希望をおもちだったと伝え聞きます。田中さんもまた、名張のまちがお好きでいらっしゃったようで、亡くなる少し前に催されたおととしの隠街道市には、二日にわたって足を運んでくださってました。名張のまちに寄せられた田中さんの愛惜を、仰せのような「町おこし」につないでゆくことはぜひとも必要だと思われるのですが、一過性のご町内イベントではどうにもなりません。とても難しい問題です。私はもう、まちなかよさようなら、といった心境なのですが。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
べつに忙しいというわけでもないのですが、このエントリ「そろそろテロにすっかの巻」のあとは、
「いよいよテロでござるの巻」
となるのか、
「テロはやめるでござるの巻」
となるのか、いずれかのタイトルでブログの更新を再開する予定で、それまでは更新をお休みしております。おかげでウェブサイトの更新に時間を回すことができ、それはまあこのブログで名張市とかいうインチキ自治体を来る日も来る日も叱り飛ばしているよりも、ウェブサイトで乱歩情報を発信して全国の乱歩ファンのみなさんに喜んでいただくほうが私もうれしいものですから、毎日機嫌よく過ごしております。
さて、お尋ねの件、12月13日に名張市青少年センターで催される「田中徳三映画祭2009」の件ですが、私はいっさいノータッチです。田中徳三さんの遺作となった「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」は、仰せのとおり永遠のJガールこと新矢由紀さんが脚本を担当された作品なのですが、新矢さんが吉本興業を退社された関係もあるのかどうか、新矢さんもノータッチみたいです。と申しますか、映画祭の実行委員会は新矢さんになんの連絡もしていないのではないかという気もいたします。
だとすれば、じつに非礼で非常識な話ではあるのですが、名張というのはそんなことがふつうにまかり通る土地柄で、これはもうどうしようもありません。自分たちだけが満足すればそれでいい、外部のことなんかどうでもいい、というのはこのあたりではむしろあたりまえのことで、乱歩にかんしてもご同様、つい先日もこのブログに記しましたとおり、
「なにしろまあ、ろくに乱歩作品を読もうともせず、乱歩のことを知ろうともせず、ただ乱歩というビッグネームを自己顕示の素材として利用し、ご町内でうわっつらだけ乱歩乱歩とかっこつけてりゃ機嫌がいい、みたいな連中ばっかりなのである」
「官民双方、そんな手合いばっかりが、名張市というごくごく狭い小さな世界で、みずからの快だけを求めて乱歩乱歩と幅を利かせておるのである」
といったことなのであって、ほんとにまあ官民双方、ビッグネームを自己顕示の素材にして「みずからの快」だけを求めるなどという破廉恥きわまりない真似が、よくもあそこまで堂々とくりひろげられるものだといっそ感心してしまうのですが、そういう土地柄なのだとあきらめるしかないのかもしれません。
それから、映画祭の会場のことですが、田中さんは生前、映画はちゃんとした映画館で観るものだとおっしゃっていたみたいですから、そうした意向にかなう会場となりますと、名張市内には青少年センター以外の選択肢はないように思われます。ただし、たしかに名張のまちは田中さんの遺作にふさわしい風情をもっていて、げんに河内家菊水丸さんも、予算の関係で実現はしませんでしたが、あの映画のロケを名張のまちでやりたいという希望をおもちだったと伝え聞きます。田中さんもまた、名張のまちがお好きでいらっしゃったようで、亡くなる少し前に催されたおととしの隠街道市には、二日にわたって足を運んでくださってました。名張のまちに寄せられた田中さんの愛惜を、仰せのような「町おこし」につないでゆくことはぜひとも必要だと思われるのですが、一過性のご町内イベントではどうにもなりません。とても難しい問題です。私はもう、まちなかよさようなら、といった心境なのですが。
今後ともよろしくお願いいたします。