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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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まだである。名張まちなか再生委員会の第五回理事会、いつ開かれるのかという連絡が、事務局からまーだ届かんのである。かなりおかしい。というか、これはどうやら、市長公務とのからみでこちらから日程の変更を提案するまでもなく、ほぼ確実に、6月28日の総会開催はなくなった、とみるべきではないのか。
 
名張まちなか再生委員会の規約には、総会にかんして、こんなふうに定められている。
 
「第15条 通常総会は、事業年度終了後、3ヶ月以内に毎年1回開催する」
 
委員会の事業年度は3月で終了するから、総会のタイムリミットは6月末日、ということになる。そして、規約第十六条には、こんなことも定められている。
 
「3 総会を招集するときには、会議の日時、場所、目的及び審議事項を記載した書面(電子書面を含む)をもって、少なくとも開会日の7日前までに通知しなければならない」
 
つまり、本来であれば、遅くとも6月30日の火曜日には総会が開かれなければならず、そのためには6月23日の火曜日に、総会資料が委員全員に届いていなければならない。それがデッドラインである。となると、総会資料は22日の月曜には発送されている必要があり、ならば、かりにきょう17日の夜に第五回理事会を開き、その場で総会のための準備や調整がすべて終了したとしても、総会資料の作成はあすあさっての二日間で完了させる必要がある。むろん、きょうの夜に理事会が開かれる予定はないし、いまの時点で通知がないのだから、あすの夜にもあさっての夜にも、第五回理事会は予定されていないということであろう。週明けの22日月曜は、総会資料発送のデッドラインである。要するに、結論としては、6月30日までに総会が招集されることはありえない、ということになってしまう。
 
苦境である。苦難である。名張まちなか再生委員会、発足以来最大の苦境苦難に直面しているのである。しかし、これはまちがいなく、克服しがいのある苦境苦難である。委員会はいま、どんな局面に差しかかっているのか。ずぶずぶなあなあのムラ社会から脱却し、民主的な市民社会に立脚するための移行期を迎えているのである。変革を体験しつつあるのである。委員会が今年の総会でクリアすべき課題や問題、ないしは困難といったものはすでに記したが、それらを克服することで、名張まちなか再生委員会は変革を遂げることができるはずなのである。行政の手駒でもなければ隠れみのでもない、一人前の自立した組織となれるはずなのである。ジャスティスとフェアネスを重んじ、決定においてはなによりも合議を旨とし透明性を第一義とする、ほんものの組織に生まれ変われるはずなのである。
 
しかし、名張まちなか再生委員会がそんな組織になった日には、いちばん困るのは名張市であろうな。委員会なんてしょせん手駒であり隠れみのである、というのが名張市の本音なのであろうからな。でなくてどうして、委員会の自立性や主体性をここまで無視し、踏みにじることができるというのか。それにまあ、委員会側にだって、いつまでもずぶずぶなあなあのムラ社会でぬくぬくしていたい、という向きも少なからず存在しているものと思われる。ムラ社会ってのはほんとに楽なもので、長いものに巻かれてさえいれば安心安全、自分の考えなんてのが皆無であってもそれなりのポジションに立って偉そうな口を利くことが可能だし、素直にいうことを聞いていれば行政から頭をなでてもらえるし、なんつったって責任とかいうことばとはずーっと無縁でいられるんだもんなあ、ほんと、楽だよなあ、とお考えの向きも少なくないのではないかと推察される次第である。
 
よろしい。そういうことなのであれば、官民双方のムラ社会どっぷり派諸兄姉のために、心からなるアドバイスをひとつ進呈しておこう。このままでは名張まちなか再生委員会、諸兄姉の望まないような組織になってしまいそうな流れではあるから、きれいにぶっ壊してしまうのが賢明であろう。そのほうが、諸兄姉も枕を高くして眠れるはずである。だから、とにかく、総会を開いてしまうのである。予定どおり6月28日に総会を招集し、しょっぱなの議案第一号で、委員会規約第三十九条にのっとって、委員会の解散を議決してしまえばいいのである。ただしそれには、委員総数の四分の三以上の承諾が必要となる。どうすればいいのか。知れたことよ。多数派工作である。委員ひとりひとり、しらみつぶしに懐柔して、解散に賛成させるよう工作を進めればいいのである。いかにもムラ社会的な画策だから、たぶん諸兄姉はお手のものであろう。むろんその場合にも、6月28日の総会にはちゃんとした総会資料を用意する必要がある。とはいえ、どうせ第一号議案で委員会の解散が議決されるわけなんだから、第二号以下の議案はダミーでよろしい。適当にでっちあげておけばよろしい。適当にでっちあげておくように、とコンサルタントに丸投げしておけばいいのである。どうだ。名案であろうが。いつまでもちまちまこそこそばかりしてないで、ちっとは腹をくくってこの程度のわるだくみに走ってみるのも一興であろう。みてるほうも、そっちのほうがずっと面白いし。
 
それにしても、総会が6月中に開会できなくなるとしても、第五回理事会はちかいうちに開かなければならんぞ。6月5日の第四回理事会で、その旨を確認しておいたはずである。おれの発言は議事録にしっかり記録されているはずなのであるが、しかし、名張まちなか再生委員会においては、議事録の改竄など日常茶飯事だといううわさもあるしなあ。いったいどうなってしまうのであろうなあ。
 
どうなってしまうのであろうなあ、といえば、こちらもどうなってしまうのであろうなあ、ということで、6月15日付エントリのつづきをごらんいただく。またしても、桐生市議会議員の庭山由紀さんのブログで教えていただいた。
 
【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(4)労働組合は敵?!
[Net-IBニュースチャンネル特別取材]
2009年06月15日 09:49 更新
 
 
【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(5)「安心=幸せ」を
[Net-IBニュースチャンネル特別取材]
2009年06月16日 09:55 更新
 
 
ここらでひとつ、庭山由紀さんへの謝意を記しておくこととしたい。
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当地におけるトーク&ディスカッションの件について
 ●庭山由紀様
 ご投稿ありがとうございます。
 貴ブログ6月22日付エントリのグラフは、じつに感動的なお仕事でした。ようやらはりました、と感服いたしました。正の字の職員のかたにもよろしくお伝えください。その職員のかた、いまや桐生市役所では「正の字の○○」という呼び名で大人気、みたいなことになっていてくれたらうれしいな、と思います。
 いつか当地にお立ち寄りいただけます由、いまからおおいに期待しております。名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトによる渾身の大宴会というのはもうえらいもので、いったいだれ? と思わざるをえないような人間があっちこっちで大騒ぎしていて、ほんと、わけわかんね、みたいな感じではあるのですが、食べもののほうはあれこれ差し入れがあったりしてかなり充実しておりますので、その点はご安心をいただきたいと思います。会場は酒蔵空間というところで、名前からも知れますとおり造り酒屋のなかに開設されたスペースですから、当地の地酒も心ゆくまでお楽しみいただけます。
 しかし、どうせおいでいただくのであれば、大宴会だけではどうももったいない、という気がします。ですから、日のあるあいだは庭山さんを囲んだトーク&ディスカッション、そのあと日暮れを待って大宴会になだれ込む、みたいなことにしたほうが面白いのではないでしょうか。トーク&ディスカッションには一般市民のみならず、名張市議会議員の先生がたにもぜひご出席いただきたいものだ、といよいよ妄想が膨らんできて、なんとか実現したいという気になってまいりましたので、よろしくご協力をいただきますようお願い申しあげます。
 それから、アイドルに年齢制限があるのかどうか、という難問についてですが、この名張市というところはいろいろなことがいろいろな意味で半端ではなく、名張のまちの高齢化率というやつもまた半端ではありません。このまちの年齢階梯に照らして考えますと、四十歳を過ぎた程度ではまだまだほんの駈け出し、ひよっこ、初心者といったところで、いわゆるアラ還あたりでようやく、アイドルとして脂の乗った時期を迎えることになるみたいです。名張のまちをちょこっと歩いていただくだけで、ご自分が現役アイドルであるということを実感していただけるはずですので、そういった意味におきましても、とにかく名張にお運びをいただければと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2009/06/26(Fri)10:42:03 編集
褒めていただきありがとうございます
 桐生市職員と私を褒めてくださり、ありがとうございます。嬉しいです。嬉しすぎたので、事後報告ですが今先ほど、ブログで褒められた部分を勝手にのせさせていただきました。すみません。

 名古屋には学生時代住んでいたこともあり、友人もいますので、2,3年に一度は行きます。その時には是非名張市にも足をのばしたいと思います。
「名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトによる渾身の大宴会」を狙って。
 今後ともよろしくお願いします。

 それにしても、40すぎてアイドル扱いしていただけるとは思いもよらず、大笑いしてしまいました。ありがとうございます。
庭山由紀 2009/06/26(Fri)02:21:56 編集
いやほんと驚きましたとご挨拶申しあげる件について
 ●庭山由紀様
 ご投稿ありがとうございます。
 まさか庭山さんにご投稿いただけるとは夢にも思っておりませんでしたので、好きなアイドルタレントになにげにファンレターを出しておいたところ思いがけず返事が届いたのでびっくりしている高校二年生男子、みたいな心境です。ほんとにありがとうございました。
 私のほうこそ竹原信一さんのブログで庭山さんのブログのことを知り、以来、お気に入りに登録して毎日拝読しております。桐生市もなかなかみたいですけど、われらが名張市も負けてはおりません。ちっとは負けたらどうよ、とは思うのですが、ムラ社会というのはどこまでも頑迷固陋ですから困ったものです。ムラ社会から市民社会への移行を進めつつあるはずの名張まちなか再生委員会も、この先どうなるのかはさっばりわからず、せめてスリリングな展開を演出してご閲覧のみなさんにお愉しみいただければうれしいな、と思っております。
 いつか機会がありましたら、つまり、自腹版政務調査かなにかで名古屋とか大阪とか、そのあたりにおいでになる機会がありましたら、ぜひ当地にもお立ち寄りください。名古屋からでも大阪からでも、近鉄電車一本でOKです。もしもそうした機会に恵まれましたなら、われらが名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクト、渾身の大宴会を開いて心からのおもてなしに努めたいと思います。いやまあそんなことはともかくとしても、桐生市から遠く離れた僻遠の地で、日々のご活躍をお祈り申しあげる次第です。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2009/06/18(Thu)13:09:49 編集
こちらこそありがとうございます
こちらこそ、ありがとうございます。知人にこちらで取り上げていただいたことを教えていただきました。以来、覗かせていただいています。独り言調の言い回しが魅力的です。まちなか再生委員会の行く末をドキドキしながら読んでます。
庭山由紀 2009/06/17(Wed)16:06:14 編集
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