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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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まことに唐突ではあるが、6月28日に予定されている名張まちなか再生委員会の定期総会、日程をずらしてはいかがなものであろうか、と思う。なんでかっつーと、これをみてごらん。

名張市公式サイト:市長の公務予定(平成21年度分) > 平成21年6月下旬

ほら。6月28日の日曜日には、午後1時から「伊賀南部農業協同組合 通常総代会(武道交流館いきいき)」という予定が入っている。いっぽう、名張まちなか再生委員会の総会はいまだ会場も開会時刻も明らかにされていないが、昨年どおりだとしたら、名張市役所一階大会議室で午後1時から、ということになる。要するに、先約あり、という寸法である。これはまずかろう。今年の総会、市長にお出ましをいただかなければ、てんで話にならぬはずである。たとえば、今後の計画づくりとやらのことがある。理事会の席でいくら説明を求めても、事務局サイドからは不得要領な返事しか返ってこないのだから、今後の計画づくりについて施政方針で明言されたご本人から、くわしい説明をお聞きしないことには話が前に進まない。つまり、名張まちなか再生事業の最高責任者として、以前にも記したとおり、「これまで進めてきたまちなか再生事業を検証し、今後の計画づくりの必要性を説明したうえで、委員会に対して協力を要請する」とかいったことをやっていただかなければならん。

まかり間違っても、来賓ではない。当事者であり、責任者である。去年の総会みたいなことでは、ちょっと困るのである。

2008年06月02日:再生委員会総会憶測邪推録

引いておく。

   
さて、開会後、まず委員長が挨拶し、つづいて来賓の挨拶があった。来賓はつぎの六人のみなさんである。

・名張市長
・名張市議会議長
・三重県議会議員
・三重県議会議員
・名張商工会議所副会頭
・名張市区長会長

そして、驚くべし。来賓のみなさん全員が、それぞれに挨拶をお述べになったのである。あれよあれよという暇もない。委員長もふくめれば総勢七人、先発全員安打のつるべ打ちであった。ダイナマイト打線の復活かとみまがう壮観であった。わけても出席者の眼を奪ったのは、県議会議員の先生おふたかたである。当方の知るかぎり、こうした会合におふたりで参加された場合には、どちらかおひとりが挨拶にお立ちになるのが通例である。その通例が破られ、県議おふたかたのおはなしを親しくお聞きすることができたのだから、県議フェチにとってはまさしく至福のひとときであっただろう。そんなフェチが存在しているとしての話であるが。

挨拶はさらにつづいた。ひたすらつづいた。えんえんとつづいた。牛のよだれのごとくつづいた。
 
20080602f.jpg

うちつづく挨拶のなかで語られているのは、たしかに名張のまちのことであった。だがそれは、現実の名張とは微妙にことなる、どこか別世界にある名張のことのようでもあった。その名張のまちでは、人と人とが支え合い、生活者が能動的主体的に地域の課題に取り組んで、行政はその側面的支援を手がけているという。名張の顔なるものがつくられつつあり、都市内分権なるものも進みつつあるという。そのまちにはこれからも予算がつぎこまれ、やなせ宿という公共施設を拠点に歴史と文化を軸とした素晴らしいまちづくりがスタートするのだという。

それはやはり、現実の名張ではない、もうひとつの名張のことではないのか。現実の名張市に住み、名張まちなかの現状を知り、名張まちなか再生プランの、とりわけやなせ宿の問題に直面している人間には、そうした話はしらじらしさや苦々しさをおぼえさせるものでしかないのではないか。そんなことを考えているうちに、つるべ打ちの来賓挨拶がようやく終わった。大会議室に漂っているどこか割り切れないような空気をかきわけて、来賓のみなさんは足並みそろえてご退席である。あとには、もぬけの殻となった来賓席が残された。
 
20080602g.jpg
 
来賓のみなさん、それぞれに公務ご繁多ということなのであろう。

「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:5番町2区の説明会・市長自らお願い

北川ひろゆきの近況報告:ホームページ リニューアルしました!

さて、かくも贅沢な来賓挨拶の椀飯振舞は、いったい何を目的としていたのであろうか。おそらくは時間稼ぎであろう。挨拶の時間はできるだけ長く、議事の時間はできるだけ短く、という関係者の苦肉の策であったのだろう。もとよりこれは、なんの根拠もない憶測である。憶測というよりは邪推である。

だが、名張まちなか再生委員会発足以来の三年間、委員会がくりひろげるインチキやペテンをいやというほど見聞きしてきた身としては、こうした邪推に走るのも無理からぬ話なのであるとの弁明を記しておきたい。インチキやペテン、その場しのぎのごまかしや人を人とも思わぬまやかし、そういったものはすでに名張まちなか再生委員会の体質となり、骨肉と化しているとしか思えぬのである。

名張まちなか再生委員会はいまやもう、ほとんど石原産業なんだもんなあ、と思いあたり、いやいや、いくらなんでもそんなふうに決めつけてはいけない、もう少し他人にたいする信頼というものを回復しなければならない、邪推などはもってのほかの大禁物である、と思い返していたその総会の場で、あろうことかあるまいことか、名張まちなか再生委員会はまた新たなインチキの手口、驚くべきペテンの手並みを披露してくれたのであった。

さて、どうすればいいのかな。総会が6月28日午後1時から、ということなのであれば、市長のご出席はまず見込めない。だったら、総会の開会時刻をたとえば午前10時にするか、あるいは、前日の27日は市長の公務予定が白紙になっているから、一日ずらして27日に総会を開くか。それとも、ほかにもっといい手があるのか。いずれにせよ、ちかく開かれるはずの第五回理事会で、唐突ながら総会日程の変更を提案しなければならんであろうな。それにしても、理事会はほんとに開かれるのであろうか。つまり、はたして総会が開かれるのかどうか、どうにもあやしい雲行きになってきたような気がする。なんか知らんが官民双方の関係各位、わるだくみにもいよいよ窮して、そろそろ泣きが入っておるのか?
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