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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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さきおととい、2月8日日曜、八日えびすの日のことである。午後、名張市鍛冶町の蛭子神社に参詣したところ、社前でかんなくずの親分にでっくわした。親分、防犯関係団体のウインドブレーカーに身を包み、同輩とつれだって市中見廻りの任についていらっしゃる最中であった。このときの模様は、すでにブログ記事になって全世界に発信されている。名張市における顔役として、親分は着実に知名度をアップさせているようである。

永遠のJガール:名張に春を呼ぶ 八日戎(2月8日)

かんなくずの親分とは、ふたことみこと、立ち話をしただけであったが、聞けば、このブログの更新がとどこおっているせいで、中さん最近どーしてんの? と親分に質問する市民があるという。そんなもの、親分に訊いたってわかるわけがない。それにだいたい、たいしたことをしているわけでもない。永遠のJガールさんのブログでお読みいただいたとおり、八日えびすの人出でにぎわう名張まちなかを両手に花でそぞろ歩き、夕刻からは旧蔵持村にある中先生の邸宅で大宴会。子供や犬が大騒ぎしてまったくどんならんかったのであるが、それにしても、子供たちが書斎で本棚をよじ登っていたとは知らなんだ。中先生が別室で機嫌よく酔っ払っているあいだに、あいつらはまたなんというとんでもないことをしておったのか。証拠写真を無断転載しておく。
 
20090211a.jpg

八日えびすも終わり、春のおとずれが心待ちにされる時節を迎えはしたのだが、名張市に春は来るのか。来ないのではないか。どうもそんな気がする。春だとか夏だとかいう以前に、もうぼろぼろじゃねーか。名張市はもう、ぼろぼろになっているではないか。名張市、終わったな、というのは少し以前からの実感であったのだが、年明け以降、名張市の終わりがいよいよはじまったな、という感が否めない。さほど明確な根拠もないのだが、たとえば、2ちゃんねるの名張市政スレを閲覧した印象からいうと、そういうことにならざるをえない。

2ちゃんねる:三重県名張市の市政について語りませんか?Part2

さきおととい、かんなくずの親分と立ち話をしたときには、このブログでなすべきことについて、あとはまあ名張市長をあれやこれや、と今後の方針をごく簡単に説明しておいた。なんの方針か。落とし前の方針である。もう古い話である。昨年、名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用し、江戸川乱歩に関連する質問を送信したところ、回答に「今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします」との付記があったので、そのための場を要請した。

経緯を確認しておく。まず、中先生の質問。

   
ご回答ありがとうございました。やなせ宿にかんするお尋ねはひとまずここまでとし、新しい質問を提出いたします。つぎの一点です。

・名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針はあるか。

念のために申し添えますと、展示用資料のことをお尋ねしているわけではありません。市立図書館が開館準備の段階から収集してきた図書や雑誌などの資料のことです。この点につきましては、昨年の2月から3月にかけて、名張市教育委員会の当時の教育次長にお訊きしたのですが、お答えはいただけませんでした。その後、公文書公開請求によって確認したところでも、乱歩関連資料の活用にかんする公文書は存在していないとのことでしたので、具体的な方針はまとめられていないものと推測される次第ですが、念のためにお尋ねいたします。

ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。

2008/09/28

回答がこれ。

   
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。

名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。

今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。

平成20年10月 9日

名張市長 亀井利克

中先生の要請。

   
ご回答ありがとうございました。せっかくの仰せですから、おことばに甘えて、「貴重なご意見・ご提案」を具申したいと思います。つきましては、そのための面談の場を設けていただきたく、ご手配をお願いいたします。面談の場には、貴職のほか、教育長と前教育次長にもご臨席たまわりますよう、勝手ながら願いあげます。面談の日時と場所のご連絡をお待ちしております。ご多用中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

2008/10/10

回答がこれ。

   
中 相作 さま

このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。

ご要望の面談の件につきまして、次のとおり予定させていただきます。
なお、今回は教育委員会として、ご意見・ご提案を承らせていただきますので、ご了承ください。

【日 時】:10月29日(水) 午前11時
【場 所】:名張市役所 3階 教育委員会室

ご都合が悪い場合には、ご連絡をお願い致します。
連絡先:63−7402 広報対話室 大西

今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。

平成20年10月20日

名張市長 亀井利克

これはこれで済んだ。教育委員会との面談は済んだ。済んだから、ひきつづいて市長との面談の場を広報対話室に要請していたのだが、いっこうに返事がない。そこで、またしても名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、まことに僭越な話ではあるのだが、市長、前教育次長、それから、名張市の提唱で昨年10月31日に発足した乱歩都市交流会議とかいう愚劣な思いつきに釘を刺しておいたほうがいいかなとも思われるので、その担当セクションらしい企画財政部総合企画政策室のスタッフにもお出ましを願うことにして、この三人のみなさんとの面談の場を要請する、という段取りになるべきところなのだが、どうも気が重い。なぜか。名張市になーにいったって無駄だからである。先日、名張まちなか再生委員会の臨時総会について記したエントリから引いておく。

1月29日:ええじゃないか総会 下

   
だいたいがだな、規約には委員会が意見具申をおこなうとあるけれど、そんなことが可能だと思うておるのか。たとえ意見を具申したところで、名張市にその意見を理解することができなければ、意味なんてものはまるであるまい。もちろん、理解するだけでもだめである。その理解にもとづいて、適切な判断をくだす。さらには、その判断にもとづいて、的確に施策を実行する。それが必要である。だというのに、理解、判断、実行、みーんなペケではないか。名張市にそんな芸当ができると思うておるのか。できゃせんできゃせん。できるわけありゃせん。

名張まちなか再生委員会乱歩関連事業プロジェクトチームの会議について記したエントリからも引いておく。

1月30日:乱歩関連事業PT会議報告

   
むろん、名張市という名の低能自治体には、どんな意見を具申したところで、理解できず、判断できず、実行できない。三重苦である。ヘレン・ケラーか。ウ、ウォーター、とかいってろうすらとんかち。

ほんと、なーにいってやったって、なーんにもできゃせんのじゃ。だからもう、実際のところ、名張市にはなにも期待しておらん。ああすればよかろう、こうすればよかろう、と有能な市民が真摯に誠実に提言し、みずから身をもって見本まで示してやったところで、それを理解することがまったくできんのである。これまでの経験に照らすならば、それはもう火をみるよりも明らかな事実なのである。話にならねーんだよ低能自治体。したがって、以前からいっておるように、要は落とし前である。あとは落とし前の問題なのである。しかし、なさけないことに、名張市は落とし前のつけかたも知らんのであろうな。どうにも困ったものである。ほんとに困ったものであるけれど、関係各位には首を洗って待っていてもらわねばならんぞ。知らん顔を決めこんでればすべてが平穏に過ぎてゆくとかなんとか、そんな虫のいいことを考えておってはいかんのだぞ。ただで済ませることなど、とてもできん相談なのであるからな。ただし、これも以前からいってることなのじゃが、買収ならばいつでも受ける用意がある。ありがたい話であろう。随喜の涙を流しつつ、さあ、どこからでもかかってきなさい。
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