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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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天下の吉本興業が黒いうわさにまみれながらもあっけらかんと世に問う大型企画の話題。吉本興業の所属タレント百人がメガホンをとる超短篇ノンバーバル映画の話題。たむらけんじさんが監督し、山田スミ子さんが客演し、近鉄特急と三交バスが走り、名張能楽振興会の謡曲が響き、滝之原の獅子保存会が乱舞し、うちの犬が堂々の主役を張る映画「鬼 The Oni」の話題である。

昨日、神戸市内にある編集室で「鬼 The Oni」の編集作業が進められた。ちょっと行ってきた。おおざっぱな編集はもう済んでいて、しかし、脚本どおり編集したら九分五十五秒の長さになった、とのことである。さもあろう。てんこ盛りだった素材モチーフに演者の熱演が加われば、それらを残りなく生かすために相応の時間が必要とされるのは当然のことである。とはいえ、今回の企画では、制限時間が五分間と決められている。ほぼ半分の長さに、作品を短縮しなければならない。百キロちかい人間が五十キロまでダイエットするようなものである。きのうの編集は、その苛酷なダイエット作業、いわゆる尺を詰める作業に主眼をおいて進められた。最終的な編集は、1月末までに終了する予定である。

映画になった映像をながめるにつけ、やはり1月12日、あの撮影の日は奇蹟的な一日であったと思い返される。天候をはじめとしたすべての要素が、赤岩尾の鬼神からのなによりのプレゼントであった、とあらためて実感される。しかも、作品が完成すれば、この一本の映画は鬼神から名張市へのプレゼントである、という意味をも帯びてくるはずである。今年の年末、「広報なばり」に発表される平成21・2009年の十大ニュースのひとつに、沖縄国際映画祭で名張市を舞台にした映画を上映、というニュースが食いこむことはまちがいないであろう。

うちの犬の主役ぶりも、じつにみごとなものであった。絶讃にあたいする、とはこのことであろう。年末に発表されるそこらの映画賞で、新人女優賞と主演女優賞をのきなみダブル受賞してしまいそうな勢いである。だというのに、アドバンスコープはいつ取材に来てくれるのか。名張市が生んだ大型新進女優への取材依頼は、いつもたらされるのか。いっこうに音沙汰がないではないか。なにをしておる。CATVが無理だというのなら、FMなばりでもいいのだぞ。なんならうちの犬、やなせ宿にあるFMスタジオまで連れていってもいいのだがなあ。
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