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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうのつづき。

やなせ宿は、誰からも望まれることなく生まれてきたかわいそうな赤子である。口さがない世間からは、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館とからかわれ、さげすまれている。最近では、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫、とまでいわれて、ばかにされている。不憫でならぬ。しかし、だからといって、関係者を集めてまとめて批判してやろう、というのではない。8月30日に開かれるやなせ宿連続講座やなせ塾第四回の話である。糾弾や弾劾の場ではない。関係各位に、たったひとことでいい、やなせ宿というかわいそうな子供にやさしいことばをかけてやってもらいたい。そのために設ける場である。もとより当方個人の考えではあるが、7月22日夜に開かれた名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトの会議では、ほぼ当方の考えに沿ってやなせ塾第四回の内容が決定された。

このあとの手順としては、役員会への報告が待っているらしい。名張まちなか再生委員会の役員会が7月30日に開かれるそうで、その席上、やなせ塾の第三回と第四回をこんなぐあいに開催いたします、と歴史拠点整備プロジェクトが報告をおこなうという。役員会ではたぶんやなせ塾にかんする意見も出されるであろうから、かんなくずの親分がその意見をプロジェクトにもって帰り、役員会の意見も勘案しながら最終決定にもちこむ、ということになるらしいのであるが、なんともややこしい話である。ま、役員会がどんな反応を示すのか、いささかの興味をおぼえぬでもない。

したがって、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾の第三回と第四回の詳細を発表できるのは、7月30日の役員会を受けて開かれる歴史拠点整備プロジェクトの会議が終わってから、ということになる。

といったようなことである。7月22日に名張市役所で開かれた名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクト、数えて十六回目の会議の概要は以上のようなことであった。むろんほかにもいろいろと話はあって、たとえば名張市がやなせ塾の向こうを張って開催する、ということはまったくないのだが、なばり学講座とやらの話題も出た。名張市の公式サイトにメニューが掲載されているとのことであったが、確認してみるとこれである。

名張市公式サイト:ふるさとづくりゼミナール 学習メニュー

うちみたところ、笑えそうな講座がひとつもない。そんなことではだめだろうがと思うのだが、それはまあいいとして、ふと疑問に思われたのは、どうして江戸川乱歩をテーマにした講座がないのか、ということである。たとえば名張市がいわゆるふるさと納税を呼びかけるページにも、乱歩の名前がちゃんと出ている。

名張市公式サイト:ふるさと納税の実施について(実施要項)

「日本探偵小説の創始者 江戸川乱歩生誕の地」とぶちあげているではないか。だったら、なばり学講座とやらのテーマとして乱歩をとりあげるくらいのことはしてもいいのではないか。それをなぜしない。できないのか。できないのであろうな。名張市だもの。

それはそれとして、名張市公式サイトによれば、11月15日のなばり学講座第五回「まちなみ探検(名張地区旧市街地)」の講師がいまだ決まってないというではないか。それはお困りであろう。名張まちなか再生委員会のニューヒーローとしても、とても見すごしにはできぬ話である。じゃによって、講師ならいくらでも引き受けて進ぜよう。これほどうってつけの講師はほかにおらぬぞ。苦しゅうない。遠慮は無用じゃ。頼ってまいれ。名張市教育委員会生涯学習室からの講師依頼、待っておるぞ。

最後にひとつ、かんなくずの親分からのお知らせである。名張まちなか再生委員会とはなんの関係もない話だが、名張川納涼花火大会が催される7月26日、やなせ塾懇親会の会場であった新町の酒蔵空間で、親分が飲食のあきないをするらしい。親分がぺらぺら説明するのをすべて聞き流しておったから、くわしいことはよく知らぬのだが、酒を飲ませたり鮎を食べさせたりするという。やなせ塾懇親会の例からも知れるとおり、親分の段取りだから赤字が出るのは必定であろうが、ま、気が向いたらのぞいてやっていただきたい。かんなくずの親分、きっと大喜びすることであろう。
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