三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのう、また名張市役所に行ってきた。こうなると、ほとんどいやがらせである。むろん四階、名張まちなか再生委員会の事務局。またも、もぬけの殻であった。となりのデスクの男性職員にお訊きしたところ、毎日やなせ宿で悪だくみしてまーす、とのことであった。いや、うそうそ。悪だくみなどではまったくない。名張市職員諸兄姉の名誉にかけて、そのことだけは断言しておく。
悪だくみではないのだが、事務局スタッフはやなせ宿で公務中であった。電話で話をすることができた。やなせ宿の利用申し込みをしたいのだが、と用件を伝えた。YOUの記事によれば、やなせ宿のオープンは6月7日。その日は空いているか、と尋ねると、いったい何をするのか、との質問が返ってきた。いやがらせに講演会を開くのである、と答えた。市民の立場からやなせ宿の開設に花を添えたいのである、と説明した。
自慢ではないが、いわゆる市民要望もいただいている。2月22日付エントリ「やなせ宿開設記念講演会」へのコメント。
内幕をどこまでぶちまけられるか、というか、密室のなかで進められた名張まちなか再生委員会の悪だくみにどこまで肉迫できるか、自信はまったくない。しかし、かりに講演でやなせ宿をとりあげるとしたら、やはり内幕を市民に伝えることが必要であろう。名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。それを追及すべきであろう。
それに世の中には、魔が差すということがある。いままでの内幕を洗いざらいぶちまけるつもりなどさらさらなく、あたりさわりのない話題だけをしゃべるつもりで演壇に立ったとしても、人にはときとして魔が差す瞬間が訪れるのである。
四年前、平成16・2004年の秋のことであった。三重県伊賀県民局の主催イベントで、子供たちのためにちょっと話をすることになった。会場は名張市総合福祉センターふれあい。小学生が名張まちなかを舞台に宝探しを楽しむ、といったような企画であったと記憶する。乱歩と名張の関係を簡単に紹介する役目をおおせつかって、当日を迎えた。
話の冒頭で、きょうのこのイベントの費用は三重県民の税金によってまかなわれている、みたいなことを説明した瞬間、いきなり魔が差した。不意打ちであった。本題とはなんの関係もないことなのに、お役所批判がはじまってしまった。とまらなくなった。とまらないとまらない。つきることのない泉のように、お役所の悪口があとからあとからわいてくるではないか。
何分くらいしゃべっていたのか、魔に差されていたのだからよくわからない。その場に立ち会っていた伊賀県民局のスタッフが、頭上で両腕を大きくふりながら躍り出てきて、そんなおはなしはやめてくださいッ、と必死の形相で制止してくれるまで、魔の跳梁はえんえんとつづいた。なにごとが起きたかと思った。
イベントの民間スタッフには、伊賀市で画廊を主宰している知人も加わっていて、子供たちといっしょに話を聞いてくれたのだが、まちなかへ出て歩いているとき、
「ああおもしろかった。中さん、あいかわらずやね」
と言葉をかけてくれた。あいかわらずやね、ということは、あいかわらず魔に差されてるのね、ということなのであろうか。いまだによくわからない。
ときが流れた。めぐりあわせというのは恐ろしいものである。つい先週のこと、その四年前の伊賀県民局スタッフ、つまり、両腕頭上形相必死スタッフといっしょに酒を飲むめぐりあわせとなった。くだんのイベントのことに話題がおよび、こちらは細かい内容などまるでおぼえていなかったのだが、そのスタッフにとっては忘れようとしても忘れられない屈辱の記憶であったのだろう。おまえはあのとき、あのイベントで、けがれのない瞳を好奇心できらきら輝かせた純真な子供たちのまえで、たしかに、
「みなさーん、税金泥棒って、だれのことだかわかりますかー」
などとぬかしたのだ、と指摘された。難詰された。面罵された。もう絞め殺されるかと思った。こうなっては是非もない。否も応もない。あのときはえーっとちょっと魔が差しましてー、みたいないいわけが通用するはずはない。ひたすら謝る。平謝りに謝る。それしか道はなかった。おかげでなんとか無事に帰宅することを得たのだが、考えてみれば、ここまで好き勝手なことをわめき散らす渡世を送りながら、よくきょうの日まで命ながらえることができたものである。以後、心したい。
とにかくそういう次第で、講演となると何をしゃべりだすか知れたものではない。新名張市民さんのご期待に添えるかどうか、はなはだ心もとない次第ではあるが、名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか、というのがきわめて重要なテーマであることはたしかであろう。太字で強調しておく。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
ところで、市民要望をお寄せくださった新名張市民さんは、いったいどうしておられるのであろうか。一時は連日のごとくご投稿をいただいたものだが、最近はとんとお見限りである。細川邸改めやなせ宿にかんして、これといった活用策を示してくださったわけではなく、とにかく税金をつかうな税金をつかうなの一点張りでいらっしゃったが、ここであらためて私見を述べておくならば、税金をつかうことそれじたいが悪である、というのはいささか偏狭な意見であろう。
税金はつかうべきものである。有効につかうべきものである。無駄につかってはいけないものである。死に金にしてはいけないものである。その点、一億円もかけて無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館をつくってしまった細川邸整備事業は、これはもう非のうちどころがないほどみごとな税金の無駄づかいと呼ぶべきであろう。
そういえば、きのう、人からこんな新聞記事を教えられた。
読売新聞:道路財源「拡大解釈」、自治体への交付金でハコモノ600件(4月16日)
引用。
細川邸整備事業が財源的根拠としているまちづくり交付金は、結局のところハコモノ建設を助長するだけのばらまきでしかなかったと、はじめから知れていたことではあるが、どうやら相場もさだまったようである。この記事によれば、交付金の使途のうち「観光交流センターや地域交流センターなどの都市施設も428件」。この四百二十八件のなかに、われらが細川邸改めやなせ宿もカウントされているはずである。しかしそれにしても、名張市ほどまぬけな整備をしてしまった自治体は、全国を探してもあまり見当たらないのではあるまいか。というか、もしかしたら名張市がまぬけさにおいて堂々のトップに君臨しているのではないか。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
などといったようなことを太字で強調されつつインターネットを通じて全国に発信されている自治体は、ほかには例がないのではないか。これは裏を返せば、名張市はどうして名張まちなか再生委員会による細川邸の私物化を容認しつづけるのか、名張市ってかなり変じゃね? ということなのであって、しかも、そこらの電子掲示板で匿名の市民がきゃんきゃん吠えているのとは、少しばかりわけがちがう。ネット上に実名をさらした市民が、あえて太字で強調しつつ発信しているのである。文句があったらいつでもいってこい、と憤りつつ発信しているのである。ほんとにもうね、名張市ももうちょっとしっかりできんものか実際。
それで、きのうのことである。名張市役所で確認したところ、やなせ宿では6月の7日と8日に開設記念行事が催されるのだが、この両日は一般の利用が不可とのことである。わけがわかんねーよなー。YOUの記事では、名張市都市環境部長が「市民の皆さんには、やなせ宿を積極的に活用していただきたい」とおっしゃっているではないか。だから市民のひとりとして積極的活用に名乗りをあげたというのに、いきなり門前払いと来た。開設に花を添えようと市民がわざわざ申し出ているのである。たとえ三十分でもいいから、時間の都合をつけるべく努めるのが本来であろう。間髪を入れずシャットアウトとは恐れ入った。名張まちなか再生委員会はやはり、案の定、100パーセントまちがいなく、あくまでも特権的独占的にやなせ宿を私物化したいということなのであろう。
あえて太字で、重ねて問う。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
ついでにこっちも問うておく。
みなさーん、税金泥棒って、だれのことだかわかりますかー。
悪だくみではないのだが、事務局スタッフはやなせ宿で公務中であった。電話で話をすることができた。やなせ宿の利用申し込みをしたいのだが、と用件を伝えた。YOUの記事によれば、やなせ宿のオープンは6月7日。その日は空いているか、と尋ねると、いったい何をするのか、との質問が返ってきた。いやがらせに講演会を開くのである、と答えた。市民の立場からやなせ宿の開設に花を添えたいのである、と説明した。
自慢ではないが、いわゆる市民要望もいただいている。2月22日付エントリ「やなせ宿開設記念講演会」へのコメント。
無題
中さんこんにちは、細川邸あらため、やなせ塾、内容は会議も、なにもせず、身内で役員と称するいつも同じ顔ぶれが善人づらして、かって税金をつかう、やらせ塾というところですか。記念講演でいままでの内幕を洗いざらいぶちまける講演をしてほしいです。 新名張市民 2008/02/23(Sat)09:03:59 編集
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内幕をどこまでぶちまけられるか、というか、密室のなかで進められた名張まちなか再生委員会の悪だくみにどこまで肉迫できるか、自信はまったくない。しかし、かりに講演でやなせ宿をとりあげるとしたら、やはり内幕を市民に伝えることが必要であろう。名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。それを追及すべきであろう。
それに世の中には、魔が差すということがある。いままでの内幕を洗いざらいぶちまけるつもりなどさらさらなく、あたりさわりのない話題だけをしゃべるつもりで演壇に立ったとしても、人にはときとして魔が差す瞬間が訪れるのである。
四年前、平成16・2004年の秋のことであった。三重県伊賀県民局の主催イベントで、子供たちのためにちょっと話をすることになった。会場は名張市総合福祉センターふれあい。小学生が名張まちなかを舞台に宝探しを楽しむ、といったような企画であったと記憶する。乱歩と名張の関係を簡単に紹介する役目をおおせつかって、当日を迎えた。
話の冒頭で、きょうのこのイベントの費用は三重県民の税金によってまかなわれている、みたいなことを説明した瞬間、いきなり魔が差した。不意打ちであった。本題とはなんの関係もないことなのに、お役所批判がはじまってしまった。とまらなくなった。とまらないとまらない。つきることのない泉のように、お役所の悪口があとからあとからわいてくるではないか。
何分くらいしゃべっていたのか、魔に差されていたのだからよくわからない。その場に立ち会っていた伊賀県民局のスタッフが、頭上で両腕を大きくふりながら躍り出てきて、そんなおはなしはやめてくださいッ、と必死の形相で制止してくれるまで、魔の跳梁はえんえんとつづいた。なにごとが起きたかと思った。
イベントの民間スタッフには、伊賀市で画廊を主宰している知人も加わっていて、子供たちといっしょに話を聞いてくれたのだが、まちなかへ出て歩いているとき、
「ああおもしろかった。中さん、あいかわらずやね」
と言葉をかけてくれた。あいかわらずやね、ということは、あいかわらず魔に差されてるのね、ということなのであろうか。いまだによくわからない。
ときが流れた。めぐりあわせというのは恐ろしいものである。つい先週のこと、その四年前の伊賀県民局スタッフ、つまり、両腕頭上形相必死スタッフといっしょに酒を飲むめぐりあわせとなった。くだんのイベントのことに話題がおよび、こちらは細かい内容などまるでおぼえていなかったのだが、そのスタッフにとっては忘れようとしても忘れられない屈辱の記憶であったのだろう。おまえはあのとき、あのイベントで、けがれのない瞳を好奇心できらきら輝かせた純真な子供たちのまえで、たしかに、
「みなさーん、税金泥棒って、だれのことだかわかりますかー」
などとぬかしたのだ、と指摘された。難詰された。面罵された。もう絞め殺されるかと思った。こうなっては是非もない。否も応もない。あのときはえーっとちょっと魔が差しましてー、みたいないいわけが通用するはずはない。ひたすら謝る。平謝りに謝る。それしか道はなかった。おかげでなんとか無事に帰宅することを得たのだが、考えてみれば、ここまで好き勝手なことをわめき散らす渡世を送りながら、よくきょうの日まで命ながらえることができたものである。以後、心したい。
とにかくそういう次第で、講演となると何をしゃべりだすか知れたものではない。新名張市民さんのご期待に添えるかどうか、はなはだ心もとない次第ではあるが、名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか、というのがきわめて重要なテーマであることはたしかであろう。太字で強調しておく。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
ところで、市民要望をお寄せくださった新名張市民さんは、いったいどうしておられるのであろうか。一時は連日のごとくご投稿をいただいたものだが、最近はとんとお見限りである。細川邸改めやなせ宿にかんして、これといった活用策を示してくださったわけではなく、とにかく税金をつかうな税金をつかうなの一点張りでいらっしゃったが、ここであらためて私見を述べておくならば、税金をつかうことそれじたいが悪である、というのはいささか偏狭な意見であろう。
税金はつかうべきものである。有効につかうべきものである。無駄につかってはいけないものである。死に金にしてはいけないものである。その点、一億円もかけて無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館をつくってしまった細川邸整備事業は、これはもう非のうちどころがないほどみごとな税金の無駄づかいと呼ぶべきであろう。
そういえば、きのう、人からこんな新聞記事を教えられた。
読売新聞:道路財源「拡大解釈」、自治体への交付金でハコモノ600件(4月16日)
引用。
□国が道路特定財源などを使って区市町村の都市再生事業を支援する「まちづくり交付金制度」で、2004~07年度の4年間に、観光交流センターや多目的ホール、公営住宅など“ハコモノ”の建設が600件を超えていることが読売新聞のまとめでわかった。
□交付金に占める道路財源の比率は年々増加し、7割に達している。道路整備とセットにしながら道路財源の使途拡大が着々と進んでいることを裏付けており、専門家からは「無駄遣いの温床」と厳しい批判が出ている。 □この制度を所管する国土交通省によると、市街地再開発の一環として道路整備とセットになったケースも多く、これまで区市町村の申請が認められなかった事例はないという。 □04~07年度の交付金総額は773区市町村の計8070億円で、道路財源からは4割の計3313億円が支出された。道路財源の比率は04年度は2割強(300億円)だったが、年々増加し、07年度は7割(1708億円)に上っている。 |
細川邸整備事業が財源的根拠としているまちづくり交付金は、結局のところハコモノ建設を助長するだけのばらまきでしかなかったと、はじめから知れていたことではあるが、どうやら相場もさだまったようである。この記事によれば、交付金の使途のうち「観光交流センターや地域交流センターなどの都市施設も428件」。この四百二十八件のなかに、われらが細川邸改めやなせ宿もカウントされているはずである。しかしそれにしても、名張市ほどまぬけな整備をしてしまった自治体は、全国を探してもあまり見当たらないのではあるまいか。というか、もしかしたら名張市がまぬけさにおいて堂々のトップに君臨しているのではないか。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
などといったようなことを太字で強調されつつインターネットを通じて全国に発信されている自治体は、ほかには例がないのではないか。これは裏を返せば、名張市はどうして名張まちなか再生委員会による細川邸の私物化を容認しつづけるのか、名張市ってかなり変じゃね? ということなのであって、しかも、そこらの電子掲示板で匿名の市民がきゃんきゃん吠えているのとは、少しばかりわけがちがう。ネット上に実名をさらした市民が、あえて太字で強調しつつ発信しているのである。文句があったらいつでもいってこい、と憤りつつ発信しているのである。ほんとにもうね、名張市ももうちょっとしっかりできんものか実際。
それで、きのうのことである。名張市役所で確認したところ、やなせ宿では6月の7日と8日に開設記念行事が催されるのだが、この両日は一般の利用が不可とのことである。わけがわかんねーよなー。YOUの記事では、名張市都市環境部長が「市民の皆さんには、やなせ宿を積極的に活用していただきたい」とおっしゃっているではないか。だから市民のひとりとして積極的活用に名乗りをあげたというのに、いきなり門前払いと来た。開設に花を添えようと市民がわざわざ申し出ているのである。たとえ三十分でもいいから、時間の都合をつけるべく努めるのが本来であろう。間髪を入れずシャットアウトとは恐れ入った。名張まちなか再生委員会はやはり、案の定、100パーセントまちがいなく、あくまでも特権的独占的にやなせ宿を私物化したいということなのであろう。
あえて太字で、重ねて問う。
名張まちなか再生委員会によるやなせ宿の私物化はいかにして可能であったのか。
ついでにこっちも問うておく。
みなさーん、税金泥棒って、だれのことだかわかりますかー。
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なんのおもてなしもできませんが
●三重県よろずや様
ご投稿ありがとうございます。
細川邸改めやなせ宿は6月7日オープンで、翌8日との二日がかりで記念行事が催される予定となっております。現時点では、内容はまったくわかりません。初日の7日にはたぶん、意味もなく誇らしげなテープカット、空疎きわまりない来賓祝辞、みたいな型どおりのセレモニーもおこなわれるのではないでしょうか。タイムスケジュールその他、またあらためてこのブログで予告するつもりです。わざわざご足労いただけます由、ありがたくもあり、恐縮でもあり、とはいえ、財政難に泣く名張市が一億円をかけた渾身の観光交流施設です。無駄に立派な公衆便所のつかい心地など、ひとりでも多く、ご遠来のみなさんに実地にご見聞いただければ幸甚です。
私のほうの予定はと申しますと、おととい事務局で、一般の利用申請はいつから受け付けるのかと質しましたところ、まあ、6月に入ってからかな? みたいなあいまいなことでした。名張市都市環境部長は「市民の皆さんには、やなせ宿を積極的に活用していただきたい」と明言していらっしゃるのですが、このアナウンスメントと現場の空気とのあいだには、微妙なずれがあるようです。ともあれ、6月7・8両日は名張まちなか再生委員会に占拠されておりますから、早くても一週遅れの14日あたり、やなせ宿の開設を祝賀するいやがらせ講演会を実現できればと考えております。まあ、あほらしさが先に立ってチャラにしてしまう可能性もないではないのですが。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
細川邸改めやなせ宿は6月7日オープンで、翌8日との二日がかりで記念行事が催される予定となっております。現時点では、内容はまったくわかりません。初日の7日にはたぶん、意味もなく誇らしげなテープカット、空疎きわまりない来賓祝辞、みたいな型どおりのセレモニーもおこなわれるのではないでしょうか。タイムスケジュールその他、またあらためてこのブログで予告するつもりです。わざわざご足労いただけます由、ありがたくもあり、恐縮でもあり、とはいえ、財政難に泣く名張市が一億円をかけた渾身の観光交流施設です。無駄に立派な公衆便所のつかい心地など、ひとりでも多く、ご遠来のみなさんに実地にご見聞いただければ幸甚です。
私のほうの予定はと申しますと、おととい事務局で、一般の利用申請はいつから受け付けるのかと質しましたところ、まあ、6月に入ってからかな? みたいなあいまいなことでした。名張市都市環境部長は「市民の皆さんには、やなせ宿を積極的に活用していただきたい」と明言していらっしゃるのですが、このアナウンスメントと現場の空気とのあいだには、微妙なずれがあるようです。ともあれ、6月7・8両日は名張まちなか再生委員会に占拠されておりますから、早くても一週遅れの14日あたり、やなせ宿の開設を祝賀するいやがらせ講演会を実現できればと考えております。まあ、あほらしさが先に立ってチャラにしてしまう可能性もないではないのですが。
今後ともよろしくお願いいたします。