忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[131] [130] [129] [128] [127] [126] [125] [124] [123] [122] [121]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

乗っ取り対象となる新町の細川邸。きのう通りかかったら、順調に改修工事が進んでいた。

20071110a.jpg

設計監理は尾形建築事務所、施工は丸栄建設。名張市建築界が誇る黄金タッグである。細川邸の改修には何千万円かの税金が投じられているはずだが、設計施工のほかにもいろいろと、あやしげなコンサルタントだの、駅弁大学の御用学者が主宰する研究室だの、そういうのがあっちこっちからいいように、市民の眼にふれないところで市民の税金をかすめ取っているのである。

大丈夫か名張市。ていうか、お願いだからしっかりしてくれ。

きのう、名張市役所に立ち寄って確認したところ、改修は来年2月末完工の予定だそうである。屋根をふき替えたり、外壁を新しくしたり、耐震構造にしたり、母屋の外に厨房をつくったり、とても立派な便所も新設されて、母屋と渡り廊下で結ばれるらしい。

蔵はふたつ残されている。名張川に近いほうは川蔵と呼ばれ、伊勢湾台風の被害に遭っていたこともあって、傷みはかなり激しかったらしい。それでも残して改修することにしたのは、名張川のほうから眺めた場合の景観を考慮してのことだそうである。誰がそんなことをいいだしたのかは知らないが、どうせ御用学者の先生あたりであろう。いずれにせよ、蔵を残して何につかうか、なんてことはまったく考えられておらんのである。

蔵どころか、細川邸を改修して何につかうのか、それさえ結論が出ておらんのである。にもかかわらず、とっとことっとこハコモノとしての整備が進んでいるのである。正気の沙汰ではないのである。無策無能のシンボルにでもするつもりか。

それでまあ、NPOをつくって細川邸を乗っ取ることにしましたので、と挨拶して、名張市役所四階の名張まちなか再生委員会事務局をあとにした。委員長との面談は、11月12日の月曜と決定した。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012