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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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《乱歩と名張》が首尾よく《NPO乱歩と名張》になったとする。細川邸を乗っ取って何をするのか。

ひとつ、インターネット上に、江戸川乱歩にかんする総合的データベース「名張市乱歩文学館」を構築する。そのための作業や情報の受発信などの拠点として、細川邸を利用する。

もうひとつ、細川邸の一部を「名張ミステリーアーカイブ」として整備する。名張市立図書館に展示されている乱歩の著書や遺品、架蔵されている関連文献などのほか、慶應義塾大学推理小説同好会OB会から寄贈をうけながら死蔵されているミステリー図書、そういったものを収蔵するアーカイブをつくる。

名張市には細川邸にミステリー文庫を開設する構想があるらしいが、その淵源を尋ねれば名張市立図書館ミステリ分室構想である。2005年3月、名張まちなか再生プランの素案に対して提出したパブリックコメントに記した構想である。

名張人外境:僕のパブリックコメント

このミステリー文庫構想、いずれ乱歩作品やミステリーはおろか、そもそも本を読む習慣のない連中がプランニングするしかないのであろうから、ろくなものにはならない。もっとも、お役所にはコンサルタントと称するあやしげな連中が暗躍しており、お役所の人たちはいいだけつけ込まれて、財政難だなんだかんだといいながら、市民の眼にふれないところで何かと税金をふんだくられている。

すこし以前、名張市議会の田合豪市議のブログでその一例が報告されていたので、ウェブサイト名張人外境に引用しておいた。8月25日付伝言「あるブログの記事にもとづいてお役所の御法度を考える」にそれがみえる。

名張人外境:あるブログの記事にもとづいてお役所の御法度を考える

だからミステリー文庫にかんしても、あやしげなコンサルタントの出番になるのかもしれないが、それだってろくなものではない。乱歩やミステリー作品にかんしては、ひたすら無知な連中ばかりであろう。かりに完成したとしても、つくりました、おしまいです、という典型的なハコモノがいっちょあがりとなるだけであろう。

そんなことになったら眼もあてられんから、《乱歩と名張》が細川邸を乗っ取って、うわっつらだけのミステリー文庫とやらとは比較にならない名張ミステリーアーカイブをつくってやろうといっておるのだ。関係各位はありがたく思うように。

それでまあ、乗っ取りのためにはまず、名張まちなか再生委員会の委員長と話をすり合わせる必要がある。隠街道市二日目にばったりお会いしたので、近いうちに時間をとってくれとお願いし、快諾を得たことは先日このブログにも記した。しかし、おかしいなあ。いっこうに連絡がないではないか。
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