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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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ここ名張市では、去年の夏あたりから住民監査請求が流行しているのかもしれない。あれ以降、少し前に一件、そしておとといまた一件。今回の請求は、厳密にいえば伊賀南部環境衛生組合の監査委員に提出されたものなのだが、それにしてもたてつづけ、といった印象である。

きのうの毎日新聞の記事。

毎日新聞:伊賀の新清掃工場建設:住民監査請求「用地、再鑑定を」--伊賀広域 /三重

この記事だけでは詳細がよくわからないが、要するに、清掃工場の用地を取得したときの値段がおかしいんじゃね? 一般的な評価額より高い値段で買ってるんじゃね? ということらしい。およそ品格というものが感じられない請求ではあるが、もちろん住民監査請求には品格など必要ない。かましたい人間はどんどんかませばいいのである。

このところの名張市はどうもおかしく、きのうも記したどM自治体の相貌がいよいよくっきりとしてきて、名張市が何かすればどこかから異議が申し立てられる、反撥が出る、批判罵倒が飛んでくる、つまり怒り出す人がいるわけで、要するに名張市が好んで人を怒らせているようにしか見えないのである。叱られることが大好きだとしか思えぬのである。

一週間前、2月13日にも、やはり怒っている人たちのこんな記事が。

毎日新聞:名張市の民間保育所新設:幼稚園経営の3学校法人、市長に反対意見書を提出 /三重

この件は昨日、名張市議会の重要施策調査特別委員会でとりあげられ、議員からかなりの反撥があったと伝えられる。

YOU:民間保育園新設に「議会報告遅い」 議員から問題指摘が続出 名張市議会特委

なーにやってんだか。

ともあれ、監査請求だの意見書だの、そんなものを提出するのは面倒な話なのではあるけれど、そうしなければいられないほど怒っている人がいるということであろう。しかしまあ、いくら怒ってみてもどうにもならんぞ、とは思う。住民監査請求の経験者としてそう思う。何をいったところで蛙のつらに小便なのである。人を怒らせて喜んでいるとしか思えぬのである。だとすれば、MではなくてSか。人に不合理や理不尽を平気で押しつけ、それで喜んでいるというのであれば完全なSではないか。名張市はSかよ。どSかよ。だからいいだけ他者の主体性というやつを踏みにじりやがるのか。

くっそー低能どもめが、と怒ってみたとてどうにもならぬ。けっ、好きにしやがれ、というしかない。しかし、好きにしやがれといってやったところで好きにするだけの知恵もないままオープンしてしまう細川邸改めやなせ宿は、いったいどうなってしまうのかな。ちなみに名張まちなか再生委員会からの正式な連絡は、まーだありゃせんのよねこれが。
名張市
朝日新聞:20代巡査、トイレ盗撮の容疑 三重県警が捜査(社会)
産経新聞:放課後校内で楽しんで 名張・錦生小 児童クラブが開所
毎日新聞:冬季国体:少年男子・ST五百メートルの三好君、3位入賞で表彰--名張 /三重
毎日新聞:名張市:震災被害軽減へ家具固定 自己負担は不要、65歳以上の高齢者世帯に /三重
毎日新聞:盗撮:三重県警の巡査がトイレにビデオカメラ設置か(事件・事故・裁判)
読売新聞:飲食店トイレに盗撮ビデオ設置、三重県警巡査を書類送検へ(社会)
伊勢新聞:名張署員が盗撮か 店の便所にカメラ 20代巡査
時事通信:
20代巡査が盗撮か=飲食店トイレにカメラ-三重県警(社会)
日刊スポーツ:
三重県警巡査、飲食店トイレで盗撮か(社会)
スポーツニッポン:三重県警巡査が盗撮か?(社会)

伊賀市
産経新聞:忍者博物館が県教委の登録博物館に 忍者テーマでは全国初 三重
毎日新聞:伊賀流忍者博物館:県登録博物館に認定 資料など1500点所蔵--伊賀 /三重
毎日新聞:立地協定:ゆめぽりすに新工場 毛髪化粧品製造販売ナンバースリー、伊賀市と /三重
中日新聞:「忍者」テーマで全国初 伊賀流忍者博物館が登録博物館に
中日新聞:伊賀線を盛り上げよう 市民応援団が“電車総会”
伊勢新聞:伊賀流忍者博物館 登録博物館に認定 忍者テーマ全国初

伊賀広域
毎日新聞:伊賀の新清掃工場建設:住民監査請求「用地、再鑑定を」--伊賀広域 /三重
火曜日である。もう19日である。だというのに、名張まちなか再生委員会事務局からは、14日に開かれた役員会の報告がまだもたらされない。いったいどうなっておるのか。あの事務局とも長いつきあいになるけれど、とはいえ、お役所における責任回避の一端として、事務局のスタッフはころころころころ異動しておるわけであるが、しかし個々のスタッフがどうのこうのということではなくて、事務局の体質としてどうも信がおけない。好んで人を怒らせようとしているようにしか見えない。

いやいや、これは名張まちなか再生委員会の事務局というよりも、名張市そのものの問題であるのかもしれぬ。名張市というところは、人を怒らせることがよほど好きであるらしい。逆にいえば、人から叱り飛ばされることがたまらなく好きであるらしい。罵倒されるのがそれほど心地よいのか。市民から批判を受けるたび、あッ、あッ、もっともっと、とか思わずいってしまうのか。Mかよ。どMかよ。どうかどM自治体とお呼びくださいませ、とか思っておってはいかんぞなもし。

といったことだから、きょうも連絡待ち、ということにしておく。

ところで、すっかり忘れておった。粘着さんのことを忘れておった。粘着さんにかんしては2月9日以降、おりにふれてエントリに書き記していたのだが、テキストの色を白にしておいたものだから、あまり注意深くない人には気づかれていないかもしれない。カーソル操作でテキストを反転させれば、ただ白いだけのスペースに文字が浮かびあがってくるという寸法である。ともあれ、いつまでもほったらかしというのも失礼な話だから、2月8日付のコメントにレスを一本。

2月8日:名張地区第二公民館使用料
まずこれ。きのうの中日新聞から。

中日新聞:名匠・田中徳三監督しのぶ 名張の有志が送る会

おととい、2月16日の夜のことである。名張産業振興センターアスピアで「田中徳三監督を名張で送る会」が開かれた。参加してきた。受付を済ませてホールに入ると、円卓が並んでいる。席は指定されている。Bのテーブルだといわれて行ってみると、偉いかたがたの席である。名張市の市長がいらっしゃる。市議会議長がいらっしゃる。なんとも窮屈そうではあるのだが、となりの席に美人がおすわりだったので、ラッキーとか思いながら着席した。それでも、煙草が吸いたくなって外に出たりなんやかんや落ち着かない。となりの美人とは「田中徳三監督 河内音頭取り物語」の話などをした。

開会。黙禱。弔辞。そのあとビール。2月2日に関西学院大学で催された「田中徳三監督とのお別れ会」は、開会からお酒になるまでの時間がずいぶん長かった記憶があるが、名張の会でははやばやとビールが飲めた。ありがたいことである。しかしいつまでもビールを飲んでいるわけにはいかない。酒はないのか酒は。見まわすと、セルフサービスの焼酎があった。いいちこである。四号瓶である。水割りを飲む。

主催者側から、会の途中で挨拶するように頼まれていた。こういうのは困る。偉そうなことをいえるような人間ではない。しかし断ってしまうのも傲慢な話である。とはいえやっぱり恥ずかしい。とりあえず酔っ払ってしまおう。いいちこをセルフサービスでお代わりする。会が終わってから、「うしろから見てましたけど、中さん十杯は飲んでましたね」とお代わりの回数を教えてくれた人があった。何杯飲んだのかはわからないが、とにかく立ったりすわったり、せわしなくというよりはあさましく焼酎を飲んでいたことはたしかだから、ほかの出席者にはずいぶん迷惑なことであったにちがいない。

挨拶では、酔っぱらって田中監督にいろいろ失礼なことを申しあげた思い出、みたいなことを話すつもりだったのだが、とても間がもたないとも思われたので、人のふんどしで相撲を取ることにした。学習研究社から出ていた「伝奇M」という雑誌の2002年7月号、「マニアも唸る! 伝奇映画ベスト41+原作」という企画があって、そこに田中監督の「鯨神」が選ばれていた。田中さんからは、「鯨神」がもっともお気に入りの自作である、とこっそり教えていただいたことがある。

その記事のコピーを朗読した。宇能鴻一郎の原作に言及された部分は割愛した。しかし、いかんいかん、酔った勢いでばかなことを口走ってしまった。宇能鴻一郎という作家を簡単に紹介しておこうと思って、可愛い女子大生とか色っぽい新妻なんかが一人称であたし、感じちゃったんですみたいなことゆうポルノ小説を書いて一世を風靡したのが宇能鴻一郎です、などと不謹慎なことをいってしまった。もっとお酒が入っていたら、明治時代に二葉亭四迷が提唱した言文一致体を真に完成させたのが宇能鴻一郎です、などと意味不明なことをさえずっていたかもしれない。

一部を引用しておく。執筆は八本正幸さん。

   
『鯨神』
(一九六二年大映、監督・田中徳三)
原作・宇能鴻一郎【鯨神】

日本版『白鯨』と言ってしまっては身も蓋もないが、明治初期の九州の漁村を舞台に、海に生きる人々と、巨大な鯨との死闘を濃厚な空気感で描いた傑作。『ゴジラ』で有名な(と言うと語弊があるけど)伊福部昭の音楽も重厚な響きがあり、作品に土俗的な深みを与えている。
これは文字通り神を殺す物語である。
そして、神を殺した者が、自ら神となって海へと還って行くのだ。
神を殺すために、村中が集団狂気に陥って行くような異様な迫力の中で、父も兄弟も鯨神に殺され、復讐に燃える漁師シャキを演じる本郷功次郎、アナーキーなまでの生命力を漲らせた流れ者・紀州を演じる勝新太郎の演技を越えた存在感が圧倒的である。
日本の風土と神話的な物語ががっぷり四つに組んだ、とにかく、濃い映画だ。
鯨神との死闘の場面は、実物大の頭部とサイズの違う数種類のミニチュアを使い分け、実際の海とプールを使った場面とが入り乱れるかたちで描かれ、今観ても迫力のあるシーンに仕上がっている。いかにもハリボテな鯨神の造型が、ちょっと苦しいけど、ね。

八本さんは首都圏にお住まいの方だが、江戸川乱歩の関係でお近づきをいただいて、あれはいつのことであったか、愛知県蟹江町にある怪しの居酒屋、昭和食堂でお酒をごいっしょして以来、もうずいぶんとご無沙汰なのだが、八本さんの手で伝奇映画のベストに「鯨神」が選出されていたことが嬉しく、「伝奇M」をもう一冊買い求めて田中さんにお送りした。折り返し、田中さんからお礼のはがきが届いた。そのはがきはいま、八本さんのもとにある。そんなこともしゃべったのだが、なんだかもうしどろもどろであった。こういう挨拶などにはそもそも向いていないのである。

挨拶をなんとか終えて、いいちこをお代わりしにいくと、瓶はすでに空である。人の酒を勝手に飲みやがって。会場のスタッフに尋ねると、新しいボトルは用意していないという。くっそーっ、酒くらい好きなだけ飲ませろ、とは思ったが、幹事を呼べ幹事を、とまでは思わない。おとなになったあかしである。しばらくして会はお開き。時刻は午後9時を過ぎている。二次会である。参加者を募ったところ総勢五人。うちおふたりは大阪からの出席者で、おひとりは名張に宿泊、もうおひとりは大阪までお帰りになる予定だったのを名張泊まりに変更。アスピアから榊町の番じゃ屋敷まで、徒歩で移動した。

暗い。名張のまちはまっ暗である。ジャスコ前を通過して元町から榊町に入っても、ただただ暗い。それはまあいい。いつものことである。しかし番じゃ屋敷もまっ暗だったから困ってしまった。店が休みなのである。まいった。ほんとうにまいった。ほかにはめぼしい店がない。とくに大阪からわざわざ来てくださった遠来の客人に、こんなことではおおきに礼を失してしまう。よし、こうなったら、これも不幸な宿命だとあきらめてもらうしかないなと意を決し、近くの民家の玄関に押し入って、こんばんは、突然ですがちょっとお酒を飲ませてもらえませんか、と頼んでみた。OKが出た。

むろん知人の家である。いくら酔っぱらいでも、見ず知らずの家に押し入るような真似はしない。遠慮なくあがりこんだところ、残り四人は茫然としている。当然である。なにしろ夜である。見知らぬ家である。あがれといわれても尻込みするのがあたりまえである。それが良識ある態度というものである。しかし、いやいや、まあまあ、ええからええから、汚くしておりますがどうぞおあがりください、と無理やり招じ入れた。手みやげは菓子である。ついさっき、「田中徳三監督を名張で送る会」で出席者に手渡された菓子である。右から左に受け流したのである。

総勢五人、座敷に陣取っていると、日本酒が出る。濁り酒が出る。なんだかわけがわからなくなってくる。大騒ぎである。無茶苦茶である。わあわあいってるところへ田中監督のご令息までやってきてくださって、半狂乱の時間を過ごしたあと、やがて全員ご帰還である。なかには知人宅の当主にむかい、人差し指でこちらを指さしながら、これもつれてかえってほうがよろしやろ、と尋ねたりしている人もいる。しかしまだ帰りたくない。もう少し飲みたい。居残りを決めこんで二次会仲間とはお別れし、もうべろんべろんのぐでんぐでんである。

さて翌日、つまりきのうのことであるが、凍死することなく無事に帰宅したかと知人宅から確認の電話が入ったり、二日酔いでぼーっとしているところに来客があって昼食にでかけたり、来客が帰ったあとは本町の大和屋に足を運んで羊羹を購入し、それを手みやげに不幸な宿命に見舞われた知人宅へ詫びを入れにいったり、あるいは前夜の反省文を四百字詰め原稿用紙三枚以内にまとめようかとも思ったのだがよく考えてみると反省なんかあまりしていないみたいだからこのプランは却下し、とにかくなんだかたいへんであった。

しかし、しかしほんとうはこんなことではいかんのではないか。
名張市
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伊賀市
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毎日新聞:県立上野農業高:従来にない薄紫の花 新品種登録、県内高校で初--伊賀 /三重
毎日新聞:選挙カー燃料代:過剰請求 3市議4万5568円返納--伊賀 /三重
中日新聞:伊賀忍者フェスタ、今年は4月1日から 集客増が望めず
中日新聞:ストレプトカーパスの新品種開発 上野農高が成功
伊勢新聞:懲役4年6月求刑 徴税装い詐欺 前伊賀市部長
伊勢新聞:高校生が育てた新種の花 農水省の品種登録に認定 上野農業高

伊賀広域
毎日新聞:寄贈:「日栄化工」お米券10万円相当を名張育成会に--伊賀広域 /三重
名張まちなか再生委員会からは、まだ連絡がない。2月14日に開かれた役員会でどんな結論が出されたのか、その報告がもたらされるはずなのであるが、うんともすんとも音沙汰がない。きょうあすは土日で休みだから、休み明けの月曜あたりに連絡があるのか。あるいは、こちらから名張市役所四階の事務局に怒鳴りこんでやらなければならぬのか。なんとも世話の焼けることである。

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