忍者ブログ
三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
[47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館が知の殿堂に生まれ変わった。きのうのことである。やなせ宿連続講座やなせ塾の第一回が開催された。ドタキャンはなかった。きのう夕刻、講座の会場であるやなせ宿で、講座の主催者代表、すなわち名張市が天下に誇るうすらばか集団、名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトのリーダーにお会いして、やなせ塾の第三週と第四週をやる気はあるのかこら、とお訊きしたところ、やりますやります、とのことであったので、ならばドタキャンの要はない。無事開催の運びとなった。

で、やなせ塾の玄関はこんな感じになった。

20080629a.jpg

この写真を撮っているとき、何かの気の迷いででもあろうか、やなせ塾受講のためにやなせ宿に足を運んでくださるかたがあって、ちょっと中さん、あんたこのあいだ黒蜥蜴みにいってた? などと質問を受けた。たしかに6月19日の木曜、大阪の梅田芸術劇場で美輪明宏さんの「黒蜥蜴」を観劇した。そのかたのお嬢さんもおなじ日にいらっしゃったそうで、当方の姿を目撃なさったらしい。観客はほとんどが女性だったから、男というだけで目立ったのであろう。それにまあ、ビジュアル系でもあることだし。

写真右にみえるのは、ふだんはやなせ宿名物ワンデイシェフのメニューを掲出してあるイーゼルだが、やなせ塾のチラシを貼ってもらってこんな感じになった。

20080629b.jpg

ワンデイシェフではホットコーヒーならびにアイスコーヒーを三百五十円でご堪能いただける、みたいなことはどうでもいいのだが、このチラシに掲載されている犬の写真がとても可愛い、ということで、講座終了後、あのチラシいただけません? と尋ねてくださる女性があった。犬を可愛いといってもらえただけでもうれしいのに、それがまた若くて可愛いお嬢さんだったものだから、ほいほい喜んでチラシをお渡しした。それにしても、小春ちゃん、大人気。

ドタキャンのお詫び用に用意してあったラムネは、こんな感じで冷やしてあった。昭和の風情を表現するため、あえてモノクロの写真とする、というわけではないのだが、この一枚、カラーだと「ファイル送信容量が大きすぎます。(85162bytes超)」との表示が出て、なぜかアップロードできない。しかたなくモノクロとする。

20080629c.jpg

結局ドタキャンとはならなかったので、このラムネは不要となった。だからといって、アピタ名張店に返品するわけにもまいらぬ。おいでくださったみなさんにお飲みいただいた。

そんなこんなで、やなせ宿のやなせ塾、その第一回が開幕した。自分でいうのもあれなのだが、じつに適当なものであった。テーマは「名張の歴史を知る」、サブテーマは「藤堂家と初瀬街道」であったのだが、藤堂家も初瀬街道もどこにも出てこんかったぞ。こんなことでいいのか、と思いつつ、早くビールを飲みたいから、という理由で適当に切りあげた。それでも午後6時40分にはじまり、休憩を入れて、8時20分ごろまでしゃべっていたであろうか。おつきあいいただいたみなさんには、心からお礼を申しあげたい。

そして閉講後、驚くべき事実が判明した。うちあげの段取りをしてないというのである。そんなことだからうすらばかと呼ばれるのだこの名張まちなか再生委員会のうすらばか、なんとかしろ、酒を飲ませろ、と強硬に迫ったところ、つぎですねんつぎですねん、中さんつぎの第二週にはうちあげの準備をしてますねん、とのことであったから、眠たいことほざいてんじゃねーぞこら、講座がなくたって酒の席だけは準備するのが人の道というものであろうが、人に酒を飲ませぬとはいったいどういう料簡だ、とさらに強硬に迫った甲斐があって、番じゃ屋敷に行くことになった。

番じゃ屋敷に行ってみたら、ほぼ満席である。こんな死に絶えたようなまちのどこから湧いてくるのかと思われるくらい、若い衆でいっぱいであった。しかたがない。おなじ榊町にある松房に会場を変更し、いいだけ酔っぱらってから、ふたたび番じゃ屋敷の扉を開いた。カウンターに陣取ったのだが、たまたま隣りあわせになった女性の日本語がちょっと変だったので、中国人かよ、と尋ねたら、アメリカのかたであった。世の中わからないものであるが、酔っぱらいのこととて、失礼の段は大目にみていただけたようである。なにしろまあ、ビジュアル系でもあることだし。

それでまあ、そんなようなことであった。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾は、関係各位のおかげをもって無事にスタートした。ご尽力いただいたみなさんや、わけてもわざわざ足をお運びいただき、当方の未熟な芸におつきあいくださったみなさんには、あらためて心からの謝意を表しておきたい。とともに、第二回となる7月5日の講座にもお運びをいただくよう、お願いを申しあげておく。もうドタキャンネタはつかわないから、その点はご安心いただきたい。
やっとできた。ようやくしあがった。やなせ宿連続講座やなせ塾第一回のチラシがついに完成した。ドタキャンがなければきょうの午後6時30分に開演だというのに、いまごろできあがっててどうする。なんという能なしコンサルタントか、という気もするのだが、とりあえずごらんいただきたい。

20080628a.jpeg

本来であれば、この講師役もコンサルタント業の一環としたいところであった。しかし残念ながら、講師料が出ないんだから業務にはならない。自腹切って講演するコンサルがどこにいるというのか。しかもラムネ代まで身銭だし。ほんっと、先が思いやられるよなあ。
あいかわらず、浮世離れした話題である。名張まちなか再生委員会に入って、ひとつわかったのは、コンサルタントというのはどうやらぼろいらしい、ということである。ぼろいといったって、おんぼろのぼろではなく、ぼろ儲けのぼろである。やなせ宿というか、名張まちなか再生プランにからんで、今年度だけで四百五十万円がコンサルタントへ流れることになっているのであるが、あまりたしかではない消息筋からの情報によれば、名張市からコンサルタントに、すでに二千万円もの税金が渡ってしまっているという。たしかにぼろそうである。そこで、コンサルタントになることとした。

こういう声は、最近、周囲からも寄せられていた。なぜか。コンサルになったら少しはおとなしくなるのではないか、という期待が、官民双方に存在するからである。もしもコンサルタントになったとしたら、当方にとって名張市は貴重なクライアントである。コンサルタントたるもの、まさかその名張市に住民監査請求をかましたりはできぬではないか。名張市長にたいして、駅弁大学の御用学者研究室に無駄に税金ふんだくられてんじゃねーぞ、と百五十万円の返還を求めたりはできぬではないか。だからコンサルになって名張市と契約を結べ、そして静かに仕事をやれ、いちいちぎゃあぎゃあ吠えたてるな、そしたら名張市はどれだけ平和になることか、といった声が最近、とみに寄せられるようになった。一理ある。

それでいったい、なんのコンサルタントになればいいのか。よく聞くのは経営コンサルタントというやつだが、ほかにも建築であるとかマーケティングであるとか、いろいろと思い浮かぶ。しかし、当方に務まりそうなものは見あたらない。だから、せいぜいがまあ、知性派コンサルタント、みたいなことになるであろうか。もうひとつ、ビジュアル系コンサルタントというのも思いついたのだが、ビジュアルを売りにしてるコンサルタントってどうよ、と思わざるをえない。素のばか? みたいな感じで、あまり感心しない。それにだいたい、売りになってねーし。

それでまあ、6月1日、名張まちなか再生委員会の総会があった日を期してコンサルタント業を開業した、ということにして、初仕事がこれである。クライアントは名張ロータリークラブであった。

毎日新聞:江戸川乱歩:知ってるかな 名張ロータリーク、中学生らに「手帳」6000部 /三重(6月27日)
中日新聞:足跡たどる「乱歩手帳」 名張RCが市内の中学生に配布(6月27日)
産経新聞:「少年少女乱歩手帳」3400部、名張ロータリークラブが市教委へ寄贈 三重(6月28日)

世のロータリークラブやライオンズクラブは、6月30日で年度が終わることになっている。だから、この時期にこういう寄贈のニュースが報じられると、はっはーん、予算消化のための寄贈だな、と勘ぐるのが意地の悪い人間というものである。年度末になると道路をほじくり返してがちゃがちゃ工事してるお役所とおんなじだな、とかそういう意地の悪いことをいってはほんとだめだと思う。

さて、名張ロータリークラブの「少年少女乱歩手帳」という初仕事をなんとかこなした新進気鋭のコンサルタントとして、ここに正直な感想を記しておくとするならば、コンサルタントって全然ぼろくねーじゃん、といったところであろうか。先が思いやられる次第である。
名張市
毎日新聞:江戸川乱歩:知ってるかな 名張ロータリーク、中学生らに「手帳」6000部 /三重
毎日新聞:明日のために:レジ袋有料化 名張市職員ら、スーパーでPR /三重
毎日新聞:誤徴収・誤払い:5件、管内の社保事務所など /三重
中日新聞:足跡たどる「乱歩手帳」 名張RCが市内の中学生に配布
伊勢新聞:森本県議が役員辞任 自民県連、危機的状況に

伊賀市
朝日新聞:アテンダントが乗降補助や案内
朝日新聞:医療監視10年に一度 伊賀・院内感染
毎日新聞:芭蕉祭:市民バンド募集「気軽に応募して」--10月開催 /三重
毎日新聞:伊賀JCマスコット:いが☆グリオです 市長とご対面 /三重
毎日新聞:伊賀鉄道:自転車持ち込み8月にも 伊賀線活性化協議会の総会で部長表明 /三重
毎日新聞:採血器具使い回し:健康相談など30人に--阿山、島ケ原、伊賀の旧3町村 /三重
毎日新聞:伊賀の点滴死亡:医療監視 職員補充、知事が示唆 /三重
毎日新聞:伊賀鉄道:新社長に近鉄の岡根部長就任へ /三重
読売新聞:津地裁で模擬裁判 殺人未遂事件を想定
読売新聞:医療の監視体制改善 知事方針
読売新聞:新キャラは「いが☆グリオ」…三重・伊賀JC 50周年(関西発)
中日新聞:診療所の監視体制強化 点滴事件受け知事が方針
中日新聞:伊賀JCが市PRキャラ 「いが☆グリオ」参上
こんな浮世離れした話題ばかりつづってていいのかしら、とは思う。というのも、名張市の6月定例会が25日に閉会したのだが、そこそこ無茶苦茶であったらしく、名張市が一歩、また一歩と泥沼に沈みつつあるらしいときに、ここまでまったり浮世離れしてていいのかしら、とわがことながら首をかしげてしまうのね。

ウェブニュースではこんな扱い。

毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:市議会で可決、一方で付帯決議 /三重(6月26日)

「名張市が心身障害者医療費助成の縮小を計画している問題で、同市議会は25日、縮小案を含む関係条例改正案を賛成多数で可決、今年9月からの助成削減が決まった」というわけであって、一般市民の注目を集めそうな話題ではない。

2ちゃんねるではどうか。まず定例会最終日の午前7時10分11秒、助成削減案が可決されるらしい、との情報が寄せられた。

三重県名張市の市政について語りませんか?:223 :名無しさん@お腹いっぱい。

打てば響くようにレスがつく。

三重県名張市の市政について語りませんか?:224 :名無しさん@お腹いっぱい。

そして、第一報。

三重県名張市の市政について語りませんか?:226 :名無しさん@お腹いっぱい。

閉会から一夜あけると、裏情報が入ってくる。

三重県名張市の市政について語りませんか?:237 :名無しさん@お腹いっぱい。

「造反した議員を除名する」などとあって、いったいなんのこっちゃ、と思うまもなくレスがつづく。

三重県名張市の市政について語りませんか?:238 :名無しさん@お腹いっぱい。

人名の伏せ字とされているところを想像力で補ってみると、清風クラブの山下松一先生が、おなじく清風クラブの浦﨑陽介先生にたいし、医療費助成削減に反対したら「おまえは会派除名じゃ」とおっしゃった、お叫びになった、ということらしい。「じゃ」という助動詞がいかにも田舎議員らしくて笑えるのだが、しかし、笑いごとではないのかもしれん。なんというのか、2ちゃんねるのこのスレに一定の信をおくかぎり、名張市議会ってもう終わっとるみたいじゃ。

そんなこんなの名張市であるから、あまり浮世離れした話をつづるのもいかがなものかとは思うけれど、いよいよあすに迫ったやなせ宿連続講座やなせ塾の話題である。ドタキャンじゃ、となるのかどうか、現時点ではまだ確定していない。しかし、かりに、万一、ばんやむをえずドタキャンとなった場合のために、昨日夕刻、ラムネの手配はすませてきた。やなせ宿の玄関先に木製のたらいを置き、水を張り、氷を入れ、いかにも昭和な風情でラムネの瓶を冷やす。そんな絵をイメージしていたのだが、いろいろ事情というものがあって、冷蔵庫で冷やすことになりそうである。

で、どうなるのか。ドタキャンになるのか、ならぬのか。つまり、第三週と第四週が開催されるのか、されないのか。

・第一週 歴史講演会「名張の歴史を知る(藤堂家と初瀬街道)」
    6月28日午後6時30分
・第二週 文化講演会「江戸川乱歩を知る(乱歩の歩いた道)」
    7月5日午後6時30分
・第三週 体験講座「おもてなしの研究」
    日程未定
・第四週 討論会「まちなか再生とは何か」
    日程未定

以前にも記したとおり、連続講座のメインは第四週である。出席をお願いするのはつぎのみなさんである。

名張まちなか再生委員会・正副委員長
田畑純也様、川口佳秀様、福廣勝介様、木津義明様
まちなか運営協議会・会長
辻本武久様
名張地区既成市街地再生計画策定委員会・委員長
浦山益郎様
名張市長
亀井利克様
名張市環境部長
杉永光价様
名張市議会・議長
福田博行様
名張市教育委員会・委員長
松鹿昭二様
名張商工会議所・会頭
辰巳雄哉様

名張まちなか再生委員会といえば、地域社会の害虫である。ろくなものではない。とっとと解散するしかない組織である。その害虫が、たまにゃ世のため人のため、地域社会のためにひと肌ぬいで、まちなか再生の拠点としてオープンしたやなせ宿に関係各位をお招きし、まちなか再生についておおいに語っていただこうというのである。まちなか再生にかける志と情熱を、地域住民の前でお示しいただこうというのである。どこにも支障などないではないか。名張まちなか再生委員会にとっても、ご出席をお願いする各位にとっても、開催をためらう理由などどこにもあるまいと確信する。

とくにご出席をお願いしたいのは、いうまでもなく名張市長である。やなせ宿整備の最高責任者である。残念なことに、6月7日のやなせ宿オープンセレモニーは、同日付エントリにも記したとおり、公務のためにご欠席であった。

6月7日:やなせ宿オープンを祝福す

ぜひ市長のおはなしをお聞きしたかった、市長としてまちなか再生にかける志と情熱をお示しいただきたかった、というオープンセレモニー参加者もあったのではないか。ちなみに、世の中には意地の悪い人間がいるもので、こういった場合、そういう人間は、名張市公式サイトで市長の公務日程をチェックしてみたりする。まったくもって意地が悪い。

名張市公式サイト:市長の公務予定 平成20年6月上旬

で、あいてんじゃん、とか思う。やなせ宿がオープンした6月7日は、「13:00 名張市人権・同和教育推進協議会総会(産業振興センターアスピア)」「14:00 名張地区明るい社会づくりの会総会(大屋戸地区公民館)」という公務こそ入っているけれど、セレモニーが催された午前中はあいてんじゃん、空白じゃん、ブランクじゃん、とか思う。もっと意地の悪い人間になると、とんずらかよ、と勘ぐり、あざ笑い、軽蔑する。そういう意地の悪い人間って、ほんと最低だと思う。

そんな人間のことは、まあどうだってよろしい。とにかく、名張まちなか再生委員会の一員としてものをいうならば、連続講座の第四週は、本来、行政サイドがセットしてもおかしくない場なのである。6月17日付エントリに記したとおり、名張市は今年度当初予算に、まちづくり活動推進事業なる名目で四百五十万円を計上しているのだが、これは要するに、国土交通省に提出するまちづくり交付金関連の報告書みたいなものをコンサルタントにつくってもらうための予算であるらしい。

6月17日:やなせ塾は自腹となった

それはまあ、しかたあるまい。そういう決まりになっているのであれば、それなりの報告書は提出しなければならぬであろうし、職員にそうした報告書を作成する能力がないというのであれば、そこらのコンサルタントにアウトソーシングすることも必要であろうし、かりにそのコンサルタントからいくらぼったくられたとしても、どうせ税金であり、誰の腹も痛むわけではないのであり、ぼったくられても知ったことではないのである、といったようなことになるのかもしれず、それはそれでしかたないことであるのだとしても、四百五十万円かけて国に報告するのであれば、ちっとは市民にも報告したらんか、という話なのである。国のほうばっか向いてないで、ちっとは市民に顔を向けたらんか、という話なのである。

その機会を、市民に顔を向ける機会を、名張まちなか再生委員会がセッティングしてさしあげようというのである。本来であれば行政サイドがセットしなければならぬのかもしれぬ場を、委員会が自腹を切って設けてさしあげようというのである。委員会の意とするところ、まさかお酌みとりいただけぬということはあるまい。

とはいってみたものの、第三週と第四週が開催されるのかどうか、正直、いまの段階では不明である。したがって、本日のドタキャン予報は、ようわからん、といったところである。ただまあ、最悪ドタキャンとなった場合にも、冷えたラムネを用意してお待ちしているのだし、会場は借りてあるのだから、たそがれどきの名張まちなかの散策も楽しみながら、お誘い合わせておいでいただければ幸甚である。当方に文句がある、とおっしゃる向きも歓迎である。玉井金五郎みたいにお待ちしておる。
名張市
朝日新聞:「おいしくなーれ」 ブドウ袋かけ体験
産経新聞:「日本人にとって社会福祉とは」 五木寛之氏が講演
毎日新聞:レジ袋有料化:マイバッグ持参を 市職員らが啓発活動 /三重
毎日新聞:事件・事故24時:青蓮寺ダムに油浮く /三重
毎日新聞:水彩写生展:高谷さん、旬の風景を繊細に描く 名張・やなせ宿で29日まで /三重
毎日新聞:名張市議会:11議案可決して、定例市議会閉会 /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:市議会で可決、一方で付帯決議 /三重
読売新聞:王冠の鑑定書提出 毒ぶどう酒弁護団(中部発)
中日新聞:地域住民の“足”試乗会 名張・薦原「コモコモ号」

伊賀市
朝日新聞:「作り置きは大問題」 谷本整形院内感染
産経新聞:伊賀市「社協の底力」全国発信 数々の新機軸まとめ近く出版
産経新聞:「これからの福祉」テーマに斎藤十朗氏講演
毎日新聞:あじさいロード:紫の花、鮮やか--伊賀 /三重
毎日新聞:事件・事故24時:窃盗容疑でブラジル人2人を逮捕 /三重
毎日新聞:高齢運転者研修会:「加齢」踏まえ運転を 36人参加--府中交通安全推進協 /三重
毎日新聞:太陽光発電:住宅用のご利用を 一般家庭に6~13万円補助--伊賀 /三重
読売新聞:作り置き点滴 薬効なし 製造元(中部発)
伊勢新聞:伊賀の点滴 セラチア菌DNA一致 院内感染裏づけ
静岡新聞:ブラジル人向け地域密着情報の携帯サイト、来月開設
中国新聞:芭蕉記念館へ祖先の俳諧資料(地域ニュース)
しんぶん赤旗:淀川水系4ダム建設・再開発 国の「見切り発車」に批判

伊賀地域
毎日新聞:県内医師数:10万人当たり177.9人 全国37位、麻酔医は最下位 /三重
読売新聞:医師不足が深刻化 都市部との格差拡大進む
他紙よりやや遅れたが、朝日新聞にも川地写真館のニュースが掲載された。なにしろ明るい話題である。名張まちなかには珍しいめでたいニュースである。煩をいとわずひろっておく。

朝日新聞:川地写真館 国の登録有形文化財に(6月24日)

おなじ日、毎日新聞でも報じられたのだが、内容は21日付の毎日に掲載されていたのとおんなじである。意味不明。ご祝儀みたいなものであろうか。煩をいとわずひろっておく。

毎日新聞:文化審答申:名張の川地写真館、有形文化財に /三重(6月24日)

たいへん明るい話題であるが、やなせ宿関係者にはあまりうれしくないニュースであろう。虫籠窓がどうの袖卯建がこうのと文化財的な価値もそれとなく誇示しつつ、とはいえやっぱり無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館と揶揄されながら、それでも鳴りもの入りでやなせ宿をオープンしたそのおなじ月に、新町というおなじ町内、目と鼻の先にある川地写真館が国の登録有形文化財に指定されたのである。やなせ宿? そんなものは知らんが、川地写真館には価値がある、とおかみからお墨つきが与えられたのである。皮肉な話だよなあ。天罰がくだったのかもしれんぞ。関係者にとっては泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目といったところであろうが、関係者のなかにはそういった事情を理解できるほどセンシティブな人間はおらんのかもしれん。

とか思っていたらきのうの毎日新聞に、センシティブではないやなせ宿関係者でも大喜びできる明るいニュースが掲載された。

毎日新聞:ワンデーシェフ:申し込み相次ぐ 来月中旬まで予約ずみ--名張・やなせ宿 /三重

めでたい。やなせ宿食堂化路線、まずは順風満帆なようでめでたい。むろん、何がめでたい、とお考えの向きもあろう。当然である。やなせ宿は名張市における失政のシンボルである。あんなものには一顧だに与える必要がない、という考えかたもあって当然である。しかし、いくたびも述べてきたとおり、やなせ宿というのは誰からも望まれることなく生まれてきた赤子なのである。誕生にいたるまでのプロセスはもう無茶苦茶、ジャスティスもフェアネスもどこにもなく、よくもまあここまでひどいことができたものだなうすらばかども、とうっかり感心してしまうほどの経緯をたどって生まれてきた赤子である。しかし、この子には罪はない。それだけはいっておく。ワンデイシェフが盛況であるというのなら、そのことじたいは喜ばしいことである。それが当方の見解である。

だから結局のところ、罪があるとかないとかいう比喩でいうならば、罪があるのは赤子ではなくて親なのである、という話になるのだけれど、せっかく明るい話題をつづっているのである。赤子の無心な笑顔をながめているような気分になっているのである。親を責めるのは、また次の機会ということにしておこう。

で、この記事にはやなせ宿連続講座やなせ塾のことも記されている。

   
◇開館を記念、「塾」開講--28日から4回連続
やなせ宿の開館を記念し、官民で組織する「名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクト」は4回連続の「やなせ塾」を開講する。名張の歴史や文化について、識者が講演する。

第1回「名張の歴史を知る(藤堂家と初瀬街道)」は28日午後6時半から。編集業の中相作さんが近世のまちの変遷を語る。

第2回は7月5日午後6時半から、中さんが自身の研究テーマである推理作家、江戸川乱歩と出生地・名張との関係を語る。

会場はともに同宿で、定員約40人。第3、4回の日時、講師は未定。

申し込み、聴講料は不要。問い合わせは市市街地整備室(0595・63・7746)。

うーん。きのうの産経には「第3週は『おもてなしの研究』、第4週は『まちなか再生とは何か』がテーマ」とあったのだが、毎日は「第3、4回の日時、講師は未定」か。講座が四回連続だということは周知されたようなれど、第三週と第四週、ほんとに開催されるのかしら。どうもあやしいなあ。

さ、ドタキャン用のラムネでも仕入れてこようっと。

Copyright NAKA Shosaku 2007-2012