三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうの雨のせいか、けさの大気にはさわやかさが感じられた。散歩をしていても、涼気が肌をなでて過ぎる感覚があった。だからといって、殺気が消えたわけではない。季節の移り変わりにも盆にも正月にも関係なく、人間豹は殺気立ったまま散歩する。
名張まちなか再生委員会の役員会で示された規約改正案は、じつにろくでもないしろものであった。しかし、それも無理からぬところであろう。結局は、名張市があほなのである。いくたびもおんなじことくり返して自分でもばかみたいだとは思うけれど、名張まちなか再生委員会が本気で規約を改正しようと思うのであれば、委員会を発足させた名張市が委員会をどのように位置づけているのか、それを知る必要がある。
したがって、名張まちなか再生委員会の規約改正スタッフは、名張市役所の市長室に乗りこみ、市長の首根っこつかまえて、名張市が名張まちなか再生委員会を発足させた目的はなんであったのか、さらには、やなせ宿の整備が完全な失敗に終わった現在の時点で、所期の目的はどの程度達成されたと考えているのか、あるいは、名張市はいま、委員会のどこに必要性を見いだしているのか、などなど、ただすべき点をただしてくる必要がある。とっとと市長室にカチコミかけてこいというのだこら。それなくして、名張まちなか再生委員会の再生などありえないのである。
むろん、再生の必要なんてまったくない。名張まちなか再生委員会は再生なんかせず、一日も早く解散すればそれでいのである。6月1日の総会で規約や組織を抜本的に見直すとの委員長表明があったから、はあそうですかと聞き入れておいたのだが、抜本的が聞いてあきれる。かんじんなことをあいまいなままにしておいて、どこが抜本的だというのだこら。ま、最初からあきれてはいたのだが、あらためてあきれ返る。無駄なことやってないでとっとと解散しろこら。
ところで、このあとはどうなるのかな。役員会で規約改正案が示されたあと、この案はどのように扱われるのか。それ以前の問題として、役員会の協議内容は一般の委員に伝達されるのか、されないのか。本来であれば、すべての委員に規約改正案をふくむ協議内容が伝えられ、そのあと臨時総会が召集されて、規約改正について審議が進められる、といったところであろう。げんに総会では、規約改正のための臨時総会を開くとの委員長表明もあった。ならばちんたらしてないで、規約改正案にもとづいた臨時総会を早急に開くがよい。委員のひとりとして、人間豹がぼこぼこにしてやっから。
それから、あの話はどうなっているのかな。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾、その第三回と第四回のことである。話がどこでどうこじれているのかは知らないが、あーこれこれ小判鮫の親方とかんなくずの親分や、ふたりでとっとと話をつけて、早く第三回と第四回を開いてくれんかね。さもないと、人間豹はほんとに怒るぞこら。
まだある。桝田医院第二病棟跡地に設置された江戸川乱歩生誕地碑広場のあの不細工な案内板、名張市と名張市教育委員会とがごていねいにも連名のクレジットをかまし、てまえどもはあほなのでございますと一日二十四時間、一年三百六十五日かたときの休みもなく正直に発信しつづけているあの案内板、あそこにみられる明らかな誤りは訂正できるのかこら、と総会でただしたところ、検討いたします、と真摯な回答をお寄せくださった歩行者空間整備プロジェクトのみなさんは、いったいどんな検討を進めてくれたのかな。役員会で検討結果の報告があったのかな。その場しのぎばっかかましてたら、人間豹はほんとに怒るぞこら。
こらこらいっててもしかたがない。規約改正案の第一章、おなぐさみまでにお知らせしておく。
なんつーのか、かんじんの幹の部分をほったらかしにして、枝葉末節ばかりをことこまかに条文化しても、さしたる意味はないであろうに。
名張まちなか再生委員会の役員会で示された規約改正案は、じつにろくでもないしろものであった。しかし、それも無理からぬところであろう。結局は、名張市があほなのである。いくたびもおんなじことくり返して自分でもばかみたいだとは思うけれど、名張まちなか再生委員会が本気で規約を改正しようと思うのであれば、委員会を発足させた名張市が委員会をどのように位置づけているのか、それを知る必要がある。
したがって、名張まちなか再生委員会の規約改正スタッフは、名張市役所の市長室に乗りこみ、市長の首根っこつかまえて、名張市が名張まちなか再生委員会を発足させた目的はなんであったのか、さらには、やなせ宿の整備が完全な失敗に終わった現在の時点で、所期の目的はどの程度達成されたと考えているのか、あるいは、名張市はいま、委員会のどこに必要性を見いだしているのか、などなど、ただすべき点をただしてくる必要がある。とっとと市長室にカチコミかけてこいというのだこら。それなくして、名張まちなか再生委員会の再生などありえないのである。
むろん、再生の必要なんてまったくない。名張まちなか再生委員会は再生なんかせず、一日も早く解散すればそれでいのである。6月1日の総会で規約や組織を抜本的に見直すとの委員長表明があったから、はあそうですかと聞き入れておいたのだが、抜本的が聞いてあきれる。かんじんなことをあいまいなままにしておいて、どこが抜本的だというのだこら。ま、最初からあきれてはいたのだが、あらためてあきれ返る。無駄なことやってないでとっとと解散しろこら。
ところで、このあとはどうなるのかな。役員会で規約改正案が示されたあと、この案はどのように扱われるのか。それ以前の問題として、役員会の協議内容は一般の委員に伝達されるのか、されないのか。本来であれば、すべての委員に規約改正案をふくむ協議内容が伝えられ、そのあと臨時総会が召集されて、規約改正について審議が進められる、といったところであろう。げんに総会では、規約改正のための臨時総会を開くとの委員長表明もあった。ならばちんたらしてないで、規約改正案にもとづいた臨時総会を早急に開くがよい。委員のひとりとして、人間豹がぼこぼこにしてやっから。
それから、あの話はどうなっているのかな。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾、その第三回と第四回のことである。話がどこでどうこじれているのかは知らないが、あーこれこれ小判鮫の親方とかんなくずの親分や、ふたりでとっとと話をつけて、早く第三回と第四回を開いてくれんかね。さもないと、人間豹はほんとに怒るぞこら。
まだある。桝田医院第二病棟跡地に設置された江戸川乱歩生誕地碑広場のあの不細工な案内板、名張市と名張市教育委員会とがごていねいにも連名のクレジットをかまし、てまえどもはあほなのでございますと一日二十四時間、一年三百六十五日かたときの休みもなく正直に発信しつづけているあの案内板、あそこにみられる明らかな誤りは訂正できるのかこら、と総会でただしたところ、検討いたします、と真摯な回答をお寄せくださった歩行者空間整備プロジェクトのみなさんは、いったいどんな検討を進めてくれたのかな。役員会で検討結果の報告があったのかな。その場しのぎばっかかましてたら、人間豹はほんとに怒るぞこら。
こらこらいっててもしかたがない。規約改正案の第一章、おなぐさみまでにお知らせしておく。
第1章 総則
(名称) 第1条 この委員会は、名張地区既成市街地の再生・創造を多様な主体の協働によって実現するために、行政及び関係団体の合意のもと平成17年6月26日に設置した組織であり、その名称を「名張まちなか再生委員会(以下「委員会」という。)という。 (事務所) 第2条 委員会は、事務所を三重県名張市鴻之台1−1 名張市都市環境部市街地整備室内に置く。 (目的) 第3条 名張市は、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、「名張まちなか再生プラン」を策定した。 この委員会は、今後10年間、この「名張まちなか再生プラン」を指針として、市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする。 (委員会の事業・職務) 第4条 この委員会は、委員会での審議、再生整備プロジェクトチームからの報告を受けた事項に関する審議を行い、委員会としての意思決定を行う。 2 この委員会は、再生整備プロジェクトチームに対して審議する事項について指示する。 3 再生整備プロジェクトチームは、関係委員総数の過半数の出席をもって成立する。尚、委員の代理出席は認めない。 4 再生整備プロジェクトチームの議事は、出席委員の過半数でこれを決することとし、可否同数のときは議長の決するところによる。尚、議決した意見について小数意見がある場合は、これを付することとする。 5 再生整備プロジェクトチームは、審議しようとする事項について、必要と認める場合は、専門的知識を有する具体的候補者を選定の上、委員会委員として追加するよう委員長に要請することができる。 6 この委員会は、委員相互の議論、理解を高めるため、委員による学習会・検討会・現地視察等の方法により必要な調査研究を行うことができる。 (再生整備プロジェクトチーム) 第5条 この委員会は、前条の目的を達成するために、以下の再生整備プロジェクトチームを置く。又は、その他の再生整備プロジェクトチームを設置することができる。 (1)歴史拠点整備に関する事業……歴史拠点整備プロジェクトチーム (2)水辺整備に関する事業……水辺整備プロジェクトチーム (3)交流拠点整備に関する事業……交流拠点整備プロジェクトチーム (4)生活拠点整備に関する事業……生活拠点整備プロジェクトチーム (5)歩行者空間整備に関する事業……歩行者空間整備プロジェクトチーム (6)乱歩関連整備に関する事業……乱歩関連事業プロジェクトチーム 2 各プロジェクトチームに次の役員を置く。 (1)プロジェクトチーフ 1名 (2)サブチーフ 1名 (3)書記 1名 3 プロジェクトチームチーフ(以下「チーフ」という。)及びサブチーフ並びに書記については、各プロジェクトチーム員の互選によりこれを定める。 4 各プロジェクトの役員の任期は1年とし、再任を妨げない。 5 チーフは、会議を招集し議長となる。 6 チーフに事故あるときは、サブチーフが前項の職務を代行する。 7 チーフは、必要があるときは、構成員以外の者の出席を求めて意見を聞くことができる。 8 この規約に定めるもののほか、各プロジェクト運営に関し必要な事項は、チーフが構成員の意見を参考に定める。 |
なんつーのか、かんじんの幹の部分をほったらかしにして、枝葉末節ばかりをことこまかに条文化しても、さしたる意味はないであろうに。
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名張市
毎日新聞:奈良・桜井の社長殺害:元従業員、殺人容疑で再逮捕--奈良県警 /三重
毎日新聞:’08夏の伝言:「私たちが平和語り継ぐ」 名張の中学生5人が広島で誓い /三重
伊賀市
産経新聞:夏に咲き誇る 純白のサギソウ 伊賀・県上野森林公園 三重
毎日新聞:伊賀・上野市駅前再開発事業:「規模縮小を」83%--市議有志がアンケ /三重
毎日新聞:院内感染:セラチア菌一致…死亡患者と点滴 三重・伊賀(事件・事故・裁判)
中日新聞:本格サンバやって来る 24日、伊賀で国際交流フェスタ
毎日新聞:奈良・桜井の社長殺害:元従業員、殺人容疑で再逮捕--奈良県警 /三重
毎日新聞:’08夏の伝言:「私たちが平和語り継ぐ」 名張の中学生5人が広島で誓い /三重
伊賀市
産経新聞:夏に咲き誇る 純白のサギソウ 伊賀・県上野森林公園 三重
毎日新聞:伊賀・上野市駅前再開発事業:「規模縮小を」83%--市議有志がアンケ /三重
毎日新聞:院内感染:セラチア菌一致…死亡患者と点滴 三重・伊賀(事件・事故・裁判)
中日新聞:本格サンバやって来る 24日、伊賀で国際交流フェスタ
まさに蟻地獄である。逃れようはない。もがけばもがくほど、すり鉢状になった穴の底へ底へと沈みこんでゆく。名張市公式サイト「市長への手紙」にきのう送信した質問の回答がいつ送られてくるのかはわからぬが、どんな回答であろうとも、なさけ容赦もあらばこそ、さらに急所をつくだけである。ただし、とどめは刺さない。やなせ宿の問題に片がついたら、そのあとはいよいよ、江戸川乱歩にかんして落とし前をつけていただかねばならない。とどめというなら、そのときのこととなろう。
中断していた話題に復帰する。名張まちなか再生委員会の規約改正案を俎上に載せる。8月7日付エントリのつづきである。
8月7日:規約改正案すかたん批判
現在の規約はこうなっている。
名張市公式サイト:名張まちなか再生委員会規約
わずか十一条の規約である。いっぽう、名張まちなか再生委員会の役員会で示された規約改正案は、第一章から第九章まで全四十条。とはいえ、先日も記したとおり、つかいものにはまったくならない。名張まちなか再生委員会がなんのための組織なのか、その点が依然としてあいまいだからである。
委員会の目的とするところは何か。現在の規約ではこうなっている。
改正案では、第一条がこんなあんばい。
目的は第三条に規定されている。
なんの反省もない。なんの学習もない。大丈夫かこら。「『名張まちなか再生プラン』を指針として」とはいったいどういうことだ。あんなインチキプラン、指針になんかなるものではない。そのことは名張まちなか再生委員会がもっともよく知るところであろう。指針にならぬからこそ、プランにあった歴史資料館がやなせ宿になってしまったのではないか。そうしてしまったのは名張まちなか再生委員会ではないか。だというのにまあこのとんちきが、いったいどのつらさげてプランを指針になどとほざけるというのだ。つら洗って出直してこいこら。
それにこら、「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働」などと気のふれたようなことをまだ口走るつもりか。終わっておるのだそんなもん。名張まちなか再生委員会発足以来の三年あまりで、名張市がぶちあげた協働なる理念の貧しい実態は残りなく明らかになっている。それを何よりも雄弁に物語るのが、ほかならぬ名張まちなか再生委員会の現状ではないか。規約の第一条に記されていた「多様な主体の協働」はいまどうなっているのか。その協働とやらで進められたはずの細川邸整備事業はどんな結末を迎えたのか。そういった現実を直視しようとはいっさいせず、ばかがこら歯の浮くようなきれいごとばっか並べて何が規約の改正だ。何が組織の見直しだ。豆腐のかどに頭ぶつけていっぺん死んでこいこら。豆腐なら名張市中町、吉野家豆腐店の豆腐がいいと思うけど。
さらにこら、「各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理」とはどういうことだ、といいたいところだが、ここまで来ると何をいってるのか意味不明である。ツッコミもできぬ。要するに、例によって例のごとく、主体性がきわめてあいまいなのである。一寸刻み五分試し、ちょいといじって進ぜよう。
「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする」
この文章にある「各事業」というのは、いったいどこが進めるものなのか。主体はだれなのか。いうまでもなく、「市民・事業者・行政など」である。ここにはそのように書いてある。そうした事業を「継続的かつ円滑に運営する」のはどこなのか。やはり「市民・事業者・行政など」なのであろう。その運営のための「総合的執行管理」はどこがやるのか。これもおそらくは「市民・事業者・行政など」のはずである。そしてその「総合的執行管理」にたいして「意見具申又は答申」をおこなうことが、名張まちなか再生委員会の目的なのであるという。第三条にはそのように定められている。
ややこしい話だよなあ。じつにややこしい。名張まちなか再生委員会が「意見具申又は答申」をおこなう対象はどこなのかっつーと、たぶん「各事業」をおこなう「市民・事業者・行政など」のはずである。でもって、その「市民・事業者・行政など多様な主体の協働」のために組織されたのがなんなのかっつーと、とりもなおさず名張まちなか再生委員会なのである。ややこしい話だよなあまったく。
まったくもってややこしい。名張まちなか再生委員会は「名張地区既成市街地の再生・創造」を実現する組織なのである。これは改正案第一条にうたわれている。そして名張まちなか再生委員会は、名張まちなか再生委員会にたいして「意見具申又は答申を行うこと」を目的としている。これは改正案第三条にうたわれている。なんなんだこのわけのわからん話は。こら名張まちなか再生委員会。なんなんだこの頭の悪い規約改正案は。もう少しまじめにやれこら。しまいにゃ叱り飛ばすぞ。ほんとに殺気立ってくるよなあ毎日毎日。
何みても殺気立ってくる残暑かな。あすにつづく。
中断していた話題に復帰する。名張まちなか再生委員会の規約改正案を俎上に載せる。8月7日付エントリのつづきである。
8月7日:規約改正案すかたん批判
現在の規約はこうなっている。
名張市公式サイト:名張まちなか再生委員会規約
わずか十一条の規約である。いっぽう、名張まちなか再生委員会の役員会で示された規約改正案は、第一章から第九章まで全四十条。とはいえ、先日も記したとおり、つかいものにはまったくならない。名張まちなか再生委員会がなんのための組織なのか、その点が依然としてあいまいだからである。
委員会の目的とするところは何か。現在の規約ではこうなっている。
(目的及び設置)
第1条 名張まちなか再生プランの基本目標である名張の原風景と人情が息づく魅力あるまちをテーマに、名張地区既成市街地の再生を多様な主体の協働により推進していくことを目的として名張まちなか再生委員会(以下「委員会」という。)を設置する。 |
改正案では、第一条がこんなあんばい。
(名称)
第1条 この委員会は、名張地区既成市街地の再生・創造を多様な主体の協働によって実現するために、行政及び関係団体の合意のもと平成17年6月26日に設置した組織であり、その名称を「名張まちなか再生委員会(以下「委員会」という。)という。 |
目的は第三条に規定されている。
(目的)
第3条 名張市は、名張市総合計画に位置づけられた「まちの顔づくりプラン」の実現に向け、平成17年3月に市民・事業者・行政の共通共有の計画として、「名張まちなか再生プラン」を策定した。 この委員会は、今後10年間、この「名張まちなか再生プラン」を指針として、市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする。 |
なんの反省もない。なんの学習もない。大丈夫かこら。「『名張まちなか再生プラン』を指針として」とはいったいどういうことだ。あんなインチキプラン、指針になんかなるものではない。そのことは名張まちなか再生委員会がもっともよく知るところであろう。指針にならぬからこそ、プランにあった歴史資料館がやなせ宿になってしまったのではないか。そうしてしまったのは名張まちなか再生委員会ではないか。だというのにまあこのとんちきが、いったいどのつらさげてプランを指針になどとほざけるというのだ。つら洗って出直してこいこら。
それにこら、「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働」などと気のふれたようなことをまだ口走るつもりか。終わっておるのだそんなもん。名張まちなか再生委員会発足以来の三年あまりで、名張市がぶちあげた協働なる理念の貧しい実態は残りなく明らかになっている。それを何よりも雄弁に物語るのが、ほかならぬ名張まちなか再生委員会の現状ではないか。規約の第一条に記されていた「多様な主体の協働」はいまどうなっているのか。その協働とやらで進められたはずの細川邸整備事業はどんな結末を迎えたのか。そういった現実を直視しようとはいっさいせず、ばかがこら歯の浮くようなきれいごとばっか並べて何が規約の改正だ。何が組織の見直しだ。豆腐のかどに頭ぶつけていっぺん死んでこいこら。豆腐なら名張市中町、吉野家豆腐店の豆腐がいいと思うけど。
さらにこら、「各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理」とはどういうことだ、といいたいところだが、ここまで来ると何をいってるのか意味不明である。ツッコミもできぬ。要するに、例によって例のごとく、主体性がきわめてあいまいなのである。一寸刻み五分試し、ちょいといじって進ぜよう。
「市民・事業者・行政などの多様な主体の協働によって取り組む各事業を継続的かつ円滑に運営するための総合的執行管理に対し、意見具申又は答申を行うことを目的とする」
この文章にある「各事業」というのは、いったいどこが進めるものなのか。主体はだれなのか。いうまでもなく、「市民・事業者・行政など」である。ここにはそのように書いてある。そうした事業を「継続的かつ円滑に運営する」のはどこなのか。やはり「市民・事業者・行政など」なのであろう。その運営のための「総合的執行管理」はどこがやるのか。これもおそらくは「市民・事業者・行政など」のはずである。そしてその「総合的執行管理」にたいして「意見具申又は答申」をおこなうことが、名張まちなか再生委員会の目的なのであるという。第三条にはそのように定められている。
ややこしい話だよなあ。じつにややこしい。名張まちなか再生委員会が「意見具申又は答申」をおこなう対象はどこなのかっつーと、たぶん「各事業」をおこなう「市民・事業者・行政など」のはずである。でもって、その「市民・事業者・行政など多様な主体の協働」のために組織されたのがなんなのかっつーと、とりもなおさず名張まちなか再生委員会なのである。ややこしい話だよなあまったく。
まったくもってややこしい。名張まちなか再生委員会は「名張地区既成市街地の再生・創造」を実現する組織なのである。これは改正案第一条にうたわれている。そして名張まちなか再生委員会は、名張まちなか再生委員会にたいして「意見具申又は答申を行うこと」を目的としている。これは改正案第三条にうたわれている。なんなんだこのわけのわからん話は。こら名張まちなか再生委員会。なんなんだこの頭の悪い規約改正案は。もう少しまじめにやれこら。しまいにゃ叱り飛ばすぞ。ほんとに殺気立ってくるよなあ毎日毎日。
何みても殺気立ってくる残暑かな。あすにつづく。
名張市
朝日新聞:名張をグルっと観光地バスの旅
毎日新聞:松明調進:全行程歩く参加者を募集--名張 /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:入院に対し月3000円補助 市が方針 /三重
伊賀市
毎日新聞:俳句列車:「俳句の日」前に特別列車を運行--伊賀鉄道が16日 /三重
中日新聞:海の水質改善足踏み 環境基準達成率38%
中日新聞:セラチア菌のDNA一致 伊賀・点滴事件(社会)
伊勢新聞:伊賀・点滴事件 73歳女性の死因、入院患者と異なる
朝日新聞:名張をグルっと観光地バスの旅
毎日新聞:松明調進:全行程歩く参加者を募集--名張 /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:入院に対し月3000円補助 市が方針 /三重
伊賀市
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中日新聞:海の水質改善足踏み 環境基準達成率38%
中日新聞:セラチア菌のDNA一致 伊賀・点滴事件(社会)
伊勢新聞:伊賀・点滴事件 73歳女性の死因、入院患者と異なる
はばかりながら、人間豹である。気まぐれである。泣く子も黙る「人間豹蟻地獄絵巻」、上中のあとに二日間のインターバルが入った。気が向かなかったのである。暑さのせいもあったかもしれぬ。けさは気が向いている。下である。
さて、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、名張市長から回答を頂戴した。やなせ宿にかんする質問である。回答内容は、三年あまりまえに策定された名張まちなか再生プランから、やなせ宿の現況に合致する文言だけをピックアップし、それを適当にコピー&ペーストして、施設整備の基本的な方針には変更がなかったとするものであった。笑止千万。朝起き会とやらが発足するきっかけになったんだから原爆投下も必要悪だったんじゃね? とかほざいてるおつむのおゆるい名張市議会議員の先生と、思考回路は同断であろう。
「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:平和を祈念した朝起き会(8月6日)
はばかりながら、人間豹である。基本的に獰猛である。しかもクレバーである。攻撃するにさいしては、相手の急所しか狙わない。急所はどこか。ありすぎる。急所ならありすぎるほど転がっているのだが、最大のそれはここである。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
「人間豹蟻地獄絵巻 中」にも記したとおり、この太字部分がうそっぱちである。つまり弱点である。すなわち急所である。三の矢を放った。
名張市公式サイト「市長への手紙」に質問を送信した。件名は「よたびやなせ宿について」。送信IDは20080812070807114とのことであった。
さ、きょうは火曜だから生ごみ出してこようっと。
さて、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、名張市長から回答を頂戴した。やなせ宿にかんする質問である。回答内容は、三年あまりまえに策定された名張まちなか再生プランから、やなせ宿の現況に合致する文言だけをピックアップし、それを適当にコピー&ペーストして、施設整備の基本的な方針には変更がなかったとするものであった。笑止千万。朝起き会とやらが発足するきっかけになったんだから原爆投下も必要悪だったんじゃね? とかほざいてるおつむのおゆるい名張市議会議員の先生と、思考回路は同断であろう。
「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:平和を祈念した朝起き会(8月6日)
はばかりながら、人間豹である。基本的に獰猛である。しかもクレバーである。攻撃するにさいしては、相手の急所しか狙わない。急所はどこか。ありすぎる。急所ならありすぎるほど転がっているのだが、最大のそれはここである。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
「人間豹蟻地獄絵巻 中」にも記したとおり、この太字部分がうそっぱちである。つまり弱点である。すなわち急所である。三の矢を放った。
名張市公式サイト「市長への手紙」に質問を送信した。件名は「よたびやなせ宿について」。送信IDは20080812070807114とのことであった。
ご回答ありがとうございました。重ねてお尋ねいたします。次の点にお答えいただければと存じます。
・名張まちなか再生プランにもとづき、「主用途を歴史資料館として整備」したというやなせ宿には、どのような歴史資料が展示されているのか。具体的な名称をあげてお示しいただきたい。 ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/08/12 |
さ、きょうは火曜だから生ごみ出してこようっと。
名張市
産経新聞:美旗メロン品評会 三重
毎日新聞:納涼盆踊り大会:入所者やその家族ら、笑顔満開--特養老人ホーム「国津園」 /三重
毎日新聞:自然体験教室:親子連れら、水鉄砲に歓声--名張のつつじが丘で /三重
伊賀市
産経新聞:山で不明の女性保護 三重・伊賀
毎日新聞:サッカー:「本選決勝進出目指す」 FCくノ一、奈良の国体女子選抜に快勝 /三重
伊勢新聞:80歳女性、一時遭難 ぬかるみにはまる 伊賀
伊賀地域
毎日新聞:県議会:伊賀、名張両市議会と緊密な連携へ意見交換--26日、初の交流会議 /三重
産経新聞:美旗メロン品評会 三重
毎日新聞:納涼盆踊り大会:入所者やその家族ら、笑顔満開--特養老人ホーム「国津園」 /三重
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伊賀市
産経新聞:山で不明の女性保護 三重・伊賀
毎日新聞:サッカー:「本選決勝進出目指す」 FCくノ一、奈良の国体女子選抜に快勝 /三重
伊勢新聞:80歳女性、一時遭難 ぬかるみにはまる 伊賀
伊賀地域
毎日新聞:県議会:伊賀、名張両市議会と緊密な連携へ意見交換--26日、初の交流会議 /三重
名張市
毎日新聞:川下り:息ぴったりカヌーこぎ 親子25人、名張川で /三重
毎日新聞:赤目滝:PRにCD 名張のアマチュア歌手・石川正昭さん、渓谷美歌い上げる /三重
伊勢新聞:川でカヌーを体験 名張22人「気持ちいい」
伊賀市
産経新聞:うどんやバナナ、カチカチに! 子供ら瞬間冷凍体験に歓声 三重
産経新聞:上野市駅前再開発、市民アンケート大半が規模縮小求める 三重
中日新聞:暑い熱い勝負に汗 伊賀スポーツ少年大会
伊勢新聞:伊賀市の上野市駅前再開発事業 「縮小すべき」83%
伊賀地域
毎日新聞:きょうの楽:三重県伊賀・名張両市の大型スーパー16店舗で7月…(大阪・喜怒哀楽)
毎日新聞:川下り:息ぴったりカヌーこぎ 親子25人、名張川で /三重
毎日新聞:赤目滝:PRにCD 名張のアマチュア歌手・石川正昭さん、渓谷美歌い上げる /三重
伊勢新聞:川でカヌーを体験 名張22人「気持ちいい」
伊賀市
産経新聞:うどんやバナナ、カチカチに! 子供ら瞬間冷凍体験に歓声 三重
産経新聞:上野市駅前再開発、市民アンケート大半が規模縮小求める 三重
中日新聞:暑い熱い勝負に汗 伊賀スポーツ少年大会
伊勢新聞:伊賀市の上野市駅前再開発事業 「縮小すべき」83%
伊賀地域
毎日新聞:きょうの楽:三重県伊賀・名張両市の大型スーパー16店舗で7月…(大阪・喜怒哀楽)
名張市
朝日新聞:防災拠点の機能も
産経新聞:行方不明者捜索の長坂区と旅館に署長感謝状贈呈 三重・名張署
毎日新聞:全国高校総体:7、8日 /三重
毎日新聞:事件・事故24時:名張で民家全焼 /三重
毎日新聞:感謝状:赤目で不明男性を救助、長坂区と対泉閣に--名張署 /三重
毎日新聞:名張市:新消防庁舎、防災ギャラリーも併設--基本設計を発表 /三重
伊賀市
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きのうにつづいて、名張市長から頂戴した回答をテーマに、一寸刻み五分試し、人間豹が咆吼する。回答はこれまでに二通、頂戴している。7月18日付のものを回答A、8月7日付のものを回答Bとして、話を進めたい。
回答Aがこれ。
回答Bがこれ。
一見して明らかなごとく、回答Aには名張まちなか再生プランの否定がふくまれているが、回答Bはプランの肯定に終始している。否定というのは、プランには資料展示や管理体制において実現不能な問題があった、とする認識のことである。プランがろくなものではなかった、という判断のことである。
そのろくでもないプランが、回答Bにおいては全面的に支持されている。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
ならば、名張まちなか再生プランから、細川邸整備にかんするパートをすべて引き写してみよう。上の引用文に照応する文言は太字とする。
名張まちなか再生プランにある細川邸整備構想のうち、やなせ宿の現況に合致するフレーズだけをとりあげ、それをもって「整備」を正当化しようとするのが回答Bである。しかし、うそがある。再度引用。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
太字の部分がうそである。細川邸改めやなせ宿が主用途を歴史資料館として整備された、などというのは度しがたい虚偽である。やなせ宿のどこに「歴史」があるというのか。プランにおいて「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」とされていたその「名張城下絵図」は、「江戸川乱歩」は、いったいどこにあるというのか。やなせ宿の主用途は歴史資料館などではまったくない。あんなものは、いまや名張市民のごく一部にはこの名称がじわじわ浸透しつつあるのだが、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫、と呼ぶしかないしろものなのである。
さらに回答Bは、平気な顔でこううそぶく。
──従いまして、初瀬ものがたり交流館として改修された「やなせ宿」でも名称は「資料館」から、より親しみのあるものへと変わっているものの、プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません。
こんな強弁は通用しない。通用するはずがない。「施設整備の基本的な方向」とは何か。プランから再度、引用する。
「北の名張藤堂家邸に対して南にもうひとつの歴史拠点を整備します」
「初瀬街道沿いの最もまとまりのある町並みの中にある細川邸を改修して歴史資料館とします」
「細川邸は円滑な賃貸契約が見込めるほか、平成16年11月の芭蕉生誕360年祭において旧家の風情を活かした魅力的な歴史資料館になりうること、適切な企画によって集客力が期待できることなどが確認できたので、歴史資料館にふさわしい建築物と考えます」
プランの「【2】 歴史資料館の整備事業」は、こういった点から説き起こされている。これすなわち、整備の基本的な方向である。整備構想の根幹である。だから冒頭に記されているのである。しかし、回答Bは根幹には見むきもしない。そのあとに記された枝葉の部分にすがりついているだけである。そして、構想の根幹にかかわる変更をただの名称の問題にすり替えたうえで、「プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません」と強弁する。ひどい話である。というか、恥ずかしい話である。
むろん、くり返し指摘してきたとおり、名張まちなか再生プランに盛りこまれた歴史資料館構想が噴飯ものであったことはいうまでもない。プランによれば、賃貸契約、芭蕉生誕三百六十年祭、集客力、そういったものが歴史資料館整備構想の根拠なのである。歴史資料になんの関係もない要素を根拠とし、とってつけたように「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料」という文言を加えて、それで歴史資料館をつくりましょうと無責任にぶちあげたのが名張まちなか再生プランなのである。これもまたひどい話であり、恥ずかしい話なのである。
しかし、こんないいかげんな、ひどくて恥ずかしいプランであっても、市議会のチェックと市民のパブリックコメントというハードルをクリアし、名張市長の手で最終的に決定されたことはたしかである。名張まちなか再生委員会の歴史整備拠点整備プロジェクトがその決定をこっそり勝手にくつがえしてしまったのは、はたして正当なことであったのかそうではなかったのか、という質問に、「プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません」という回答しか返ってこないであろうことは、きのうも記したとおりあらかじめ知れていたのである。しかし、そんなことでいいのか。こんなことでは、市民を瞞着することなどとてもできんのではないか。
炎熱のさかりにいよいよ殺気立つ人間豹の蟻地獄絵巻、つづきはあしたのこととなる。
回答Aがこれ。
中 相作 さま
□このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 □メールサーバの障害により回答が遅くなり、お詫び申し上げます。 □名張まちなか再生プランでは、確かに歴史資料館として整備することについて述べております。 □その後、プランの具体化の為に設けられたまちなか再生委員会内の歴史プロジェクトで議論をするなかで、主用途としていた歴史的な資料の展示には新たに展示館の建設が必要になることや、管理体制等の課題が浮上してきたことなどもあり、歴史資料館と命名するよりも、プランでも述べているように多様な市民ニーズに応えるためにも物販や飲食なども含む、複合的な利用が可能な施設とすることとなり、既存建造物である町屋を活用した「初瀬ものがたり交流館」として、訪れた人への観光案内や、地域の人との交流を通じ、まちなかの情報発信拠点として施設活用を図り、もって既成市街地の魅力の創出に貢献していく施設として位置づけをしたものです。 今後、やなせ宿として多くの人が本施設を訪れ、まちなかの魅力を高める拠点施設になっていくことを目指すものです。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年7月18日 □名張市長 亀井利克 |
回答Bがこれ。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 「名張まちなか再生プラン」は平成16年6月から平成17年3月にかけて多くの市民の方々で議論され策定されました。 その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。 従いまして、初瀬ものがたり交流館として改修された「やなせ宿」でも名称は「資料館」から、より親しみのあるものへと変わっているものの、プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年 8月 7日 □名張市長 亀井利克 |
一見して明らかなごとく、回答Aには名張まちなか再生プランの否定がふくまれているが、回答Bはプランの肯定に終始している。否定というのは、プランには資料展示や管理体制において実現不能な問題があった、とする認識のことである。プランがろくなものではなかった、という判断のことである。
そのろくでもないプランが、回答Bにおいては全面的に支持されている。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
ならば、名張まちなか再生プランから、細川邸整備にかんするパートをすべて引き写してみよう。上の引用文に照応する文言は太字とする。
【2】 歴史資料館の整備事業 (重要度:◎)
□名張のまちにひろがりとまとまりが感じられるように、北の名張藤堂家邸に対して南にもうひとつの歴史拠点を整備します。 □初瀬街道沿いの最もまとまりのある町並みの中にある細川邸を改修して歴史資料館とします。細川邸は円滑な賃貸契約が見込めるほか、平成16年11月の芭蕉生誕360年祭において旧家の風情を活かした魅力的な歴史資料館になりうること、適切な企画によって集客力が期待できることなどが確認できたので、歴史資料館にふさわしい建築物と考えます。 □老朽化した部分を除却し、町屋の風情を大切にして母屋と蔵を改修します。また、来街する市民の便に配慮して、駐車場、公衆トイレと喫茶コーナーを設置します。歴史資料館の主用途は資料の展示ですが、多様な市民ニーズに応えるために物販や飲食などを含む複合的な利用も可能なものとします。なお、歴史資料館の管理運営は民間が担う公設民営方式とします。 □市民に何ども足を運んでもらえる歴史資料館とするために、江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示するほか、市民が関われる利用方法を工夫します。たとえば、芭蕉生誕360年祭のからくりコンテストのようなイベントで展示した作品、市民文化祭や市の美術展の出品作、個人や文化サークルなどが作成した作品(例:能面、絵画)を展示したり、小波田地区の「子供狂言」などを招致したり、名張地区以外の市民も参加できる方法が考えられます。また、庭に面した風格ある和室を冠婚葬祭や茶会など、市民も利用できる方法を検討します。市民が関わることのできる場と機会を提供することによって、主催者としてあるいは参加者としてさまざまな市民の来館が期待できます。 □管理運営を担う民間組織には、リピーターが確保できるような企画運営能力をもつことが期待されます。歴史資料館の立ち上がり期には、地元組織やまちづくり協議会が企画展示や施設管理に協力して、円滑な歴史資料館の管理運営に取り組みます。 |
名張まちなか再生プランにある細川邸整備構想のうち、やなせ宿の現況に合致するフレーズだけをとりあげ、それをもって「整備」を正当化しようとするのが回答Bである。しかし、うそがある。再度引用。
──その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。
太字の部分がうそである。細川邸改めやなせ宿が主用途を歴史資料館として整備された、などというのは度しがたい虚偽である。やなせ宿のどこに「歴史」があるというのか。プランにおいて「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料を常設展示する」とされていたその「名張城下絵図」は、「江戸川乱歩」は、いったいどこにあるというのか。やなせ宿の主用途は歴史資料館などではまったくない。あんなものは、いまや名張市民のごく一部にはこの名称がじわじわ浸透しつつあるのだが、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫、と呼ぶしかないしろものなのである。
さらに回答Bは、平気な顔でこううそぶく。
──従いまして、初瀬ものがたり交流館として改修された「やなせ宿」でも名称は「資料館」から、より親しみのあるものへと変わっているものの、プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません。
こんな強弁は通用しない。通用するはずがない。「施設整備の基本的な方向」とは何か。プランから再度、引用する。
「北の名張藤堂家邸に対して南にもうひとつの歴史拠点を整備します」
「初瀬街道沿いの最もまとまりのある町並みの中にある細川邸を改修して歴史資料館とします」
「細川邸は円滑な賃貸契約が見込めるほか、平成16年11月の芭蕉生誕360年祭において旧家の風情を活かした魅力的な歴史資料館になりうること、適切な企画によって集客力が期待できることなどが確認できたので、歴史資料館にふさわしい建築物と考えます」
プランの「【2】 歴史資料館の整備事業」は、こういった点から説き起こされている。これすなわち、整備の基本的な方向である。整備構想の根幹である。だから冒頭に記されているのである。しかし、回答Bは根幹には見むきもしない。そのあとに記された枝葉の部分にすがりついているだけである。そして、構想の根幹にかかわる変更をただの名称の問題にすり替えたうえで、「プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません」と強弁する。ひどい話である。というか、恥ずかしい話である。
むろん、くり返し指摘してきたとおり、名張まちなか再生プランに盛りこまれた歴史資料館構想が噴飯ものであったことはいうまでもない。プランによれば、賃貸契約、芭蕉生誕三百六十年祭、集客力、そういったものが歴史資料館整備構想の根拠なのである。歴史資料になんの関係もない要素を根拠とし、とってつけたように「江戸時代の名張城下絵図や江戸川乱歩など名張地区に関係の深い資料」という文言を加えて、それで歴史資料館をつくりましょうと無責任にぶちあげたのが名張まちなか再生プランなのである。これもまたひどい話であり、恥ずかしい話なのである。
しかし、こんないいかげんな、ひどくて恥ずかしいプランであっても、市議会のチェックと市民のパブリックコメントというハードルをクリアし、名張市長の手で最終的に決定されたことはたしかである。名張まちなか再生委員会の歴史整備拠点整備プロジェクトがその決定をこっそり勝手にくつがえしてしまったのは、はたして正当なことであったのかそうではなかったのか、という質問に、「プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません」という回答しか返ってこないであろうことは、きのうも記したとおりあらかじめ知れていたのである。しかし、そんなことでいいのか。こんなことでは、市民を瞞着することなどとてもできんのではないか。
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