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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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理事会まだぁ〜?
 
話が横道にそれてしまった。朝日新聞大阪本社版6月20日付オピニオン面に掲載された佐野眞一さんのインタビューの話題である。佐野さんの名前から伊賀市上野寺町の大超寺で4月26日におこなった講演のことを連想し、そのせいで話が横道にそれてしまったのだが、伊賀市といえば、一か月ほど前のことになるであろうか、伊賀市上野丸之内にある橘という喫茶店で人と話していて、と、話はまたしても横道にそれてしまうわけなのであるが、ところで名張市の乱歩顕彰はどうよ、との質問を受けた。だから、どうもこうもありゃせんがや、と正直なところを答えておいた。ほんと、どうもこうもありゃせんのである。いつもいってることだから、漫才の引用で話を済ませることにすると──
 
   
「乱歩顕彰とかよくいわれますけど」
「それがおこがましいんです」
「なんでですねん」
「顕彰ゆうのは世に知られていないものをひろく知らせることなんです」
「それやったら乱歩は大メジャーですから顕彰なんか必要ないわけですね」
「事実はまったく逆なんです」
「何が逆なんですか」
「乱歩という有名作家の名前を利用して名張市というあまり知られていない自治体を有名にしたいだけの話なんです」
「それが市民要望の本音ですか」
「市民のみならず行政サイドの願望もそうなんです」

ま、そういったことなのである。乱歩と名張はまったくといっていいほど無縁であり、しいてあげるとするならば、乱歩が名張で生まれたという事実、そして、名張市立図書館が乱歩関連資料の収集をつづけてきたという事実、名張市にはこのふたつしか、乱歩にかんして確固たるものは存在しない。で、そしたら図書館はどうよ、と尋ねられたから、とっくにアウトよ、と正直なところを答えておいた。名張市立図書館にも指定管理者制度が導入され、おかげで無料貸本屋路線一直線、いやいや、指定管理者制度を導入する以前から無料貸本屋路線を驀進してはいたのだけれど、制度の導入によっていよいよ拍車がかかった。もう完全にアウトである。乱歩関連資料の活用なんざ夢のまた夢よ、と答えたところ、指定管理者と契約するにあたって、乱歩のことをちゃんとやる、という条件をつければいいではないか、とのアドバイスが返ってきた。
 
ああ、それは気がつかなかったな、と思った。たしかにそうである。発注者側から示された条件とあれば、受注者側の指定管理者、つまり図書館流通センターだって呑まないわけにはいかんだろう。それはなかなか面白い発想だが、しかし、しかしやっぱり、やっぱり無理であろうな、とも思った。名張市立図書館が乱歩のことをちゃんとやる、というのがどういうことなんだか、具体的にどんなことをすればいいんだか、発注者側にはなにもわかっておらんのだからな。なにも考えることができんのだからな。それはもうほんとにひどいものなのであって、名張市役所の人たちと来た日には、なんかもう頭のなかに一年じゅうぼーっと靄がかかっているのではないかと疑われるくらいおつむがあれなのだから、無理無理、とても無理だぞそんな芸当、という結論にいたらざるをえなかった。
 
お役所の人たちといえば、と、話がまたしても横道にそれてしまうわけであるが、遠く離れた群馬県は桐生市で、お役所の人たちをめぐってえらいことが起きてしまったようである。
 
由紀日記 にわやま由紀の議会ノート:2009年06月22日

桐生市議会議員の庭山由紀さんが、桐生市一般職職員の今年度の年収を円グラフで公開するという快挙を達成された。掛け値なしに、これはすごいことである。たったひとりの市議会議員の力で、いやまあ、紙にいちいち正の字を書きつけながらデータづくりに精励した桐生市職員の労も多とせねばならぬところではあるが、しかしほんとにこんなことができるとは、恥ずかしながら思ってもみなかった。なんかもう、日本全国津々浦々、地域社会のあちらこちらで、いやいや、あちらこちらといえるほど数が多くはないけれど、地殻変動とでも呼ぶべきものが確実に起きつつあるという気がする。
 
でもって、だったら名張市はどうよ、という話である。名張市にもひとりくらい、こんな試みにチャレンジする市議会議員の先生がいらっしゃってもいいのではないかと思うのだが、どうなのであろうな。なにしろ名張市議会、来年の夏には改選が控えておる。選挙前に涙目で当落線上のアリアを奏でるような醜態をさらすより、こっちのほうがよほど気が利いているし、市民の支持も得られると思うのだがなあ。しかし、よく考えてみたら、市職員のことをうんぬんするより先に、名張市議会議員の先生がたにはまず政務調査費の使途を精細に公表することが望まれる、みたいなことになるのかな。
 
とにかくまあ、お役所の人たちは大変なのである。お役所の人たち自身も大変なのかもしれんが、お役所の人たちをまともに相手にしようとする市民だってもう大変なのである。なんかもう、わけわかんなくなってくるもんな。こっちのおつむのなかが妙にきな臭くなってきて、導火線をものすごい勢いで火が走ってるようなやばい状態になってくるもんな。ほんと、わけわかんね。わけわかんないながらも、無駄だとは思うけど、最後にもういっぺん吠えとこうか。
 
理事会まだぁ〜?
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